よい子わるい子ふつうの子2(仮)

18禁PCゲームをメインに、ラノベや漫画についてもダラダラ話を書きます。長文多いです。

2014年07月

さいきょうのゆくえ

もう皆さんすっかり忘れたんじゃないかという気がするんですが、前回観測時から1年以上経過していたことを思い出し(前回:「今は昔」)去りゆく7月との別れを惜しみつつ、どうなったかな~と思ってちょっと見に行ってみました。

 ▼「最強美少女ゲームレビューサイト TGフロンティア」 

廃墟でした。

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おお、もう……。

右側に表示される、『中の人などいない!』のコマーシャルがあまりにも的確に秘孔を突いていて涙を誘います。

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死体蹴りみたいなことを言うのも気が引けますが、とりあえずいまの状態をみれば「失敗」であったと位置づけていいでしょう。これから先必要なのは、その失敗を嘲笑うことではなく、なぜ失敗したかを考えることであると思う。そうすることで供養できるというか成仏してもらえるというか……。なお私自身の考えは既に散々述べたので、繰り返すことは避けておきます。

ただ、これをもってエロゲーの衰退だとか、レビューという形式の衰退だとか(最近レビューをあまり書いていない私が言うことではないかもしれませんが)、そういうのと安易に結びつける言説にはあまり乗れないかなと思っています。この件はどちらかといえば、特殊TGF的な(もっとハッキリ言えばコンセプトとブランディング戦略の)問題でしょう。

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ともあれ、これに懲りず第二・第三のTGFが……結果は追随しないかたちで……生まれてきても面白いのかなと思ってはいます。やはり関連する言論界隈が盛り上がるのは1つ重要なことですし。

私自身はあまり縁がありませんが、時代の流れ的にはニコ動とか、そっちのほうを組織化する方向にシフトしていくのかもしれませんね。 

偽Amazonにご注意

海外の商品を購入したせいなのか、「Amazon.com」を名乗るアドレスから英語のメールがやたら届くようになりました。

ただ、「Order Details」 というタイトルのファイル付きメールを見ると、どうも覚えのないことばかり。しかも、送られてくるスパンがあきらかに短い。短すぎる。

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「Order Details」に埋め尽くされた我が家のメールボックス。そんなに注文してねぇよ。

これは何かおかしいだろうと思ってグーグル先生におたずねしてみると、案の定でした。

 ▼「米Amazon.comを名乗るウイルス付きメール「Order Details」にご注意を」(無駄な濃いブログ) 
米国ショッピングサイト Amazon.com (Amazon Local)を勝手に名乗り、不特定多数にバラ撒かれてる英語表記の迷惑メール(スパムメール)にご注意を! 
 
偽メールの件名は「Order Details」(=注文の詳細)。

メールの添付ファイルは、ZIP形式の圧縮ファイルということで、解凍すると中身がWindows用実行ファイルとなってて自爆感染を誘う流れです。

 ▼「Amazonからのメールを装って拡散されるトロイの木馬」 (Dr.WEBアンチウィルス)
6月26日を境に、多くのユーザーがAmazonからの注文確認メールを装った偽のメールを受け取るようになりました。このメールには、注文の詳細を確認するために添付のファイルを開くよう記載されています。メッセージは英語で書かれ、現在知られている限り、注文日と番号を除いてすべて同じ文面になっています。(中略)

実際に商品を購入していない限り、注文内容の詳細を記載したファイルの添付された、未知の送信者からのEメールを開かないよう十分に注意することが推奨されます。そのようなメールはすぐに削除するようにしてください。BackDoor.Tishop.122はDr.Webアンチウイルスソフトウェアによって検出されるため、Doctor Webのユーザーに危害が及ぶことはありません。
6月26日から……ということは結構新しいですね。たしかに、うちのメールアドレスに届き始めたのは26日からでした。

このメールが届いた私のメールアドレスは、知人のサーバーを経由している完全に独自のドメイン(google.comとかyahoo.jpではない、普通なら絶対入れないようなドメイン)です。そして、Amazonを利用していない他のメールアドレスには届いていないので、ランダムに送りつけているとかではないと思われます。

なにせ、このメアドを使っているのは実はかなり限られていて、下記の4種類のみ。

1.ヤフーメール登録時
2.GAMECITY(三國志、信長の野望プレイのため)
3.日本の古本屋
4.Amazon

十中八九、なんらかのかたちでAmazonで利用しているメールアドレスの情報が漏れてるんじゃないかなぁ……。

ちなみにこういう言い方だと、「Amazonがウィルスメールを送っている」と勘違いで言い出す早とちりさんがいて風評被害になる、と言われたので(そういう人がうちのブログをご覧になっているとは思えませんが、なんかの可能性で検索に引っかかることはありえるので)念のためきちんと書いておくと、Amazon.comを「名乗る」アドレスであって、Amazon公式だとは言っていません。もちろん、単なる騙りです。「市役所のほうから来ました(市役所から来たとは言っていない)」というのと似たようなパターンだと思っていただければ。

 ▼「お客様へのお知らせ」(アマゾン・ドットコム)
Amazon.co.jpを装ったサイトやメールを利用してお客様の情報を不正に取得しようとする悪質な詐欺が発生しています。身に覚えのないEメールが届いた場合は、絶対に添付ファイルやリンクを開かないでください。Amazon.co.jp からのEメールかどうかの識別について詳しくは、こちらをご覧ください。(2014/07/09)

 直接言及はされていませんが、この注意書きは、今回の件をうけてのものではないでしょうか。

ともあれ、「Amazon.com」からのメールにかぎらず、この手の詐欺ははびこりやすいので、しばらくは添付ファイルつきメール等に十分気をつけたほうが良さそうです。私もそのうちひっかかるんじゃないかと戦々恐々ですよ……。 

29日はニクの日

毎月29日は「肉の日」らしいので、何か肉にちなんだ話……と思っていましたが、思いつかん!

