ワールドカップもいよいよ終わりに差し掛かったところで、サッカーネタ。
今大会でも「PK」が色々と劇的な展開を生んできましたが、過去のPKのコースと成功率に関するデータが面白かったのでご紹介します。ちなみに、今回の大会のデータは含まれていません。
▼「これまでワールドカップで蹴られたPK、全204本。そのコースは?そして成功率は?」 (Quoly)
もとはBBCのネタみたいですが、204本中成功は144本。 だいたい7割ちょい成功しているということですね。逆に言えば、3割も失敗してんのか。
もっと決まってる印象だったんだけど……と思ってネットをあさってみたところ、日本のJリーグの記事がありました。
▼「サッカーPKの成功率は何%?」(R25)
この記事では、「FIFAワールドカップの過去5大会においても、PK成功率は平均80%前後」となっていますので、PKは昔のほうが決まりにくかったのかもしれません。ただ、日経の記事とか見ると2010年のPK成功率は6割台だったみたい。94年は100%近いPK成功率になってるし、波が激しいんでしょうか。
▼ 「サッカーのPK、なぜ入らない?」(日経新聞2010年)
この記事の、「一般に右利きの選手は左方向を狙うのがうまく、成功率も高いはず。しかしける方向が左に偏りすぎると、キーパーはそちらに備える。そこでけり手は裏をかいて右を狙おうとする。キーパーもそれを読んで……と心理戦を繰り広げる。何度もけるうちに、ける(キーパーは守る)方向の選び方は、左右が同じ成功率になるような割合に落ち着く」というのはなかなか面白いというか、上のデータとか見る限り、確かにゲーム理論通りになっているように見えますね。
日経はこのあと、データを活用してGKが有利になった云々という話から、データを利用する経済活動の話に行くのがさすがですが、私の場合はPKのキッカーの心理に思いが行きます。というか、試合見てるとやっぱりね……。
「PKを決めても誰も覚えていないが、外したら誰もが忘れない」というプレッシャー。まあ現実社会も似たようなものかもしれませんけれど、「劇的」な勝利の裏側で流された涙が30%もあるわけですよ。うーん、考えただけでも胃が痛い。蹴るだけでも相当神経使いそう……。
有名な「PKを外すことができるのは、PKを蹴る勇気を持った者だけだ」ということばは、単なる言いわけとか慰めじゃなくて、れっきとした事実なんでしょうねえ。
今大会でも「PK」が色々と劇的な展開を生んできましたが、過去のPKのコースと成功率に関するデータが面白かったのでご紹介します。ちなみに、今回の大会のデータは含まれていません。
▼「これまでワールドカップで蹴られたPK、全204本。そのコースは?そして成功率は?」 (Quoly)
もとはBBCのネタみたいですが、204本中成功は144本。 だいたい7割ちょい成功しているということですね。逆に言えば、3割も失敗してんのか。
もっと決まってる印象だったんだけど……と思ってネットをあさってみたところ、日本のJリーグの記事がありました。
▼「サッカーPKの成功率は何%?」(R25)
2012年度のJ1リーグ戦におけるPKの記録を見てみると、PKの本数はリーグ全体で54本。そのうち得点に至ったのは40本で、成功率は約74%。ついでに1993~2012年まで20シーズンのJ1全試合を調べてみたところ、通算で1228本のPKが与えられ、成功したのは947本。成功率は約77%となった。これを高いと見るか低いと見るかは難しいところだが、少なくともJ1リーグ戦の場合、「PKは4回蹴れば1回は外れる」ことがデータで示されている。
この記事では、「FIFAワールドカップの過去5大会においても、PK成功率は平均80%前後」となっていますので、PKは昔のほうが決まりにくかったのかもしれません。ただ、日経の記事とか見ると2010年のPK成功率は6割台だったみたい。94年は100%近いPK成功率になってるし、波が激しいんでしょうか。
▼ 「サッカーのPK、なぜ入らない?」(日経新聞2010年)
この記事の、「一般に右利きの選手は左方向を狙うのがうまく、成功率も高いはず。しかしける方向が左に偏りすぎると、キーパーはそちらに備える。そこでけり手は裏をかいて右を狙おうとする。キーパーもそれを読んで……と心理戦を繰り広げる。何度もけるうちに、ける(キーパーは守る)方向の選び方は、左右が同じ成功率になるような割合に落ち着く」というのはなかなか面白いというか、上のデータとか見る限り、確かにゲーム理論通りになっているように見えますね。
日経はこのあと、データを活用してGKが有利になった云々という話から、データを利用する経済活動の話に行くのがさすがですが、私の場合はPKのキッカーの心理に思いが行きます。というか、試合見てるとやっぱりね……。
「PKを決めても誰も覚えていないが、外したら誰もが忘れない」というプレッシャー。まあ現実社会も似たようなものかもしれませんけれど、「劇的」な勝利の裏側で流された涙が30%もあるわけですよ。うーん、考えただけでも胃が痛い。蹴るだけでも相当神経使いそう……。
有名な「PKを外すことができるのは、PKを蹴る勇気を持った者だけだ」ということばは、単なる言いわけとか慰めじゃなくて、れっきとした事実なんでしょうねえ。