よい子わるい子ふつうの子2(仮)

18禁PCゲームをメインに、ラノベや漫画についてもダラダラ話を書きます。長文多いです。

2014年05月

オークと恥辱と女騎士

2014年5月30日に、ルネさんより『恥辱の女騎士「オークの出来そこないである貴様なんかに、この私が……!!」』が発売されます。

 ▼「恥辱の女騎士「オークの出来そこないである貴様なんかに、この私が……!!」」(ルネ)

異種姦凌辱は私の好むところであり、ファンタジー、特に女騎士恥辱系といえば三度の飯より大好きなわけですが、これはちょっと、「なにか違う」感じがするんですね。何が違うのか。キャラクターをよく見てください。

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ヒロインのミルドレッド嬢。

巨乳を通り越して爆乳です。まあ、それはそれで全然構わないのですが、問題はこの鎧ですよ。たぶんこれが私の中で、「なにか違う」と思ってしまう原因。

参考として、姫騎士と言えばこの方、アンジェリカ姫に出てきていただきましょう。

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『姫騎士アンジェリカ~あなたって、本当に最低の屑だわ!~』のアンジェリカ姫。

お分かりでしょうか。

そう、露出が少ないですよね。アンジェリカ姫のほうが。

姫騎士・女騎士凌辱モノ、特に「くっ、殺せ……!」から「いぐぅ」へと華麗に推移する恥辱快楽堕ち系のそれには、この露出度というのが個人的に重要だと思っています。何というか、防御力高そうじゃないとダメなんですよ。色んな意味で。

まず、羞恥心薄そうじゃないですか。「私は自分が女だと思っていない」とか言いながら、実はしっかり身体を隠しちゃってる恥ずかしがりやさんなのが良いんです。そのほうが恥辱プレイの味わいが増すじゃないですか。

次に、脱がす楽しみが減ります。はだけてない胸元をはだけさせることに、よろこびを感じないオークがいるだろうか、いやいない(反語)。最初からあんまりにも胸元ぱっくり空いてたら、これはなんか楽しみ半減なわけですよ。やっぱりそこは、がっちり守りを固めていて欲しいわけです。征服の醍醐味を味わいたいわけです。

ルネさんといえば『戦乙女ヴァルキリー「あなたに全てを捧げます」』とかがあって、この辺は清楚な凛々しさの中にかすかに漂う淫靡な雰囲気のバランスが絶妙で、非常にわかってる感じがしていたんですが、最近の、最初から露出ブーストかかって過剰に性的なキャラ造型には、あまり乗っかることができません。

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『戦女神ヴァルキリー』のヒロイン。防御力高そうです。

他にも、Liquidさんから発売されている『魔将の贄2』のヒロイン、アーシスさんとかは、私の中では「わかってる」分類。

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『魔将の贄2』アーシス=アンバルド。彼女は姫将軍。

やっぱり、ガード固い相手が恥じらいながら肌を見せていくのが良いんです。「こいつはなかなか面倒くさそうだ」という相手が快楽に堕ちていくのがたまらんのです。キャリアウーマン凌辱モノだったら、しっかりスーツ着込んでいてほしいのと同じ理屈です。たぶん。動きやすさを考慮して肩当てを外しているくらいならいいんですけど、胸元をがばっとあける意味は無いでしょと。道着姿の女剣士が、サラシも巻かず胸元をはだけていたら、うーんってなりませんか。

これが別に、苦痛系とかリョナとか、単なる凌辱の延長ならその辺は問題にしないんですけど、やっぱり「恥辱」がコンセプトである以上、その恥じらいを最大限に引き出す環境であってほしいなぁと。

エロゲーではないですけど、ロマ剣2(『ロマンスは剣の輝き2』、フェアリーテール)のリーナ嬢とか、あのガード固くてガチガチの娘さんが、敵にさらわれた挙句、裸同然のエロい下着に着替えさせられて生贄に捧げられそうになるから興奮するのであって、あれが最初からDQ3の女戦士みたいに、痴女まっしぐらな鎧着てるようなキャラだったら、あそこまでドキドキしないわけですよ。

…………まあ、完全に趣味の話になってしまいましたけど、とりあえずそんな感じで、いまいちピンと来ませんでした。このままだと見送りかな……。

これは超便利なプラグインや!(ONE TAB)

