よい子わるい子ふつうの子2(仮)

18禁PCゲームをメインに、ラノベや漫画についてもダラダラ話を書きます。長文多いです。

2014年10月

エロゲーの日とかコミケ当落とかソフトバンクとか

今日は月末金曜日ということで、エロゲーの日です。

あと、冬コミ(C87)の当落が発表されますね。一応、今回もサークルで参加する予定。夜に更新できるかわからないので、今日はそういう日ですよというお知らせだけ。結果は明日くらいに書ければいいなと思っています。

あいにくの空模様なんですが(予報だと雨。こちらはまだ降っていません)、月末の大荷物抱えて動く日に雨はホントかんべんして欲しいので、天気さんにはもう少し空気読んで、持ちこたえて欲しいところです。

そういえば、昨日は日本シリーズでソフトバンクさんが優勝しました。

最後は西岡選手の守備妨害アウトという、ちょっともやっとする(判定はアウトだと思いますが、決着のつきかたとして)幕切れでしたが、ともあれおめでとうございます。

また、本日付の日刊紙によれば、メジャーリーガーの松坂大輔選手をSBが獲得するのではないか、という話も出ており、その辺の動向が注目されます。(参考:「松坂ソフトバンク電撃移籍」)

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スポーツニッポンの記事。「ソフトバンクがメッツの松坂大輔投手(34)の獲得調査を行っていることが30日、分かった」という記事。

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一方こちらは、10月31日付の東京中日スポーツ。「今季、大リーグのメッツに所属し、今オフにフリーエージェント(FA)となる松坂大輔投手(34)が来季ソフトバンクに電撃移籍することが30日、確実となった」というかなり強気な表現。東中さんは何か確実な情報を掴んでいるのでしょうか。

ちょうど私と同じくらいの世代で、しかも「怪物」として話題になった松坂投手。メジャーでまだまだ活躍してほしいという思いはあるものの、日本でまたその姿を見られるのだとしたら嬉しいし、そういうファンも多いんじゃないかなぁ。

日本一に輝き、しかも松坂投手が来るとなると、ソフトバンクの株価はぐいーんとあがることになるのでしょうか。孫正義オーナーも「常勝軍団になれるように」(サンケイスポーツ)とおっしゃっていますし、まさに「大正義」を目指すのかもしれませんね。

月末戦線準備

2014年10月31日の月末金曜日が迫ってまいりました。

今年も残すところあと2ヶ月ですか。うーん、早いものです。というわけで、明日の購入予定をさらっとおさらい。

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トップバッターはetudeさんの『etude 10th anniversary collector’s edition』。まあソフトは全部持っているので、飾って楽しむためのものです。初回特典のヴォーカル・コレクションに、『巫女舞』サントラくらいにしか収録されていなかった、KOTOKOさんの「wind of memory ~記憶の風~」が収録されていることもあって、一部ファンの方は大喜びの模様。あるいは、音楽CDが本体という人も……。

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つづいて、CandySoftさんの『あねよめカルテット』。甘党姉派のゆず茶さんあたりが狂喜乱舞されてるのかな……と思っていたら、ガチャの恐怖におびえておられたので、おねえちゃんに癒やされてください。まあみたまんまなので、安定した成果が期待できるでしょう。

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そしてこちらも安牌の、『クルセイドハート カレン』。ゆうてちょっとマンネリかなとも思っておりますが、なんくるないさー。最近の不満は、ヒロインたちが強さとか傲岸不遜なところを見せずにやられちゃうところ。やっぱり、強いヒロインとか調子のってるヒロインをぽっきり折るのが個人的には好みなんで、その辺をうまく描いてくれると嬉しいなぁ。

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そして、延期していたファイアーワークスさんの『どうしてそんなに黒い髪が好きなの?』。それは、「そこに黒髪があるから」としか言えないのですが、ギリシアの昔から続くこの哲学的命題に果たして答えが与えられるのか否か……はどうでもよくて、まあぶっちゃけ籐太さんのピンシナリオなんで楽しみにしているところもあり。『桜花センゴク』などの過去作から想定するに、大ハズレは無いだろうと思っています。今月のぷち本命。

