よい子わるい子ふつうの子2(仮)

18禁PCゲームをメインに、ラノベや漫画についてもダラダラ話を書きます。長文多いです。

2012年11月

レビュー:『大犯盛』

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タイトル:『大犯盛 ~痴態を曝け出した人妻たち~』 (SYOKU/2012年11月22日)
原画:川合正起
シナリオ:すくわっと@
公式:『大犯盛』 OHP (※リンク先18禁)
定価:4400円
評価:C (A~F)

関連: 批評空間投稿レビュー (ネタバレ無し) ※外部リンク

関連:「検討:『大犯盛』」(2012年11月6日)

関連:「体験版レビュー:『大犯盛』」(2012年11月8日)

※具体的な長文感想・内容紹介は、批評空間さまにて投稿しております。



▼評価について
ギリギリB届かずくらい。ノルちゃんの中の人交替ご祝儀……というわけではなく、私が人妻にそんなにこだわりがないので、やや点数が上がっています。逆に、人妻に並々ならぬこだわりがある場合は下手すると1ランク下がるかもしれません。なんせ人妻らしさがあんまり具体的には出てきませんので。設定を脳内補完できる人にはそれでも構わないのでしょうが、このテの「企画モノ」にしては珍しく、基本属性薄い方が楽しめそう。

原因はおそらく、乃々果のありすぎる存在感と、ボリュームに対してキャラ5という比率。どうしても1人1人のキャラをじっくりたっぷり舐るわけにはいきませんし、そうなると一番出番の多い乃々果がますます目立ってきて、イタズラJKと楽しく遊ぶゲーム、みたいな感じになるのは多少仕方がなかったのかもしれません。

とはいえそう言う「企画モノ」としての部分を取っ払うとなかなか面白い構成で、何と言えばいいか、古き良きコンビドラマのコミカルさと、小悪魔じみた女の子にふりまわされるオッサンものの楽しさがうまいこと合わさったような感じになっていました。もうちょっとこの辺つきつめていれば、私的には大満足でした。

あ、エロ良かったです。唯花さんホンマにチョロくて最高や……。

▼雑感
とにかく楽しい作風だったのが素晴らしい。バッドEDは全部逮捕で身も蓋もないんですが、基本路線は軽快なノリで終始ニヤニヤ。

柚美さんがゴーヤ握ってる時点で何となく想像はついていましたが、思っていたよりずっとコメディタッチでした。特に乃々果ちゃんのおかーさん、百合美さんはほぼ完全にギャグ枠。行動やセリフがいちいち面白くて目が離せません。30過ぎて元同級生を「亨くん」って呼んじゃったり、いやあ、若いなあ。あと何気に娘思いなのもポイント高し。

暴走チョロQの唯花さんは四十路手前とは思えない可愛らしさ。この二人だけでご飯三杯くらいいけます。

緑のメガネちゃんは、何というかすみませんっていう感じでした。曰くロリ枠らしいですが、あんまりロリにも見えないし、なんか天然系だし……つかみ所がないというよりそもそもつかめないキャラってどうも苦手なんですよね。

柚美さんは割と期待通り。バナナ挿して迫り始めた時はどうしようかと思いましたが、何か割と萌え系目指してコケた感があり。カマトトぶってる感じも全然しないから根っからのいい人なんでしょうけどね~。言ったら悪いけど地味です。一応ハーレムルートの最後の方で見せ場が来るんで、ファンのかたはお楽しみに。

なお、柚美以外は一応アヘ顔が1回ずつくらいありました。そんなに派手でもないので大丈夫だとは思いますが、アヘ顔がちょっとでもあったら萎える、という人もいらっしゃるので念のため。逆に、アヘ顔でアヘアヘしてくれないと満足できない、という人にはいささか物足りないかも。

投稿感想にも書きましたが、非常にバランスが良い作品だと思います。が、飛び抜けた要素が無いのも事実で、やはりその辺がネックかなあ。「どうしてもこの作品じゃないと……」という要素が薄い。バランス型に能力値振ったせいで器用貧乏になってかえって使いづらくなったRPGのキャラみたいな印象をうけました。

11月22日(「いい夫婦の日」)に発売っていうのは狙ったのかどうなのか……マスターアップCGには書いてありましたが、たぶん偶然ですよね!

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レビュー:『欲情トマランナーズ』

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タイトル:『欲情トマランナーズ』(softhouse-seal/2012年11月22日)※パッケ版11月30日
原画:あきのしん
シナリオ:真珠界、坂元星日
公式:『欲情トマランナーズ』 OHP
定価:2000円
評価:E(A~E)

関連: 批評空間投稿レビュー (ネタバレ無し) ※外部リンク

※具体的な長文感想・内容紹介は、批評空間さまにて投稿しております。



▼評価について
ネタゲーとして見てもEです。というのは、Hシーンが普通に良いから。友人が「これなら普通にADVにしてほしかった」とこぼしていましたが、私もそう思います。結構抜けるHシーンにどうしようもないゲームとやっつけシナリオをひっつけたことによって余計哀愁が高まっているという見方もできますが、その点いくとゲームがクソ、挙げ句の果てにHシーン無しだった『くのいちがイク!』のほうが徹底していた。あれのインパクトを上回ることができませんでした。上回られても困りますが。