私は、結構タブをひらきまくるうえ、あまり管理をしない(お気に入り保存とかしないし、しても放置)タイプの人間です。同時に、結構前に読んだ記事とかを急に読み返したくなったり、あるいはブログのネタとしてストックしておきたいと考えたりで、「ためる」ことには積極的なんですね。

必然、ろくすっぽ整理されない状態でタブが大量に残り、再起動の後ブラウザを開くときにはいつも30くらいのタブが一気に展開されて大変なことになるわけですが……。

そんな悩みを一気に解決してくれるGoogleプラグインがあると聞いて、早速導入してみました。救世主の名前は、「ONE TAB」。

 ▼「ONE TAB」(Chromeウェブストア) 

窓の杜さんに詳細なレビューがあるのですが、

 ▼「「Google Chrome」で開いているタブを一つのタブにまとめる「OneTab」」(窓の杜) 

作者によると、開きすぎたタブを閉じることで一時的にメモリが節約する効果があるとのことだが、それ以外にもさまざまな場面で役立つ。たとえば、タブグループはブラウザーを閉じても保持されるので、あとで読みたいタブをグルーピングして保存するといった用途に使える。タブグループには、あとで開くときにわかりやすいよう好みの名前を付けておくことができるほか、誤って編集してしまわないようにロックしておくことも可能。

まさにこの部分が神。たとえば、げっちゅ屋さんで欲しい6月に欲しいエロゲーを1つのウィンドウで開き、「ONE TAB」のボタンをぽん、と押せば、そのウィンドウのタブがいつでも開ける状態でリスト化されるわけです。

IEの「お気に入り」のように縦一列で整理されるので、長いタイトルも欠けることなく表示されて確認しやすいし、削除や追加も楽。ネットでの情報収集の作業効率が倍くらいにアップしたし、メモリ使用量も減ってPC環境がかなり快適になりました。

デスクトップPCでも強烈でしたが、それよりもAndroid系スマホやタブレットでの効果が大きそう。もう少し使って慣れてきたら、自分のタブレットにも入れてみる予定です。

これ系のツールは以前にも色々試したことがあったのですが、編集能力が弱かったり、登録に手間がかかったり、登録した後でなんかいろんな通知が来て鬱陶しかったりで、どうも性に合わないと諦めていたのですが、過不足のない機能でワンタッチ操作というできすぎくんの存在を知ることができて大変ラッキーでした。

いまんとこ、悪いうわさも特段耳にはしませんし、それなりに知名度の高いソフトなのでご存じの方も多いかもしれませんが、クローム使いでタブ開きまくる私のようなタイプの方は、是非入れられると良いのではないかと思います。 

君の名は。

ちょっと前から話題になっていた、秋葉原「肉の万世」の萌え系マスコットキャラ。

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この娘さん。

何か喋ってるな~と思ってよく見ると、衝撃の事実が。

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なんと、「いのり」ちゃんというそうです。万子じゃないのか……。 

 あと、公式マスコットじゃなくてアルバイトなんですね。そっちもびっくりですよ。

お目にかかれるのもあと2日ほどということですが、これだけ人気になると、そのうち公式キャラとして復活してくれるんじゃないでしょうか。それとも、ふなっしー路線で行くのかもしれませんが……。

とりあえず、声がつけば人呼べるくらいのポジションにはいると思うので、どうぞこれからも頑張ってください。 

ショコルテがおいしい。

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コンビニでなんとなく買ったんですが、めちゃ美味しかったです、ショコルテ。ミルクとキャラメルの2つの味があって、どっちも甲乙つけがたい。

サクサクした食感と香ばしさと、あと適度な甘さがベストマッチ。マヂヲススメ。思わず5袋ずつ10個買ってしまいました。健康診断とか近いのに大丈夫か私。

まあなんか、ひさびさにジャンクなお菓子でアタリをひいたので嬉しいんですけど、私が好きなお菓子とか飲物って、あんまし売れないのかどうなのか、なんだかすぐ消えるんですよね。

こいつもそのうちどっか行きそうですので、今のうちに飽きるほど食べておこうと思います。

70歳までのハローワーク

昨日報道があった、「70歳まで働きましょう」的なニュース。

 ▼「働き手「70歳まで」…人口減対策で提言案」(読売オンライン) 
政府の経済財政諮問会議(議長・安倍首相)の有識者会議「選択する未来」委員会が、人口減と超高齢化への対策をまとめた提言案が明らかになった。


