よい子わるい子ふつうの子2(仮)

18禁PCゲームをメインに、ラノベや漫画についてもダラダラ話を書きます。長文多いです。

2014年10月

レビュー:『なないろリンカネーション』

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定価: ¥8,800 (税込¥9,504)
発売日: 2014/09/26
ジャンル: 涙あり笑いありのホームコメディADV
原画: すめらぎ琥珀
シナリオ: かずきふみ
OHP: なないろリンカネーション STORY 

▼批評空間投稿レビュー(80点): 「なないろリンカネーション」の感想

 《ブログ用評価 S~D》 (S=非常に良い A=良い B=普通 C=やや難あり D=む~り~)
絵: A (すめらぎ琥珀氏の絵が作風にあっている。表情もよく動くし、服装や髪型にバリエーションがもう少しあれば最高だった)
話: A (しっかりしたテーマ、描きたいモチーフがあって作られた骨太の話。ヒロインごとのバランスの悪さと、コンパクト過ぎる内容が玉に瑕)
演: A (派手なギミックは多くないが、丁寧で、こだわるべきところでしっかりこだわっている。CVも、終わってみればこの人選しかなかったと思わせる)
H: A (下品にならないギリギリのラインでエロさを確保しているのが素晴らしい)
他: B (ムーサン・ベリー氏の歌う主題歌が素晴らしい。他は取り立てた特徴もないが、不具合がなかったのは地味に嬉しい)
総合: A (期待通り満足はしたが、期待を突抜ける部分はなかった。また、完成度の高さゆえに、「もっとできたのでは?」と思ってしまう部分もある)



ストーリー(げっちゅ屋さんより)
大学三年生の夏。加賀見真は亡くなった祖父から譲り受けた家に移り住み、かねてからの念願だった一人 暮らしを始める――はずだった。
 
祖父の家にやってきた真を出迎えたのは、座敷わらしの少女と自らを鬼と称する女性。彼女らは鏡に映らず、自分以外の人間の目に映らない不可思議な存在だった。真は知る。 自身が “霊視” という特別な力を持つことと、祖父から受け継いだのは土地と家だけではなかったことを。
 
鬼を従え、町に彷徨う霊魂を現世から解き放ち、常世へと送ること。それが代々受け継がれ、祖父から託された加賀見家の “お役目” であった。あまりに突然すぎて理解が追いつかない真であったが、実際にお役目を果たしていくことで、少しずつ加賀見家当主としての自覚が芽生えていく。

そしてこの小さな町の平和を揺るがす、とある事件に巻き込まれていくのであった。

私の読み取ったテーマ的な部分については批評空間さんのほうに書いたので、こちらでは総括的な話をちらりと。

まず、時間について。すげー短いです。11時間って書いたけど、割とゆっくり目にやってそれなんで、ボイス中断上等で本気でやれば7~8時間で終わりそう。しかも共通ルートがかなり長く、個別分岐後も半分くらい内容がかさなっているので、周回を重ねるほどマンネリ感が高まってくる。そういう意味で言えば、このくらいの長さにして攻略ヒロイン4人というのは、ちょうど良いバランスだったのかもしれません。少し物足りない気もしますが。あるいは、いっそ割り切って1ルート限定にしちゃうとか。……まあそれは批判殺到を免れないから難しいか。

4人の攻略ヒロインは、琴莉、梓、由美、伊予。ただし、琴莉がセンターヒロインでほかは枝分かれ分岐、という感じです。攻略順としては琴莉を最初にやるか最後にやるかだけが問題になるタイプですが、個人的には最初が良いんじゃないかと。モップ先生のオススメも、初手琴莉でしたし。あと、版権イラストにいない梓と由美が可哀想過ぎる気がします。もうちょっとこう、扱いなんとかならんかったのか……。

内容に関して言えば、とにかく、印象に残るシーンがたくさん。

ギャグは鉄板のものから意表をつくものまでさまざまですが、個人的に気に入ったのは、梓が最初に真の家を訪れたとき、伊予にいたずらされる場面。声、表情ともに最高です。あと、伊予がエロゲーしてるシーン。これは伊予ルートなので詳しくは省きますが、「エロゲーかよ!」と思わずツッコミを入れてもた。

シリアス系では琴莉のED。これはぶっちぎりです。琴莉EDは2種類ありますが、リンカネーションEDのほうが好みかな。「琴莉が最初で最後」と主人公が言ったとき、2人の恋愛は確かに成就したのだと思います。もちろん、だからといってもう1つのEDが不要とは言っていません。そちらがあるからこそ「映える」ので片方だけだとパワー半減。両方揃ってナンボでしょう。

他に挙げるとすると、ネタバレぶっちぎりになるので言えませんが、とあるホラーシーン。これは作中の展開である程度覚悟していたのでショックはなかったですが、後々語りぐさになるくらいのインパクト。たぶん数年経っても、「ななリンといえばアレよね」とすぐ思い出せるハズ。

その他のシーンでは、やはり食卓。「家族」の象徴として何度も登場するこのシーンが、本作日常のハイライトですね。

Hシーンは、かなりエロいと思います。ただ、全体の雰囲気も手伝ってガンガン抜けるところまではいかなかったかなぁ。伊予サマがいっちゃん抜けました。ロリコンじゃないのに……。あと、梓さんの青姦。立ちバック最高。

そう、梓さんですよ、梓さん。方向音痴の三浦さんじゃなくてね。この人マジ可愛いです。チョロそうに見せかけて実はちゃんと芯のあるところも見せてくれたり、ゲームを進めるたびに新しい一面が見えてくるんですよね。全ヒロインの中で一番好きです。愛おしい。付き合うなら絶対梓さん!! 