正直sealファンとしては美味しいネタでした。2000円(DL販売なのでもうちょっと安い)でこれだけ長時間楽しめて、笑えて、しかも感想のネタになってくれるんですからお買い得。下手に映画見に行くより断然コスパが良いと思います。後には草一本のこりませんが。また何だってこんな作品ができあがったんでしょうね。それが最大の疑問。

ある程度敵を作るのを覚悟の上でいえば、この手の見えてる地雷を踏んづけて怒るようじゃまだまだという気もする。笑って済ます方が生産的かなぁという。自分の想像を絶する作品に遭遇したら、とりあえず理解ある身近な人(ネットでも良いので)に勧めてみて、被害者同士お互いにげらげら笑いながら作品の話に花を咲かせるのが、きっと楽しい対処法。フルプライスだったら私もこんなこと言いませんけど、このお値段ですからまだ何とか……。

▼雑感
もはや何をかいわんや。

言いたいことは全部言ったので、長文感想見てください。以上。

あ、でも唯一心残りは、『~淫蟲 和伝 怪蠱録~』の感想で使った『走れメロス』パロディの一言感想を、むしろこっちで使いたかったということでしょうか。sealさん、こういうの出すなら是非次からは早めに教えてください。お願いします!

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レビュー:『痴漢のライセンス』

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タイトル:『痴漢のライセンス』(C:drive/2012年11月22日)
原画:皇裕介
シナリオ:はまむらとしきり、草加直人
公式:『痴漢のライセンス』 OHP
定価:8800円
評価:D(A~E)

関連: 批評空間投稿レビュー (ネタバレ無し) ※外部リンク

※具体的な長文感想・内容紹介は、批評空間さまにて投稿しております。



▼評価について
うーん、まあぶっちゃけ多少予想はしていたけれど残念賞です。Cドラさん系列はホントに私と相性悪いナー。『理』の時に思ったはずなんですけどねぇ。

みどころとしては黒虹さんとC:driveさんの合同企画であるということ、あとはやっぱり豪華な声優陣。なんせ、一色ヒカル、かわしまりの、乃嶋架菜を起用した痴漢ゲーですから、それだけで飛びつく人がいてもおかしくない。つか、ぶっちゃけどうしてこれで痴漢ゲーにしたのか……。ある意味果敢なアタックと言えなくもないんでしょうが、ギャグにもシリアスにも振り切れることができず、いかにも中途半端な内容でした。トータルとしてシュールなギャグになっていると言われれば、そうかもしれません。

ネタと割り切れば楽しめないこともないのでギリギリ及第点にしましたが、あんまりお薦めはできないかな……。アニメがあるようですし(既に第一話が出ている)、そっちのほうに期待しましょうかね。

▼雑感
あおいが本当は車掌だったのに運転士になっちゃった話なんかを前回紹介時にしましたが、結構そういう「粗」が出ていたかもしれません。発売延期もあったし、色々バタバタしたのでしょうか。

投稿した長文感想のほうにも書きましたが、Hシーンは個人的には全然ダメ。尺短い、シチュが工夫無い、描写が淡泊と正直あんまりいいとこ無し。体験版くらいの長さのHがちょっとずつ入る感じです。

ちなみに、「痴漢だけに「さわり」のシーンで終わらなくても……」と書こうかと思ったのだけど、「さわり」というのは「最初の部分」の意味ではなくて「ものごとの要点」というのが正しい意味だそうで、泣く泣くしょうもないギャグを1つあきらめたのはここだけの話。

あと、これはスタッフの方がおっしゃっていたのですが、「LICENSE」はアメリカ。「LICENCE」はイギリス系の表記だそうです。へー。Wikipedia先生もそう言ってますね。ちなみに、こちらのサイト(英語)によると、「We use both forms in British English – one is a verb (doing word) and the other a noun (thing).」(俺たちイギリス仁はどっちも使うけど、動詞はlicense。名詞がlicenceなんだぜ)ということだそうです。

気になる人はDL版で1話だけとかでも良いと思います。電車モノの痴漢ゲーとしてオリジナリティがあるのは、まさかの走行中に運転士を凌辱するあおい編ですが、ストーリー的に色んな意味で面白いのは貴子編。ほむら編は選択肢も少なく、ちょっぴり残念なデキでした。

つるペタ好きの人には乙女があうのかもしれませんが、かなり短いので期待し過ぎるとアウト。でも言葉遣い含めて可愛かったのは彼女かな。お姉ちゃんと会ったときの最後の一言もなかなかよかったです。あれだけの目にあって、コメントそれかよっていう(笑)。

面白くなりそうな要素はいっぱいあったんですが、残念でした。

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ポリウレタンこわい

ユニクロが2012年の大創業祭をやっています。折角だったので出かけて、3000円ほどで冬のアウターを購入(ユニクロ行かないとか言っておいてこのざまですが、安いは正義なのです)。ついでにウールのブランケットを先着特典で頂きました。

購入したのはこのウルトラライトダウンジャケット。すっげー軽くて柔らかいうえに、なんかぺったんこになるくらいまで手で圧縮して、500mlペットボトルくらいのサイズにできる(ケースがついています)のが気に入りました。パーカータイプのもあるけれど、フードが邪魔になるのでこれが一番良いかな……。