 70歳までを働く人と位置づけるほか、出産・子育て関連の給付など支援額を倍増させる。高齢者と女性の活躍を後押しすると同時に出生率の引き上げを図り、50年後の2060年代に1億人程度の人口を維持することを目指す。

 同委の三村明夫会長(日本商工会議所会頭)が「2020年及び半世紀後を展望した日本経済への提言」を5月半ばに諮問会議に提出する。政府は、6月にまとめる「経済財政改革の基本方針(骨太の方針)」に反映させる。

 日本の人口は、60年に現在の約3分の2の約8700万人に減り、約4割が65歳以上になると推計されている。これを踏まえ、提言は「年齢・性別にかかわらず働く意欲のある人が能力を発揮できる」制度が必要とした。 

うーん。 この流れ、大丈夫なんでしょうか。

まとめサイトなんかを見ると(「日本政府「おまえら70歳まで働け」」(ニュー速クオリティ))、「70歳まで働かされる」という、高齢者いじめみたいにとられている(そこまで働かないとダメ)ようですが、それは問題としては軽い方で、むしろ深刻なのは「若手のチャンスが奪われる」ことだと思うのですが……。

どういう形になるかはわかりませんが、70歳まで定年を伸ばすのだとして、その意図というのはまあわかります。記事にもあるとおり、現役世代が急激に減ると、たとえば税収(所得税など)が落ち込み経済に少なからず影響が出る。日本は少子高齢化が進んでいる……というかかなり重篤な状態ですので、 このままいけば危ないわけです。

そのための1つの対策が、移民受け入れ等、「若い労働者」をよそから持ってくるという手段なわけですが、これはこれで問題が多いうえに、安倍政権が選択するとはあまり思われないので、 いまのところは表面化してくることはないのでしょうか。

で、別の対策として出てくるのが、自前で働ける人間を増やす、というもの。今回のような定年をあげるなり何なりで引退した人、引退するであろう人を引っ張りだす、という路線です。

たしかに、労働人口の維持を考えれば効果は見込めるし、そこで得られる税収をもとに少子化対策を打ち出せる(逆に言えば、税収がなくなれば少子化対策もろくにできなくなってどん詰まりになる)わけで、見た感じ良さそう。

しかし、このやり方は慎重に導入していかないとマズイだろうというのが個人的な感想です。と申しますのも、「上の世代」が残ることで下の世代の暮らしが悪くなる、という視点が抜けているからです。

たとえばですが、定年が70まで伸びたとしましょう。現在、アカポス(アカデミックポスト。大学の教授職などがわかりやすいと思います)の就職状況というのは非常にキチキチで、30歳前後で就職できれば運がいいほう、下手すれば40歳でも非常勤講師(アルバイト扱い)しか持てないという人も少なくありません。それ考えると、小保方さんってすごかったんだなぁ。この辺詳しく知りたいという方は、ちょっと古い本ですが『高学歴ワーキングプア 「フリーター生産工場」としての大学院』あたりをどうぞ。

その原因は何かというと、やっぱり上がつっかえてるからですよね。60とか65まで教授が残ってて、当然自主退職とかはなかなかしない。ようやく抜けても、自分よりちょっと年食った「先輩」みたいなのが先に就職するので、なかなかチャンスは来ない……。んで、そういうアカポスにとっては、「団塊の世代」大量退職というのは若手にとっての「チャンス」みたいな扱いになるわけです。

分かりやすさを考えて、きわめて直接的な場を俎上に載せましたが、一般企業などでも大なり小なり同じことがあるでしょう。管理職になる、役員になるというとき、なんだかんだで「年功序列」的意識が強い日本の企業では、上の世代が居残ることになれば、プッシュアウトされるのは若い世代ということになります。

それはつまり、若い世代は高齢者世代より収入が落ちる、ということになるはずです。役員報酬とか管理職手当とかを削ってでも、若者の給料をアップすべき……という人がいればいいですけど、そんなことないでしょう? 基本、若手は安月給で働かせて、自分たちの収入はそこまで落ちないようにするはずです。そして70歳が定年になれば、40歳、50歳の「若手」が出てきてもおかしくない。

