よい子わるい子ふつうの子2(仮)

18禁PCゲームをメインに、ラノベや漫画についてもダラダラ話を書きます。長文多いです。

2014年03月

美男主義

相変わらず面白ニュースを提供してくださるお隣さん。

 ▼「北朝鮮で髪形統一令=「男は全員、金正恩第1書記の髪形にせよ」―英メディア」(RecordChina) 

2014年3月27日、英国メディアによると、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)第1書記が、全国の男性に同じ髪形にするよう迫っているという。中国大手ポータルサイト・網易が伝えた。 

英紙デイリー・ミラーによると、2週間ほど前、政府は平壌のすべての男性に対して、“美男”である金第1書記の髪形以外は認めないという宣言を発令。後日、対象が全土に拡大したという。 

金第1書記のこの髪形はかつて欧州で流行したものだが、北朝鮮人には受けが良くなく、ある人物はラジオ・フリー・アジア(RFA)に「金第1書記の髪形は非常に特別だ。しかし、顔も頭の形も違うので、全員に似合うわけではない」と漏らしているという。

なんという むごたらしい強制政策……。辮髪(ラー○ンマンみたいな髪型。女真族が中国を征服した際、漢民族に強要することで文化的融合を図ろうとした)かよ!? と思ったのですが、よくよく考えてみると「美男」である将軍様のヘアスタイルを真似させていただけるってのは光栄なことなんでしょうか……。

ふつう、偉大な人の真似ってしちゃいけないことのような気もするし、こういう「俺の真似をしろ」っていうのを強制するのって、逆に人気がないのを喧伝して墓穴掘りまくってる感じがしないでもないんですけど、どーなんでしょうね。考えていることがよくわかりません。マジで。

あと、男性ホルモン的な影響でそもそもこういうヘアスタイルにできない人はどうするんだろうという疑問も。さすがに処刑にはならないのでしょうか。

消費税

そういえば、もうすぐ消費税があがるんですね……。

雑誌買う時とか、8%の税金だと1円単位の支払が必要になって、とても面倒くさそうです。(たとえば、なぜかいま手元にある週刊少年サンデー17号だと、本体価格257円。3月31日までは5%の税金で270円ですが、4月1日以降は8%のため278円となり、両方の価格が併記されています) 

コンビニでは既に8%価格での掲示が始まっていましたね。

バス・電車をはじめとする公共輸送機関、自動販売機やらタクシーやらも、おいおい変わっていくのでしょうが、なんかもう端数計算の、あまりの面倒くささに、「いっそさっさと10%にしてくれ!」と叫んでしまいそうな……。いや、それはそれで問題なんですけど、そのうち確実にあがると分かってるだけに、8%で最適化するような設定にはしづらいでしょうし……。うーん、段階的な税率アップ、めんどくさいですねぇ。

まあ消費税3%の時も似たようなこと思ったし、そのうち慣れるんでしょうけど。

個人的には、税率アップは避けられないことだと思っています。さっさとやってくれと思う反面、やったからにはきちんとした形でそのお金を使ってほしいと願うばかりです。や、願うだけじゃなくてそうするようにこちらから働きかけていかなければならないんですけれど、そうなったときに「無理だろうなぁ」と思ってしまったり、あるいは「どうやって働きかけたら良いのかわからない」となってしまうのが、日本の政治の根本問題かなという気もいたします。 

しょんぼり

昨日はエロゲーの日だったのにアキバに行けませんでした……。

雨が降ろうが槍が降ろうが行くつもりでしたが、上司が降ってきたら無理じゃったOTL。

エロゲー買いにいけなかったせいか、何か体調も悪い気がするし、目と胃が痛いし……うーん。ガマンせねばならぬことがこんなにも辛いとは。あいたくて、あいたくてと歌っていたJ-POPシンガーの気持ちが少しは分かるようになったかもしれません。

3月いっぱいは行けそうになく、4月に入ったら予約分を引き取りに向かう予定です。残念。まあ、今月いっぱいは遊ぶ時間もなさそうなので、諦めまする。 

SHURE掛け

イヤホンってとりあえず耳に押し付けたらいいんだとかナメたこと考えてました……。ごめんなさい。

 ▼「ビデオ:イヤホンの正しい装着方法」(SHURE)
 ▼「カナル型イヤホンのガサガサ音解消方法 -SHURE掛け(シュアー掛け)-」(papa&hana) 

