よい子わるい子ふつうの子2(仮)

18禁PCゲームをメインに、ラノベや漫画についてもダラダラ話を書きます。長文多いです。

2013年02月

第14回V.I.P(『ゆめいろアルエット』回)に当選した話

先日参加した「WA2ライブ」のレポートを書こうと思っていたのですが、いろいろ思うところがありすぎてまとめきれなかったので、今日は別の話。2月22日開催のV.I.Pに当選しました。イベントに関する詳しい話はこちらで。

(引用)
ビジュアルアーツから皆様へ贈る2013年最初のV.I.Pを2月22日(金)東京・秋葉原の「アキバ☆ソフマップ1号店」様にて開催決定! イベント内容はmanaの新作「ゆめいろアルエット」を大プッシュ!

ということです。結構気づくのが遅れたので大急ぎで申し込みましたが、ラッキーなことに当選しました。ありがたやー。公開されてるnaoさんの曲(「あるがままの小鳥より」)がめちゃめちゃ好みなんですけど。これライブで聞けるとかちょーヤバいです(女子高生っぽく)。あと、有栖川みや美さんによるトークショー。楽しみですね。


nao/「あるがままの小鳥より」。イントロから既に雰囲気満点。

22日には予約者対象のイベントもあるようで、そちらも期待しています。体験版をまだプレイしていないので作品の出来栄えについては何ともわかりませんが、とりあえずイベント行くまでには体験版終わらせられるよう、頑張ります。

といったところで、本日はこれにて。また明日、お会いしましょう。明日こそはライブレポートを……。

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レビュー:『大図書館の羊飼い』

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タイトル:『大図書館の羊飼い』(AUGUST/2013年1月25日)
原画:べっかんこう
シナリオ:榊原拓、内田ヒロユキ、安西秀明
シナリオ協力:瀬尾順、春日森、砥石大樹
公式:「大図書館の羊飼い」OHP
定価:8800円/12800円(プレミアムパック)
評価:A (A~F)

関連: 批評空間投稿レビュー (ネタバレ無し) ※外部リンク

※具体的な長文感想・内容紹介は、批評空間さまにて投稿しております。



▼評価について
さすがのAUGUSTさん。横綱相撲。作品としての面白さ自体は、長さの割に密度が薄いこととか、メインヒロインの 教祖ちゃん 白崎つぐみ嬢のお話が割とスカスカだったりとかあって、ぶっちゃけAかBかギリギリのラインなのですが、全体的な要素を合わせた「満足度」という意味では間違いなくA。満足度というのはたとえば、CGや音楽等を含めた全体のクオリティーだとか、発売日を延期しないだとか、ユーザーサービスだとか、コストパフォーマンスだとか、その辺。「買ってよかった」と思える一本でした。

余談として言えば、このブランドはクオリティーコントロールが優れているというか、進行きっちり・内容もきっちり水準保って(手抜きを感じさせない)仕上げてくるのが凄い、と個人的には思っています。ブランドの姿勢というか。何よりもそこを高く買いたい。今回この規模の作品で、延期もしない。修正パッチも出ない。別に手を抜いてるわけでもなく、壁紙や着メロ配信など精力的にサービスも行なっている。当たり前のようだけど、凄いことです。私、作風としてはあんまりAUGUSTさんストライクゾーンではないし大ファンのブランドというわけでもないんですけど、尊敬しちゃう。

AUGUSTさんはなんだかんだでもう、エロゲーブランドの中ではかなり強い影響力を持っておられる。コミケのポジションとか(今回落選でしたけどね!)、売上本数とか見ても明らかなように。んで、やっぱりそういうブランドが簡単に延期したり、未完成品出してパッチ修正しまくったりするのはよろしくないだろうと思うのです。

これはエロゲーに限らずどんな分野でもだいたい同じだと思うのですが、その分野の大関やら横綱クラスがきっちり「ライン」を示さないと、「あそこですらできてないんだから、うちもしょうがないよね」みたいになりがち。某週刊少年誌の大御所が下描き載せたら、追随する作家さんが増えちゃったみたいに。「あれでも大丈夫なんだ。人気でるんだ。じゃあ……」みたいにならないとも限りません。少なくとも、ハードルは下がります。

そりゃもちろん、どんなに無茶やっても優れた作品を出すブランドというのがあっても良いです。というか、そういう「世俗的なこと」には関係なく、ひたすら面白いのを目指すという面白さ至上主義のような大手ブランドは確実に必要です。でも、それとは別に、「キッチリ」仕上げるブランドというのも無くてはならないと思う。別に意識してるわけではないのでしょうけれども、結果としてAUGUSTさんはそういうポジションとしての役割をきっちり果たしておられるなぁという印象を持ちました。今後も無延期で出しつつ、質の高い作品を作り続けて欲しいです。

▼雑感
人類は――唯一無二の人類は――絶滅への途上にあり、他方図書館は永遠につづくだろうと思われる。輝き、孤独で、無限に、完全に不動で、貴重な書物にみち、無用で、無窮に、ひそやかに。 (ボルヘス『バベルの図書館』篠田一士訳)

タイトルと内容からはなんとなく『バベルの図書館』が想起される、ちょっとひねりを加えた学園モノ。コメディタッチで、キャラ同士の掛け合いが非常に楽しかった。AUGUST作品でこんなに笑ったの初めてかもしれません。「一緒に学園を楽しくしませんか?」というビラを配っていた白崎さんを見た京太郎の「部活の勧誘じゃなく、宗教の勧誘だったらしい」というツッコミは秀逸。