今回の問題は少子化対策だったのでこの話にするのですが、そうすると、結局のところ40歳や50歳でも生活が安定せず、「子育て」がやりづらいわけです。アカポスのほうはそもそも就職できないので、結婚自体を躊躇する研究者も多いそうですし、一般企業でサラリーマンやっている人も、子どもを大学にいれるまでの費用等々考えると、1人か2人で精一杯かな~……ということになるのでしょう。

いや、そんなことにはならない。日本でも能力主義に変わってきている、という意見も出ており、たしかに事実ではあるのですが、プロ野球のような実力主義「年俸制」を導入しようという話をやれば、物凄い反対が出るというのが現実です。結局現状の体質のままだと、70歳まで働けるようにして(つまり定年のハードルを下げて)しまえば、全体としての税収は維持されても、若い世代の収入問題というのは改善されないままでしょう。そこに、「子育て支援」の手当が来たところで焼け石に水。根本的解決にならないことは明らかです。

こうした問題というのは、(広い意味で)俗にいう世代間格差問題の1種であり、事態をみれば、上の世代が下の世代の労働なり何なりに価値を認めていない(自分たちの身を削ってでも若い世代にチャンスを与えたり、若い世代を厚遇することがない)という話になるかと思われます。

つまるところ、70歳まで働けるようにするということは、これから人数が増えていく高齢者に対するある種の「優遇」政策であるとも言えるわけです。そして、先に述べた年俸制のように、本来セットで使われるべき若者のための政策というのは、なかなか採用されにくい。なぜなら、選挙権を持つ人間は圧倒的に高齢者のほうが多く、彼らを否定するような政策を主張すると議員になれないからです。

若者世代はかくしてチャンスから遠ざけられ、能力を磨くこともできず、子どもを産み育てることも許されず、搾取され、未来への選択権を狭められていく……というのは大げさですけれど、それに近い状況というのが作られていくのかもしれません。

そうやって見ていけば年金問題にしても医療保険問題にしても、結局割を食うのは若者世代。労働年齢とセットになった今回の少子化問題も、そのあたりのことをきちんと考えてやられているのかなぁ……というのが、個人的に引っかかっているところなのでした。

選挙権の年齢引き下げなんかはこれに対抗できる手段なので、私はどんどんやれば良いと思う派。あと労働人口増やすなら、いまの「未成年」の人にもある程度の就労をOKにするとか、そういうのすればどうなんだろう。工場法はまだか!? とか言われそうですけど、13歳からのハローワークとまではいかずとも、15歳くらいからの正規「見習い」制度とかあっても悪く無いと思うんですけどね。

ユーザーはがき読んでもらえてて嬉しいという話。

つい先日、『MA☆KO HUNTER』(CLOCKUP、2013.11.29)のユーザーキャンペーンの品物を頂きました。

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エルレシア嬢のあられもない姿のマイクロファイバータオルです。

忘れてはいませんでしたが、発売が随分前だったので不意打ち的な嬉しさがあり。飾るのも勿体無いので、早速使わせていただこうと思います。家で。怪しい用途ではなく、ちゃんと液晶拭いたりとか、メガネ拭いたりとか、そういうので。外では無理や……。

さて、その中に送り状が同封されていたのですが、ちょっと嬉しかったことがありまして。

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バナキャンで色紙頂いていたのと、ゲームにたいへん満足したのでユーザーはがきにはその旨感謝を書き添えていたのですが、どうもそれを読んでくださったとおぼしきことが送り状に書かれていました。キャンペーングッズを送っていただくときにその辺気を使ってくださったようで、ありがたいことです。

私もこういう、送り状を書いたり送ったりする事務仕事をやったことがあるんですけど、だいたい作業的に同じ文面でばーっと印刷するんですよね。楽だから。でも、CLOCKUPさんは文面変えてくださってるわけで、たとえもし数枚だったとしても、その「ひと手間」をしてくださるというのは、はがき書くモチベーションもあがります。それに、ちゃんと書いたこと読んでいただけてるんだなーと。はがきを送ったユーザーに対するキャンペーンということもあり、手間かけてくださってるんですかね。