名前の由来になったSHURE社製のイヤホンなどで推奨されている、
コードを耳の上側から耳の裏を這うように半周させて下に垂らす装着方式。
コードの振動をイヤホン本体に伝えないようにして、
タッチノイズを低減させることができます。

▼装着方法
shuregake
 

知らなかった……。 やってみると、音質があがるというよりは耳に響く変なノイズみたいなのが入らなくなりました(ような気がします)。こもってガサガサいう感じの。こういうのも知識というか技術なんですねぇ……。

ただ、個人的には音より耐久力のほうが気がかり。イヤホンの選択基準として、断線でお亡くなりになるイヤホンが多いので、なるべくコードは布がいいかなぁとか思っています。 pomさんからうかがったところによると、断線を修理してくれるところもあるそうですが……。よっぽど良いのじゃないと、修理代のほうがかかったりするんじゃないかと戦々恐々。

イヤホンもいろいろ迷信ありますからねぇ。

まあ私の耳はそんなハイクオリティーでもないんでアレですが、聞く人によっては全然違ったりするんでしょうか。何にしても、聴きやすくなるのは良いことだと思います。 

「いただく」と「くださる」

だいぶ前の話になりますが、上役の人に「君は敬語の使い方がなってないね、そこは「いただく」じゃなくて「くださる」だよ」みたいなことを言われたことがあって、それ以来ずっと気になってるんですけれども、 結局よくわからず、いっつもこの辺使い方迷うんですが……。使い分けの基準ってあるんでしょうか。

ネット情報だと、次のような説が有力のようです。

 ▼ことばのレシピ

「こちらからお願いして待ってもらう」のですから「お待ちいただく」という表現の方がふさわしいということになります。相手から「待たせてもらいます。」と意思表示された場合には「お待ちくださる」と表現するのがよいでしょう。「くださる」は相手の気持ちを受けるので「えっ、お待ちくださるのですか!?」「私みたいな者を好きだといってくださるのですね・・」という感情的な表現ができるということです。逆に「~くださる」がなじまない場合があります。たとえば、こちらから無理にお願いして何かをしてもらう場合です。「手伝っていただけることになりました」とは言えますが、「手伝ってくださることになりました」とは言えません。

 ▼ Web日本語

自分が「いただく(もらう)」というのは、相手が「くださる(くれる)」と同義なわけですから、どちらでも正しいことになり、敬意の度合いとしてもほとんど違いがないと言っていいでしょう。しかし、もし区別するとしたら、「いただく」は、どちらかと言えば自分が相手に頼んだ場合に使われ、「くださる」は、自分が相手に頼んだことでなくとも、相手の意思で何かをしてくれるような場合に使われることが多いのではないかと感じます。

厳密な使い分けがあるわけではなさそうですが、雑駁に言えば「相手が主体的にしてくれる」ことに関しては「くださる」、「こちらが依頼する」ことに関しては「いただく」が良い、というのが定説なのでしょうか。

実際にはただの印象論という感じもありますが、ある意味で敬語はその「印象」と共通理解が命というところもあるので、一応気をつけて使い分けしたほうがいいのかなぁと思ったり思わなかったり。

う~ん。日本語って難しい。

先が読めないおもしろさ

物語を読んでいると、「先が読めない」というのが面白さとして言われます。

しかしこれは、いきなりヒロインが宇宙人カミングアウトをしたり、古代ローマ人がカウボーイの格好して鉄砲ぶっぱなしたりというトンデモ展開がこのまれる、ということではないでしょう。そういうシュールな話も確かに面白さのひとつではあるのでしょうが、「先が読めない」というのはどちらかというと、ある程度先が読めているということのように思われます。

たとえば、主人公とヒロインA、Bがいたとして、三角関係になっている。そうすると、読み手としては「AかBとひっつくんだろうな。できればAとひっついてほしいな」とか、「Bとハッピーエンドになるんじゃないかな、なってほしいな」とか、「ハーレムがいいなぁ」とか、「そろそろテコ入れでCというヒロインが出てくるんじゃないか」とか、まあいろいろと考えるでしょう。そして、そんな風に何通りか先の展開に期待がありつつ、どうなるか分からない、というのが「先が読めない」ということです。

重要なのは、この「期待」の部分であって、これが次の展開をサッパリ予想できないようなお粗末なものだったり、逆に予想できすぎるもの(絶対主人公が勝つと決まっている試合とか)だと興味が薄れて面白く感じることはないでしょう。結末にしても同様で、テンプレで予想通りすぎる結末が続いたり、逆にあまりに突飛な結末が続くと白けていくものです。