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いろんな意味で穴狙いなXiguratt Worksさんの『プリンセスマテリアル』。こいつも延期案件です。身も蓋もなく言えば要するに、金目鯛ぴんく先生の絵でカスタム隷奴の発展形やろうよっていう話だと思ってるんですけど(「4」とか「F」とかありますけどね)、その認識で良いのでしょうか。正直めちゃくちゃ楽しみです。たぶんどっぷりハマると思う。システムとかが大コケしないことを祈りたいなぁ……。

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そして今月の本命、おなじみワッフルさんの『巨乳ファンタジー2 if』。特に語ることもありません。いつもどおりの内容を期待していますし、それに応えてくれるでしょう。土曜日に鏡先生のサイン会あるので、間に合えばクリアーして行きたいところです。

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ラスト、lassさんから発売される『迷える2人とセカイのすべて』。モップ先生にそそのかされてサイン会目当てというまことに不純な動機で購入を決定・予約したのですが、調べていると結構面白そうな。「セカイ」という表記が気になって敬遠していたのですが、紹介文とかを読む限り、日本語も割としっかりしていそうで、この手の「風呂敷を広げた」話がハッタリで終わらない期待を持たせてくれます。音楽も5bp.だし、雰囲気は超一流。なんか、「メジャー通算何割」みたいな触れ込みのバッターを助っ人で呼んだ野球チームのファンみたいな気分でパッケを開くのを待ちたいと思います。


という感じ。今月は既にアリスソフトさんの『武想少女隊ぶれいど☆ブライダーズ』とかロープライスゲームを何本か購入しているので、10本程度の出費です。うーん、延期とかもあって谷間の月だと思ってたけど、結構いっちゃったなぁ。

それでは皆さん、寒くなってまいりましたので健康にお気をつけて、良いエロゲーライフをお送りください。 

メロンブックス・「好感祭2014」の話。

先日のサンクリで貰った新聞(という名のパンフレット)にかかれていたのを教えてもらったのですが、11月1日よりおこなわれるメロンブックスのポイント引き換え祭りで、べっかんこう先生が登場されるようです。

詳細は下の通り。

11月1日より開催!期間限定ポイント交換グッズキャンペーン「好感祭2014」!

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秋の大型ポイント交換グッズ企画「好感祭2014」開催!

人気イラストレータ5名による完全描き下ろしイラストを
B2タペストリー&A3マイクロファイバータオルの豪華セットにして限定交換を実施!
 交換グッズは無くなり次第終了!
お早目の交換をお待ちしておりますっ!!!

フェア詳細

■交換期間
 2014年11月1日営業開始より ~ 無くなり次第終了


■執筆作家
 べっかんこう/たかやki/八重樫美波/高苗京鈴/珈琲猫(敬称略)

■グッズ内容
 B2タペストリー + A3マイクロファイバータオル 

■交換ポイント
 3,000P 

■対象店舗
 メロンブックス全店(通販含む)

■注意事項
 ※ それぞれ数に限りがあります。先着での交換のため、無くなり次第終了になります。
 ※ グッズ特性上、若干の擦れなどがある場合があります。
 ※ 一部成年向交換グッズが含まれます。未成年の方が交換できない場合があります。
 ※ 全ての内容について、変更になる場合があります。予めご了承ください。
ということだそうで。ポイント引き換えは実店舗だけでなく「通販含む」なのが便利で良いですね。 

他の作家陣も豪華で、個人的には特に八重樫南先生のが気になるんですが、やっぱべっかんこう先生かなぁ。幸い、メロンで3,000ポイントは達成しているので、1日さっそく狙いに行くつもりです。サイン会もあるし。どのくらいで品切れになるのか知りませんけど、まさか初日で全滅はないだろ……と信じたい。

メロンポイントがギリギリまでたまってるかたは、この機会にちょっと欲しかったものを早めに購入するなどして、狙ってみるのも良いかもしれません。まあこれから何かと入用になる時季ですから、無理はしないのが一番ですけど。