いいところを挙げるとキリがありませんが、とにかくキャラを魅力的に見せる、というところに心血を注いでいるという印象です。表情の変化、かけあいの楽しさ、BGMやキャラソン。凝っているけどうるさくない(キャラや物語の邪魔をしない)演出。ライトで楽しい雰囲気の学園ものとしての完成度は相当高いでしょう。

あとギザ様。存在感たっぷりなのに自己主張せず、それでいて美味しいところだけ持っていく。オチに困ったらとにかくギザ様。ギザ様最強や……。

で、そうやって魅力的にプロデュースしたキャラクターたちに動いてもらって何を描くか、という話になったとき、これまでのAUGUSTさん(主に『ユースティア』より前)の基本スタンスは「事件を起こす」ことだったように思います。キャラが動いて、事件が解決(進展)していくというパターン。いわゆるプロットがそのまま作品になる感じで。

ただ、『ユースティア』や本作では、事件よりも心情みたいな方向に比重が置かれていると思います。メッセージ性みたいなのも、それにあわせて変化している。過去作で言うなら『FA』や『けよりな』がわかりやすいと思うのですが、「事件」ベースで描いていくとどうしても、作品としての結論はなんとなくぼんやりと一般的なこと(たとえば平和の意味とかなんとかみたいな)になって、恋愛はそれとちょっと別のところで起こる感じになるんですよね。

たとえるなら、探偵小説内で恋愛を描いている感じとでも言いますか。本作はそれが、恋愛小説的な恋愛になっていたと思います。主人公と、各ヒロインの内面を表面から少しずつ掘り下げていく感じ。そして、単に「事件」をきっかけに好きになりましたというのではなくて、双方のある「悩み」とか「問題意識」みたいなのが噛みあう形で惹かれ合うという。どちらのタイプもそれぞれの良さがあるとは思いますが、個人的には後者のほうが好きです。

じゃあ具体的にどういう内容が入っていると私が読んだかというのは、投稿したほうの感想で書いたので、ご関心あれば上のリンクから御覧ください。

「ここはちょっと良くなかったなぁ」というところも少なからずあります。たとえば、あるキャラを「下の名前で呼ぶ」と決めた後なのに、名字で呼ぶのと名前で呼ぶのとが1つのシーンで何度も混ざっていたり(混乱を表現するためにわざとやってるとかでは無いと思います)、シーンスキップがなかったり。トゥルールートのストーリーがヒロインごとにほとんど変化しないので繰り返しやるとさすがにダレてくる、というのも結構しんどかったです。

しかし、話題性と期待を集めていた作品として十分な完成度。充実した時間を過ごすことができました。

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Happylightcafe公開録音に行ってきた話

昨日行われた(2013年2月15日開催)、「lightstation Happylightcafe公開録音! 2013バレンタインスペシャル~今年のチョコはsweetだよ~」に参加してきました。

パーソナリティーはお二人。まず、オリヒ……新人のayumi.さん。新人らしからぬ堂々とした進行でゲストをいじり倒しておられました。今回のイベントのためにチョコレートを作っている最中、電子レンジが爆発したそうです。なむなむ……。そして、広報の谷原さん。温厚そうなのにツッコミは鋭く尖っています。凶器です。

幸いにもかなり前の方(2列目)に陣取ることができ、イベントをじっくり堪能できたので、ざくっとレポートします。といっても、「公開録音」なので放送されるわけですからネタバレは避けないとだめですね(それでも多少バレを含むので、ネタバレ嫌だという方は閲覧をお控えください)。そもそも、あんまり要約的なことは必要ないかもしれませんが。あと、記憶を頼りに書いているのでちょっと間違いとかあっても許してください。不適切な内容等あれば、ご指摘いただければ削除いたします。

【第一部】『しろぴか』の話
合計三部+αの構成でした。というか90分の録音中、ほとんど全部「情報局」。トップバッターは先日発売されたばかりの『しろのぴかぴかお星さま』。ゲストは、監督のまゆきさん、原画のp19さん、声優(菅生茉莉花役)の美月さんのお三方。あと、OP、ED、挿入歌を担当されたのはayumi.さんですね。

お話の内容は、主に作品への情熱や今後の展望などが。あとはリスナーからのメールへの返答。まゆきさん曰く、lightはバトルもの、というイメージが相当強いけれど(ホントかよ!?)、「sweet」のほうでは「萌え」路線というか、可愛い女の子とイチャイチャする、みたいなのもやっていくんだぞ、ということでした。そういえば美月さんが、「菅生茉莉花」という名前を見たときに、「すごう……ジャスミン!?」と思って驚いたというお話をされていてまろやかに同意しました。私もはじめジャスミンかと思った。まあ、魚屋の娘でそれは無いでしょうけれども。

原画のp19さんは今回が初原画だったそうです。「次はどんな作品に関わりたいか」という質問に、「次は頑張る女の子を描ける話が良いな」と答えると、「じゃあお願いしようかな」みたいな服部代表の「天の声」が聞こえてくるという一幕も。

実は第三部のほうで服部さんがちらっとおっしゃっていましたが、やっぱり結構制作が難航して、太田さんがヘルプに入ったという事情があったみたいです。すんなり出たのかなという印象もありましたが難産だったのですね……。無事プレイできてよかったです。スタッフの皆さん、ありがとうございました。


【第二部】『神咒』の話
続いては、PSVita版が発売される『神咒神威神楽 曙の光』の話。ゲストは、歌手の五條真由美さん、シナリオの正田崇さん、声優の 谷口 矢口アサミさん(御門龍明役)。正田さんがあらわれると観客席からキャーっという女性の歓声が……特にありませんでした。残念。(でも、バレンタインのチョコは100個近く会社に送られてきたっていう話を後でなさってました。全部食べられるそうです。凄い……)