もちろん物語の面白さというのはそれだけではないでしょう。掛け合いやネタのような細部から、登場人物たちの心情の機微などいくらでもある。ただ、物語を引っ張る大きな力の1つは、どれだけうまく予想させ、またその予想を適度に外すかというところにあるのだと思っています。

で、これってよく考えると物語だけではなく、論述もそうなんですよね。

読んでいる人が全然意味不明なプロセスで意味不明な結論に至っても、逆にありきたりなプロセスでありきたりな結論しかでなくても、いまいち面白みに欠ける。読んでいて楽しい議論というのは、こちらに色んなことを考えさせて、しかもそれを裏切るような、あるいは新たな発見を促してくれるような、そういう文章です。

そんなわけで、「先の見えない」話というのを上手く書けるようになりたいなぁと常々思っているんですが、まあなかなか難しいところです。 

衆愚と改革

大阪市民じゃない私が言うのもなんですけど、これはキツかっただろうなぁと思います、大阪市長選挙。

 ▼「「ふざけるな」「×」…大阪市長選、無効票続々」

 6万票超の無効票のうち、白票は4万5098票、候補者名とは無関係の内容などが書かれた票が2万2408票に上った。

 福島区役所では、職員が白票を「白票」と書いたかごに仕分け、次々と積み上げた。「ふざけるな」や、大きく「×」と書かれた無効票もあった。男性職員は「これまでと比べものにならない無効票の多さ」と驚いた。


 ▼橋下氏「信任を得たと堂々と言えない」   
 
維新以外の各政党が候補を擁立しなかった今回の選挙では、投票率は同市長選で過去最低の23・59%。橋下氏は市幹部らに訓示を行い、「信任を得たと堂々と言えるような状況ではないことは十分に分かっている。大阪都構想について、賛成も反対もあることが分かったので、最後はやはり住民投票で決めるべきだ」と硬い表情で述べた。

まあ投票率が低いとはいえ、当選した橋下氏の得票数自体は37万票。歴代市長より多いくらいですから、対立候補に票が集まらなかった、ということなんでしょうね。橋下氏が人気無いとか以上に、ろくすっぽ投票に行く人がいなかった、あるいは無効票を投じるなどして放棄した人が多かったというのが問題でしょう。

東京都知事選で、投票する候補がいないとか言って嘆いていたのが懐かしいですわ……。

何か最近の選挙を見ているとこれ、候補者が悪いとか橋下氏が悪いって笑っていられない気がします。日本に根付いたなんちゃって意思決定装置としての「ミンシュシュギ」なるものが持つ欠点を見事なまでに露呈しているというか……いや、候補者がいないとか投票率が低いということじゃなくて、誰になぜ投票するかとか、投票したあとの責任とかいうことを考えないということが、そもそもこういう事態を招いてるんじゃないかなーと思うわけです。

それでも、私たちの社会はもう、個人の誇りやら何やらという思想的な部分でこうした問題を解決するにはあまりに肥大化しすぎましたので、民主主義をうまく運用するような制度を作るしかないと思うんですが……どうすればいいんでしょうね。さしあたっては、「反対投票」ができるようにする(この人は嫌だ、という投票を可能とする)とか、ネット投票(技術的な問題は大いにあるにしても)を可能にするとかがぱっと思いつくことでしょうか。逆に言えば、私の浅く狭い見識ではそのくらいなんですけど。

前者(反対投票)については、正直微妙かもしれないと思いつつ、日本ではそっちのほうが向いてるんじゃないかなーという気もします。ハッキリ言って、「完全に民主的な投票システム」 というのは不可能ですから、ある投票基準を採用することでどのような効果が発生するか、というのがポイントとなるでしょう。現在の「1人に投票する」というスタイルの場合、ものすごく嫌われているか、ものすごく好かれているかの2極化した人でも当選してしまいます。要するに、隙のない穏当な人よりは、どこか飛び抜けた魅力があれば当選してしまうわけですね。石原前都知事なんて、その典型でしょう。タレント議員もある意味その中に入るかもしれません。