そういえば(唐突な話題転換)、この前お酒を飲みに行ったとき意外に思ったのが、コンビニとかで売られている加熱処理されてるソーセージとかハムはそのまま食べていいということが、あんまり知られていない事実。

まあ偉そうに言っていますが、私も「どうなんだろう?」と思って昔調べたので知っていただけなのですが……。

 ▼「ベーコン・ウィンナーを「そのまま」食べてますか」(Excite Bit) 

「ハムはそのまま食べることも多いけど、ウィンナーやベーコンは加熱して食べる」という人はけっこう多く、同様の意見・疑問がネット上の質問に多数出ていたりする。
 
また、ベーコンの業者のウェブサイトなどでも「そのまま食べられる生ベーコン」「切ってそのまま食べられるベーコン」などと謳うものが多数見られる。つまり、一般的には「加熱して食べるもの」という扱いだ。

これってそもそもなぜなんだろうか。ニッポンハムに聞いた。

「ハムやソーセージは基本的にそのままで問題ないですが、ウィンナーやベーコンも加熱食肉製品なので、基本的にはそのままでも全然大丈夫なんですよ。ベーコンやウィンナーは加熱しないといけないと思っている方は『生肉』のような印象を持っている方なのでしょうか」(広報IR部)

生ハムは非加熱食肉製品だが、温度管理・食肉法など法律で決まっているため、そのまま食べる食品である。

だが、それ以外の製品は、もともと加熱工程を含んでいるため、基本的には加熱しないでそのまま食べて良いのだという。

という感じ。いわゆる「加熱食肉製品」とか「加熱後食肉製品」とかいうやつですね。「加熱前食肉製品」なんてのもありますが、どれも基本的にそのまま食べられる模様。

 ▼「お問い合わせ」(米久株式会社) 
●商品に「加熱食肉製品(加熱後包装)」や「加熱食肉製品(包装後加熱)」と記載されていますが
  どのような意味ですか?
 
「加熱後食肉製品(加熱後包装)」とは、加熱した後に商品を包装したという意味で、「加熱後食肉製品(包装後加熱)」とは、包装した後に商品を加熱したという意味です。
 
どちらの商品もそのままでもお召し上がりいただくことができますが、商品によっては加熱した方が、よりおいしく召し上がれる場合がございます。

あとは好みの問題ということですね。ちなみに私は、加熱せずにそのまま食べるの結構好きです。フライパンにかけるのはいいんですけど、レンジでチンして単に暖かくするだけ、というのはあんまり美味しいと思わない。あと、買ってきてそのまま食べられるのは手間がかからなくていいです(笑)。

近所にソーセージ専門店があるけど、そこの店主のおじさんもそのまま食べるって言ってました。肉汁が逃げなくて味が濃いからいいんだとか。味音痴の私は食べ比べてもよくわからないどころか、香りがいいぶん火を通しているほうが味が濃いような気がしたんですが……どうなんでしょうね。まあ、さっきも言った通り好みだと思います。

最後にどうでもいい話ですが、Exciteの記事では「ウィンナー」って書いてるのに私が「ソーセージ」って表記しているのは、この辺の事情によります。要は、ウィンナーソーセージは数あるソーセージの1つなので、ソーセージと書いたほうが妥当なのではないかという。

個人的にはウィンナー=ソーセージみたいな扱いになってるし、そこまで気にしなくていいと思ってますけど。

というわけで、なんとか雑学をばらまいておにくネタを完遂してみました。 

戦利品バッグを買ってみた話。

ソフマップさんで先日発売された、「戦利品バッグ」を購入してみました。というのも、コミケとかでもらう紙袋。あれ、そのまま持って歩くのはなかなか勇気がいる(うえに、近隣の迷惑になりかねない)し、そのせいでいっつも折りたたんで収納するしかないのが残念だなぁと思っていたところ、これなら収納できるという話を聞いたため。以前にも発売していたやつの2014年バージョンですね。

 ▼「折りたたみ式戦利品バッグ特設サイト

エロゲーキャラのイラストが入っており、 鈴木佳奈(大図書館)、小太刀凪(大図書館)、松永燕(真剣恋)、辻堂愛(辻堂さん)、藍川有紗(キスアト)の5種類があります。私は、鈴木バージョンを購入。

 ▼「折りたたみ式戦利品バッグ 大図書館の羊飼いDS 鈴木佳奈」 

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これ。天使ですわ。

ただ、この天使ちゃん鈴木イラストは表にプリントされているわけではなく、裏地。製品サンプルをみればお分かりの通り、キャラクターのエンブレムが入っている以外、外側はかなりふつうのバッグ。

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で、実物なんですが……。

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折りたたみ状態がめちゃめちゃ小さい。ぶっちゃけ、普通サイズの色紙より小さいです。ボディバッグやウエストポーチの中にすっぽりおさまりました。公式では、折りたたみ時サイズ20X20となっています。ちなみに、この状態は袋に入っているのではなく、「折りたたみ」状態で、ファスナーをあけて中を引っ張るとそのまま袋になります。

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製造国は中国。

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広げると一気に巨大化。横幅65.5、縦が46。慎ましい鈴木の胸と対照的な大きさです。裏地はこんなの。そんなに鮮やかなプリントではないけれど、ガッカリするほどでもない、という普通な感じでした。さすが鈴木佳奈。