鏡裕之先生サイン会のこととか。

2014年11月1日に開催される、 鏡裕之先生のサイン会に当選してました。鏡先生といえば、『巨乳ファンタジー』シリーズでお馴染み。今月末にも新作が予定されています。

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というか、この当選番号はおそらく、抽選行われなかったということですね。メロンさんでも抽選券付き本が結構余っていたし……。無条件当選はラッキーでしたが、ファンとしては少し寂しいところもあります。とはいえ、通常のラノベ作家さんの集客力を知らないので、そもそもこれが多いのか少ないのかすらよくわかってないんですけど。

まあ何にしても権利を活かして楽しんでこよう! ……と思っていたら、何やら仕事が入りそうな気配('A`)。かんべんしてほしいなぁ。無事に参加できるよう祈っておきます。

ソフマップエロゲー特殊予約券の話。

最近、ソフマップさんで「期間限定 特殊予約券」をちらほら見かけます。特殊予約券というのは、予約券にキャラクターの絵が入った、こんなやつです。(店舗の方におことわりして、1枚ずつ券をいただきました。寧々は自分で予約に使い、残り2枚は知人に渡して予約に使いました)

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ゆずソフト新作『サノバウィッチ』のヒロインのイラスト入り予約券。上から、憧子・寧々・紬。

私が観測している限り、『ChuShinGura 46+1 武士の鼓動』の予約が最初かな? それまでにもあったのかもしれませんが、記憶しておりません。

ソフマップさんの予約券といえば、これ(下写真)。いまでも多くのゲームやグッズがこの予約券ですが、大量に予約が溜まると、どれがどのチケットだったか分かりづらくてしょうがないんですよね。タイトルが似たような名前だったり横文字だったりすると、判別が面倒ですし。

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(参考:「WDC~世界乾拭き選手権~」様)

その点、新しい予約券はぱっと見でタイトルもわかるし、イラストが入ると華があって良いです。何より、ヒロインの顔をたびたび見ることになるので、期待も愛着も、飾り気がない通常予約券より高まる! ……ような気がする。そんなことないですか(笑)?

他の店舗さんでは、ゲームの画像を予約券に添付しているところは結構あって、それはそれで見分けがつきやすかったのですが、やっぱりこれだけ凝ったものになると印象が変わります。「ちょっとしたスパイス」というやつです。

よく知らないけどカラー印刷だとコストもかかるでしょうからそれほど頻繁には行われないだろうし、タイトルも偏りがちになるのだとは思いますが、ショップでの予約に、少なくとも私は楽しみが加わるように思いました。

サンシャインクリエイション65に行ってきた話。

本日2014年10月26日、サンシャインクリエイション65が池袋で開催されましたので、参加して参りました。例のごとく、途中でmop先生と合流。

サンクリは繁華街でやることもあり、割と時間に厳しく、過去には何度もペナルティが課されたこともあるという話を小耳にはさんだので、通常のイベントにくらべてかなりゆっくり目の、8時に現地到着というペースで出撃。ものすごいタイトな(先着3名とかの)サインやスケブはどのみち無理だろうし、無理なくイベントを楽しむ予定でした。それでも、比較的前の方に陣取れましたけれど。

11時にオープンして、まっさきに向かったのは「にのこや」さん&「ののの通信」さんのスペース。にの子さんによる新刊(ラブライブ!の真姫ちゃん本)ならびにスケブの抽選があったためですが、コミケで頒布されていた「魔王軍」シリーズの新作というか続編扱いになる『魔王様の本棚』 を手に入れられていなかったので、返す刀でそれをゲット。

スケブ抽選は残念ながら落選してしまいましたが、その後お時間のあるときに訪ねて行って、サインをいただくことができました。撤退間際のお忙しいところ、丁寧に応対してくださりありがとうございます。『魔王軍』シリーズは本当に大好きな作品なので、お2人のサインをいただくことができて、良い記念になりました。特に、ののの通信さんのサイン(しかも「ののの通信」って書かれるとは……!)はおそらくレアだろうと思うので、孫の代まで自慢します。