この手のアイテムで私が結構気にしているのは、着心地やサイズはもちろんですが、何より素材。素材にこだわるというと偉そうですが、実態はそんな良いものじゃなくて、とりあえずポリウレタンはゴメンであるという感じです。

と言いますのは、ポリウレタンで2度3度いたい目をみたことがありまして……。某メーカーのフェイクレザー、ポリウレタン100%(たしか)のジャケットを買ったのですが、2年目くらいでしたか、座っているところに何か黒い粉がいっぱいおちてるなーと思って見ていると、どうも私の体から落ちているらしい。何ごとかと思ってジャケットをみると、ぱりぱりになって破れ始めていたんです。しかも全体が……。だいぶショックでした。

わずか2年で、というのもですが、ぼろぼろになって崩壊していき、見る影もなくなっていく姿というのはどうも耐えがたいものがあり。デニムとかだと切って鞄にしたりとか、色々あるわけじゃないですか。そういうのが一切無理な感じで、速攻ゴミとして捨てた記憶があります。なんか他に使えたのかな……。

ちなみにポリウレタンの崩れ方を説明するのは難しいのですが……うーん、ヘッドフォンとかを長く使っている人の中には、ヘッドフォンのイヤーパッドの黒いところがハゲてぼろぼろになって落ちてくる経験をしたことがある人がいらっしゃるのではないかと思います(布製ならそんな心配はいりませんが)。ちょうどあんな感じ。あれもだいたいポリウレタン(低反発発泡ウレタン)が劣化してるわけですね。

その後、同じくウレタンのパンツもそんな感じになって懲りました。フェイクレザーの質が硬いものだったので崩れやすかったのでしょうし、あたりが悪かったのも管理が悪かったのもあるのかもしれませんが、とりあえずウレタンメインの服は買うまい、と。ちょっと入ってるくらいなら全然良いんですが、大部分がウレタンだと恐怖が甦る……。

実際問題ウレタンというのはかなり劣化が激しく、使い捨て感覚なのだそうです。ちなみに、ポリエステルとかはかなり丈夫。ナイロンもまぁまぁ強いそうで、確かにナイロンとかが速攻ぼろぼろになった経験は無い。要はウレタンというのは安さと加工しやすさをメインに、短期間オシャレ気分を味わうための素材と割り切るのが良いということを、失敗から学びました。

今回ユニクロで買ったジャケットは、幸いナイロン素材。まあ良いか、という感じです。同系の素材ですからいつかはぼろぼろっと崩れるのかも知れませんが、そうなったらそうなったでその時に考えましょう。

とりあえず5年くらい保ってくれたらいいなぁ……無理かな?

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素人目線で考える、iPad miniとNEXUS7

発売から1、2ヶ月が過ぎてそれなりに評判も出そろってきた7インチタブレットPCの2代横綱、iPad miniとNEXUS7。まだまだ各ショップでは品切れ状態が続いている大人気ぶり。これだけ高性能で低価格なら一台くらい持ってみたいけれど、さて、どっちを使おうか……と考えておられる方も多いのではないでしょうか。ぶっちゃけ、私もその一人です。

折しも友人二人が、それぞれiPad mini(16G)とNEXUS7(32G)を買ったということで、ちょっと(だいぶ)いじらせてもらいました。この両者については、プロフェッショナルの方がたくさん比較記事を書いておられます。ググればまあ、でるわでるわ。

ただ、自分がそうなだけかもしれませんが、あんまり専門的過ぎてもよくわからない。そもそもタブレットPCを持ったことがない人間だったので、比較項目自体がピンとこないんですよね。

そこで今回、タブPC 童貞 初心者の私がこの辺気にしました、というのをわかりやすく、参考にしやすいかたちで書いてみようと思います。……「わかりやすく」! 私にできるんだろうか。不安です。あと、何か間違ったこと言っていたらごめんなさい。指摘してくださるとありがたいです。

あ、最初にことわっておきますと、ぶっちゃけそんな大差無いです。どっちも凄く良い。便利。ハイスペック。それでもあえて差をつけるとしたら、というくらいに考えて置いてください。

▼そもそも何のためにタブレットPC?
当たり前ですが、これが大事。そもそもタブレットPCは、ノートPCほど汎用性は無いけれど携帯(スマフォ)よりは応用が利く、といった感じのいささか中途半端な端末。当然使いこなすにはWi-Fiも必要(Wi-Fiモデルなので)でちょっと面倒です。つまり、本当にタブレットPCがその目的に最適かどうかを、まずは検討しておく必要があります。

私の場合は、まずブラウジング。今はスマフォでやっているのですが、ニュースや気になる情報を拾って、ドロップボックスとかに放り込んで後から見ます。気になったエロゲーのキャンペーン情報とか。あと、店頭のポスターや告知、気になった商品(店員さんに聞いて)を写真にとって同様に共有したりというメモ代わりにも使う。この辺の作業効率が飛躍的にアップするのではないかというのが期待しているところです。