シナリオについては、正直殆どの人が「予想通り」と思うんじゃないでしょうか。ぶっちゃけ「仕掛け」と思われる部分をあまり隠せていないので。ただ、これはかずきふみ氏が失敗したとかじゃなくて、最初からそうやって「予想」させる手法だと思います。みんな、「これも伏線だな、これも伏線だな」と思いながら読むうちに、どんどん話が進んでいくというやつ。ユーザーの「予想」を推進力にするタイプですね。

言い方を変えると、こちらが付かず離れず予想を続けられるように、巧妙に・丁寧に作品が作られています。「おかしい」と感じる部分がほとんどなかった。ただ、どこまでも「予想通り」で終わってしまったのは少し残念。最後にどこか、こちらの予想を突破するような部分があれば、純粋にエンターテインメント的な盛り上がりがあったようにも思われます。

音楽も邪魔にならず聞き飽きない良質なものが揃っています。特に主題歌のムーサン・ベリーさんは、これ何度も言ってますけどホント素晴らしい歌声。感動しました。曲も雰囲気にあっていて良いですね。私は初回予約特典CDゲットできたから良いんですけど、そうでない人の中にはミュージックモードにリピート機能が欲しいと思ってる人も多いのではないでしょうか。

細かい工夫、たとえばタイトル画面がキャラを攻略するたびに変化したら「リンカネーション」っぽさが出るんじゃないかとか(そもそも攻略ヒロイン2人がいないタイトル画面ってどうなのとか)、シーンの頭出しできたらいいなぁとか細かい部分で色々言いたいことはあるんですが、全体としてはこれが処女作とは思えないほどしっかりした作品。まあこの件についてはツッコミはなしで。そういえば、EDクレジットで「あしずり岬」氏をはじめ、某所でお馴染みのお名前がちらほら出てきてるんですけど、elfさんと協力体制が敷かれてるんですかね。こんなぶっちゃけ気味の話(「独立に関するお問い合わせについて」)がOHPに載り、しかも「エルフさんみたいな作品を作ることもある」と言っちゃう辺り、少なくとも関係が悪い・アンタッチャブル、みたいなことは無いと思いますが。

こういう、ユーザーの好みにあわせるのではなく作品自体の自己主張が激しいタイプはきょうびあまり流行らないという話もありますが、個人的には今後も骨太路線で頑張ってほしいなぁと思う次第。次回作も楽しみにしています。楽しい時間をありがとうございました!

MS(もう、しょうがないなぁ)アップデート

なんかここのところダメダメなWindowsアップデート。8月にアップデートのエラーから青画面続出で大量の爆死者を出したのは記憶にあたらしいところですが(【リリース後に確認された問題】2014 年 8 月 13 日公開の更新プログラムの適用により問題が発生する場合がある)、またトラブルが発生している模様。

 ▼「10月のWindowsアップデートでまた不具合。Win7の人は「KB2949927」の削除を」 (IT速報)

10月のWindows Updateにて不具合が起きているようです。問題は「KB2949927」。影響を受けるOSはWindows 7とWindows Server 2008 R2の2つとなります。

米Microsoftは「KB2949927」のアンインストールを推奨しています。Windows Updateのインストールされたプログラムから「KB2949927」をアンインストールしましょう。現在は「KB2949927」の配信がストップされていますので、アップデート自体に問題はありません。

上の記事が非常に端的にまとめてくれているので、これ以上の要約は必要ないでしょう。とりあえず「KB2949927」が入ってる人はさっさと抜いたほうが無難、という感じでしょうか。私も、メディアプレイヤーの起動時再設定を要求されたり「あれ?」と思うことがあったので見てみたら……。ひええ、って感じです。

緊急性の必要なUpdateが、人柱上等の実験場になっているというのは色んな意味で笑えないのですが、体制の見直しも含めてなんとかしてほしいなぁと切実に思います。

とりあえずは今回の件の修正をなんとかしてください……。 

感染らないんです?