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『魔王様の本棚』パッケージにサインをいただいた。

月並みですが、いっそうのご活躍を祈るとともに、新作を楽しみにしています。あと、チロルチョコありがとうございました。美味しくいただきました。

二番手は、サークル祭社さん。「妹はお兄の番犬」という、ケモナー歓喜、妹萌え大歓喜、わんわんが激しくしっぽを振るであろう本をゲット。綺麗で可愛い妹万歳。ただ、ここが長蛇の列で、物凄く時間かかりました。相当数刷ってくださっていたため、新刊だけなら終盤でも残っていたんで、手順まちがえたかなーという気がしないでもありません。

次に、サークル「どてちん天国」のりゅうき夕海先生のところへ。りゅうき先生は『催眠パラノイア!』の原画などを手がけておられて、作品は酷評しましたが絵はすごく好きな作家さんです。また、同人誌のシリーズがアイマスのあずささん本なのもポイントが高い。私、あずささん大好きなので……。

既に開場から小一時間は経過していたので無理かなーと思っていたのですが、幸い色紙が残っていたのでそれをゲット。りゅうき先生は毎度綺麗な色紙を描いておられて1枚ほしいなと思っていたので嬉しいです。こういうかわい衣装のあずささんは「おねえさん」でありつつ女の子してて良いですなぁ(*´Д`)。

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購入した直筆色紙。サイン入り。

また、りゅうき先生に、新刊にサインもいただいちゃいました。『催眠パラノイア!』の関係グッズもってくりゃよかったなぁと思ったけど、よく考えたら一番書いてもらいたかった漫画はデジタルデータだったんですよね、あれ(死)。パッケージだと保存大変だし、やはり同人誌が正解だったかもしれません。

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丁寧に絵も描いてくださった。

最後に、べっかんこう先生主宰のサークル「ロケット野郎」へ。これがもう大行列で大変でした。頒布グッズは『ラブライブ!』の凛・花陽・真姫のチャームだったのですが、並んでいる途中で残念ながら全部完売。これが先ほど、「祭社」さんのところで順番をミスったかなと思った理由です。逆にしておけば、両方手に入ったかもしれなかったのに……。

運の悪さは勝負ごとにも響き、午後から催されたスケブのじゃんけん大会でも負けてしまい、結局今回はどなたにもスケブを描いてもらうことができませんでした。うーん、残念!

ただ、べっかんこう先生たいへん太っ腹で、サークルスペースでサインを受け付けてくださったので、それに便乗。『大図書館の羊飼い Dreaming Sheep』の設定資料集にサインをしていただきました。ありがとうございます。・゚・(ノД`)・゚・。

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大図書館DS製品版付属の設定資料集。良い記念になった。

あとは、ぐるっと会場をまわって本を買ったり、サークルの方とお話させていただいておしまい。サンクリは、13時頃からサークルさんも撤退を始めるところが多く、結構ほかのイベントと雰囲気が違うなぁという感じでした。あと、台湾とかからサークル参加しておられる方も結構おられて驚いた。

ただ、それよりも更に驚いたのは、外に出たらコスプレイヤーが溢れかえっていたこと。サンクリが街中コスプレ許可したのかと思ったら、どうもこの日はハロウィンのイベントのため、池袋の街中をコスプレイヤーのかたがたがねりあるくパレードが開催されていた模様。プリキュアに扮した4歳くらいの小さな女の子から、FFキャラの格好をした大きなお兄さん、それを撮影する見物にきたおばちゃん……という具合に、老若男女とわず、たのしそうにパレードが行われていました。

オタクへの厳しい視線、みたいなことも言われますが、こういう感じで皆が盛り上がるイベントの中で、コスプレが堂々と大きな役割を果たしているのを見ると、やはり時代は変わったという思いがします。

というわけで、あちこち歩きまわったりなんだかんだで結構疲れましたが、充実した一日でした。運営のみなさん、サークルのみなさん、一般参加のみなさん、お疲れさまでした。そして、楽しい時間をありがとうございました。また次回、お会いできることを祈りつつ、このへんで。