かつて、エウシュリーさんがデビュー作『戦女神』を発売したとき、発生した不具合に対してパッチをフロッピーで配布するのではなく、新たにプレスした(盤面もきちんとタイトルロゴとイラストをつけて)CDを無償送付してくれたことがありました(当時はインターネットが主流ではなかったので。もちろん、はがきを送らないとダメですが)。機能だけでいえばフロッピーでじゅうぶんなわけですが、そこを時間・金銭的なコストをかけてユーザーのために何かやってくれる、少なくともそのつもりがある、というのは、やっぱりユーザーとしては嬉しいものがあります。

別にだからといって、毎回こういう対応をしてほしいとか、丁寧な対応をしてくれたところを格別贔屓するとか、そういうことじゃないです。ただ、どのメーカー、ブランドさんからであっても、きちんとアンケートとかが読まれているという話は各種イベントなどでもさんざんうかがっているわけですが、それが単なるリップサービスではないということが形として実感できるというのは良い。

1万本、2万本をコンスタントに売り上げて、はがきも何百何千通と舞い込むような大手ブランドになると(CLOCKUPさん/ホビボックスさんが大手じゃないということではなくて)、こういう「丁寧な」対応というのは、ユーザーの差別、とまではいかなくとも差異化として不満の温床になったり、そもそも物理的な問題としてなかなか困難だったりするのかもしれません。

けれど、こういう距離感は個人的には好きなんです。エロゲーの商業規模から言えば、ユーザーとの距離をこういうかたちで「近く」できるというのはアリだと思います。イベント等でユーザーとの距離を近づけるより個人的には好きかもしれません。その辺、ライアーソフトさんとかはその辺上手ですよね。

まあそんなわけで、CLOCKUPさんの次回作『フラテルニテ』も期待しているんですが……。

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ブランド: CLOCKUP 
定価: ¥8,800 (税込¥9,504)
発売日: 2014/06/27
原画: はましま薫夫
シナリオ: 阿久津亮、和泉万夜、新堂劾


 送られてきたコマーシャル用のイラストカードがこれ(下)ですわ。パンフレットもすんごいことに。エロゲーのパンフとしていいのかしら(笑)。

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いやまあ、CLOCKUPではましまさん&和泉万夜さんのコンビといえば、思い出されるのは(和泉さんメインじゃなかったにしても)『euphoria』なわけで、エログロな方向が見えてくるのは既定路線だし、耐性無い人が手を出すとたいへんなことになるから(ムービーでは内蔵とか見えちゃってますしね……)これはこれでいいんでしょうけど、属性特化に走りすぎてそちらを強調することに心血を注ぐあまり、根幹となる部分を忽せにすることのないようには祈りたいと思っています。

ちなみに「フラテルニテ(fraternité)」は、「友愛」の意味……らしいです。フランス語わかんないのでききかじりですけど。英語でいうfraternityですかね。だとすれば、「きょうだい」のような家族的友愛を想起させる部分があるので、そのあたりストーリーとの絡みの大きなタイトルなのかもしれません。楽しみです。 

旅行しやすい時代

期間限定ですが、東海道新幹線開業50周年を記念して、東京―大阪間の新幹線が1万円を切るという話。

 ▼「JR東海、こだま号グリーン車で「こだま☆楽旅IC早特」を発売! 東京〜新大阪駅間が片道9,500円!」 (トライシー)
JR東海は、東海道新幹線開業50周年を記念した記念商品の第2弾として、「エクスプレス予約」「プラスEX」の会員を対象に、「こだま☆楽旅(らくたび)IC早特」を発売すると発表しました。

こだま号のグリーン車の利用が可能で、東京発着では、新大阪駅まで片道9,500円、名古屋駅まで同8,900円で、それぞれ通常価格から5割引、4割引となります。東海道新幹線が発着する全17駅から設定があります。

設定期間は2014年6月17日〜2015年3月31日。発売は6月14日から開始し、乗車3日前まで。

  ▼「「エクスプレス予約」と「プラスEX」で「こだま号グリーン車」が最大約50%割引に!
「エクスプレス予約」と「プラスEX」では東海道新幹線開業50周年を記念して、「こだま」号のグリーン車がお手軽なおねだんでご利用いただける「こだま☆楽旅IC早特」を平成26年6月14日から発売いたします。 

ゆとりあるグリーン車だから快適!長距離区間なら断然おトク!
 たとえば、東京から新大阪へのご利用なら、設定期間中はいつでもなんと約50%割引の片道9,500円!でご乗車いただけます。 

そして今なら『入会初年度年会費無料キャンペーン実施中』です。
 ご家族やお友達、お誘いあわせのうえ「エクスプレス予約」や「プラスEX」にぜひご入会いただき、「こだま☆楽旅IC早特」で、「くつろぎのこだま旅」をお楽しみください! 