パンデミックが心配されるエボラに、朗報かもしれない話が。

 ▼「エボラ感染看護師が快方に、日本の薬投与と報道」 (読売オンライン)

【パリ=三井美奈】スペイン政府は19日、エボラ出血熱に感染し、マドリードの病院に隔離入院していた看護師が快方に向かっていると発表した。

 ウイルス検査で陰性の結果が出たためで、近く再検査を行う予定としている。

 政府は治療に使った薬を明らかにしていないが、スペイン紙エル・ムンドは、富士フイルムホールディングスのグループ会社が開発した抗インフルエンザ薬「アビガン」が投与されたと報じた。この看護師は、西アフリカでエボラ出血熱に感染し、マドリードの病院に入院した神父の治療団の一員で、今月6日に感染が確認された。

 「アビガン」はエボラ出血熱の治療薬としては未承認だが、フランスやドイツで治療に使用された。仏では今月初め、この薬を投与された患者が治癒し、退院している。 

以前から噂になっていた、「アビガン」が効果を発揮したのではないか、という程度のニュースですね。病院・政府側からの正式な発表ではなく、しかも本当に薬の効果のおかげなのかもはっきりしない(治ったという事実だけはある)ので、「アビガン」万歳ありがとう! になるのは早いでしょう。

ただ、このところ暗いニュースばかりだったので、希望の光を見たくなるのも分かる。患者さんやその家族、あるいは各地で活動を続ける医療関係者のかたがたのためにも、本当の希望であることを祈るばかりです。

何にしても看護師の方が快方に向かっているというのは朗報ですね。これからまたウイルスと人類の戦いは続いていくのでしょうが、犠牲者の方が少しでも減れば良いなぁと思います。
 

つり乙カフェに行ってきた話。

10月16日から秋葉原で開催されている、「ネーブルxSIXTEENコラボカフェ 「月に寄りそう乙女の作法コラボカフェ」」に行ってまいりました。

 ▼「ネーブルxSIXTEENコラボカフェ「月に寄りそう乙女の作法コラボカフェ」」 (Navel)

メニューはこんな感じ。(下の画像)

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愛好戦士たちで溢れかえってるのかなーと思ったら、行った時間帯(20時過ぎ)もあってか、一般のお客さんのほうが多かったです。お昼は喫茶店で、夜は落ち着いた雰囲気でお酒なんかが飲めるバーといったところでしょうか。

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入り口の大きなポスター。


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建物入ってすぐのところには、ムービー用モニターも。

店内はさまざまなつり乙グッズでデコレーションされていました。目を惹くのはやはり、正面にでーんと鎮座したサイン入りポスター。他にもタペストリーや等身大サイズ(?)ポップなどもあります。なぜかりそな様だけいないけど。このサイズで見るからこそ気づくいろんな特徴とか、並べられてはじめて気づく特徴とかあって、面白いです。気づいてました? 西又さんのキャラの手の指の爪の長さとか、ちょっとずつ違うんですね。

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ピンぼけしてしまったが、サイン入りポスター。

また、サイン色紙の展示や、グッズも販売しています。店内は撮影自由(お客さんとかを写すのはダメですが)。店員さんの対応も丁寧で、パシャパシャしてお邪魔かなぁと思っていたら色々声をかけていただきました。お忙しい中にもかかわらず親切に接していただき感謝しています。

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サイングッズや物販の商品。これだけ並ぶと圧巻。

入店してすぐ、カウンターでオーダー。その後、ナンバープレートを貰ってそこに注文したものを運んでもらうのですが、このナンバープレートも「つり乙」仕様になっています。

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オーダー用のナンバープレート。各キャラのものがある様子。

私は今回、「桜小路家謹製・大変に気分がいい桜屋敷ドリンク 」と前半期間限定商品である「りそな様謹製黄桃ぐぬぬタルト」の2品を注文いたしました。量はちょっと控えめでしたが、お味のほうはなかなか。

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桜屋敷ドリンク(左)と、ぐぬぬタルト(右)。

桜屋敷の気分が味わえる……とかそういうことはありませんが、作品のグッズがいろいろ見られて楽しいので、作品が好きならば、一度行ってみてもいいのではないかと思います。

light The Great 15th 全国縦断トークキャラバン in秋葉原 に行ってきた話。

2014年10月17日(金)に秋葉原ソフマップアミューズメント館で開催された、「Happy light Cafe公開録音」に参加してきました。

 ▼「light The Great 15th 全国縦断トークキャラバン開催!!

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ご覧のとおり、15周年イベントとして全国9箇所を縦断中です。開催内容は地域によって微妙に違うみたいですが(南海ブックスでは山本和枝さんがゲストでいらしたり、進行のパーソナリティーが違ったり)、秋葉原は下のような感じのスケジュール。メインはHappy light Cafeの公開録音でした。

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パーソナリティーは、触手大好きAyumi.おねーさんと、ビシッときまった衣装がまぶしい民安ともえさん。Happy light Cafe公録の参加はこれで3度目くらいなんですが、今回は15周年ということもあり、いろいろ特別……な感じでもないか。わりといつもどおりの公録でした(笑)。常に高いクオリティが維持されているということで。

あ、でもちょっといつもと違うところも。今回は座席に、「light The Great 15th」の豪華なパンフレットが置いてありました! もちろんイベントだけでも楽しいのですが、やっぱりかたちとして残る「モノ」が貰えると思い出になるし嬉しいですね。あと、お客さんのスーツ率と女性率が普通のイベントより高い(笑)。やはりちょっと上目の年齢層と正田卿のファンの方が多いということなのでしょうか。