とりあえず、コミケの紙袋(縦長のタイプ)は余裕で収納できそうです。横長のやつもギリギリ。A2横長のやつは入るか微妙かなーと思っていたんですが、端をいじれば入りました。特殊な形のやつはわかりませんが、何にしても収納力は申し分なしです。完全ではないにせよ、一応防水なのもポイント高い。

ただ、ポリエステルの材質自体は結構脆いので、何かに引っ掛けたりするとすぐ破れそうでした。あと、これだけ折りたためるということはものすごい柔らかいので、中に入れたものが重たいとかなり引っ張られて形が崩れます。また、仕切り等も無いので中に入れたモノはかなり暴れます。その辺は、サイズが大きすぎるせいで融通が効かない……。

戦利品の同人誌とかを普通に持ち歩くには、たぶんしっかりした布袋とかリュックのほうが便利でしょう。このバッグの最大の利点はやはり、紙袋の類を傷つけず、折りたたまずに持って帰れること、というところにありそうです。量は確かにはいるんですけど、重たいものより、かさばるものを持ち歩くのに適しているでしょうか。日常生活では使い所がほとんど思いつきませんでした。

お値段が税込みで5500円くらいするので、ちょっと割高かなぁ? ただ、他で代替ができない機能を持っていると思うので、どうしてもこういうのが欲しかった! という人には丁度いいかもしれません。また、折りたたんだときのサイズが非常に小さいので、「とりあえず持っていく」選択肢があるのがいいですね。

まあ、今年の夏コミで実際に使ってみようと思います。

悪用されるクレジット

これやられるとどうしようもないなぁという話。

 ▼元ビックカメラ社員逮捕=客のカード情報盗用容疑-警視庁 (時事ドットコム)
 勤務先の大手家電量販店で客のクレジットカード番号などを不正に入手、盗用したとして、警視庁大森署は4日までに、割賦販売法違反容疑でビックカメラJR八王子駅店(東京都八王子市)の元社員の少女(19)=同市=を逮捕した。同署によると、少女は容疑を認めているという。
 
 逮捕容疑は3月15日、同店でレジ打ちをしていた際、不正な利益を図る目的で、客の会社員女性(25)のクレジットカード番号などを書き写し、盗用した疑い。

 同署によると、少女は女性のカード番号などを使って、ネットのコミュニティーサイトのポイント購入に使ったという。同署は他に被害がないか調べている。

 ビックカメラのコメント 事実解明のため捜査当局に全面的に協力するとともに、全力を挙げて再発防止に努める。(2014/07/04-13:20) 

今回の件は、犯人の女の子がショボかったので何とかなった感じがありますが、しかし、これもっと計画的にやられるとホントにバレにくい、危険な犯罪という気がします。

たとえば、ある程度店に通って顔を覚えた客なら、その人がレシートを要求するかしないかがわかるし、財布の中が整理されているかとか、そういうところから「きちんとした正確か、ずぼらか」みたいな情報というのをなんとなく想像できる。

で、ずぼらそうな人を何人か集めてこれをやったら、たぶん気づきませんよ。

もちろんこういう犯罪をやるヤツが悪いに決まっていますが、どうしてこういう犯罪者がでるかというと結局、クレジットカードがものすごく便利にあちこちで使われるようになってきたのに、セキュリティコードが隠しもせず裏に書いてあるというザルい現実と、入力の手間を省くためか経費節減か知りませんが、パスワードなしで決済できるシステムを採用しているところが多いというところが原因ではないかと思います。つまり、盗んでくださいと言わんばかりにお金の入った財布が目の前にぶらさがるような状況ができてしまっているわけで……。

こっちでできる用心としては、下記くらいしか思いつきません。

 1.カードを相手に手渡すことは避ける
 2.カードのうらのセキュリティコード(3桁の番号とか)にはシールを貼っておく(自分はメモで保存)
 3.月々の利用明細はきちんとチェックする

私も、いつ被害にあうかわかりませんから怖いです。便利なことの裏側で危険もあるのがクレカなので、是非皆さんもお気をつけ下さい。

『フラテルニテ』の発売記念イベントに行ってきた話。

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昨日(2014年7月25日)発売のエロゲー『フラテルニテ』発売記念イベントに参加してきました。場所は、秋葉原の、アキバ☆ソフマップ1号店。購入者がくじをひいて、当選したら参加できるという形式。

お昼と夜の二部制で、昼の部は橘まおさん、夜の部は手塚りょうこさんのトークショー&サイン会。司会新興進行は、クロックアップのいけだかなめさん。サインの色紙は原画家はましま薫夫さんの書きおろしで、直筆サインも入っているとのことでした。

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イベント告知ポスター。

で、当然参加狙いでくじ引きにいきました。当日は最高気温37度くらいになっていたそうで、午前中から死ぬほど暑かったです。干からびるかと思った。ずっと外で発売記念イベントの対応とかしてくださってるメーカーのスタッフさんやレイヤーさんは本当にお疲れさまです……。

くじに関しては、複数引いて良いけど、複数あたっても参加券は1枚。ただし、昼の部と夜の部でそれぞれの時間にならびなおしてどっちもあたれば、昼夜どっちも参加は可ということでしたので、その通りやりました。幸い、どっちも1発であたったので、両方参加。ラッキー。

ただ、今回「イベント内容のつっこんだ話はオフレコ」ということだったので、詳しい内容は書けないです……ごめんなさい(夜の部はその注意なかったですが、一応)! 夜の部のときスタッフのかたにうかがい、イベント開始前の会場撮影はOKという許可をいただいたので、写真で雰囲気だけでも。まあ、いつもの通りのソフマップですけどね。

