御夜宵子(Oyoyoiko)です。OYOYOという名前でエロゲーのレビューとかはじめました。批評空間様にて投稿+ツイッターという形式をとっていたのですが、いくつかの限界を感じる部分もあり、まとまったことやまとまりのつかなかったことは、こちらで細々と書いていこうかと考えています。

位置づけとしては、次のようになります。絶対に遵守ではありませんが。

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批評空間:新作の紹介などメイン。なるべくネタバレなしかつコンパクトに。
ツイッター:脈絡のないツイート、交流メイン。
ブログ:つっこんだ考察、更新された考えなど。新旧問わず。

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私は、感想やレビュー、批評の前提として、1.相手に伝えるものである、2.その作品を扱う意味がある、の2点を重要だと考えています。

「1」は、自分勝手な理屈や用語を避け、考えの筋道ができるだけ分かるように書くということです。

「2」は、上手く言えるか分かりませんが、ニュアンスとしては作品を離れても通じることを作品に押しつけない、ということです。最後の結論が一般論になるのは構わないのですが、たとえば『君が望む永遠』に「浮気ゲーはアウト」と感想を書いたとします。これは、『君のぞ』が浮気ゲーであるということと、書き手が浮気が駄目ということしか言えていません。そして題材は、『君のぞ』で無くても、浮気ゲーであれば何でも言えることです。つまりそれは、「作品の」感想という側面が限りなく薄くなり、ただの自分語りに近づいていると思います。それはそれで無意味とは言いませんが、作品感想やレビューを名乗る以上、自分はそれをなるべく避けたいと思います。

しかし、一方でただの一般論だけ話をしても仕方ないということも重々承知しています。そのエロゲーの面白かった部分は、やはり自分の中の何と共鳴したのかに懸かっています。でもそれは簡単には表現できない。有名な「ルイズのコピペ」がありますが、あれはロジカルなことばの内容ではなく、勢いというか身ぶり・手振りでルイズへの愛を表現した、見事な? 文章だと思います。正直、憧れる部分すらあります。

けれど、私はああいう表現はできない。だから、とにかくまずは内容を味わい、自分が感じた内容を論じてみようと思います。その先に、私なりのエロゲーの面白さの伝え方ができることを期待して。

ブログをご覧になる皆さまには、しばしそのような試みに、お付き合い頂けると幸いです。


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