何というかカメラ慣れというかマイク慣れというか、とにかくべしゃりに慣れておられて、もはやシナリオライターというよりイケメン芸人の様相を呈してきた正田さんが喋る喋る。それを矢口さんが拾う拾う……というある意味お約束の展開。歌番組で90年代ビジュアル系バンドのインタビュー見てるような感じでした。

PSVitaになった理由は、容量的な問題と解像度を考慮した結果だそうです。CS版はPCとVitaでそれぞれ特典が違っているうえに、店舗ごとの特典が4種類あり、それぞれ単独でも楽しめるけれど実は全部内容がつながっていて、4枚聴くと全貌が明らかになるのだとか。カモる気まんまん壮大なスケールの特典です。

CS版の見どころは「ED」というとで、もともとのPC版のEDの「その後」が描かれるのだとか。正田さん曰く、これで『神咒』はいったん完全に〆にするので、キレイにまとめられたとのこと。楽しみですね! Vita持ってないんでプレイできないんですけど……。

あとは、矢口さんの龍明さまへの愛情というかモチベーションとか、他の声優さんたちもキャラに相当思い入れがある作品になっているんじゃないかなーみたいな舞台裏の話と、五條さんの今回の歌がものすごいスピーディーかつ密度が濃い(歌詞が多いという意味で)ものだったので驚いたという話など。ここでスペシャルゲストが登場したのですが、それは一応秘密にしておきます。

最後は五條さんのミニライブでおしまい。ナマで聞けて幸せでした。


【第三部】『BRAVA!!』の話
個人的にはメインイベントだったsweet lightさんの新作・『BRAVA!!』の話が最後。ゲストは再び美月さん(雪乃みなも役)、シナリオライターの太田憂さん、そして服部代表。基本的に皆さんマイク慣れしておられる中、太田さんがめっちゃ緊張しておられて、そもそもマイク持ちそこねていたりと萌えキャラっぷりをアピールしておられました(´∀`*)。

やっぱり3チームとも雰囲気が違うんですね。どのチームも基本楽しそうなのですが、プラスアルファの部分で『しろぴか』チームは和気あいあいといった感じ、『神咒』チームはファンサービスが積極的な感じ、『BRAVA!!』チームは真面目な感じ……みたいな。出演者のコメント傾向や内容もそれで随分違っていたように思います。

太田さん曰く、暗い部分一切なしの「コメディ&ラヴ」(ラブとコメをひっくり返した理由をayumi.さんに訊かれて「かっこつけました」と答えておられました)とのこと。美月さんが演じておられる雪乃みなもを中心に、キャラのCGなどが公開され、キャラから少しずつ作品内容の紹介に入って行きました。情報密度としては一番多かったと思います。まあそりゃ、まだティザーサイトがオープンしたばっかりですから当然か。

ちなみに、みなものCGの背景に電子レンジがあって、ayumi.さんはそれを見た瞬間、「爆発しませんか?」と反応しておられました。製品版ではきっと爆発シーンが……(期待)。

驚いたことに、今回は体験版を3本出す予定だそうで、着々と準備・収録が進んでいるそうです。一発目は2月22日ですね。そして3本の体験版をあわせても、全体ボリュームの10%ほどだそうで、これはかなりの大作が予想されます。また、エロにも力をいれているということで70%くらいエロシーンになる予定だというお話でした。なんでも冒頭は有栖川みや美さん演じる男キャラとおにゃのこがHしてるシーンから始まる(作品と何の関係もない)そうです。それもう、ラブコメっていうかエロコメですよね……。つか、CVの使い方なんか間違ってませんか(笑)。

なおHシーンに力が入っているエピソードとして、太田さんが下着にリテイク出しまくった話が(他のスタッフさんから)頻出したんですが、とにかく下着に力が入ってるらしく。下着だけじゃなくてキャラの表情や構図にも(おっぱいの魅せ方とか)力は入っていましたが、まず下着。これ重要。

キャラの話は結構突っ込んだことが言われていて、「基本的に自分のことで手一杯のヒロインたちを主人公がフォローするなかで、みなもだけは主人公をフォローする立場だ」というような話は凄く面白かったです。そうそう。こういう話を聞きたかった。

みなもの姉、しずく役が榊原ゆいさんで、それならきっと歌がいっぱいあるに違いない! 劇団の話だし! ……と思ったら、しずくさんは劇場のオーナーで舞台には上がらないので歌がないのだとか。ちょっともったいないですね。

ともあれ全体的に私の好みに合っているし、かなり力が入ってる感もある今から非常に楽しみな作品です。あ、sweetだけあって人は死なないそうなので、そこは安心して良さそう。そりゃ暗い話にならないといって人死にがでたら大変ですわな。


【その他の話】
ここまでで録音は終了。あとは裏話となりました。

まず、正田さんのラインで鋭意制作中の新作の話。なんとびっくり正田さん久々の学園モノです! ……と思ったら、軍人学校でした。デスヨネー。

なんか過去と現在を行ったり来たりするみたいな感じでしょうか。正田さんは軍オタというわけではないけど、自分のキャラを色々考えていると軍人と相性が良いことに気づいたのでその路線にした、ということ。

なお、Diesや神咒とは全く関係のない世界だそうです。ネタとしてDiesキャラの格ゲーが出てきたりするそうですが、「彼らが格ゲーになってるということは、逆に世界観は絶対一緒ではないということでしょ」と。そりゃそうか。

そういえば、ayumi.さんが「このキャラいいよね」と発言するとスタッフの皆さん、「あちゃぁ……またか(死亡キャラっぽい)」という感じに。ayumi.さんがお気に入りのキャラは昇天するという「ayuノート」の効果がどこまで発揮されるか、注目したいところです。