他には、簡単な文書を作成したり、青空文庫の本を読む……というくらいでしょうか。スマフォで良いじゃん、と言われそうですがこれでツイッターとかもやると、さすがに電池がキッツいです。それに、読みものや書きものは画面が小さくてやりづらい。解決するにはタブレットPCかなあ、というわけです。

以上が私の理由ですが、タブレットPCを希望する動機としては他に、動画閲覧やメールの一括管理などがあるかもしれません。もっともこれが「音楽を聴きたい」ならiPod系のほうが良いでしょうし、「ゲームやりたい」ならノートPCか、ソーシャル系ならスマフォのほうが良いように思います。

流行だから? なら迷うことはありません。iPad mini一択です。

▼スペック
ほぼ一緒。仕様上はNEXUS7のほうが高いことになっていますが、全然解りません。バリバリに動く動画とか流してみても、iPAD miniが目に見えて劣っているとかそういうのはありませんでした。少なくとも、素人の私にはわかんないレベル。むしろ、起動はNEXUSのほうがトロく感じたくらいです。というわけで、どっち買っても大差ないと思います。

▼値段
まあ、これも大事ですよね。単純に効率で比較すれば、NEXUS7の圧勝です。iPad mini(16G)がだいたい28000円くらい。NEXUS7(16G)が19800円でしたから(もう販売終わりましたが)、8000円違う。というかNEXUS7(32G)が27000円くらいだし、あんまり勝負になりません。NEXUS圧勝。

しかしたとえばですが、3万円以下で買うと決めていて、NEXUS7(32G)かiPad mini(16G)か、というところで悩む可能性はあります。ただその場合もNEXUS7(32G)を選ぶことを私はお薦めしたい。

というのは、容量の問題。こいつらどっちもmicroSDを入れたりすることができないので、基本はWEBスペースと本体内蔵の容量に頼る形になります。それでも16Gありゃ十分だろと思われるかも知れませんが、OSだのなんだかんだで圧迫されて実際に使えるのは12Gほど。そして忘れてはいけませんが、これはPCですから、ある程度ディスクに空きがないと動作スピードが落ちます。できれば半分、最低でも3~4Gはあけたい……ということになると、16Gのほうは実質10Gも使えないんですよね。これは正直ちょっと心許ないです。

この両者、スペックに大きな違いが無いからこそ、16Gか32Gかは大きい。対費用効率に重点を置くなら、NEXUSしかないと思います。

▼つくり
重さは、iPad miniが312グラム、NEXUS7が340Gということになっていますが、実際測ってみたらiPad miniは304(なぜ軽くなるんだ)、NEXUS7は368ありました。微差と考えるか、大差と考えるか……。正直片手で長い間持っていたらちょっとは影響してくるのかもしれませんが、そういうシチュエーションはあんまり思いつかないし、あったとしてもタブレットの重さより片手を上げ続ける疲れのほうが上回りそうなので、あんまり気にしなくて良いんじゃないかなあ。

むしろ気になったのは厚み。iPad mini はすごく薄い。ヤバいです。NEXUS7と並べると、ハッキリと段差ができる。ただ、横幅はNEXUS7のほうが狭いです。たぶん手で持つときは横をぐいっと掴むことになるので、持ちやすさではNEXUSに軍配。収納や運びやすさではiPad mini の勝ち、というところ。

デザイン的にはiPad mini は非常にオシャレ。アルミボディです。こちらのサイトさんによると、どうもロゴとかすごい技術みたいなんですが、素人なんでわかりません。「ふ~ん」ってなもんです。でも、スタイリッシュなのは確か。一方NEXUSは無骨というかロボロボしいというか、なんかマジックテープに憧れる就学前の児童を見ているかのようないかにも感がありますが、私は嫌いではないです。ただ、世間的にはiPad mini のほうが優れたデザインでしょう、たぶん。

NEXUSでどうしても不満なのはカメラ。背面にレンズがなく、フロントのみについています。使いづらいことこの上ない……。スカイプとかを想定したのかもしれませんが、それならせめて、両面につけてほしかったです。

▼ディスプレイ
これは勘違いしていたのですが、iPad mini は噂のRetinaディスプレイではないんですね。店頭のデモ機で比較してみたところ、Retinaの鮮やかさは異次元で、たとえば第4世代iPad(miniじゃない)とNEXUS7を比べると、もう圧倒的にiPad。ド素人でも見て解るレベルで違いました。

ただ、そのRetinaではないiPad mini とNEXUS7だと、ぶっちゃけ大差ないです。むしろ画像は色の鮮やかさでNEXUS7に軍配が上がるかも知れない。文字はどっこいどっこい。

来年あたりにはRetina搭載のiPad mini が出るのではないか、などと言われていますが、常識的に考えて今年の10月だかに出たばっかりの新作を、あっという間に過去の遺物にする選択肢はまずありえないので、しばらくminiのほうはこのままでしょう。静止画がいいとか動画がいいとか、発色とか色々専門的なところでちょっとした違いはありそうですが、これもそんな気にするほど差は無いと思います。

▼OS
機種の違いということでいえば、これが一番かなあ。iOSかAndroidかですよね。どうしても使いたいアプリがあるとか、携帯がiPhoneでiOSに慣れている、またはAndroidに慣れている……などということがあれば、それにあわせるのがよさそう。