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当日配布されたパンフレット(小冊子)。フルカラーで、公録のプログラム代わりにもなっている。

まずは、服部代表とまゆきDを招いてのトーク。恒例の質問コーナーから。私の質問も読み上げていただけました。Ayumi.おねーさんありがとうヽ(=´▽`=)ノ。ただ、今回は質問メールが大量に来たそうで、公録の中では到底捌き切れないだろうということで回答はナシ。別途本編のほうで、ということだそうです。

その後はパンフの内容に基本的に沿いながら展開。シナリオライターの正田先生も加わって、15周年記念作品……かどうかは判りませんが、来年発売予定になっている新作『シルヴァリオ ヴェンデッタ』と『相州戦神館學園 万仙陣』の情報などについてのトーク。

「おお、今の段階でそこまで言っていいんだ!」という感じでいろいろ「ポロリ」もあって盛り上がったのですが、あまりここで言い過ぎると放送時の楽しみがなくなるでしょうから控えます(どこまで言っていいか分からないので)。気になる方は、Happy light Cafeの本放送を聞いてください!

各種告知なども含め、公録はほぼぴったり1時間ほどで終了(進行の妙を見ました)。その後は民安ともえさんのミニライブ。『ひまわり』のOPを熱唱。「ひまわりまわって~」という入りがやっぱりキャッチーですね。手拍子も打ちやすいし。ライブだとこれは盛り上がりそう……!

そうそう、ライブといえば来年3月14日に行われる予定の「Happy light Live」。現在既に先行申し込みが始まっていますが(チケットサイトはこちら)、公開されている以外のゲストさんも来ることがほぼ決定しているみたいです。歌い手さんは1名が追加されそうというお話でしたが、誰だろう。モップ先生曰く、「水霧けいとさんではないか」ということでした。これはありそう……! 個人的には以前にも書いた通り、White-Lipsさんの歌を生で一度聞いてみたいのですが、さてどうなることやら。

あと、男性声優さんにも来て頂く流れになっているみたいで、これは期待感高まりますね。でも3月14ってホワイトデーなわけで、男性声優さんとかスケジュール大丈夫なの? みたいな声もあがっていましたが、どうなることか。いずれにしても続報を待ちたいと思いますが、気になる方は先行販売で買っちゃうのも良いと思います。

最後は恒例じゃんけん大会。今回もかなり潤沢なグッズが用意されておりました。『ひまわり』関連のサイングッズ狙ってたんですが、結局全然勝てず……。この日はホントじゃんけん調子悪かったですね。9回連続で1度も勝てませんでした。ただ、後半少し調子があがって、DiesのTシャツを辛うじてゲット。グッズの多さに助けられたかたちですが、ラッキーでしたε-(´∀`*)。

会場の都合もあるようで、18時30分ちょっと前に終了し、そのままばたばたと撤退。最後に少しお話があって服部代表に厚かましいお願いをしたのですが、快諾をいただくことができました。この辺りについては近いうちにここでご報告できればいいかなーと思っております。

ともあれ、あっという間に過ぎた楽しい90分でした。Ayumi.さん、民安さん、lightスタッフのみなさん、そして参加者のみなさん、ありがとうございました。lightさんは15周年ということで、移り変わりの激しいこの業界で、やはり凄いことですよね。ポジション的に「lightにしかできないこと」というのも増えてくると思うし、これからますますのご活躍を祈っております。

JK風俗の行き先

秋葉原あたりを騒がせていた「JK」系風俗(JKリフレ等)が、今度は高田馬場に行ったみたいです。

 ▼「今度は「JKコミュ」 個室で女子高生の体臭嗅がせる 容疑の経営者ら逮捕」 (産経新聞)

 18歳未満の女子高生に個室で男性客に体臭を嗅がせるなどさせていたとして、警視庁少年育成課は、労働基準法違反(危険有害業務への就業)容疑で、通称「JKコミュニティー」店経営、井土敬典(33)=東京都新宿区高田馬場=と、同店元店長、関口拓人(25)=同=の両容疑者を逮捕した。同課によると、いずれも容疑を認め、「秋葉原は取り締まりが厳しく、高田馬場に店を開いた」と供述している。

 井土容疑者らは女子高生らと会話ができる「ぴゅあど~る 高田馬場JKコミュ」(新宿区高田馬場)を昨年11月から経営。16~18歳の女子高生約30人を雇い、1畳ほどの個室で30分4千円以上で会話させ、1千~5千円のオプションで体操服や水着などを着せたり、全身の体臭を嗅がせたりするなどしていた。

 胸を触ったり陰部を見せたりする客もいたが、関口容疑者は「我慢した方が客が付きやすい」と指導していたという。

 逮捕容疑は10月2日午後、高校2年の女子生徒(16)にテニスウエアを着せ、個室で客の男性(36)に全身の体臭を嗅がせるなど有害な業務に就かせたなどとしている。

へ、変態だー! 

