昨日「WEB拍手」のほうで「リアルでも仲の良い方などに趣味(※エロゲー)のことなど公言されていますか?」という質問を受けました。投稿ありがとうございます。

で、返答としては「エロゲーが友達です!」というのを考えていたんですが、そうすると私は友達でオナニーするというアカン子になってしまうので、ちょっとソレでアレ。ここはちょっと長くなりますが、私のオタク友達的な話をきちんと披露というか暴露することにいたします。

◆相手による使い分け
結論から申し上げますと、「相手によって言ったり言わなかったりする」なのですが、それだと何の説明にもなりませんので、もう少し詳しくお話しさせていただきます。

私のリアルの知人・友人関係というのは、大きく4つに分かれます。

1.ヲタに目覚める前の友人(小中学校の同級生とか)
2.ヲタに目覚めた後の友人(だいたい高校以降)
3.ヲタ活動の中で仲良くなった人(ツイッターとか同人誌とか)
4.仕事やらで必要なつきあいのある人

「3」はまぁ、いまさら何を言う必要もありませんので除外。

「1」、「2」については、基本公言しています。で、「4」の相手には基本言わないようにしています。


◆エロゲーやってるのは恥ずかしい話ではない(ハズ)
ポリシーとして、「エロゲーをやっていることは別に恥ずかしくない」と思ってます。いやまあ、自分の性癖が暴露されまくるのは恥ずかしいかもしれませんが、ポルノメディアを持っているということ、その対象が二次元であるということを恥じる必要は無い。ポルノが趣味です、っていうところまでいくとちょっと恥ずかしいかも知れませんが、この辺は昔の「宮崎事件」とかでオタクが迫害されてきた時代に漠然と形成された反発精神みたいなものが関係しているのかもしれません。

逆に言えば、昔の価値観を引きずって「エロゲオタキモい」と毛嫌いしている人というのもいます。そういう相手と友人関係を築くのは正直厳しい。オタクどうこうの話に限らず、価値観って普段の生活の中に出てくるし、そういうのが見えちゃうとこっちも嫌だけど、向こうも多分嫌なわけじゃないですか。

そんなわけで、友人関係ではほとんどの場合、自分がエロゲーやってるということはあまり隠さないようにしています。別に突っ込んだヲタトークをするためとかじゃないので、「俺、実はエロゲーマーなんだ……」とかって信仰告白みたいなことはしませんよ。「ごめん、エロゲーしてたら寝過ごした」とか、「金曜はエロゲーの発売日だから飲み会無理」みたいな感じで。

それで毛嫌いする相手ならもともと付き合っていても限界があったし、普通に受け入れてくれる相手ならそのままの距離感で付き合えば良いし、ノッってくれる相手ならもっと突っ込んだ関係を築けば良い。そんな風に考えてます。

ちなみに、大学の時はクラスの友人にエロゲー話して、それで爪弾きにされたということは無かったです。ただ、やっぱりそういう話に興味あるタイプとそうでないタイプは見極めがついたので、その辺はこう上手いことやりました。結局、エロゲーにどっぷりハマって仲良くなれた人は一人もいなかったなぁ。今でも同窓会とか飲み会とかありますけど、みんな私がエロゲーやってるのは知ってても、こんなんだとは思ってないハズ(笑)。いや、案外バレてんのかもしれませんけど向こうも言ってこないならバレてないのと一緒や……!


◆不快に思う人はいる(よね?)
とはいえ、エロゲーというのは「不快だ」と思う人がいるのも事実。野球のファン球団くらいなら笑って流せても、「エロゲーなんてやってる人は人間的に不潔だ」とか言い出す人、割りとリアルにいたりします。

で、友人関係なら先程も言いましたように「お付き合いしない」という選択肢が出るんですけど……仕事はそうはいきません。もしくは、仕事に近いような「生活に必要な」関係。

これの場合、エロゲーマーであるということを公言するのはリスキーだと思います。また、仕事上それを公言する必要ってまずほとんどありませんし、相手によっては極めて不快な感情を抱く可能性がある以上、無理にそういう話をするのは配慮に欠けることでもある。

なので、私は仕事関係では相手から話題を振られない限り(あるいは振られても)そういう趣味については極力黙っているようにしています。一度職場でエロゲーの話をしている人がいましたが、私はそれは配慮に欠ける行為だと思ったのでその人と仲良くなろうとはしませんでした。自分の趣味が周りに受け容れられるかもわかんなかったですしね。

この辺は好みの問題で、「エロゲーマーであることにプライドを持っていれば職場で孤立しても公言できるはずだ」という立場の人はそれを貫けば良いし、私みたいにいい子ぶりっ子したいならステルスしてれば良いのかなと。

ただ、仕事というのはこっちが相手を選べないのと同様、相手もこちらが嫌でも縁を切ることが難しかったりします。そういうところで人間関係モメると、自分以上に相手にもストレス与える可能性があるので、好き好んで爆弾持ち込む必要はないかなと。

逆に職場の皆さんがバリバリ全開のヲタだったり、先にものすごいエロゲーマーが存在を確立していたりすれば、それに乗って自分も公言していいとは思います。私の友人が務めている某大手家電メーカーのサポートセンターは、エロゲーマーとアニオタと腐女子の巣窟らしくて、話を聞く度に羨ましいと思います(´・ω・`)。


◆最後は自分のスタンス
私は見るからにヲタっぽいからヲタバレしてもあんまりダメージないし、他に大した趣味もないせいでエロゲーの話が自分の中では「一番盛り上がる」話なんですよね。なので、深い友人関係になるにはその辺の話が欠かせない。判断基準としてエロゲーが中心になるから上のような話が成り立つというのはあります。

質問をくださった方がその辺どうなのかにもよりますが、「パッケージが見つかると思ってエロゲーを買えない」ということは、別にエロゲーが無くても自宅に招くくらい親しい友人がおられるのでしょうし、それならそれで、エロゲーは「密かな趣味」を貫いても良いのではないでしょうか。

これまた私の友人で昨年結婚したのがいますが、エウシュリーとアリスが大好きな彼は嫁さんにその趣味のこと言っていないらしく(当然会社の同僚にも黙っていたようで)、エロゲーの時間を捻出するのが相当しんどいとぼやいていました。彼はバレるまで隠し続けるのでしょう。たぶん。

「どうすればいいか」という相談ではなく、「私が公言しているか」というご質問だったのですが、ちょっと踏み込んだところまで話をしてみました。一応お答えとしては、「基本オープンの方向。ただ、利害が絡んだり、関係をリセットできないような相手の場合は言わないという風に使い分けている」ということで。

「エロゲーやってる」と「エロゲーが趣味です」の間にもハードルはありますが、私がやってることはかなりの人が知ってます。ドハマりしてることまでは……一応隠している人のほうが多いです(気づかれていたら知らん)。仕事関係者には全く言ってないです。

こんなものでよろしかったでしょうか。何かしら参考になれば良いのですが……。

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