他には、『ZERO INFINITY』のラインが新作を開発しているということで。Light史上初、メイン原画+サブ原画ではなく、ダブル原画(泉まひる+夕薙)制になりそう、という話でした。なんかこれもバトル学園モノっぽい感じ? ちょっと断片的すぎていまいちはっきりとはしませんでした。秋ごろに発売を目指しているけれど、まだキャラの名前とかも固まりきってはいないようです。

いろいろチャレンジをするということで、泉まひるさんが塗りをかなり変えてみたというグラフィックを見せていただいたりしました。CGだけでなくシナリオのほうも「シナリオよければ全て良し」の精神で力を入れているということです。期待が高まりますね。

ただ、この作品のために3Dスタッフチームを立ち上げたら、正田さんが「うちにもほしい」と仰ってそのまま持って行ってしまった、というようなお話もあって大丈夫なのかなという(笑)。


【じゃんけん大会】
んで最後は恒例のじゃんけん大会と、出演者の方からのチョコ争奪戦! 今回はayumi.さんからの爆発したチョコと、矢口さんからのお酒(笑)。

その他にも相当景品がいっぱいあって、トータル1/3くらいの人には何かしらのアイテムが行ったような気がします。私はあんまりジャンケン運無いし無理かなーと思っていたのですが、なんとびっくり、龍明さま、もとい矢口さんのサイン色紙を勝ち取ってしまいました!!

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矢口さんのサイン。「真に愛するなら壊せ!!」のセリフが書き込まれている。

いやー、凄い嬉しいです。Vita持ってないのにごめんなさい。これは買うしか無いのか……。本当にありがとうございました。大事にします。

帰り際に『しろぴか』と『BRAVA!!』のポスター、そしてlightさんからのバレンタインチョコを頂いて帰宅しました。

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lightさんの2013年版チョコ。早速頂きました。ごちそうさまです。

といったところでイベントレポート終了です。いやー、凄いびっしり内容詰まっていて楽しかった。色紙も手に入ったりして言うことなし。スタッフの皆さん、ありがとうございました。lightさんの今後のご活躍を祈りつつ、本日はこのあたりで。


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大図書館の裏側の秘密

といっても、別段大した話ではなく……。

『大図書館の羊飼い』のレビューを批評空間さんに投稿するにあたってキャラ紹介を見なおしていたんですが、そのときに一瞬、筧くんの背後に白崎さんが見えたんですね。「よく見つけたね、おめでと~」って言ってる……。

なんだろうこれ、幻覚か? と思ってツイッターとかで聞いたら、皆さん見えるということで。ただ、特に話題性も無いからか誰も事情はわかっていなかった模様。しばらくすると@sgfcさんが、背景画像とキャラ絵を分けてるみたいですよ、と教えてくれました。




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つまりこういうことらしい。

なるほど、ひっそり「隠れ白崎さん」を潜ませていたんですね……。意味のない遊びというか工夫、かなり好き。宝探しみたいでワクワクします。しかし、こういうのは皆さんすぐに見つけられるんでしょうか。私はたぶん、読み込み早かったら見つけられなかったと思います(笑)。なんか画像読むときに回線がひっかかるんで目視できましたけど(´・ω・`)。見破るには、ソース見るなり画像チェックしていくほうがかえって現実的なのかもしれません。

もしかしたら他のページにも似たようなのあるんでしょうか。ちょっと注意して探してみようかな。

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ピンパイさんの20周年記念企画「歴代エロアニメヒロイン決戦アンケート投票大会」が酷い話

今日は、小木曽雪菜さんの誕生日ですね。おめでとうございます!

んで、昨日16日のライブのチケットが発券されたので、早速受け取って来ました。

会場のSHIBUYA REXさんは200人のハコでフロアーがこんな感じ。6mx9mということですから、だいたい10人x20列とかかなー? この辺は詳しくないのでよくわかりません。

私の整理券番号は、半分よりちょっと前くらい。オールスタンディングですから、身長が低い私はだいぶ埋もれてしまいそうです。ステージ高も1m無い(80cm)なので、ちょっぴりしんどいかもしれず。当選しただけでラッキーなのですが、もしステージの様子が全然見えないと残念ですね。まあ考えても仕方がないので、体調を整えつつ本番に備えようと思います。

それはさておき。

ピンパイさんが20周年記念企画として行なっている、「歴代エロアニメヒロイン決戦アンケート投票大会」。当然読んで字のごとく、歴代の「エロアニメ」の「ヒロイン」の人気を競うアンケートのはずなのですが……。

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2013年2月13日の中間結果。

ん……?

ピンパイ02
1位……。

あっれー? いつからヒロインっておやぢのことを指すことばになったんでしょうか……。これは由々しき日本語の崩壊。ゆとり教育の成果ここに極まれり! まあなんでもいいんですけど、とにかく事実として、鬼作さんがぶっちぎりのトップ。2位と倍以上の差をつけて、ビクトリーロードを大爆走中です。これは何というか、他のヒロインの立場がありません。

いや、確かに『鬼作』のヒロインは鬼作さんだとか言われてましたけど、まさかこんなことになろうとは……。半分くらいネタ票かなとも思いましたが、騒ぎになって愉快犯が集まる前からこんな感じだったらしくて、どうやらガチでやっても鬼作さんがてっぺん獲りそうな感じです。おそロシア。

ちなみに、ピンパイ公式キャラクターのピンキーちゃんとナップルちゃんもこっそり参戦していますが、見なかったことにしてあげてください。二次元相手はさすがに分が悪いようです。

これ、鬼作さんの抱き枕カバーが出たとして、本当に買う人がどのくらいいるのでしょう。ネタとしては美味しいですけど、抱き枕カバーってネタで買ってもTシャツとかバッグのように身につけて外に出るのが難しいですから、見る人いるのかっていう問題が。旅行とかの際のパーティージョークには使えるかもしれませんけれども……。

ちなみに投票自体はまだまだ日数が残っていて、個人的には『同級生2』の鳴沢唯嬢か、『新体操(仮)』のみく嬢あたりがまさかのごぼう抜きでトップに躍り出ることを期待したりしていますが、望みは相当薄そうです。おそらくこのまま、鬼作さんが駆け抜けるのではないかと。

いやあ、色んな意味で俄然目が離せなくなってきました。ピンパイさん、楽しみにしていますよ!