特にこだわりがないのなら、個人的にはAndroidのほうが「楽しい」。というのは、Androidのほうがデスクトップを自由にカスタマイズできるんですよね。ウェジェットの大きさ変更したり、配置を散らしたり。もちろんこれは諸刃の剣で、特にカスタマイズにこだわりがないのなら、はじめから「最適解」を用意してくれているiOSのほうが便利。自分がそれにあわせていけば良いわけですから。

ってなわけで、自分であれこれいじりたい人はAndroid、そうでもない人はiOSが向いてるんじゃないかと思います。

▼バッテリー
限界までいじってないのでわかりません。公称ではどっちもほぼ一緒。まあ7~9時間、普通にやっていて保てば上出来じゃないでしょうか。発熱も特に気にならないくらい。NEXUS使っている友人は、「ちょっと早く切れすぎかもしれない」みたいなことを言っていましたが、これは本人の使い方のせいなのか、たまたまそういう機体があたったのか、よくわかりませんからね。

▼結論
うーん。私にはNEXUS7のほうが向いてる気がする。デスクトップいじりたいし、やっぱり値段も安い方が良いし、いま使ってるスマフォがアンドロイドだし。Googleアカウントとの連繋もありがたいといえばありがたいんですよね。連絡先とか画像を同期できるし。iOSはiOSで、iTuensがあるんでしょうけど私使ってないからなぁ。

というわけで、NEXUS7を買おうかなと思っています。iPad miniもちょっといじらせてもらった限り、そうとう良いマシンですけどね。

▼おまけ(Wi-Fiのこと)
ちなみにちらっと触れましたが、どちらもWi-Fiモデルです。しばらくしたらLTEモデル(Softbankとか)のiPad miniは出るみたいですが、iPadの時の感じからするとそっちのほうが月額負担が高くつくことになりかねないので、普通にWi-Fiモデルで良いんじゃないかな。まあ出てみないとわかんないですね、こればっかりは。

もしWi-Fiを選ぶなら、イーモバイルかWiMaxが良いと個人的には思います。Softbank、docomoは広いエリアが魅力ですが、帯域制限という意外に見えづらい落とし穴がある。ソフバンは月に5G、ドコモは7Gの転送量を超えると、以降ゴミみたいなスピードの通信になります。これは電話系のプロバイダには避けて通れない道でしょう。イーモバイルは単位が一日なので回復が早いのでまだマシ(そのかわり1日の転送制限が400Mほどですが)。WiMAXは帯域制限無しです。

ネックだったエリアについても、auと提携してauのエリアをカバーするコースができたみたいです。月額ちょっと高いのに加えて別途プロバイダ料金で更に高くなりますが、いまならキャンペーンで4000円ほどで済みますし、たぶんこの手のキャンペーンって一生やってるでしょうから、本気で動画見たり、重たいファイルを仕事で頻繁にやりとりしたい場合はWiMAXもありかな。

あ、でもイーモバはソフマップとかでパソコン激安にするセットキャンペーンやってますよね。なんかああいうのと組み合わせるならイーモバありの気がする。解約手数料の規定の違いとかは、ぶっちゃけあんまり気にしないのでスルー。ってか、余程のことがないと解約しないでしょ……。



以上、本日は珍しくPC関係の話などしてみました。しかし高性能のタブレットPCがこんだけ安く手にはいるなら、ノートPCの出番ってホントに減っていくのかもしれませんね。Windows8が拍車をかけるのかしら。

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誰かにものを勧めるには

私は基本的にファッションなんぞ興味なし、服はユニクロですらなく、その辺のホームセンターとか青木さんとかで300円くらいのを買いあさってヨレヨレになるまで保たせる……みたいな人種です。が、都合でどうしてもフォーマルな良い服装が必要になることがたまにある。そういう時は仕方がないので、デパートなるところに出かけてお上りさん状態になりながら、ブランドものの服を買ったりするわけです。一張羅ってやつですね。まあ普段着るものではないから消耗も少なく、1着2着あると10年20年といけますし、そこでケチってもしょうがないだろうと。

んで先日は友人の結婚式用の小物を買う為にでかけたのですが、その時におや? と思うことがありました。タイとハンカチを某ショップの店員さんに案内して貰っている最中、隣で接客していた別の店員さんが、お客さんにこう言っていたんですね。「これ、いま凄い人気なんで、皆さん買われていて、これが最後なんですよ……」とか何とか。

品薄商法ではないけれど、「これで最後」というのがポイントですよね。買わないと、もう手に入らないような気分になる。そして、「凄い人気」というのもセールスとしては上手い。みんなが買っているなら良いものなのだろう、という安心感が持てる。

しかし、実際そのお客さんも買わなかった。結果的に売り込みは失敗したわけです。そして、その彼と理由は違うのかもしれませんが、もし私がお客の立場でもそれ(ちらちら見ていた限り、靴)は買わないなあと思いました。その意味で私は、店員さんの「勧め方」にはミスがあったと思う。

どうしてでしょうか。

私の冒頭の記事が前フリになっていたわけですが、ふつう、デパートのちょっとお高いお店で服を買おうというのは、普段からそういうこだわりのある人か、私のように何か必要に迫られて来る人間かがほとんどだろうと思います。