絹の話。

ハンカチとか衣類をには、「シルク100%」というのがあります。ところが、同じシルク100%でも値段が全然違っていたりする……。安いのはだいたい、生産国が中国だったりするので人件費が安いおかげなのかな、と思っていたのですが、どうもそればかりではない、という話を先日アパレル関係の友人から聞きました。

面白い話だったのと、なるほどねーと思ったので少しご紹介。もっとも、ウラをとっていないまたぎきの内容になりますから正確性とかはお察しですし、話半分程度に考えておいてください。

私は絹製品の作り方とかよく知らないのですが、だいたいの場合、織るときに生糸を何本か結合わせて太く丈夫にするらしいんですね。 で、中国で作っているもののほとんどは、コストカットのためにこの生糸の本数が少ないのだとか。たとえば、日本なら5本の糸を結あわせるところ、中国では3本結あわせるだけになる。そのかわり、薬品につけて糸を太くし、見かけ上一本の結糸の太さは同じになるのだそうです。つまり、使う生糸の本数が相当変わってくるわけです。

ただ、これは必ずしもごまかしているとか不正をしているというのではなく、たとえばイタリアなんかの絹製品の場合は、やっぱり薬品に浸して太くし、4本結いで織ったりする。そのほうが、色鮮やかで光沢のある表情の絹織物になるからだ、ということでした。要するに、製品の特徴の1つ、くらいに考えたほうが良さそう。

ただ、中国産の製品の多くが3本結いになるのはやはりコストカットの側面が強いのも事実だそうです。理由は、中国が安価な品物を作るのに向いているから。

なぜかというと、まず人件費が安い(最近は高くなってきたみたいですけど)。そして、労働者の質が低い(共産主義の影響もあってそもそも労働意欲が低いのと、機械系の工場などにくらべて賃金が安く、意欲的で能力も高い労働者があまり集まらない)こともあって、そもそも質の高い製品を作るのにあまり向かない。それなら、「安くて質はそこそこ」のものを量産したほうがいいだろう、という判断みたいです。少なくとも私の友人の勤め先は。

つまり、中国産の「安かろう・悪かろう」というイメージは日本の企業の側で作っている部分もあるわけですが、とはいえ、実際中国工場でトラブルが多いのも事実なのだとか。同業他社を見渡すと、タイやマレーシア、シンガポール、バングラディシュなどにも最近は工場を作って生産を行っているそうですが、こちらの労働者たちは比較的生真面目で、指示通り作業をこなしてくれるため、同じ糸を使っていても製品の出来上がりが中国より良いことが多いそうです。

要するに中国工場では、「労働者の意欲が低い」→「良い糸使っても良い製品ができない」→「安価な糸で安価な製品を作るようにする」→「賃金あがらず労働者の意欲もあがらない」という悪循環が続いているそうで、今後しばらく、この状態は続くのではないかという話でした。じゃあ、東南アジアとかで高級製品を作るプランはあるのかというと、やってやれないことはないだろうけど、ブランドイメージがあるから現状では難しいかな、みたいな返事でしたが。

まあメーカーとしては「中国の労働者が悪い」ということになるんでしょうけど、話を聞いてる限りでは、待遇改善したら意欲的に働いてくれる可能性は当然あるし(実際それで成功している例もあるみたい)、中国にある程度高級ブランドを作っていくという方針もありえたとは思うんですよね。それをやらず、生産植民地みたいなことにした企業側の責任というのも、ある程度は考えないといけないように思われます。現地に産業を根付かせるのは、現地の人びとの責任だと言われればそれまでですが。

結局のところ、質を気にするなら中国産よりも他国のを買うほうが良い場合が多い、というベタベタなところに落ち着く話になってしまいました。

レビュー&攻略:『南十字星恋歌』

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ブランド: すたじお緑茶
定価: ¥8,800 (税込¥9,504)
発売日: 2014/09/26
ジャンル: ADV
原画: るちえ、広瀬まどか(SD原画)
シナリオ: 氷雨こうじ、まとま
OHP: 南十字星恋歌