しかし、今回はくんかくんかですか。原則として、個人の性的嗜好についてはとやかく言いません。私だって触手と縛りが好きな変態さんです。偉そうなことは言えません。また、風俗産業が悪いとは思いません。ただし、きちんと法律の範囲でやってるぶんには。

まあそれでも相手がちゃんとした「大人」ならプレイと割りきって問題なしということになってるわけですが、自分の欲望を満たすために、リアルJKに(というか30人もJK雇ってたってある意味良心的なとこだったんですかね……)こういうことしちゃったら、処罰されるのは仕方ないですよね。善し悪しとは別に、法に触れてるわけですから。

ただ、エロ本や自慰で解消できる視覚・触覚の興奮とはちがい、今回の場合嗅覚が絡んでいるというのはちょっとむずかしいかもしれない。体操服や水着はイラストやAVでなんとかなっても、「におい」というのはわりとどうしようもないですから……。もしかすると代替物が難しいが故に悩みも深刻なのかもしれないなと思うと、ちょっぴり切ない気持ちになります。

咲弥ちゃん(『南十字星恋歌』)へはこんな弁明してましたけど、なんだかんだ性癖と女性への態度というのは切り離せない部分も……いや、私は別に触手とか出しませんよ、ハイ。

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©すたじお緑茶

それはさておき、秋葉原はやっぱり取り締まり強化されたんですね。

いまでも夜になると怪しい客引きがいっぱいいて正直あまりありがたい感じはしないので、きちんと取り締まってくれるのはありがたいんですが、それが他のところにいくだけというのはしょうがないこととはいえなんだかなぁという感じも。

こういうの、最終的にはどこかで落とし所がつけられるのでしょうか。 

コーヒーと健康

コーヒーが糖尿病対策に良い、という調査が出ているようで、コーヒー好きの友人が「せやろ、せやろ」という発言をしとりました。

 ▼ 「あの飲み物を飲むほど、糖尿病が減少」(Medエッジ)

 コーヒーの飲む量を1日に1杯増やすと、糖尿病の発症リスクは1割減るようだ。
 米国のハーバード公衆衛生大学院栄養学部の研究グループが、欧州糖尿病学会の公式ジャーナルであるダイアビートロジア誌2014年7月号で発表している。

一応きちんとした調査で論文も出ているようなので「へえ、そうなのか」くらいの感じなのですが、日本語の文章を読む限り、どの程度の信憑性があるのかよくわかりません。

およそ166万人を追跡調査。4年間でコーヒーを飲む量を1日1杯以上増やした被験者は、飲む量に変化がなかった被験者と比べて、その後4年間の2型糖尿病の発症リスクが11%低かった。コーヒーを飲む量を1日1杯以上減らした被験者は、2型糖尿病の発症リスクが17%高かった。紅茶を飲む量の変化は、2型糖尿病の発症リスクと関連していなかった。

ということですが、160万人を4年間追跡調査といっても、コーヒー以外の要素が関係している可能性ないのか、という疑問は出てきます。統計ですから当然そのあたりは含みこんでの調査だとは思うのですが、ポリフェノール事件のようなこともありますし、こうしたデータそのものの信憑性、解釈の妥当性の問題というのはまあ疑ってしかるべきでしょう。

また、わりと前からコーヒー(というかカフェイン)と糖尿病については色々なことが言われていました。中でも「なるほど」と思ったのは、「糖尿予防にコーヒーはいいけど、なったあとのコーヒーはまずい」みたいな話。

どういうことかというと、コーヒーに含まれるカフェインは、脂肪の消費を促進し炭水化物の利用効率を下げるように働きます。カフェインで脂肪を消費すれば肥満になりづらく、肥満と関係した生活習慣病型の糖尿病(上の記事では「2型糖尿病」と呼ばれているタイプ)には一定の効果があるとされています。

しかしいっぽうで、血液中ブドウ糖は増加しやすくなります。炭水化物の利用が減りますから。で、糖尿病というのはインスリンの働きがおかしくなる症状を伴いますので、血中ブドウ糖濃度が増加するとたいへんよろしくないわけですね。(参考:「健康ジャーナル」)

カフェインが問題ならコーヒーに限らず、緑茶や紅茶でも同じことが言えそうですが、今回の記事ですと紅茶には発症リスクを抑える効果が見られなかった、ということなので、カフェインは関係ないのでしょうか。そしてカフェインが関係ないのだとすれば、さっき私が書いた「カフェインで脂質を消費する」云々の話も眉唾ということになるのかもしれません。

つまんない話になりますが、この手の健康と食品の関係については、両立しそうにないことも含めて色々な言説が飛び交っているので、あまり気にしてもしょうがない、というのが結論かもしれませんね。暴飲暴食を避けて、あとは食べたいものを食べ、飲みたいものを飲むのが良さそうです。

