対応のまずさが大きな騒動となっていた東京駅100周年記念Suicaの件、こういうかたちで決着しそうです。

 ▼「東京駅記念スイカ、希望者全員に販売へ」(ニッカンスポーツ・コム) 

JR東日本は22日、購入希望者が殺到し、安全確保のため途中で販売を中止した東京駅開業100周年記念のIC乗車券Suica(スイカ)を今後増刷し、希望者全員が購入できるようにすると発表した。

 時期や方法は今後明らかにする。

 同社によると、記念スイカは、開業100周年当日の20日午前、東京駅丸の内南口の特設窓口だけで、1人3枚まで、計1万5000枚を限定販売する予定だった。

 しかし希望者が殺到し、販売開始時点で9000人以上が行列したことなどから、8090枚を売った時点で安全確保のため販売を打ち切り、買えなかった人が駅員に詰め寄るなど大混乱した。(共同) 

個人的にはですが、ある意味ベストな解決の1つかなと思います。もっとも、初期に売り抜けした転売屋がボロ儲けだったのは微妙に納得の行かないところではありますが、購入した人に関しては自己責任というか自業自得なところがあるので、まあ良いでしょう。

あまり強い言い方をしたくはありませんが、JR系列は何というか、記念きっぷ等々で行列ができてプレミアがつくような騒ぎになることを宣伝の一環として利用しているような気配もあったので、これを機に色々見なおしてくれればいいなぁと思います。

さて、今回の騒動で問題の1つとしてスポットを浴びたのが「転売」について。 

コンサートチケットなんかでもそうですが、個人・組織を問わずこの手の限定品や手に入りにくい品については転売屋というのが多数出てきます。で、転売は違法(正確には、各地方自治体の迷惑防止条例違反であり、ダフ屋等が条例違反でない地域もあり、そういう場合は物価統制令の規制対象となる)だという話や、じゃあ金券ショップもあるから大目にみてもいいのではないかみたいな話、小売業者だって転売みたいなものなのだから資本主義社会で転売屋やダフ屋を取り締まること自体がおかしいといった話まで、いろいろな議論が喧しく展開されます。

法的な根拠をめぐっては機会の平等(一般人が定価で購入できる機会が少なくなってしまう)やらなにやらいろいろ言われますが、ダフ屋が厳しく取り締まられたのは、消費者の利益を守るためというよりは暴力団の資金源を潰すためだったという歴史的背景なんかもあったりして、オークションの摘発に警察が乗り気でないのは、マンパワーの不足に加えてそのあたりに原因があるのかもしれません。(参考:「ダフ屋はアウトでオークションはセーフ?の謎を弁護士が解説」(シェアしたくなる法律相談所) )

もちろん、転売屋がいることによって「どうしてもほしい」けど「どうしても参加できなかった」人がチケットを買うことができる(お金がないなら借金してでも買えばいいじゃない? 本気ならそれくらいできるでしょ? みたいなノリで)という主張に、まったく理がないとはいえないかもしれません。

しかし、こうした主張については@shi_na_ma氏の次のツイートが、やや乱暴なところがあるとはいえ端的に問題点を指摘してくれるでしょう。



現状ルールがあるんだから、とりあえずそっち守れ、という至極まっとうな意見ですね。特に転売の場合、古物商の資格の有無などで法的な制限がいろいろありますし。

というわけでまあ、公序良俗の面から見ても転売行為とかは本来あまりよろしくないと、個人的には思います。 逆に、チケット屋に売るとかなら良いとは思いますよ。相手が免許もってるわけですから。