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正面。一番前に陣取れたのはラッキーだった。

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開始前の机。色紙と、当日配布のパッチCDが並んでいる。

今回、ソフマップさん側から、金属探知機によるチェックがはいりました。やっぱり例のAKB事件が尾を引いているんでしょうか。時間はかかるし正直邪魔臭いと思いましたが、出演者の方の安全を守るため、ひいては参加者が安心してイベントを楽しむために必要なことなので、きちんとやってくれるほうがありがたいですね。

さて、一応どんなプログラムだったかというと、基本的にいけだかなめさんがネタを振りながら、声優さんがそれにこたえる、というもの。作品への(というかこういう作品の「系統」にたいする)感想、キャラクターの感想、収録中のエピソードなど。お二方とも、CLOCKUP作品は初めてだったということで、そのあたりのお話などもあり。特に、日常感を出すために声優さんが気をつけたこととか、その辺のエピソードは非常に面白かったです。こういう作品にもかかわらずなのか、あるいはだからこそなのか、重要なのは日常なんだなと。

発売当日のイベントということでネタバレにかなり配慮してくださっていたのですが、「裂ける」とか「ビッグベン」とか「カレー」とか「トマトスパゲッティ」の話が多くて、あとはオートモードが嘔吐モードになりそうな雰囲気だな~というのはよく伝わってきました。

あんな感じのゲームですが、イベント自体は非常に明るく楽しくで、別にお通夜な雰囲気ではなかったです。はぴはぴ☆

イベントを経た後の感想としては、ぶっ飛んだ内容ではあるけれど、注目すべきはむしろキャラクターや生活のリアル感と、「幸せ」とはなにか、というところなのかなという印象です。スタッフ・出演者の方の口から何度か「バッドエンド」や「ハッピーエンド」ということばが出ていましたが、おそらくこの作品はそういうくくり自体に疑問を投げかける部分がある、あるいはそこを疑っていくほうが楽しめる、そういう感じにも思われました。

つまり、修正パッチも実は単に修正ではなく別の角度から見れば深い楽しみ方が

トークショーの最後にじゃんけん大会があり、昼夜それぞれ勝者1名に、円香と紗英子の等身大パネル(というか会場の飾りのポップ)がプレゼントされたのですが、残念ながら私は勝ち残ることができませんでした。しかし、紙でくるんだ後、梱包材で簀巻きにした美少女をかついで電車に乗る人がいるかと思うと、胸が熱くなります。勝ち残られた方、マジでおめでとうございました! 羨ましいです!

最後は、サインをもらって終了。そういえば、サインの時手塚さんは左利きなせいで、キャラクターポジション上どうしても文字を手でこすってしまい、若干書きづらそうでした。

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左が手塚りょうこさん、右が橘まおさんのサイン。右上の金色の文字は、はましま薫夫さん。黒字がいけだかなめさん。

紗英子は今回、店舗特典イラスト等に一切登場していないようで、そうなると貴重な描きおろしということになります。しかも、作中ではあんまり笑わないので更にレアリティアップや! みたいなお話があり、紗英子ファンとしては嬉しい限り。

ともあれ、非常に楽しく有意義なイベントでした。スタッフの皆さん、橘まおさん、手塚りょうこさん、あとイベント参加者の皆さん、お疲れ様&ありがとうございました。作品のほうも、気合入れてプレイしたいと思います。 

2014年7月 エロゲーの日

というわけで、本日はエロゲーの日。今日は少なめです。


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『この大空に、翼をひろげて SNOW PRESENTS』(PULLTOP)
これも展開長いですね。以前のPULLTOPさんとはだいぶ戦略が違う感じ。ファンとしては喜ばしいことですね。

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『クロスクオリアセット』(10mile)
まさか発売されるとは……(失礼な)。いやでも、待ってたんで、はい。嬉しいです。嬉しいです……。


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『フラテルニテ』 (CLOCKUP)
一部で超絶盛り上がっている作品。和泉万夜先生、怪しげな新興宗教ネタということもあって期待というか興味が高まります。今月のある意味本命。


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『メルトピア』(side-B)
今月のお試し枠。新規ブランドのSLGデビューということで、期待と不安が入り混じった状態です。体験版スルーで突っ込みますが、そこまでハズレはしないんじゃないかな、たぶん。


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『新世黙示録 -Death March-』(ザウス【本醸造】)
時間かかりそう。あとポリゴンが……(死)。色々グロい画像とかも上がってましたが、延期したぶんのボリュームとクオリティには期待したいところ。まあでも、ザウスさんなのでとんでもないのが来る可能性もありそうなのが、また趣深いところです。最近の安定度を見ていると、地雷ボカンにはならないと思いますが、時間だけバクバク食われると厳しいので、ちょっと後回し予定。


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『星織ユメミライ』(tone work’s)
イベントにも行ったユメミライ。ふつうのADVのはずなんですが、今月の私の予約ラインアップでは異彩を放っています(笑)。音楽良いですよね。


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『超昂天使エスカレイヤー・リブート』(ALICESOFT) 
テッシュが切れていたので補充しました。


という感じ。7本! 夏休みを前にそんなので大丈夫かと言われそうですが、コミケ前の良い節約になりそうです。『ちぇ~んじ!』とか『G.I.B.』、『アストラエアの白き永遠』あたりは、今回は見送って様子見予定です。

暑い日が続いていますが、皆さまお体に気を付けて、楽しいエロゲーライフを! 

