なんか、法隆寺に落書きした輩がいたようで……。

▼「法隆寺土塀に落書き 「殺すぞボケ」「ヒマやね」」(東京新聞)
法隆寺土塀に落書き 「殺すぞボケ」「ヒマやね」 
2013年11月27日 夕刊 

 世界遺産・法隆寺(奈良県斑鳩(いかるが)町)の国重要文化財の土塀「西院大垣(さいいんおおがき)」に、「殺すぞボケ」「ヒマやね」と刻んだ落書きが見つかったことが二十七日、奈良県教育委員会への取材で分かった。 
 西院大垣は国宝の五重塔や金堂のある「西院伽藍(がらん)」の東南西の三方向を囲む築地塀。落書きされたのは西面(高さ約三・五メートル、長さ約七十メートル)で、地上から約一メートル付近に二つの落書きがあった。ドライバーなど先のとがったもので引っかいたとみられ深さは最大約六ミリ。 
 西院大垣は、土を重ねては突き固める「版築」と呼ばれる工法で作られており、塗り直すことはできない。県教委は「落書きを消すには周りを削ることになり、直すのは非常に難しい」と話し、今後は目立たなくする方向で修理を検討する。
「深さは最大約六ミリ」って、かなりがっつり彫ってますねぇ……。なんというか残念です。記事の写真を見る限り、「目立たなくする」ことはできるのでしょうが、修復は難しいとのこと。 

もちろん落書きがあったからといって文化的な価値が損なわれるとかそういうことはおそらくありませんし、だったらこんなことに目くじら立てなくて良いという考えもあるのかもしれません。 

しかし、こういう本当に「どうでもいい」行為の対象にしてしまうというのは、何というか連綿と続いてきた文化に対して一番失礼な気がします。火をつけて燃やすほうがマシだとか言うつもりは無いけれど、たぶん書いた人は本当に価値を認めてないんだろうなぁ……。 

別に歴史や伝統といったものを、何でもかんでも持ち上げれば良いとは思わないけれど、私たちが拠って立つところの文化というものに最低限の敬意というのは払われてもいいのではないかと思う次第です。