一方、選好順位をつけて選ぶ場合、総合評価が高い人というのが選出される率が高くなります。ちょっと抽象的な話になったので簡単に例を挙げてみます。

13人の議会があったとして、A、B、C、3人の候補者がいたとします。で、誰を選ぶかというのに順位をつけた結果、こんな感じになった。

A>B>C :6人
B>C>A :3人
C>B>A :4人 

トップのみを選ぶということになれば、A6人、B3人、C4人でAが一番多いんですが、嫌われているのもAが7人でトップです。もちろんAの順位が一番低いからといって「嫌われている」とは限らないんですが、「なってほしくない人投票」がOKなら、Aはダメな可能性あります。Cもヤバいかもしれない。

という感じですから、投票方法によって「選ばれやすいタイプ」というのはあります。で、「1人に投票する」いまのシステムというのは、好き嫌いがハッキリわかれる、トップダウン型のリーダーを選ぶには向いていると思うんですが、選ばれた人がそれに向いているかどうかと、そういうタイプのリーダーが日本の社会にあっているかどうかは、また別の問題でしょう。

正直、日本には調整型のリーダーのほうがあってる気がします。そればっかりでも困るけど。そして、いまの選挙システムというのは「より良い」調整型リーダーを選ぶには向いていないような気がするんですよね。民衆のほうが選挙スタイルにあわせた柔軟な思考で対応できないなら、民衆の考え方や好みにあわせた制度を選択していく必要があるかなと思っています。

で、もう1つのネット投票の話。こっちはまあ、技術的なところが解消されればいいのかなぁ。メリットとしては2つ。まず、投票が楽になって投票率が増える。特に若い層の投票率アップが見込めるのは大きいでしょう。もう1つは、「自分がどの選挙で誰に投票したか」 の記録がきちんと残る、ということ。もちろん今でもやろうと思えばできますが、それがより簡単にできる。それによって、自分の選択を後で反省することも可能になるかもしれません。

まあこの辺りは「秘密選挙」の原則すれすれになりかねないので、結局は自分の意識の問題かもしれません。選挙にきちんと行くのも、自分が投票した人の記録をつけるのも、現状ちゃんとやろうとするならできます。しかし、意識の低下によって、そういうことをやらない人が増えてきたというのが問題なわけですから、システムによる利便化を図ってその部分をより快適にする、というのはアリではないかと。

というわけで、いま挙げた内容でなくても構わないので、ともかく2つの方向からのシステム改善が急務ではないかなと思う次第ですが、なかなか簡単には行きませんかね……。

同調圧力

下の図をご覧ください。「図A」と同じ長さの直線が図Bに1本あるとします。それは、1)~3)のうちどれでしょうか?

soromon

多くの人は、「2)」だと直観的に判断できるのではないでしょうか。実際、単独でこの問いをだすと、正答率はそうとう高いようです。ところが、グループでこの実験をした時に、数人の「サクラ」を用意し、1人目が1)、2人目も1)、3人目も1)……と答えると、次の人も「1)」と答える可能性が非常に高いのだそうです。具体的には、被験者のおよそ75%が、1度は「誤った答え」を出したそうです(Asch「Line judging study」、1955年)。

認知科学で有名な、ソロモン・アッシュの実験というやつで、いわゆる「同調圧力」が人間の判断にどれだけ大きな影響を与えるか、ということを説明するのによく出てくる話です。

こうした判断にはもちろん、周囲の状況というのも大きく関わっています。命を賭けるような判断をする場合だとか、「クイズ・ミリオネア」で大金がかかったときに「オーディエンス」を使った場合だとかは、またちょっと違った結果になるかもしれません。しかし、人が何かを判断するとき、「みんなの意見」を判断材料にする、ということは、比較的多いのだということがわかります。

いわゆる「まとめサイト」などでの「ステマ」や「情報操作」がきわめて有効なのは、「掲示板のレス」というかたちで、匿名とはいえ「みんなの意見」や「みんなの反応」を載せることで、上のような同調圧力を演出できる、という点にあるのではないかと思われます。実際にはもっといろいろな意見があったとしても、編集者が恣意的に偏った意見を集めれば、そこには偏った反応が生まれやすい。ソロモン・アッシュの実験を踏まえれば、特定の個人が表明するよりも、誘導性が高いと言えるかもしれません。

そのような傾向が一概に「悪い」とはいえないし、「社会性」というのはそういう周囲との同調に敏感であることだ、と言えるのかもしれませんが、まあとにかく私たちは自分が思っているほどには《自分で》モノを考えてはいないし、いついかなる時も正常な判断をできているわけではない。