寿司よさらば。

回転寿司は日頃そんなにお世話にならない……どころか最近になるまで入ったことがなかったのですが、時々無性に行きたくなることがあります。中を見ると、2人組のご婦人とか家族連れに加えて外国人の姿も多く、お昼時は「順番待ち」が発生していることも。人気文化としてすっかり定着している印象ですが、どうも「偽装表示」問題以来、下り坂という話を耳にします。

 ▼「深海魚使えず回転寿司から悲鳴 大量閉店、前年割れも相次ぐ」(もぐもぐニュースビジネス) 
スシローは売上げ、客数の同期比割れが続き、かっぱ寿司は昨年50店閉店、42億円の赤字となっている。その他の回転寿司チェーンからもいいニュースは聞こえてこない。

とくに回転寿司を苦しめているのは、原価の上昇だ。世界的に魚をはじめとした水産資源の価格が上昇しており、薄利多売のビジネスモデルには厳しい状況だ。

そしてそれをかつて補っていたのが深海魚をはじめとする代用魚だった。だが、食品偽装問題が浮上し、企業のコンプライアンスが問われる時代になると、代用魚で「タイ」や「ヒラメ」として提供することが難しくなっている。 

このニュースを見る限り、偽装問題が起ころうが起こるまいが、遠からず「悲鳴」は聞こえてきたんじゃないかと思いますけど、代用魚を人気魚として提供できなくなったというのは、確かにダメージが大きそうです。そりゃ、「ヒラメ」と聞いたこともない深海魚では、売れ行きも違うでしょうし……。

水産資源値上りの背景の1つには、水産資源の枯渇というのがあります。うなぎとかもそうですけど、このままだと「絶滅」が見えてきているのも少なくないようで、実はあんまり笑えない話ですよね。それなりに深刻な危機が迫っているわけです。日本中が寿司を食べるペースで消費されていたら、魚がいなくなるかもしれない。偽装をやめて本物を出せ、では済まない問題も絡んできているようです。

食文化ということばが示すように、食事は「文化」なのですから、時代によって変化もするでしょう。将来のことを考えて、深海魚をきちんとした寿司ネタとして広く知らしめるというのは悪くない気がします。消費者としても、正しい情報が入ってくるに越したことはないですしね。

革財布を選ぶ話

なんかこのブログで、革小物とか革財布の話することが増えてきましたね……。他に話のネタが無いわけではないんですが、書きやすさと自分の興味関心のせいで、いろいろ書いてしまう。

過去の記事をリストアップすると、これくらいでしょうか。

 ▼長財布か折財布か(2014年5月26日)
 ▼謎の宣伝ブログ(2014年6月7日)
 ▼ブランドとオシャレと(2014年6月10日)

昨日タイムラインで、財布買おうかなーみたいな話も挙がっていたので、話題に便乗して革財布選びの話とかしてみようと思います。これはあくまで、私が選ぶ際に重要視していることなので、参考になればということで。

凄い長くなりそうだし、できるだけ裏付けとかはとって、有益な情報をまとめたつもりではおりますが、基本的には素人の勝手な解釈と聞きかじりの知識で成り立っておりますので、読む気ねーよっていう人はかっとばしてください。

(1)大事な選定要素は何か 
自分が使うにしても、他人にプレゼントするにしても、基本となるのはコレです。

たとえば、「予算」。10000円以内に絶対抑える、という制限があるなら考慮せねばなりません。

「ブランド」「流行」ということもありえます。プレゼントの場合「ネームバリューのある品を贈る」こと自体に意味が認められることも少なくありませんし、自分で使うにしても人間関係の中で「見栄」(悪い意味ではなく)が求められることも出てくるでしょう。ブランドというのはそういう、「社交」のために存在するといっても過言ではありません。

他にはどんな要素があるでしょうか。多そうなのは「機能」(レシートや小銭がまとめて入る、等)や「形態」(ポケットに入る大きさ、お札が折れ曲がらない長財布、等)あたりではないかと思います。私のように「耐久性」(丈夫さや、5年10年使えること)を相当気にする人もいるし、皮革ファンの中には「革の種類」「革質」が大事だという人もいますし、中国産はゴメンだ、みたいに「製造国」をチェックする人も多そう。

自分がどの要素をどのくらい気にしているか、というのをリストアップして優先順位をつけると、かなり選ぶときに楽になります。

ちなみに上の要素でいえば、私は次のようになります。

耐久性 > 革質 ≧ 機能 > 形態 > 製造国 > 予算 > ブランド(流行) > 革の種類
 
基本、「財布は一生モノ」くらいに考えているので(TPOに応じて使い分けますが)、丈夫で長持ちするものを選びます。ただし、この丈夫というのは、どんな乱暴に扱っても平気! みたいな意味ではありません。慎重に使えば、一緒にいられる年数が長いということです。

というわけで、経年で確実にダメになる合皮・ウレタン系素材はNG。本革でいきます。本革の中でも、ホームセンターにおいてあるようなペラペラですぐ破れる革はできれば回避。染色も、顔料染めより染料染めのものを選びます。まあ顔料に関しては染め直しができるし傷に強いから、良いといえば良いんですが……。その辺はどうせなら経年変化を楽しみたい、というこだわりで。

「革財布」という縛りがなければ、布とかナイロンも、あるいは選択肢に入れるかもしれませんが、どうもナイロン・布系の財布がいまいち好きになれず……。多少扱いづらくても、やっぱり革を選ぶかなぁ。

予算は、5万オーバーになると尻込みします。できれば3万前後……。

割りと気にしないのは、ブランドとか革の種類。正直、ゴートだろうがコードバンだろうがブライドルだろうが、どの革もそれぞれに良さがあるわけで、買った革にあわせて扱いを楽しめば良いかなと。ブランドはホント気にしないです。パスケースとか買ってみてファンになったブランドが無いわけではないんですが、絶対そこということもないし。

下は、バッグ選びに関するFAQですが、財布にも通じる良い話だと思います。

 ▼「バッグマメ知識」八木長ネットショップ 
Q.どうしてバッグの値段ってピンキリなの?

