レーシック手術(視力回復手術)について、消費者庁が警鐘を鳴らしているそうで。

眼鏡をつけているけれどメガネフェチではない私からすると、「眼鏡をつけなくて良い」というのは非常に魅力的。じゃあコンタクトでいいじゃんって言われそうですけど、別におしゃれのためとかではなくて、単に眼鏡はつけはずしが面倒だからイヤなのであって、コンタクトなんかもっと手間がかかるから余計イヤです(笑)。

しかし、レーシックは新しい技術だけあってやっぱり問題が多いんでしょうかねぇ。報道では消費者庁の呼びかけについて、次のように言われていました。

 ▼「レーシック手術に注意呼びかけ 消費者庁」(NHK NEWS web)
レーシック手術に注意呼びかけ 消費者庁 
12月4日 17時42分 

目の視力を向上させるレーシックの手術で、光がにじむようになるなどの被害が相次いでいるとして、消費者庁が注意を呼びかけています。 

視力を向上させるレーシックの手術で目に何らかの被害を受けたという報告が、消費者庁には先月までの4年半ほどの間に、全国から80件寄せられています。 

被害の内容で最も多かったのは、視力が矯正されすぎて遠視になったというもので、このほか、目に激しい痛みを感じたケースや、1時間に数回、目薬をさすようになったケースなどもあったということです。 

こうしたことを受けて、消費者庁が先月、手術を受けた600人を対象に行ったアンケート調査でも、4割余りの人が、手術後に光がにじんだとか暗いところで物が見えにくくなったなどの不具合を訴えたということです。 

こうした背景には、手術後に起きうる後遺症について、医療機関があらかじめ十分な説明を行っていないことがあるとみて、消費者庁は、レーシックの手術を受ける際にはしっかりとした説明を受けるよう呼びかけています。 

また、この問題について、医療被害を扱う弁護士のグループが今月21日の午前9時15分から午後5時まで、専門の電話相談を行うことにしています。番号は03-6869-8391です。  
私の知人でレーシック手術をした人がいますが、3人やって3人とも成功。言うほどひどいものでもないのでは……と思っていましたが、4割がトラブルを抱えているとなると、これは笑えません。 

特に目というのは、人間の情報取得器官として最も頼りになる部分の一つですから、それがやられるというのはちょっとぞっとしない。エロゲーできなくなりそうですし! 

しかし、コンタクトレンズもでた頃はいろいろ問題抱えてましたし、昔の通気性悪いコンタクトつけていたせいで目玉が浮き上がってくるなどのトラブルを抱えた人もいます。こういう技術は、表現が悪いですが「人柱」の上に成り立つものなのかもしれません。実際にやってみて、経験値を積まないとわからないこともありますからねぇ……。 

しかしながら、それに巻き込まれた側からすれば冗談ではないわけで、せめてきちんとした説明や保障は求めたいところ。「医療機関があらかじめ十分な説明を行っていない」ということですから、「騙し討ち」はよろしくない。 

レーシックの技術自体はこれからも発展していってほしいと思いますが、やり方のほうはいろいろ考えて欲しいなぁと思います。ちょっとやってみようかなぁとか思っていただけに、こういうニュースが来て踏みとどまることができて良かったんだかどうなんだか……。