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sweet lightさん新作『BRAVA!!』の情報が出始めた話

先日、『しろのぴかぴかお星さま』でデビューしたlightの姉妹ブランド、sweet lightさんの新作『BRAVA!!』の情報が公開され始めているようです。デモンゲイズをされていても嗅覚の感度ビンビンなゆず茶さんは既に捕捉しておられました。さすがです。クンカクンカ。

《関連リンク》
『BRAVA!!』公式サイト
※公式ポップが2枚閲覧可能。

スタッフは以下。

原画/AKINOKO.
シナリオ/太田 憂・吉藤 誉将
音楽/樋口 秀樹

神堂 劾さんのお名前が見えないだけで、ほぼ『かみのゆ』のスタッフですね。樋口さんの音楽ということで、サントラ欲しいなぁ。そういえば、バレンタインでいつもより体を磨きまくっていた杏理ちゃんは、今年もキレイな身体を目指してるんでしょう。はっぴーばれんたいん!

で。

内容のほうですが、どうも劇団ものっぽい様子。特別公演の開幕予定日は2013年5月31日ということで、胸を躍らせながらスタンバイ。2月22日には体験版が公開ということで、なんというスピード感。どこかの絵師さんのお言葉を借りれば、Dの方がよほど優秀なのでしょうか。


絵師さんのお言葉。


エロゲーで劇団ものといえばTJRさんから2008年に発売された『Back Stage』が思い出されます。……というか他にあまり思いつきません。作中で劇をやるという意味なら、それこそlightさんの『群青の空を越えて』(チェーホフの「かもめ」を演った)だとか色々思いつきますし、芸能プロの話とかならごろごろあるのですが、劇団の話となると……。凌辱ゲーでなんか1、2本あった気もするんですけど、忘れちゃいました。

という感じでエロゲーでは結構レアいわりに劇団というのは存外身近というか、大学とかでは花型サークルの一つですし、私も身近に何人も、劇団関係者がいて雰囲気はなんとなくわかる。脚本手伝いとかしたこともあって、あの公演前の喧騒とか泊まりこみの絶望の入り混じった高揚感とか、今となっては懐かしい思い出です。エロゲー関連だと声優さんが劇団関係に近いからスタッフ的にも身近な話題でしょう。芸能界やら政界やら夜勤病棟やらウルトラお嬢様学校なんかと比べると、直で知らない人でもナマの声に触れやすいジャンルかな、と。

雰囲気全然わかんねーよ、という人は、有川浩さんが『シアター』シリーズなど書いておられますので(続刊はいつでるんだろう……)、あれが入門的になるかどうかはともかく、読んでみるのもいいかもしれません。少なくとも、いきなりチケット買って劇場に行くよりはハードル低いはずです。

ともあれ、「近くて遠い」世界の話という意味では『かみのゆ』に似たところがあるなぁと思ったりもして、どんな内容になるのか、今からひじょ~に楽しみ。5月の期待作が増えました。今度のラジオ公録(15日)で特集が組まれるみたいだし、つっこんだお話とか聞けると良いなぁ。

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18禁(年齢制限)の意味

以前、表現規制問題のお勉強的な記事を書いたことがありましたが、私にとって規制問題というのは定期的に噴出してくるたぐいではなくて、ずっとくすぶっていて、世間のほうで盛り上がりにあわせて「またか」という感じで浮上してくるタイプの問題です。熱心な運動家でも気楽な大衆でもなく、一番中途半端でどっちつかずな奴ですね。

んで、ローマ法王に話題をかっさらわれた感もありますが、最近会田誠さんが森美術館で行った展示をめぐってあれこれ騒動が起きていて、18禁がどうのこうのという話もでていたので、ふーん、へーってな感じで見物していました。

この件については、特に私からいうこともありません。私は表現の自由原理主義者なので、会田さんが展示やるのも、それに対して反対勢力がデモンストレーションするのも、美術館側が意見を聞いたり聞かなかったりするのも自由だと思う。これに公権力が絡んできたら話は変わりますが、そうでないなら物騒な喧嘩にならない程度に頑張ってくださいネ、くらいの感じ。

ただ、一連の騒ぎの中で「18禁」というものの位置づけについては、やはりある程度問われなければならないんだろうなという気はしてきました。

というのも、いまは18禁といえば概ね「有害」の代名詞というか、ポルノを筆頭に「青少年の健全な育成を妨げる」ものだ、というのが前提になっている部分があります。だから、「青少年健全育成保護条例」なんて呼び名のついたわけのわからん条例ができあがったりする。

しかし、よくよく考えてみると、性的な表現はどのくらい害悪なんでしょうか。保体の授業は害悪なの? 火サスの濡れ場は? てか、エロいことがいけないならコウノトリが赤ちゃん運んでくるの待たないといけないんでしょうか。