A.ブランド品は確かに高すぎますよね。同じ材料で同じように作るだけなら、 半額ぐらいで出来そうです。 でも、広告費やデザインなど多くの人件費や販売経費がかかることもあり、 ステイタスにお金はかかるのでしょうね。 バッグの要は素材です。 有名ブランドやどこの国で作られたかを気にするよりは、良い材料かどうかで割安かそうでないかを判断したいところです。 しっとりとした手触りや、上品なオイルの匂いがする革は有名ブランドでなくとも手に入ります。 

要するに私としては、素材のよさを活かして引き出した財布が好きであって、周囲の評価はあんまり気にしない(し、そもそも分かんない)。いや、素材のよさというのも本当はわからないんですが、そこは話を聞いたり自分で調べたりしながら勉強ですね。そこにこだわりたいから、その部分の情報を得るわけです。流行に敏感な人は、ファッション雑誌なんかをマメにチェックするじゃないですか。それと同じことだと思っています。

(2)どうやって調べるか
さて、品質重視でいくことになりました。問題はリサーチの方法ですが……。基本は、デパート行く店員さんに訊ねるネットで調べる本を読む、あたりになるだろうと思います。

以前、ある人に「財布買うなら、買う前にまず新宿伊勢丹のメンズ館行け」みたいなことを言われまして(なんかネット検索したら、そんなこと書いてるブログがありました。元ネタがあるんでしょうか)、実際行ってみると「なるほどなぁ」と感心したんですね(メンズ館の1Fに財布コーナーがあります)。 

というのも、とにかく大量の財布があって、革の質がいいのからデザイン凝ってるの、容量アホみたいに入るのから極薄なのまで、色んなのが見られる。「さまざまなる意匠」です(違)。お値段はそれなりに張る(安くても1~2万はする)んですけど、実物を見ることで自分の中で基準を作るにはうってつけです。

かつ、そこで見識のある売り子さんにいろいろ話を聞ける。これは大きいです。もちろんセールストーク入ってるんですが、デパートの店員さんは知識もしっかりしているし、実際に自分で使っていたり、お客さんからのクレームや感想を直接聞くことが少なくないので、非常に参考になります。 ブランドのアンテナショップだと、そのブランドの品をゴリ押ししてくることも少なくありませんが、大きなデパートの財布売り場の店員さんは(私の経験上)さまざまなブランドのものをそれなりにフェアに比較してくれます。

ネットは、情報の質が玉石混交で信憑性に最後まで疑問が残るのが玉に瑕ですが、手軽に多くの情報が手には入りますし、ある程度取捨選択もできます。本よりも良いんじゃないかと個人的には思います。皮革関係の本は、一般書だとホントに大したこと書いてないし、ブランド品の回し者になっているものも少なくありませんでした。職人さん用の専門書とか買えば別なのかもしれませんけど、ンなもん下手すれば財布本体より高かったりしますし。

あと、裏技的に、職人さんに直接訊ねる、という手があります。 私はたまたま知り合いが革関係の仕事についているので彼に聞いてみたり、別の製品でファンになった職人さんにメール送って気になることを聞いたり、ということをしています。靴・鞄・修理屋さんで合計3人ほどですが、いろいろ面白い話を聞けたりします。さすがにここでアドレス晒したりはできませんけど、思い切ってお店とかに連絡をとってみると、回答してくださる人はおられます。ダメな人はダメって言ってくれますしね。もちろん忙しい時期にはあんまり細々したことで頻繁にメールしないとか、色々配慮すべきこともありますけど、その辺もうかがいながら。


(3)実際選んでみる Part1
んで、私が選ぶとどうなるかというと……。

まず、ファッション系の有名ブランドは外します。ポール・スミスとか、コムサ系、カルバンクライン、あと有名どころだとタケオキクチ? デパートでよく見るファッションブランドの製品は、質が悪いとは言いませんが、同じ値段を出せばもっと良いものが買えるのに……と思ってしまう。ただ、デザインはやっぱりオリジナリティあっておもしろいですね。タケオキクチのカードケースとかすごい使いやすそうで、今使ってるのに愛着なければ買ってしまいそうでした。

ただ、純粋に品質を追求する場合、よほど高いのでないと満足なのは無いなぁ、というのが実際に見てみた印象。だいたい中国製で縫製がイマイチ(素人目にも分かるくらいハッキリ雑です。糸が浮いていたり歪んでたり)だし、使われている革もペラペラ。外装だけで内装には全然革使われておらず、手触りもイマイチ……という感じ。これはブランドのお店でそのブランドの品だけ見てても分かりにくいと思うんですけど、他の財布置いてあるところで見比べると一発だと思います。もちろん、売り場やモノによっては日本製のもありますけど、そうなるとお高い。

んじゃ、良いのはどんなのかというと、やっぱり皮革系の専門ブランドですね。たとえばGANZO、ホワイトハウス・コックス、エッティンガー、マニウノ、キプリス……とかその辺です。まあこれは、ホントに一目瞭然。百聞は一見にしかずです。

いや、あんまり経験主義的なことはいいたくないんですが……ちょっと出かけて見てみれば実感できることですし、経験をもとに煙に巻こうというわけではありません。マジで手触り違うし、革の張りとかも違うし、香りも違います。香りは種類のせいってのもあるんでしょうけど、そのくらいハッキリわかるということでひとつ。

傍証というわけではありませんが、池袋にある某デパートの店員さんに、「お勧めの革小物はどれ」ってきいたら、迷わずGANZOのとこ連れて行かれて、「コムサとかポールは?」って聞いたら、凄い微妙な返事返ってきました。