 「こだま☆楽旅IC早特」の詳しいご案内はこちらをご覧ください。
 「エクスプレス予約」及び「プラスEX」のサービス概要、また「入会初年度年会費無料キャンペーン」の詳しいご案内はこちらをご覧ください。

 開業50周年ということは、東海道新幹線が開通したのは1964年。東京五輪の年ですね。歴史の教科書でしか知らない時代ですが、所得倍増だなんだと言っていた夢の様な高度経済成長時代から半世紀。経済の成長速度は鈍ったものの、当時の人も、都心限定とはいえまさかこんなに交通の便がよくなるとは思わなかったでしょうねえ。

JRのこのサービスがお得なのかどうなのか、年会費無料とはいえ会員になることや、年に何度も大阪までいかないよという人のほうが多いであろうことを考えると、お金ではないコストがちょっと高いような気もするんですけれど、新幹線で片道1万円しかかからないなら、時間かかりまくるうえに疲れるバスや、空港からの交通の便が悪いせいで額面以上にお金も時間もかかっちゃう飛行機より便利だなぁと思います。

これが安定すれば、もっと新幹線使いたいところなんですけどなかなかそうもいきませんかね。 

これを「ただ」やっていいんですか。

タイトル通りです。

 ▼「STAP問題で理研、全研究者の論文を自主点検」(読売オンライン) 
STAPスタップ細胞の論文問題を受け、理化学研究所が、理研のすべての現職研究者約3000人がかかわる論文について自主点検していることが3日、わかった。

 対象となる論文は2万本を上回るという。理研によると、全論文の調査は前例がない。理研は、改ざんや捏造ねつぞうなどの不正が疑われる論文が見つかれば、外部の有識者の協力を得て本格的な調査を検討する。

 理研の野依良治理事長が4月25日、研究室や研究グループを主導する研究者に対し、文書で指示した。指示の対象には、STAP細胞論文を執筆した著者の一人である発生・再生科学総合研究センターの笹井芳樹副センター長らが含まれる。

 理研広報室によると、指示は、画像の切り貼りや他の論文からの盗用などの不正があるかどうかを、自主的に点検させる内容。調査結果の報告の期限は設けていない。理研幹部は「少なくとも2万本は点検することになるだろう」と話している。 

気持ちはわかります。理研としては信用を回復したいんだろうし、一般の人(研究者ではない人)は今回の件で「理研の業績だからといってアテにできない」と思っただろうから、「禊」が必要なんでしょうね。しかし、この間に合わせ感の半端なさは……。

こうした事態をうけて論文を「自主点検」する(という表記になっていますが、実際には「させられる」のでしょう。指示、と書いていますし)というのは、チェックさせられる研究者のみならず、査読にかかわった研究者、ひいてはそれを掲載した学会誌や学会組織に対して、信用していないということを明言するものであるわけです。マスコミや一般人ならまだしも、理研という研究機関(=仲間)が。

これは、狭い身内意識云々とかではなく大きな問題なわけでして、要するに研究機関が他の研究機関や研究者を信用していないととられても仕方のないことであり、その部分の信用・信頼をしないなら、学問というのはどうやって可能になるのかという話でもあります。「具体的にこう怪しいところがあるから、この論文について調査してほしい」と依頼をうけて調査を進めるとか、別の研究者がある論文を参考にしながら研究を進めていたらその論文の誤りが発覚したというのとは、ワケが違います。

まあもちろん、「自主点検」ですから、そこまで大げさな話ではなく、「自分の論文に責任が持てるかどうか、もういちどちゃんと確認して」という程度のものなんでしょうけど、それでさらっとこういうことをやっちゃうというのは、無神経に思える。