その自覚を持つということが、自分は騙されず、また相手と上手に付き合っていくためには必要なのでしょう。まあ、難しいですけど。すごく。 

理由付けの罠

感想や批評やらというのに関わっていると、「理由」というのが大事になることが非常に多いです。なぜそう思ったのか、なぜそう言えるのか……。ただ、論理の組み立てではなくて感情に理由をつけるというのは、実は結構難しいというか、まあ無理やり言ってるよね、と思えることは多々有ります。

たとえば、「面白かった理由」を「勧善懲悪が好きだから」だと説明したとして、それが主観的にも客観的にも事実であるかどうか分かりません。物語を分析すると、勧善懲悪ではない(客観的に偽)かもしれないし、好みの作品の傾向を分析すると自分は勧善懲悪ものがそんなに好きではない(主観的に偽)かもしれない。

実際、こんな話があります。

アメリカの心理学者が行った、消費者行動に関する実験です。幾つかの被験者グループに、ストッキングを4足見せ、「最も優れている」ものはどれか選んでほしい、と依頼した。すると、全ての被験者がストッキングに「違い」を見出し、選んだ理由をたずねると、伸縮性やフィット感、光沢といったさまざまな理由を述べたのだそうです。すべて同じストッキングであったにもかかわらず。

また不思議なことに、ほとんどの場合、被験者の評価は左から右へ行くに従って高くなったのだそうです。まあ、全く同じ品物が4つ並んでいたということは考えられない(同じ名前の商品でも、1つ1つ微妙な違いはあるでしょう、そりゃ)から、実際には違いを見分けられていた人がいるのかもしれませんが、データ的に見れば「並んでいる順番」こそが《本当の》選考理由になっていた可能性が高いわけです。しかし、そのことを自覚的に述べた人はほとんどいなかったのだとか。

まあ、そんなもんだよねって思います。私だってそうです。自分の感情の理由なんて、下手をすれば自分が納得するためだけの「あとづけ」かもしれない。この作品が好きだとか、この人のことが好きだとかいうのも、実はタイミングとか状況がほとんどであって、個人の「好み」の問題なんて微々たるものなのかもしれません。

でも、それでも何か形にしないと分からないことってあって、不格好でもいいから形にしてみるということに、意味はあるんじゃないかなという思いもあって、まあなかなかこの辺は難しいですね。私はロマン主義者なので、何か「私の好み」みたいなものはある、と考えたい人ですが、そんなのはほとんどが「勘違い」の産物にすぎないのだという立場がある、ということは意識しておきたいなぁと思っています。

スマホで顕微鏡

思わず「欲しい!」となった一品。スマホを顕微鏡に変える、画期的アイテムが日本で開発されたそうです。

 ▼「「スマホ顕微鏡」でミクロの世界を見る」(WIRED)

絆創膏サイズのプラスチック板を自分のスマートフォンに載せるだけで、高性能な顕微鏡に早変わり。そんな便利な「スマホ顕微鏡」が登場した。カメラアプリを起動し、ディスプレイ側についている「自撮り」用カメラレンズに専用レンズ付きのプラスチック板を載せるだけで、100倍に拡大されたミクロの世界を楽しめる。
 
自撮り用カメラがついていればどんな機種のスマートフォンやタブレット、PCでも使える。プラスチック板には直径3ミリメートルのガラス球が埋め込まれていて、これがレンズの役割をする。自撮り用カメラの上にガラス球が重なるようにプラスチック板をセットして、その上に試料台として薄いカバーを付ける。

これは何というかアイディアの勝利ですねぇ。顕微鏡のみならず、ズーム機能とかも使って上手くやればオペラグラスのかわりにもなったりしないでしょうか。

何より素晴らしいのは、これ写真を即座に撮って、保存したり送信したりができるんですよね。楽しそうだと思うし、応用力も高そう。「美味しんぼ」で、包丁の研ぎ具合によって魚の組織がどうこうって講釈垂れる山岡さんが、わざわざ大学にいかなくても、 懐からスマホを取り出せばあっというまに証拠が見えちゃうわけです。ワンダホー。

楽しいのみならず、今後の展開によっては何かと実用性も高そうなこのアイテム。お安いものではないんだろうけど、2000~3000円とかで買えるようになるなら、手に入れてみたいところです。色々使いでがありそう!
《自己紹介》

エロゲーマーです。「ErogameScape -エロゲー批評空間-」様でレビューを投稿中。新着レビューのページは以下。
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