この辺はある程度しょうがなくて、ファッションブランド品はブランド料が高い。宣伝費が半端ないし、アンテナショップも出してるから場所代・人件費もかかっている。そういうのが商品に乗っかってきているので、普通よりかなり値段が高くなるんですよね。もちろんアフターケアの充実や、最低限の品質保証もあるわけですが、問屋・仲買・小売と「中抜き」が発生することもあり、ついている値段の中で実際の品質にかけられるコストは1割から、多くても3割程度だと聞きました。2万円の財布であれば、実際には5000円程度、下手すれば2000円クラスかもしれないということですね。きっつい話ですわ。

皮革専門ブランドにしても、デパート等に卸売をしている時点で「中抜き」ラッシュが発生しているので、割りと高めのお値段になっていることは確かです。ただ、卸売りなしの直売メーカーってそんなに多くないですし、ファッションブランドに比べれば、まだ適正価格に近いということで。また、そういう有名皮革ブランドでないと手に入らない素材みたいなのはあって、そういうのが好きな人は選択肢が他にない可能性もあります。

(4)実際選んでみる Part2
さて、ファッションブランドを外して見ていくと、いろんなパターンがあります。細かいパターンは幾つもありますが、大別すると次の3つ。

1.ヨーロッパで革作っててヨーロッパで縫製して、製品が輸入されてきてる、完全インポートパターン。
2.ヨーロッパから革仕入れて、日本で縫製してる、ハンドメイド・イン・ジャパンのパターン。
3.日本で革作って、中国・東南アジアで縫製してるパターン。

この中でお薦めなのは「2」だそうです。これは職人さんの技術やコンセプトの好みもあるから一概には言えませんけど、あくまで基本的に、ですが。

まず、日本の縫製技術は基本的にどこも高い。細かい作業が得意なのと品質管理がしっかりしているので、ミシン使った大量生産品でもかなりきちんとしたのができるそうです。細かい設計もしっかりしていて、トータルで見ると安定している。

「1」は、革の質は良いんだけど職人さんのウデが一定しないんだとか。イタリアとかの職人さんはとくにパッション系の人が多く、「注文した仕様と全然違う商品になってる」ことも少なくないとか。複数のデパートの店員さんが同じことを言っていたので、もしかすると「都市伝説」の類かもしれませんけど、確かに財布の締りが甘かったり、マチがうまくたためなかったりというのは目にします。ただ、時折とんでもなく素晴らしいクオリティのものができたりもするそうで、要は当たり外れが大きい、ということかもしれません。実物をじっくり選ぶことができ、かつ判断する目があるなら(私には無理なので外しています……)、ベストな選択肢になってくるのかもしれません。

「3」は、正直微妙なことが多いみたいです。まず、革の質が違う。日本が必ずしも悪いというわけではないのですが、ヨーロッパの革づくりのほうが技術的には「進んで」いる、とみなされることが多い。日本でも、「栃木レザー」みたいなブランドもあれば、宮内産業のように海外輸出しているタナリーもあります。日本人向けの工夫(色が変化しにくい、鮮やかな色が長持ちする)を凝らした染色技術なども進んでいますが、そもそもやれること・やっていることが違うんですね。その辺の話は、下のサイトに詳しいのでよろしければご覧ください。明快で、興味深い内容です。日本製の革のほうが好み、ということなら、「3」は非常に有力な選択肢になるでしょう。

 ▼「日本とイタリアの革の違い」(革童巻き)
よく「水が違うから」「作る人間の目の色が違うから発色が違う」など、比較されるのがイタリアの革です。 革の商社は色々と薀蓄をつけて販売をしようとしますが、製造者の立場から日本とイタリアに代表されるような世界の革の違いを何点かご紹介したいと思います。

あと、「3」は「1」や「2」に比べて安いことが多いのがメリットで、たとえば日本国内の宮内産業の革を使い、中国で製造をしている「Flying Horse」の財布は10000円くらいです。リーゾナブル。

しかし、日本の革を使って海外で製造し、その後日本に持ち込むということは、日本→中国への輸送、そして中国→日本への返送、という余計な輸送費がかかっているということでもあります。にもかかわらず値段が抑えられているということは、人件費が非常に安い。基本は非専門職の現地労働者が、工場で大量生産するパターンです。細かいクオリティは期待できないし、「監視・監督」がうまくいっていないと品質もいまいちになるのだと聞きました。

ただ、全部が全部ダメということもなく、マレーシア・フィリピン・中国などに縫製工場が展開されていますが、お国柄や工場監督者の気質によっても全然変わってくるので、どこ製だからいいの悪いのというよりは、作り方そのものが違うと考えたほうが妥当なのかもしれません。最近は、中国国内で革も生産していて、フルメイドinチャイナというのもありますし、それで価格がかなり抑えられるなら全然問題なし、というのもアリですよね。


(5)実際選んでみる Part3
結局私は、あんまり個別の製品の良し悪しを見極める自信がないので、安定度で日本製のを選んでいます。

日本製つっても凄い数ありますけど、メジャーなのはこの辺でしょうか。

 ▼「【伝統技術】日本の革製品ブランドまとめ」(NAVERまとめ) 

ここには載ってないけどブレイリオ、ブリットハウス(は入れていいのかな?)、土屋鞄、吉田鞄、革工房ABALLIなんかも財布あります。カジュアル系ならAgilityとか。Agilityのはデザイン凝ってて凄いお手軽価格ですね。ちょっと癖がありますけど。

あと、忘れてはいけないのが、インターネット世界ではやたら(過剰なほどのコマーシャルで)有名なココマイスター。というか「長財布」で検索かけたらココマイスターばっかりヒットするのはぎょっとします。アフィリエイト率が高いんでしょうか。