「過剰な性的描写は害悪だ」といわれるかもしれません。でもそれは、性表現の害悪ではなく、「過剰さ」の害悪でしょう。性的なものでなくても、行きすぎ・やりすぎは青少年の健全な育成にとって、明らかにマイナスです。「過剰な」嘘とハッタリが飛び交う国会中継とか、「過剰な」インタビューでスキャンダルを追いかけるワイドショーとか、あれだって十分すぎるくらい有害ですぜ。

さりとて、性的なものを18禁から外せとか、そういう話をするつもりはありません。自主規制と法的な話が混ざるので少々アレですけれども、酒やたばこもそうで、年齢制限があるものって単に有害であるだけではなく、そのものを味わうのに一定の経験とかリテラシーが必要だし、味わう過程で自身にとってマイナスのできごとがおこっても、その結果の一切を引き受けるだけの覚悟と責任能力が求められる、ということでもあるんですよね。そういう意味でいえば、「性表現」に一定の年齢制限を設ける意味は(18歳という年齡がどうかという議論はおいといて)あるだろうと思われます。

ということは、15禁なり18禁なり20禁なりというのは、一定のリテラシーを持った人たち相手に、作り手の側もリミッターを解除して表現を行なうための制度という側面もあるのだと言えそうです。酒だって、自分で体調をコントロールできる人であることを前提に、度数や味を変えているのだと考えれば良い。これはつまり、受け手に対する信頼です。用法用量を守って、正しく楽しんでくれるはずだという。

エロゲーにしたってそうで、痴漢ゲーやってるから痴漢になったとか、作ってる側からすればアホ言うなっていう話ですよ。なんでやねん、と。んでしかも、その時一足飛びに、「やっぱりああいう表現があるのが悪い」と、こうなる。なるというか、そういうことを言う人達が一定数いる。でも、ちょっと待ってほしい。それ、ほんとに表現側の問題なのでしょうか。

上述したように、規制が設けられているということは、基本的にその年齡以上なら大丈夫だという「信頼」の証でもあるわけです。そのつもりで、表現する側としては手加減なしでやってみて、まあ殆どの人は普通に受け取ってると。そういう中で道を踏み外す人が出てきたとして、そりゃ表現そのものもある程度見直す必要はあるんだとは思いますが、まず考えるべきは受け手の側のリテラシーだと思うのです。

別の言い方をすれば、表現に規制を設けないとまともな社会生活を送れないのって、超過保護というか、未成熟ですと言いふらしてあるいているようなものではないかということです。「厳しい法規制」があるのがさも立派で素晴らしいことのように言われていますが、そんなもん無くたって誰もがまともな対応できる社会のほうがよほど成熟してません? 加えて言えば表現にとっても、「社会や人間を変えるような」エネルギーを持ったものがどんどん骨抜きにされていくのは、大いなる損失だと言える。

要は何かあったら脊髄反射的に、すわ規制、というのではなくて、表現の側をどうこうするまえに、受け手の教育なり倫理道徳をきちんとやろうぜという話です。多くの表現者が受け手を信頼して自由な表現をすることができ、受け手もその信頼に応えて行ける社会のほうが私は良いと思うし、そのために運動していこうっていうのが生産的な気がします。

まあ、このへんは理念に走りすぎていて現実見えてないと言われるかもしれません。また、法制的な規制の意味とか概念については全プッチして喋っておりますけれども、それでも、年齢制限を単なる汚物処理というか、社会のゴミ箱みたいに考えて「臭いものにフタ」して、いつまでもしょうもない問題がくすぶり続けるだけなのよりは、数段マシではないでしょうか。


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AXLワールド全開な『百花繚乱エリクシル』の話

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タイトル:『百花繚乱エリクシル』(AXL/2013年4月26日発売予定)
原画:瀬之本久史
シナリオ:長谷川藍
公式:「百花繚乱エリクシル」OHP
定価:8800円

AXLさんの新作(9thプロジェクト)、『百花繚乱エリクシル』の情報が、冬コミあたりから少しずつ出始めています。2013年4月26日発売予定。先日、グラフィックの公開と応援バナーキャンペーンが開始されました。早速私もバナキャンに応募や!

AXL新作第9弾「百花繚乱エリクシル」2013年4月26日発売予定!AXL新作第9弾「百花繚乱エリクシル」2013年4月26日発売予定!
SD版応援バナーがかわいい。当ブログの左下にもおっきいのを掲示中。

ストーリーとか見る限り、「Princess Frontier」を思い出す……どころか相当そのまんまという感じもしますが、個人的に嫌いではないです。長谷川藍版「プリフロ」となるのでしょうか。トップに表示されるキャッチコピー的なメッセージは、「君が、君の隣人が幸せじゃないのに、国が幸せになることって本当にあるの?」。一瞬、怪しい新興宗教か政治団体を彷彿とさせますが、たぶん大丈夫でしょう。ここで変な方に走らないのが、平常運転のAXLさんです。

「これまでのパターンと違う」作品を作るのもブランドの力なら、安定して同じコンセプトのものを出し続けるというのもまた、ひとつのブランド力であり、ユーザーサービス。ぶっちゃけキャスト未定のこの段階でも、声優さんの想像ができそうなところも含めて、このところのAXLさんはその辺徹底してる。これぞ「AXLワールド」。ゆかり教育の鬼やでぇ、ホンマ……。

本作はキャラが凄く好みというか、瀬之本さんの絵は毎回好きなのですが、特にアンテナにビビっとくる感じがしていて興奮度UP。あとはやっぱりシナリオのほうでしょうか。今回も、割と田舎万歳、人間の繋がり至上主義な気配がぷんぷん。