夢の接着剤

ノーベル賞の話題で盛り上がっていましたが、日本から凄い研究がまた生まれたようです。

 ▼「ノーベル賞級…世界初、接着剤を使わず「最強の接着」 モノづくりの常識が変わる 阪大」(産経WEST) 

  物質同士をくっつけるさいに、接着剤を使わずに直接、化学反応で一体化してしまう最強の接着方法が世界で初めて開発された。大阪大学大学院理学研究科の原田明特別教授らの成果。触媒を使い、共有結合という強固な化学結合をつくるもので、柔らかいコンニャクのようなゲル状の物質同士や、ゲル状の物質と固いガラスとを安定な形で接着することができた。強く引っ張っても接着部以外がちぎれるほどだ。液晶テレビの画面の製造過程でつくる複数のフィルムの接着や、車体のはがれない塗料など工業製品や日用品の製造についてのさまざまな応用が考えられる。

これ実用化すると凄いですよね。今までみたいに接合部の劣化を気にする必要もないし。本当にいろいろな可能性がひらけてきそう。小保方さんみたいなことがあるからぬか喜び怖い……みたいなことを言う人もいますが、素人の私にはその辺気にしようもありませんから、おとなしく推移を見守っていきたいと思います。

あと、この研究のもとになった「鈴木・宮浦カップリング反応」っていうネーミングが一部で話題ですが、これはもっと盛り上がっても良いんじゃないでしょうか(笑)。

この頃Twitterに流行るもの+拍手へのお返事

此頃Twitterにはやる物
パクツイ クソリプ  ニセ認証

というわけで、 またアプリ認証を利用したDMスパムがTwitterで流行っている模様。皆さまお気をつけ下さい。しかも今度は、ニセのアプリ認証を利用するという手間のかけかた……。

 ▼「cards.twitter.comというDMに注意!Twitterで勝手にDMが送られる被害が流行中、原因から対処方法まで」 (twitterスパム情報サイト)

最近、Twitterで「cards.twitter.com」といったURLだけの、いわゆるスパムDMが数十人のフォロワーから送られてくることが多くなりました。このスパムDMの送信者は送信した自覚がないのが特徴で、アカウントが乗っ取られてDMが勝手に送信されたり大量に見覚えのないフォローが行われるなどの、アカウント不正使用が横行しています。

この記事では、そのような被害の原因から対処方法(スマートフォン向けもあり)について書き記していきます。

(後略)

今回は、有名なTwitterクライアントである「TweetDeck」の騙りをしている模様。

アプリによって要求される権限は異なりますが、ツイート・フォロー・プロフィール更新・ダイレクトメッセージの送信など様々な権限を要求されます。このページでは「TweetDeck」が開発者となっていますが、これは明らかなる偽物で本家は有名なTwitterのクライアントで、最終的にはTwitterに買収されています。

ここで、連携アプリ認証を行ってしまうと、アカウントを操作可能な様々な権限が与えられてしまうわけです。連携が終わると上記のサイトに戻され、勝手にDMの送信・フォローが行われてしまいます。このように有名なTwitterのクライアントだと偽り、アプリ連携の許可を取り付け、アカウントを乗っ取ることが狙いなのでしょう

私のフォロワーさんでも、「TweetDeckなら安全」という感じで認証して、この罠にはまってしまった人が少なからずおられました。う~ん、こうまで手の込んだことをされると、思わず認証しちゃう人、絶対増えますよね。

また、「ウイルス対策ソフトが入ってるから大丈夫」という人もいましたが、これはウイルスではないので全くダメですよ! 何というか、「家にはきちんと鍵をかけてるしセコムに入ってるから!」という人のところにオレオレ詐欺が来たようなものだと思ってください。そもそも手法が違うのであります。

この手のスパムが恐ろしいのは、被害者が一瞬にして加害者になってしまうところで、たとえば私が感染したら、私が知らない間に、私のフォロワーさんにDM送ったりして、そのうちの何割かがまた感染する……という連鎖が起きてしまうわけです。自分一人のことで済まない、というのも警戒心を高める理由の1つ。

こういうのが進むと、それこそ「診断メーカー」みたいなのを作って悪さをする奴も出てくるでしょうし(既にありますか?)、Twitterを純粋に楽しむことが難しくなってイヤだなーと思います。結局「認証」は滅多なことでもないかぎりしないのが安全、というところに落ち着くしかないのでしょうか。


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▼拍手へのお返事 

Gastrallusさん、いつも ありがとうございます。同意していただける部分があったようで、心強いです。

『どらぺこ!』は、確かに進行が可視化されていてやりやすかったですね。ルート分岐もハッキリみえていたし、飛び地に行くにはどうすればいいのかなーという条件探しも楽しかった。

まるで見えないというのもいいですが、少し見えているからこそ出てくる楽しさというのもあると思いました。 

レビュー:『あの晴れわたる空より高く』

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ブランド: チュアブルソフト (このブランドの作品一覧)
定価: ¥8,800 (税込¥9,504)
発売日: 2014/09/26
ジャンル: 青春ロケットADV
原画: ちり、まんごープリン(サブ)、オレンジゼリー(SD原画)
シナリオ: 範乃秋晴、草壁よしお