▼批評空間投稿レビュー(―点): 未投稿
※攻略は本記事の末尾。 

 《ブログ用評価 S~D》 (S=非常に良い A=良い B=普通 C=やや難あり D=む~り~)
絵: A (ハイクオリティ。キャラの可愛さがしっかり出ている)
話: C (シナリオは違和感だらけ。しかも主人公が思慮浅く、しかも場当たり的にヒロインにとって「都合のいい男」になるので、魅力的に感じない。キャラの掛け合いなど場面場面は面白い)
演: A (BGMが非常に良い。また、グラフィック面でも各章ごとにOPとEDムービーが入るアニメ形式や、立ち絵の表情変化など、画面に動きをつけている)
H: B (後半雪崩のようにエッチシーンが連続するせいで、いまいちムードに欠けるが、量や声・構図のような形式的な部分ではじゅうぶん要件を満たしている)
他: B (主題歌関連が非常に充実している。初回特典ボーカルコレクションCDがないと、音楽モードで歌が聞けないのはやや不便)
総合: B (細かいところが気になりだすとダメ。頭をからっぽにして、魅力的なキャラクターが動き回るのを愛でるのが良いだろうか)



ストーリー(げっちゅ屋さんより)
主人公・砥部亮輔 (とべ りょうすけ) は、アルバイトをしながら双子の妹・れな とりなを養っている苦学生。しかし無理が祟ったのかバイト中に倒れてしまう !?

そんな兄を心配した妹たちは、飛び級で大学課程を終えたその才能を活かし、南国の島国・グインベルン公国の研究施設に就職するのだった。

こうして南国の島での不自由ない生活を手に入れた亮輔だが、転入した学園では “特待科” なる型破りな学生が集められたクラスで過ごすことになり……。

進行は、短い章にOPとEDをひっつけて何度も繰り返すアニメ仕立て。質の高いテーマソングを繰り返し聴けて、耳福です。

荒唐無稽を絵に描いたような話なんですが、最後まで舞台設定やストーリー展開に「地に足の着いた」感じが生まれることがありませんでした。グインベルン公国の制度や文化が説明はされるのだけれど、主人公たちのいる「学園」空間はほとんど異国であることを感じさせないし、都合のいいときだけ「ここは異国だから」というのが入ってきて、なんだかスッキリしません。

物語は平和な学園ものと思いきや、メインヒロインである公国の姫・香乃梨の進める近代化政策を巡ってなにやらきな臭い話がもちあがり、中盤以降政治的な対立や公国の「秘宝」を巡る国際社会の陰謀に巻き込まれるという、シリアス路線にシフトしていきます。

ただまあ、正直これが失敗したかなぁという感じ。

シリアスな話にするのなら、やっぱり内容的にはしっかりしたものでないといけません。「もっとこうすれば解決するんじゃ」とか、「いやいや、そこはさっさと相談しようよ」とか、読み手からガンガンつっこみが入るのは良くないと思うんですよね。ちょっとくらい勇み足なところがあるのはハラハラ要素として楽しめるけど、毎度毎度「何やってんだバカ!」と思ってしまうとストレスになるというか。

刑事ものや探偵もので、主人公の刑事や探偵がミスばっかりして事件がなかなか解決しない……というのでは緊張感は無いし、フラストレーションが溜まるでしょう。主人公たちは、読み手の想像を超えるような活躍を見せてくれるけれど、なお相手がそれを上回っている……という状態だからこそ、心躍るサスペンスの楽しみがあるわけでして。そこがうまくいってないから、どうも中途半端な印象しか受けませんでした。

香乃梨ルートにはロックがかかっていて、他の4ヒロインを攻略して、公国をとりまく現状や人間関係があらかた見渡せると「真実」にたどり着ける構成になっています。ただ、これも「少しずつ事実が明らかになっていく」爽快感みたいなものはなくて、単に香乃梨とハッピーエンドを迎えるための事務手続きをしているだけ、みたいな作業感のほうが勝っていました。

というわけで、シナリオ面では作り込みの甘さというか、構成の弛さみたいな部分が目立ちましたが、キャラの掛け合いなどのコメディパートはいい意味で破壊力抜群
 
各キャラの個性がきちんとあって、それを魅力的に打ち出すエピソードが散りばめられています。また、基本的にみんな亮輔(主人公)が大好きなうえに一つ屋根の下(学園の寮)で過ごすことになるので、牽制しあったり対抗誘惑合戦が起こったり、ハプニングでラッキースケベ連発したり……と、お約束をおさえつつハイテンションが加速していく感じは、読んでいて素直に楽しかったです。