前作、『Dolphin Divers』の感想で書いたのですが、(最初期のホラー絡みはともかく)ここ最近のAXLさんが目指している「ユートピア」みたいなのは、私には凄くピンとくるところがあるんですね。都会から外れた「周縁」(田舎)の側に残る良さ、自然の美しさ、人間の繋がりや優しさ、そういう類のもの。

たぶん、1980年末から2000年ごろまで、要するにバブルを経てそれが行き詰まって、競争社会の「成功」とその陰りが具体的に見え始めていた時期に模索された、強烈なバブル志向の裏返しとしての、ピュアなユートピア志向みたいなのを感じるせいだと思います。

ただ、問題としてそれをストレートに出しすぎているきらいがあるというか。たとえば「ユダヤ人の悲劇」のような、相当に普遍性を持ったショッキングな事件でさえ、当事者性や知識の有無によって伝わる内容というのは全然変わってきます。ましてこの手の「善さ」というのは、多分に時代的・文化的な要素が濃いわけでして、90年代後半に夢見られ、挫折していった「ユートピア」の幻想を無前提にぽーんと出すのはちょっと不利かなぁという気もいたします。前も書いたことですが、それ(ユートピア)自体がダメというんじゃなくて、説得力をもたせる見せ方の問題として。

実際にバブル期の記憶があり、その思想的な変遷を体験している私のような世代でも一瞬「お、おう……」と言いたくなるようなド直球でユートピアを描いているので、いまエロゲーを買う主力の若い世代には、少々ハードルが高いのではないでしょうか。

内容とかメッセージ性はそのままに、効率よく伝える方法があっても良いと思うのです。たとえば、裏となるバブル的な側の力強い思想を対抗勢力として出すだけでも、印象はぐっと変わるのではないかな、とか。もちろん、それでも純粋に行くのだというのもアリだとは思います。少なくとも私は最後までお付き合いさせて頂く。でも、もっと評価されても良いのになぁという、ちょっとした歯がゆさもあるわけでして……難しいデス。

今回、ライターは北側寒囲さんではなく長谷川藍さんなので、どういう味付けになるのかはまだわかりませんけれども、私は、物語というのはこのくらいピュアに理想を追いかけてほしい人なので「AXLワールド」大好きですし、またAXLさんはそういう理想に具体性をもたせる力のあるブランドだと思うので、力強い物語を期待しています。

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Happy light Cafe公開録音に当選した話

2013年2月15日に開催されるlightさんのイベント、「Happy light Cafe公開録音」に当選しました。先着順だったのでダメかなーと思っていたんですが、意外とすんなり……。ラッキーでした。ついでにlightポイントも交換してこよう。

「しろぴか」の話がメインかと思っていたら、コンシューマ版発売の影響もあってか、『神咒神威神楽』関連のイベントも追加される模様(当初は発表されていませんでした)。新作、『BRAVA!!』関連の告知もあるようで、かなり楽しみです。

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決定した追加ゲスト。5名も加わって予想以上の豪華さに。

lightグッズ景品争奪じゃんけん大会は、私のじゃんけん力から言って相当苦しそうではありますが、何かゲットできればいいなぁ。いや、lightファンとしては何かしらゲットしたい! ゴンさん(ハンター☓ハンター)のところにでも弟子入りしようかしら……。まあさりとて、この前の「キャララ!!」さんみたいなこと(参考:これの一番下)になると大変ですが。

そういえば15日は「キャララ!!」さんとも日程と時間がかぶっていて……うーん。こっちに行くと「キャララ!!」さんへの参加は難しいか。残念です。最悪、終わり際に滑りこみはできるかもしれませんが、それも何かなぁという感じ。今回はHappy light Cafeに集中したいと思います(。・x・)。

なお、Happy light Cafeの参加は、HPからの受付は既に終了していますが、まだ当日券配布がある模様。2月15日AM10:30にソフマップ・アミューズメント館1F前で参加券が配られるそうです。『神咒』関連の話があるなら行きたい……! という方は、当日突撃されてみてはいかがでしょうか。ちょうど『パスチャ3』も前倒しになったことですし……。

というわけで、出演者の方に振るネタを考えつつ、本日はこのへんで。こういうのって何訊けばいいんでしょう。誰か教えて……。

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レビュー:『幼馴染と十年、夏』

幼馴染と十年、夏
タイトル:『幼馴染と十年、夏』(夜のひつじ/2012年8月11日頒布)
原画:コリタ
シナリオ:porori
公式:「幼馴染と十年、夏」OHP
定価:1365~1498円
評価:B (A~F)

関連: 批評空間投稿レビュー (ネタバレ無し) ※外部リンク

※具体的な長文感想・内容紹介は、批評空間さまにて投稿しております。



▼評価について
短いながらも引き締まった作品を多く出しておられる同人ブランド、「夜のひつじ」さんの作品。周囲からのおすすめにしたがってプレイしたのですが、かなりアタリを引かせて頂きました。ノスタルジック幼馴染ノベル、というだけあって非常に雰囲気があって余韻も残る。幼馴染とノスタルジーは、いつも私たちのそばにいるのです。

劇的なことはあまりおこらず、淡々と日常が描かれていくのですけれど、そのテンポとか描写が非常に雰囲気があってちっとも飽きない。早い人だと3時間程度、ゆっくり読んでも4~5時間で終わるくらいのボリュームだったとはいえ、途中ヘバることなく完走できました。

批評空間さんのほうで私は、テキストの「語り手」がぶれているのではないか、ということについてちょっと触れましたが、あら探しをすれば他にも見つけることはできるでしょう。けれどこういう一点突破型の作りをした作品はやはり、長所を積極的に拾ったほうが良いだろうと思います。

タイトルにある「幼馴染」というところから入って、誰かを想う深さと、思い続ける時間の喜びや切なさを、「夜のひつじ」さんでないとできなかったであろうような形で切り取って見せてくれる楽しい作品。「ノスタルジック」というのはただ雰囲気を作るための飾りではなく、振り返るということの意味をきちんと汲み取った、中身のあることばだったのだなぁと納得しました。

▼雑感
いやあ、うん。幼馴染って最高ですね!