だからといってこういう調査をやらないわけにはいきませんから、やるなら理研幹部のクビを賭けてやるべきことなんじゃないでしょうか。それだけ責任重大なことだし、学問の根幹を揺るがすような疑いを抱かせるにいたった事件を引き起こしたことに対して何らアクションをとらずに事後の対応だけやられても。他人のことを盗人扱いしておいて自分は知らん顔というのは(妥当な喩えかわかりませんが)、ムシがよすぎかなぁという。

同時に下のような記事がでていますが、確認作業を研究者が断ってるというのは、単に「自分の研究にも厳しい目が向けられると思う」からではなくて、こういう重要なことを、さも正義でございという顔をして無造作にやっちゃうような研究機関とは関わり合いになりたくないというところもあるんじゃないかなと想像する次第です。

▼「小保方氏側「調査委の信用なくなった」と不信感
 STAPスタップ細胞論文の不正を認定した理化学研究所調査委員会で、調査委員の過去の研究論文に「不正ではないか」という指摘が相次いで寄せられ、理研の確認作業が難航している。
 委員の論文を確認する作業に協力する研究者がそろわず、情報の真偽を判断できないためだ。

 小保方晴子ユニットリーダーの不服申し立てを巡る審査への影響も懸念される。

 「STAP細胞の問題に関わると、自分の研究にも厳しい目が向けられると思うようだ」。理研のある幹部は、読売新聞の取材に対し、委員の論文の確認作業が思うように進んでいないことを認めた。

 指摘が寄せられている委員は、理研所属の2人と東京医科歯科大の1人。同大は5月2日、「問題なし」との調査結果をまとめて公表した。

 しかし理研の場合、論文に不正などの情報が寄せられると「所内の専門家らの協力を得て確認する」という規定があり、研究者に確認を打診しても次々に断られているという。理研は現職研究者に対し、論文を点検するよう指示し、研究者自らが論文の正当性に責任を持つよう促した。

 調査委員会では、小保方氏の論文について再調査するかの審査が、大詰めを迎えている。小保方氏の代理人を務める三木秀夫弁護士は、理研の一連の対応に「調査委員会の信用性がなくなった。(結論が出ても)とうてい承服できない」と、不信感を募らせる。

まあ、何にしても本当に泥沼になってきたのですが、どうせ数年もすれば忘れ去られていることは想像に難くないわけで、ここで焦って場当たり的な対処を繰り返した結果、しょうもない前例が残ってしまうより、時間をかけてもきちんとした対処をしてほしいと思います。

私は理系論文の査読システムをよくしらないんですけど、日本の研究システムに問題がないのなら、誰になんと言われようがどっしり構えておくべきだし、逆にこれまでの論文がいい加減な指導や査読に基いてつくられてきていたというのなら、形ばかりの「自主点検」を促すよりまえにやることはあるはず。「自主点検」を促すという「疑い」を向けてしまったからにはもうひっこみがつかないわけで、「これで終わり」になることだけはないよう、強く祈りたいところです。

デスクマット

秋葉原のK-BOOKSさんで、GWに先駆けて購入者イベントを開催していました。

今回は中古で一定以上購入した人に、缶バッチ(5種)やデスクマット(4種)が配られるというもの(先着)。 大阪と東京ではスケジュールが違うようですが、秋葉原では28日から開催されており、私が29日の11時頃にいったときには、缶バッチ全種類とちこたむ先生・へるるん先生のデスクマットは売り切れでした。

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とりあえず音楽CDを中古で買うつもりでしたので、どうせならということで1枚余分に買い、2500円を投入。 みことあけみ先生(『キスベル』とかの人)のデスクマットをゲットしてきました。

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これは「艦これ」リスペクトなんでしょうが、残念ながらやってないんでわからん……。まあでも、ネタ元はともかく、色とかデザインはいいなと思うので大満足。特に、乳がいいですね。

 デスクマットは、机に座って仕事をする職なので個人的には結構使いでがあるというか、入れ替えが面倒だけど自宅でいろいろなバリエーションを月替わりカレンダーのように楽しんでいます。しばらくはこのお嬢さんのお世話になろうかな……。名前、なんていうんでしょうか。こういうイベントの時のキャラクターは、どこかに名前も書いておいてほしいであります。

規制と実態

児童ポルノの単純所持をめぐるお話に、ちょっとうした動きがあったようなので、再び。

 ▼「児童ポルノ規制強化法案 漫画は実態調査せず」(東京新聞) 