ヒロインでは、都と咲弥が可愛かったかな。特に都は、お兄ちゃんラブラブモードに突入する前のすなおになれない時が最高でした。

シリアス路線をもう少しコンパクトにまとめるか、いっそ学園ラブコメで押し切ればよかったと思う。結果論になるかもしれませんが、ストーリー的な「山場」を、事件に頼るのではなく感情の揺れ動きに持っていったほうが、今回のような作品では正解だったのではないかという気もします。

とはいえ(不満点はあるものの)、それなりのクオリティーを保った作品なのは確か。期待の方向や楽しみ方さえ間違えなければ、じゅうぶんな内容です。あと、BGMに非常に気に入った曲が多くて、個人的に満足しました。



【攻略】
攻略ヒロインは5人。
香乃梨ルートにはロックがかかっており、他4人を攻略することでルートに入る選択肢が出現。

※なお、下記攻略は確実な再現を約束するものではありません。誤りなどあればご指摘ください。
 
選択肢1
香乃梨 → 香乃梨ルートへ → 香乃梨のBADEDへ(「BAD」というのは便宜上私がつけただけです)
エリーゼ → エリーゼルートへ → そのままエリーゼED
魅月 → 魅月ルートへ → そのまま魅月ED
都 → 都ルートへ → そのまま都ED
咲弥 → 咲弥ルートへ → そのまま咲弥ED

選択肢2 (香乃梨以外の全ヒロインを攻略すると選択肢が出現)
魅月数式の解:魅月は起きてくる → 選択肢3へ
魅月は寝たまま → 香乃梨のBADEDへ

選択肢3
都DNA鑑定:都が監視している → 選択肢4へ
都は監視していない → 香乃梨のBADEDへ

選択肢4
エリーゼ決意:れなとりなを護る → 選択肢5へ
やはり香乃梨に任せる → 香乃梨のBADEDへ

選択肢5
咲弥公国地下のデータ:スパイを見つける → 香乃梨のハッピーED
スパイが見つからない → 香乃梨のBADEDへ

攻略は以上です。

拍手へのコメントなど

本日、攻略記事を書くことにしたので、拍手コメントへのお返事を別途ということで。

コメントありがとうございました。励みになります。

やっぱり梓さんサイコーやで! 『ななリン』人気投票では3位に甘んじているというか、1位はシナリオブーストかかってるし2位は乳とか見た目とかで優位に立ってる感じがありますが、ここからの追い上げに期待したいところです。

いやまあ、別に人気投票で再会でも好きなんですけどね。
 

なぜかMiel明日のときめき…どうしよう……

いよいよ明日、Mielさんから『催眠ライブ ~知らないうちに変態アイドル活動で専用孕ドルにされちゃった~』パッケージ版が発売されます。DL版は先月先行発売済み。なんとなくパケ版買おうと思ってDL版には手を出してません。

で、どんな作品かといいますと……まあ文章読むより、パケ絵見てもらったほうが早いですね。

saiminlive

……。
…………。
………………。

どう見てもラ○ライブです。ほんとうにありがとうございました。

こういうのを堂々とやってくれるのはSealさんかMielさん、あるいはわるきゅ~れさんしかいないと思っていたので期待通りというか、むしろ時間が経ちすぎてる気すらします。2期の途中くらいで出ても良かった。

しかし、見た感じ海未ちゃん、みなりn……ことりちゃん、凛ちゃん、 かよちん、スピリチュアルのんたんが外れているのが気になる。人気を考慮したのでしょうか。どうせならA-RISEも加えたグループとかにしてもよかったと思うのですが、それだとボリューム的に2000円は無理か。

まあ楽しみにしています。 
《自己紹介》

エロゲーマーです。「ErogameScape -エロゲー批評空間-」様でレビューを投稿中。新着レビューのページは以下。
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