と言い持ってこの作品が純然たる「幼馴染」ゲーだったかというと、私は案外そうでもないという印象。実際、この二人を「恋人」と呼ぶことに抵抗は無くても、「幼馴染」かどうかはファンの間でも結構議論がわかれていたみたいです。

いやまあ、葉人の視点で枝梨を(あるいは枝梨の視点で葉人を)何と呼ぶかと問われれば、幼馴染で良いと思います。小さい頃から一緒に遊んでいたわけですし。ただそれは、単なる外形的な枠組みでしかないのも事実です。60歳のおばあさんでも旦那さんがいればりっぱな人妻ですが、やっぱりわたしたちが想像する「人妻」とは違うじゃないですか。そういう話。

つまり問題は、私たちがこの手のゲームをやるときに想定する、いわゆる「幼馴染」像と枝梨はズレているのではないか、というところ。

枝梨が典型的な「幼馴染」からドはずれしているかというと、そんなことは無いと思います。テンプレートでは料理上手で、朝起こしにきて、ラブラブ光線を主人公に送っているけど微妙に相手にされなくて……とか設定がありますが、そんなの律儀に全部踏まえてる幼馴染ヒロインなんてほとんど見たことがない。都市伝説です。その意味では、枝梨もまた一般的な「幼馴染」の枠の中に収まる程度のバリエーションだろうと思う。しかし、ならどうしてズレが問題になるのかというと、たぶん枝梨は外側ではなく内面の変化という面で、いわゆる「幼馴染」をはみ出しているからでしょう。

私たちが想像する「幼馴染」というのは、ふつう「想いの変化」にともなって関係が変化していきます。「腐れ縁」みたいな言い方がされることもあるように、過ごした時間の長さというのは強固な枠組みとして成立しているわけです。まあ先生と生徒で結婚したとして、突然その関係がなかったことにはならないのとか、それと似てるのかもしれません。んで、「幼馴染」というのは長い間築いてきた強固な自然的関係が、想いの変化にともなって崩壊したり変化したりする、そういうところにひとつ醍醐味がある。つまり、そういう強固で自然だった関係を打ち壊すような強い想い、というのが描かれるわけです。もちろんそうではないタイプもいますけれど、だいたいということで。

けれど、葉人と枝梨の場合は関係のほうが割と先に動いて、それにひっぱられる形で想いのほうも変化していっています。シナリオ1と2の間なんか、凄く疎遠になっていたりもする。その間もずっと想い自体は続いているわけですが、質というか強さというか、その辺で生じてくる内的な変化は環境依存というか。むしろ、時間がたてば想いも変わっていくのが当たり前で、問題はその変わり方である、というような感じがある。ずっと変わらない想いも関係も無いわけです。二人の関係や想いは、なにか固定的なものではない。

だからでしょうか。たぶん、葉人と枝梨ちゃんはお互いを一度も「幼馴染」と呼ばなかった気がする。いや、呼んでいたのかな……。ちょっとはっきり覚えていないのですが、もし呼んでいなかったのだとすれば、タイトルの「幼馴染」ということばは、これはユーザーに与えられたことばの可能性があります。

というのは、このゲーム終わって思ったのが、「枝梨と十年」で良かったじゃないの、っていうことでして。なんでこんなタイトルなのか。まあタイトルで内容をわかりやすくしたいオトナの事情だとか、ノリだとか、そういうのは除外して単純に考えますと、葉人にとっての枝梨と、枝梨にとっての葉人を同時に、しかも端的にあらわすなら「幼馴染」が妥当だからだという、相互性を考慮したからでしょう。「枝梨と十年」にしちゃうと、枝梨の視点は除外されちゃいますから。

ただ、そこをさらに深読みいたしますと、作品自体が葉人の視点で描かれているので、この「幼馴染」は葉人から見た枝梨のことで良い、とも言えそうです。それをあえて「幼馴染」としたのだ、と。そのねらいは、「幼馴染」という抽象的枠組みを先にあてはめることで、それとのズレとして具体的な枝梨ちゃんを表現したかったのかな、とも思えてきます。もしそうだとすれば、割と成功している感がある。枝梨は、「夜のひつじにしか描けないたったひとりの幼馴染」なのだという。

そこまでいくともう、枝梨が幼馴染としてかわいいかとか、そもそも幼馴染とは何かとか、そういう話ではなくなって、特定の誰かと一緒に歩んでいくことのいとおしさを描いているのだと言ってしまって良いでしょう。枝梨は、「幼馴染」という抽象的な枠組みにあてはめられる存在ではなくて、「枝梨」としか呼べない、少なくとも葉人にとってはそういう存在として描かれているのですから。

この作品の魅力はそういう、ひとつの「想い」の形を大胆に取り出して、それでいて丁寧に結晶化したところにあるのだと思います。

こういう一本筋の通った狭く深い掘り下げは、私はかなり好きなのですが(『恋ではなく』とか)、商業ベースの作品ではなかなかできないのかもしれません。

今回批評空間さんのほうでえびさんからコメント頂きまして、その内容と若干かぶる雑感となっています。書けなかったぶんを追加したというか。えびさん、その節はありがとうございました。

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エロゲーマーです。「ErogameScape -エロゲー批評空間-」様でレビューを投稿中。新着レビューのページは以下。
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