前者であれば、だいたい「何が流行っているか」くらいはおさえているでしょうから、今更説明するより他のセールスポイントを言った方が効果的。上級者に初心者用の説明してもしょうがないので、もっとつっこんだ話をしましょうということになります。

一方後者の場合、その服なり靴なりは「特別な」意味をもつことになります。まあプレゼントだと相手の好みが解らないから無難なもの……という選択肢はあるのかもしれませんが、自分用なら、やっぱりちょっと「人と違う」ものが欲しくなるのではないでしょうか。

ちなみにそのお客の彼は、上下ユニクロでした(なぜ解ったかというと、私も別種の同タイプの服をもっているからです!)。そして靴は定番のコンバースAllSTAR☆ミ。たぶん、普段はこういうお店で買わないのでしょう。そして、「他の人と同じ」が良いのなら、大人しくユニクロなりABCマートなりへ行くやろな、と

そういうお客というのはオーダーメイドするほどのこだわりは無いし、なんだかんだで「ブランド」という一般性に頼っているとはいえ、気持ち的には「一点モノ」を求めてきているハズです。果たして「一点モノ」にどれだけの意味や価値があるのかとか、どうして「一点モノ」を求めたがるのかとか、そういう話はいったん措いておきましょう。やっぱり自分だけのモノ、オリジナリティを表現できるモノって欲しいじゃないですか。……どうでも良いけどあんまりこういう発想が行きすぎると秋葉原の駅前にいるエウリアン(絵画詐欺師)に引っかかるんで注意が必要ですぞ。

ともあれそんなわけで(どんなわけだ)もし私が店員なら、こう言えるものを勧めたと思います。「これは、あまり有名ではありませんがとても良い品で、知る人ぞ知る逸品なんですよ」とか。

おしゃれに興味無い私も、実は大昔にアパレル系のお店でバイトをしたことがありました。まあ子供服のお店で、ユニフォームは支給だったので知識さえ仕入れてニコニコしてりゃなんとかなったんですよね。あ、姿勢は凄い注意されました。……ってそんな話はどうでもよくて、そこでお客に勧めるための方針として次のようなことを教わりました。「こだわりのある人にはこだわりのある品を、こだわりの無い人には流行の品を」勧めるのだ、と。そして会話や服装のチェックから、そういうのを見極める方法みたいなのも教育された。

ぶっちゃけもうあんまり覚えていないうえにそれが妥当だったのかはわかりませんが、そう言う私のバイト経験から言えば、今回隣にいたお客は、服装的にはこだわっている感じでもないし、またたぶん、会話をしても特にこだわりは無かったんじゃないかと思う。でも、そういうこだわっていなさそうな人が、こだわりのある人向けのお店に来る時点で、逆にものすご~くこだわっている部分もあるとは思うのです。

その辺、会話しながら引き出していってお客の希望にかなうものを提供する(実際にその品が完全にお客の希望通りでなくても、そう思わせて満足感を与える)のもテクニックなんでしょうけど、なかなか難しいですよね。実際私も難しかった。

その辺を上手くクリアーしているのはユニクロやABCマートみたいな形式でしょう。一点モノを求める人はそもそも想定せず、お客がショップに来た時点である程度方向性は見えている。オーダーメイドの店なんかも逆の意味で同じ分類になると思います。

つまるところ人が何を求めているか、その意識の方向性を読むことでパッケージングというのは成立するわけですが、無理によまずとも逆にパッケージによって意識の方向を決定づけるという転換が行えれば手っ取り早いわけですね。

そしてこれは、服飾に限らず、あらゆる分野(たとえば文章だってそうでしょう)にも通用するのだろうと思います。そんなことばっかり考えて好きなことできなくなったら本末転倒ですが、ある程度パッケージを意識した文章のほうが引き締まるし、私自身は好きなので、そう言うところを目指していきたいですね。

というわけで本日はこの辺で。また明日、お会いしましょう。

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レビュー:『あなたの事を好きと言わせて』

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タイトル:『あなたの事を好きと言わせて』(プラリネ/2012年10月26日)
原画:了藤誠仁、キグナス、吉飛雄馬、鳥取砂丘(SD)
シナリオ:来夢みんと、黒白線、mizuki ryo、結城、月波流砂、冬葉小鳩
公式:『あなたの事を好きと言わせて』 OHP
定価:8800円
評価:C(A~E)

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※具体的な長文感想・内容紹介は、批評空間さまにて投稿しております。



▼評価について
物足りない作品でした。が、正直かなりイイ線行ってました。物足りなさというのは二種類あると私は思っています。一つは「全然足りない」という単に要求水準に届いていないので、もう一つは「もっとこうあって欲しかった」という、こちらがハードルを上げたくなるもの。この作品は私にとっては後者でした。「恋人ごっこ」という面白い要素だけではなくて、魅力的なキャラや良い感じのエピソードが単発で差し挟まれ、どんどん期待が高まる。しかし、それが綺麗にまとまりきることはなく、中途半端に終わった感があります。「これをもっと活かせば……」という勿体ない気分になるのですが、少なくともそのくらいには魅力的な良作。何より、やっている最中に楽しいなと思えたので「アタリ」と言って良いと思います。