 子どものわいせつな写真などの流通に関する規制を強化する目的で、自民党と公明党、日本維新の会が衆院に共同提出した児童ポルノ禁止法改正案について、自民党が「漫画やアニメなどを調査研究する」とした「検討規定」を削除する方向で検討を進めている。漫画の描写などが性犯罪につながっているとの指摘があり、実態を調べるための規定としてきたが、憲法が定める表現の自由に反する恐れがあり、学識経験者などの間に反対論があった。

 現在の法律は、児童ポルノに分類される写真や画像を販売・配布する目的で所持すると罰せられる。

 自民など三党が昨年五月に提出した改正案は、目的を問わずに個人的に持っているだけの「単純所持」も新たに罰するのが柱。加えて、児童ポルノに類する描写があるとされ、社会問題になっている漫画やアニメなどについては、性犯罪との関連を調べ、改正法施行後三年をめどに必要な措置をとるとした検討規定も盛り込んだ

 三党はこの規定について「表現の自由には配慮する」とする一方で「子どもの人権や人格を守る視点も重要だ」と主張。しかし、「作家を萎縮させる」「クールジャパンの象徴の文化を壊す」などとの指摘が相次ぎ、自民党は見直すことにした

 改正案に対しては、藤子不二雄(A)さんなど著名な漫画家が「漫画の多様な表現方法を封じ、世界に冠たる日本の漫画文化を衰退させる」と反対声明を発表。国民にも「児童ポルノの取り締まり強化に便乗して、将来的に作品の表現を過剰に規制する恐れがある」との声がある。昨年六月、参院選を前に行われたインターネット動画サイトの党首討論会でもテーマになった。

漫画やアニメに規制の手が伸びないというのは喜ばしいことではありますが、今回、どういう経緯で「見直し」が検討される運びになったのかは、やっぱり気になります。

記事にしたがえば、「作家の萎縮」や「クールジャパンにミソがつく」というような、権利の本筋とは関係のない搦め手からの議論で見直すことになったように読めるわけですが、もしそうだとしたら、単に世論、利害関係者の多寡といった外的要因でふらふら動いたというだけで、全然問題は解決していないということになるでしょう。

今後、たとえば児童に対する大きな性犯罪が起きてワイドショーを騒がせたり、あるいは児童ポルノ法を推進している団体からの票がほしい議員などが出てきたら、あっという間にちゃぶ台返しをされる可能性があるということなのですから。

この記事の伝える通りだとしたら、一時的な歯止めとしては、ないよりマシ程度のものであって、原理原則に配慮して慎重論が出たわけではない、というところに不安を感じざるを得ません。ただ、このあたりは記事を書く側の解釈で書かれたところなのかなとも思うので、どうなんだかわかりませんけどね。

いずれきちんとまとめたいとは思っているのですが、いまは多少の不正確さに目をつぶりつつ非常に図式的な解釈をすれば、二次元に対しても児童ポルノをあてはめて規制をしていきたいと考えている人というのは、私が見る限り下の3つくらいが代表的なパターンでしょうか。

1.二次元エロが現実の児童ポルノを活性化させている。
  (犯罪の温床説)
2.現実と二次元の因果関係はさておき、二次元でも児童を虐待するような行為は控えるべき。
  (実際に児童ポルノ被害に遭った人への配慮なども含めて)
3.もっと根が深くて、そもそも二次ヲタ全般がキモい。日本の恥。駆逐すべき。 

どれか1つに絞られることもなく、合わせ技みたいになってる人も多いですが、結局、こういう意見が世間的に共感を集めやすいのに対して、「表現の自由という根本的な権利を守ろう」という主張は、いかにも抽象的でわかりにくい。

いまの日本人は別に、特高警察に捕まって拷問されたとかいう経験がないから、表現の自由が侵害されることでどういう苦痛があるか、やっぱり実感としてわからない(私も含めて)というところで、この手の議論の趨勢は決まっているようにも見えます。

そう考えると、「搦め手から」しか勝ち目はないのかもしれませんけど、その時点ですでに撤退戦というかなんというか、詰まされてる感じがしちゃいますよねぇ……。どうなるんでしょう、ホント。
《自己紹介》

エロゲーマーです。「ErogameScape -エロゲー批評空間-」様でレビューを投稿中。新着レビューのページは以下。
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