私は寝起きが悪く、目覚ましをかけても無意識のうちに止めてしまい、いつも起きるのがギリギリになったり、最悪起きるべき時間に起きられず、バタバタになるということがよくあります。

一度「ものすごい音がでる目覚まし時計」とかも買ってみたんですが、正直余り効果がなく……。

考えてみれば「起きない」のが問題というより「止めてしまう」のが問題なので、音が大きいやつより止めにくいやつのほうがいいんじゃないかということで、タブレットPCを目覚ましに使うことにしました。

最近のタブレットPCはなかなか高性能で、スヌーズ(一定時間で再アラームを鳴らす)機能がついているのはもちろん、一定の操作をしないと目覚ましを解除できない、というような仕掛けがついていたりもします。私は、ロック画面解除と同じように指を動かさないと目覚まし解除されないようにしてみたのですが……。

不思議なことに、朝起きると目覚ましが止まっていました。あまりのうるささに隣の部屋の住人が侵入したか、私の部屋にアリエッティがいるのでなければ、自分で止めたことになります。2、3日試してみましたがやはり同じ。どうやら本当に自力で解除しているらしい。

そこから考えるに、寝ている状態で目覚ましを止めているというよりは、一旦起きてはいるんでしょうね。ただ、目覚めたばかりの前後不覚の状況で再度眠りにつくせいで、その間の記憶を失っているというか。無意識で複雑な操作をしているというよりは、意識的に動くけれど覚えていない、というほうが適切な気がします。

そういえば学生時代、授業中居眠りしそうになって必死に耐えていると、その瞬間瞬間はいろんなことを聞いて覚えたり書いたりしたつもりでも、目が覚めると何一つ頭に残っていないとかっていうことよくありました。あんな感じなのではないかなと。

だから、音の大きな目覚まし時計が効果的なのも、その起きた一瞬の間にインパクトをあたえて、きっちり目がさめるような馬鹿でかい音を鳴らすと「ちゃんと」目が覚める人が多いということなのかもしれません。

ってなことを確認するために、一度自分ベッドの周りにカメラをしかけて、どんな風に目覚ましを止めているのかチェックしてみたいなあ(笑)。ものすごい寝言とか言ってたりすると恥ずかしいですけど……。

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