▼雑感
典型的萌えゲーというと、萌えゲーってそもそも何と言われそうですが、抜きゲーではなく、シナリオになにか哲学的なテーマや社会的な視点が含まれているかというとそんなこともなく、推理やハードボイルドでもなく、ましてホラーでもないので、とりあえず標準的な学園エロゲーということにさせてください。

明るく人当たりの良い美少女転校生・由希乃と「恋人ごっこ」をすることになった主人公・孝介。しかもコイツ、実家は大金持ちで本人は何をやっても人並み以上の才能を発揮できるスーパーマンという、実に羨ましい野郎。エロゲーの主人公じゃなかったらぶん殴っているところです。

そんな孝介が、「恋人ごっこ」をダラダラ続けながら本当の恋人を手に入れるというストーリーなのですが……ぶっちゃけ、「本当の恋は何か」とか、そういうテーマ掘り下げ系には行きません。単に、由希乃なら由希乃、他の女の子なら他の女の子と仲良くなってお終いという。……「恋人ごっこ」とは何だったのか。

冗談めかしてかきましたが、本作のポイントはそこに尽きると思います。劇的なことなど何もない、ごくごく普通の恋愛を描いたというならそれでも構わないのですが(そしてそういうものとして見るなら、割と良くできています)、だとすれば「恋人ごっこ」という突拍子もないスタートが邪魔。由希乃の存在は清華ルートを除き、基本的に最後まで響いてきますし、何よりも最初のイベントのインパクトを超えるドラマをユーザーは期待してしまう。平凡な学園生活を……というのはちょっと無理があります。

逆に、「恋人ごっこ」を活かすならイベントが普通すぎ。もっと由希乃との別れを派手にして、いっそ痛みが伴うくらいにしてもよかった。その痛みの大きさが、逆説的に他のヒロインの魅力をあらわすことになるのですから。

あと、付き合うまでがメインで付き合ってからのイチャラブは殆どありません。その辺は好みですが、もうちょっと「恋人」感があってもよかったかなぁ。でもタイトルが「好きと言わせて」ですから、言った時点で終わるのは仕方ないかもしれず。

清華さんだけ13シーンもあるのに、他のメンバーは3~4シーンというのは、本当にどうしてこうなったんでしょう。プレイ中、CGの埋まり方を見て(清華を最後にしていた)、てっきり隠れシナリオがあるものとばかり思っていたら、まさかの展開に度肝をぬかれました。

『デュエリストエンゲージ』に続いてこの作品も「惜しい」ところで止まっている感じがするのですが、どこかで大ブレイクしてほしいなあ。それだけのポテンシャルは垣間見えているので、次に期待したいです。

お気に入りは七緒。知り合って2年のはずなんですが(確か)、完全に幼なじみ的ポジションです。ぶっちゃけこの作品のタイトルは、七緒のためにあったと言っても言い過ぎではないでしょう。かわいくて、健気で、たとえ恋人関係になれなくても最後まで孝介の側にいてくれる。恋を超えた愛を感じさせてくれるヒロインです。イチオシ。

いぬすき
どうでも良いけど作中もらってくる犬がめっちゃかわいかったです。

ということで、本日はこれまで。また明日。

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はんこ絵

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日経トレンディネットより。

ほうぼうで話題になっている、「痛印」。いやあ、これ良いですね……。

関連: 銀行印としても使える!? 萌えキャラはんこ「痛印」が人気
(日経トレンディネット 2012年11月12日)

記事によると「同人誌関係のネットショップを運営するe3paper(埼玉県越谷市)が、長年にわたり四国で印鑑を制作してきた印鑑会社と提携し、2012年6月に「痛印堂」をスタートさせた」のだそうですが、モノホンの印鑑なので実印登録して銀行の口座開設などもできるとか……。

個人ではなかなかやりづらいところもありますが、オタクコンテンツ系の企業がやるぶんにはアリな気がする。あとあれです。キャラクターとの婚姻届に押せますよ。やったね。ぱうぱう~♪

「痛印堂では基本的に題材を、著作権上問題のない一次創作物に限ることにしている。一方で、痛印化を希望する声がある定数まで集まった場合は、既存のキャラクターにも対応。一次創作者に痛印作成の公認を交渉し、正式な契約を結ぶという手順を踏んで製作している」とのことで、非常に誠実な態度が好印象。こういうキッチリした意識があるところなのは信頼できます。

そんなわけで現在は絵が描ける人に向けたオーダーメイドサービス限定のようですが、既に一部のコンテンツ(東方とひぐらし)については二次創作イラストの許可がおりている模様(参考)。

ちなみにお値段も案外安くて、3000円くらいで作れちゃいます(参考)。うーん、お手頃……。

今後、キャラクターグッズとして展開していく可能性もあるでしょうし、意外と使いどころもありそうで(それこそ年賀状なんかに押せば良いし)楽しみです。

てなところで本日はこれまで。また明日、お会いしましょう。

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やはり日本の政党ラブコメは間違っている

石原慎太郎東京都知事が先日、とうとう新党を結成しました。その名も、「太陽の党」。

関連: 石原新党、保守色前面に 第三極の結集なるか 「太陽の党」旗揚げ
 (日経新聞 2012年11月13日)