※本日2つ目の記事。レビューはネタバレなしのエッセイ風「感想」と、ネタバレありの2段階に分けました。ネタバレはまだ勘弁、という人は「続きを読む」以降をお控えください。

あらすじ
天ノ島学園に通う主人公・隼乙矢は釣りが趣味の、ちょっと成績が残念な普通の少年。留年を賭けた追試から逃げまわり、いつもと変わらない学園生活を送るはずだったのだが……。夜釣りに行った先で偶然知り合った少女・暁有佐との出会いと、ロケット部「ビャッコ」への入部によって、乙矢の生活は大きく動き始める。あの遠い宇宙に、ロケットを飛ばすために――。 


▼青春って何だ?
おそらくもう「若者」と呼ばれる年齢をこえてしまった私は、「青春」を謳う作品と出会うと、不思議な懐かしさを感じることがある。とはいえ私の学生時代(何学生とはあえて言わないことにして)には、ドラマチックなイベントなどただの一度も経験したことがない。夏祭りは男友達と一緒だったし、クリスマスは1人でゲーム。部活には女子もいたが、悲しいかな練習が男女別。そもそも、エロゲーに出てくるヒロインのような魅力的(かつきわどい格好をした)女の子などいなかった。いや、いるにはいたか。二次元にだが。

そんなわけで、エロゲーの「青春」に私の感じている懐かしさというのは現実に起こったことに対するそれではなく、たぶん、都合よく過去を解釈してそこに想像を付け加えた一種のノスタルジーにすぎない。「夢や希望にあふれた」時間がもう戻らないことへの感傷なのだろう。

しかし、『あの晴れわたる空より高く』という作品から伝わってくる「青春」は、そういう後ろ向きさを伴った切ないものとはずいぶん違っていた。描かれているのは、Chuablesoftの青春。そして、これもまた紛れも無い青春だと思うのだ。

ただ、最初に少し言い訳をしておくと、私がここでどれだけことばを尽くしても、本作の雰囲気やメッセージを正確に伝えきることはできないだろうし、またそもそもそんなことを目指してもいない。私にできるのは、せいぜいが私なりの解釈を通して作品のごく一部を切り取ってみることくらいだ。結局、ロケットもゲームも「やってみる」以上の魅力の伝達方法というのはなかなかないのかもしれない。
 

▼物語の「引力」
私が特に見どころだと思うのは、ロケットを製作通して乙矢たちの関係が繋がっていくところ。それを見られただけで、本作をプレイした甲斐があった、と言っても言い過ぎではない。むろんこれは、他の部分がつまらないということではなく、乙矢たちの関係にもっとも惹かれた、という意味だ。

下ネタ中心の楽しい掛け合いには声をあげて何度も笑ったし、ロケットに関する詳しい知識は読んでいて分かりやすく興味深い。声優さんの演技もよくてバックログから何度も気に入った音声を再生したし、理事長の演説には拍手を送りそうになった。BGMはすごく雰囲気にあっていて(ちなみに今も「おまけ」のミュージックモードでBGMを再生しながら文章を書いている)、OP&EDテーマはどれもクオリティが高い。

けれど、それらは作品を支える彩りにすぎない。『はれたか』という作品を牽引しているのは、あくまで「ビャッコ」メンバー5人の交流だ。あるいはこうも言える。彩りがただしく彩りとして機能しているからこそ、私は半ば引っ張られるように、この作品に入り込むことができたのだ、と。

その「引力」の源は、登場人物たちのつよい自律性にある。メインヒロイン4人と主人公だけではなく、周囲の人びとも含めて、である。彼らは皆、自分なりの過去や意思を持ち、自分の考えで動いている。物語の都合によって、物語に動かされているキャラクターではなく、彼らが動いた後の軌跡が物語になる。そんな、自分たちで物語を作っていける《人物》なのだ。

もちろん、底流にあるのは要素を配置して構成し、テーマに収斂させるというシナリオスタッフの作為なのだが、それが見えなくなる、あるいは時々そこを離れているのではないかと思えるほど、自由で楽しそうに有佐たちは振舞っている。そこに、思わず覗き込みたくなるような魅力的な世界が生み出されている。

だからというべきなのか、あるいはこちらが原因なのかはわからないが、物語に入り込むとは言っても、自分が主人公である乙矢に感情移入するタイプの物語になってはいない。プレイ中の私の立ち位置は、「ビャッコ」の5人をそばで見守って応援するようなところにあった。

一応、あげようと思えば理由は3つほどあげられる。まず、乙矢の生まれ育った環境がかなり特殊で、しかも彼自身の過去がすべて明かされるわけではない(常に「昔何かあった」ことが匂わされる)ため、どうしても距離をとって見てしまう。次に、視点の問題。基本的に乙矢の一人称で進行するが、時々ヒロインたちの視点になることがあり、その時には乙矢のグラフィックと声が入る。つまり、物理的に乙矢もキャラクターとして物語に登場するので、それを眺めている自分、というのは整合性を考えるなら彼らの外に来ざるを得ない。最後に、乙矢自身の過剰な「語り」。乙矢は自律的なキャラクターとして、彼の目の前のできごとを積極的に解釈していく(夏帆ルートあたりが顕著)。その乙矢の語りが、ユーザーを受動的にさせる。自分から物語に入っていかなくても一応の「模範解答」が与えられるので、自分がヒロインたちと会話をする必要がない。