ココマイスターはブランディングのものすごい勢いと、それに伴う「悪目立ち」非常に気になっていたんで、銀座一丁目の店舗に行ってナポレオンカーフの小銭いれ買ってみました。

結論としてはなんというか、「悪くはない」という印象です。感動するほどものすごい品質にも思えないけど、同価格帯で比較すればデパートとかで売ってる皮革系ブランド品よりコストパフォーマンスが良い。デザインもシンプル路線でしっかりしたものだな、という。ただし、「質実剛健」みたいなブランドイメージに、この過剰なコマーシャル攻勢はあんまり合致してない気はします。

ネットでは、「ステマうざい」と「検品ちゃんとしてない」というのが二大批判みたいになっていますが、前者はどのメーカー・ブランドも広告に金使ってるんだから目くじら立てることでもないし、後者はどのメーカーでもありえることでしょう。交換してくれないとかいうならサポート体制の問題として文句言えるけど、そういうわけでもないみたいですし(ちなみに、私の買った奴は全然大丈夫でした)。

ただ、あるていど頻繁に製品に問題が起きているのだとすれば、一部製品に関しては「手づくり」ではなく工場生産しているのかもしれません。手縫いじゃなくてミシン縫いなのは構わないんですが、ライン生産してるんだとしたらちょっと問題ありかなぁ? まあ私には現物見てもサッパリ分かりませんけど(駄)。 

さっきのリストにあったブランドだと、万双、ココマイスターあたりは卸売をしていないので、流通や中抜きのコストが発生せず、良い品がかなりお安く買えます。ABALLIさんも委託はあっても卸売はしてないような……。ともあれ知名度では劣るけれど質のいいものを狙うなら、その辺をリサーチすると良いかもしれません。

(6)まとめ?
というわけで、日本の革製品ブランドが作っている品をメインに見て、価格と機能が納得いったものを買いました。私は万双とブレイリオ、あとAgilityのを使ってるんですけど、最近エムピウの3つ折財布がいいなぁと思って見ています。立川のデパートに、「店員の私物です」といって使い込まれた品が展示してあったんですけど、凄いいい感じにエイジングしてて、色も綺麗になってたんですよね。さすがにこれ以上財布買っても使えないので買わないけど、プレゼントとかには良さそう。秋葉原のアトレとか、神田の三省堂でも売ってます。

millefoglie
エムピウの3つ折財布【millefoglie】。コンパクトでスタイリッシュ。深い色ならビジネスでも使える。

というわけで、何か参考になる話を書こうとしたんですがどんなもんでしょうね。この記事を読んだからって買う財布が決まるとは思わないけど、判断の材料の1つくらいにはなれば、ということで。誤ったことを書いているかもしれないので、その時はご指摘ください。垂れ流した推測による名誉毀損の可能性については、主に個人の印象ということでご寛恕ください。

自分好みのイメージ通りの女の子を育てるつもりだった

岡山の女児誘拐事件、女の子は無事で何よりで、犯人がアニヲタだったせいで報道がクソみたいなことになっていますけれど、ちょっとぎょっとしたのがこのニュース。

 ▼「捜査員に「自分の奥さん」と小5女児紹介」(日テレNEWS24) 
< 2014年7月21日 18:22 >

 岡山・倉敷市で小学5年の女子児童(11)が行方不明になり、19日、5日ぶりに無事保護された事件で、警察が無職・藤原武容疑者(49)宅に踏み込んだとき、藤原容疑者は「自分の奥さんです」と女子児童を捜査員に紹介したという。

 藤原容疑者は「(下校中の)少女をカッターナイフで脅して連れてきた」と話しており、女子児童を車に乗せ、まっすぐ自宅へ連れ帰ったとみられている。

 動機について、はっきりとした供述は出ていないが、藤原容疑者の自宅には美少女アニメのポスターが壁一面にはられており、警察は、藤原容疑者が「自分好みのイメージ通りの女の子を育てるつもりだった」とみている。

 藤原容疑者は容疑を認めているが、これまでに反省の弁は述べていないという。

「自分好みのイメージ通りの女の子を育てるつもりだった」って、自供じゃなくて警察の推測なんですか?

 ▼「自分好みに育てたかった、と供述 倉敷・女児監禁容疑で逮捕の男」 (山陽新聞・さんデジ)
 倉敷市の小学校5年女児(11)が下校途中に連れ去られ、5日後に無事保護された事件で、監禁容疑で現行犯逮捕された岡山市北区楢津、自称イラストレーター藤原武容疑者(49)が、倉敷署捜査本部(本部長・野上幹夫刑事部長)の調べに、「少女に興味があった。自分の好きな女の子のイメージ通りに育て、将来は結婚したかった」と動機を語っていることが20日、捜査関係者への取材で分かった。

 藤原容疑者は昨年12月、自宅の一室を防音機能を持つ部屋に改造。外出する際などはここに女児を入れ、鍵を閉めて逃げられないようにしていたという。(後略)

(2014年07月21日 07時15分 更新)

先ほどの日テレNEWSの記事より10時間も前の記事なので、こちらのほうが誤報の可能性は高いわけですが、最初は明らかに犯人が語ったことであるかのように報道されてましたよね……。少なくとも、今日の朝のTV報道は、2つの局では明らかに自供のような扱いでした。

センセーショナルにしたかったのか、普通に捜査員が憶測を自供であるかの如くに語ったのかは分かりませんが、「妄想」だったならこれやはりとんでもないことで、さっさと訂正なり何なりしてほしい。事実がそうだったとあとで判明したとしても、です。

本件にからむ、オタクへの差別的な報道については、児ポ法での二次元規制問題も絡んでくるので色々言いたいこともあるんですが、まだ機ではないと思うので、またの機会に。
 
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