尖閣問題への対策をある意味での手みやげに、保守層の取り込みを狙った出馬であるというのはわかります。実際話題性もあるし、一定の「戦果」は見込めるのでしょう。既に「減税日本」あたりと足並みを揃え始めているという話もあります。記事にも書かれてある通り、大同団結を前提とした既存政党に対するアンチとしては面白い勢力。私は東京都の規制問題などがあるのであんまり応援する気にはなりませんが、注目度は高そうです。

なんだかんだで今回の選挙は保守が強いだろうし、間違いなくある程度の影響力は持つでしょう。

……とか何とか言っていたら維新の会と大同団結しちゃいましたけど(NHKニュース)、こりゃホントに台風の目になるのかもしれません。自爆しなければ。(11月18日追記)

しかし実質的なところよりも目を惹いたのは、何と言っても政党名。(もう消えちゃったので今更感があるとはいえ)たいようのとうて……。

太陽の塔
太陽の塔。

石原氏の著作に因んだ名前とのことですが、そういえば大昔にこんなのもありました。もともと「太陽の塔」が「太陽の季節」から名前をとったという経緯もあり、もちろんわかってやってるんでしょうけど、こうなるともう完璧にギャグの世界ですよね。

あんまり言っても一時の「不謹慎厨」みたいになるだけかもしれませんが、これだけ色々深刻な問題が起きている政局でパロディのような名前をつけるのはユーモラスというよりちょっとどうかと思うし、少なくともそう受け取られかねない可能性は見えているべき。加えて、政策や政治スタンスとは何の関係もない、一個人(党首)の業績に因んだ党名にするっていうのも何だか微妙。ナナメから見ると、どんだけ独裁やねんと言いたくなる。

思うに周辺の太鼓持ちから、「わかりやすいシンボルもあるし、党首のことを皆がすぐイメージできるこの名前にしましょう!」みたいなことを言われてホイホイ乗っかっちゃったんじゃないかなあ。こういうのを止められなくなってきたあたり、石原慎太郎氏も歳を取ったと感じます。

それにしても「たちあがれ日本」やら「国民の生活が第一」やら、「減税日本」やら。ここのところの日本の政党名はどうもギャグ色が濃い。ラノベのタイトルが長いだのバカバカしいだのと言われますが、政党の名前のほうがよっぽど奇妙に映ります。

もちろん、「新進党」や「新党さきがけ」が定着しなかったことからも明らかなように、普通の名前を付けても埋もれてしまう。既存の政党との差異を明確にして、かつ国民にインパクトを与える名前であるには分かりやすいキャッチフレーズなり政策なりをそのまま党名にしたほうが良いという判断が働いているのでしょう。

しかし、たとえば10年20年先にこの党名でやっていけるんですかと聞かれたらたぶんNOじゃないでしょうか。時流を意識したネーミングは、時代遅れになるのも早い。党名かえれば良いと言われればそれまでだけど、そういう問題ではなくて、そもそも最初から10年、20年続けるつもりで政党を立ち上げていない。別れてもそのうちまたひっつくのが前提の、ラブコメみたいな政治をやってるわけです。実際速攻消えましたし

こういう名前を見るにつけ、政策のための政党ではなくて、党派争いのための政党が乱立するという状況を反映しているようで、なんだか情けない気分になる。

ただ、見方を変えれば実際の投票基準は政党名なんぞとは無関係。政策内容吟味して行うのだと考えれば別にどうでも良いっちゅやどうでも良いところ。だからこそ、どうでも良い名前をつけているのかもしれません。党名なぞ飾りだからスルーして内容で勝負するぞ、と。そういうことなら歓迎です。

折角なのでその路線でだれか、「ちゃんと政策論争しよう」とか、「新党乱立いいかげんにしろ」とかいう新党を立ち上げてくれませんかね……。

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僕らの屋根に雪は降り積む

Leaf/AQUAPLUSさんの公式ショップであるapstoreさんで、「クリスマスグッズ」と「お正月グッズ」が販売されています。apstore限定で、期間限定の完全受注生産グッズ。

私のお目当ては、「WHITE ALBUM2 クリスマスセット」。受注期間は「10月1日(月)10:00~11月18日(日)24:00」……ってもう明日ですねΣ(゚Д゚,,)。 急いで予約しないと……。この前のアニバーサリーグッズ(ペンダント)みたいに売り切れの心配が無さそうなのは助かります。最終的には余裕があったようですが、一時は任天堂も真っ青の品薄正法かと思いましたから。

ed498176.jpg

コースターとミニフォトカードの絵柄。

クリスマスグッズは以下の3セット。

ToHeart2 クリスマスセットA」(タマ姉&このみ)
ToHeart2 クリスマスセットB」(小牧愛佳&郁乃)
「WHITE ALBUM2 クリスマスセット」

お正月セットは

ToHeart2 お正月セットA」(タマ姉&ささら)
ToHeart2 お正月セットB」(愛佳&由真)

の2セット。どれも18日が〆切になっているので、欲しいけど注文してないぞという人はお急ぎあれ。

とりあえずこれで、今年のクリスマスは一人寂しく過ごさずに済みそうです?

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