この辺りはテキストを読む人の読み方にも依存するので一概に一般化はできないが、外的な要因が多いので、おそらく多くのユーザーにとっても同じように感じられるのではないかと思う。

だから私は(そしておそらく私たちは)、作品の中にいながら「ビャッコ」には入れない傍観者として、彼らの物語に関わっていくことになる。そのときに強く思ったのは、自分もこの輪の中に入れたらなぁ、ということだった。そういうもどかしさを、本作は与えてくれる。


▼走り続ける
恋愛にはいろいろなかたちがある。世間体のために体面だけお付き合いをするのも一種の恋愛なら、どちらかが倒れるまで寄りかかり合うものもそう呼べるかもしれない。ただ、『はれたか』に描かれているのは、そういうものではない。目標を同じくし、一緒に走り続ける中で繋がっていったものの先に、恋愛があらわれてくる。だからそれは、本来は「外」にいる私にはわからないものだ。

もちろん本作をプレイする際、シンプルに登場人物との距離を詰めて、感情移入の対象として楽しむことは可能だろう。けれど、『はれたか』のエンターテインメントとしての美質はむしろ、ユーザーをあくまでユーザーとして一定の距離を保たせる誠実な距離感、作品の自律性にあるのではないかと思う。

ロケットを打ち上げることを目指して、知恵を絞り、励まし合い、涙を流し……その輪の中に私はいない。乙矢たちが輝いて見えれば見えるほど、そのことが残念に思えてくる。それは、最初に書いたノスタルジーに似ている。それだけなら私は結局、未熟で向こう見ずで、でも夢や希望にあふれた、人生の春のような時期がもう戻らないことを嘆くのと同じような感傷を抱いて作品を終えていただろう。

しかし、「ビャッコ」の面々が作中で私たちに見せてくれるのは、感傷に浸ることではない。(特に、有佐ルートと完結編で顕著だが)彼らは常に挑戦し続け、未来を切り開き、想いを繋いでいこうとする。

青春とは、熱い想いを燃やしてうしろを向かず前だけ向いて行くことでもなければ、不安と焦燥に苛まれ夜の校舎窓ガラスを壊して回ることでも、無鉄砲に盗んだバイクで走りだすことでもない。傷つき、失敗しながらでも、過去を振り返り、それを引き受けつつ未来の目標へ向かって走って行くこと。少なくとも私はそんなふうに、この物語からメッセージを受け取った。

それはつまり、青春というのが「若さの特権」ではない、ということでもある。30になろうが40になろうが、私達はいつでも「青春」できるし、そのことは決して未熟さの証ではない。誰だっていつだって、「ビャッコ」のような青春を始められる。今度は傍観者としてではなく、自分が主人公になって。

私にとって本作は、そんな勇気を貰える作品だった。


▼ 未来へ
最後に、少し蛇足めいた感想を。

私は最初、『はれたか』は青春の物語だ、と言った。同時に、始まりの物語でもあるとも思う。各ヒロインのED後には、「End」や「Fin」ではなく「To be Continued」という文字が表示される。これは、「まだ完結編がありますよ」という意味かもしれないが、そこをあえて、もう少し深読みしてみたい。

乙矢たちの物語は、まだまだこの先も続いていく――「To be Continued」は、そんな意味ではないだろうか。そして、作品が終わっても彼らの生が続いているという確信を持たせてくれる力が、本作にはある。あるいは、その続きを見たいと思わせるだけの力が。

だが、それならば。彼らの物語を見守ることができない私たちは、ここからどこへ向かうのだろう。いや、改めて問う必要などなかった。私たちの人生もまた、この先ずっと続いていく。だからこの物語は、終わりが始まりにもなっている。新しい挑戦への始まりであり、乙矢たちとは違う、私たちの生活の再出発に。私たちもまた、ここから未来に向かって走りだす。

まだ若い世代のユーザーなら、まっすぐ目標に向かう力と、ときどき立ち止まって過去を振り返ることの大切さを受け取るだろう。そして私のように世間的には中年と呼ばれるくらいの年齢に差し掛かった世代は、後ろばかり振り返るなという叱咤激励と、再び前を向いていく勇気を貰える。5年、10年をしてプレイしなおせば、違った風に見えてくるかもしれない。明るく楽しい世界の中に、そんな懐の深さも持っている。 

また、深読みついでに邪推をしてみるならば、10周年を迎えたChuablesoftがこの作品を出したということは、自分たちはまだまだ「青春」していて、ここを新たな出発点として、まだまだ変わっていくという意思表明なのかもしれない。




(以下ネタバレありに続く……)
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