四月も半ばを過ぎ、そろそろ新しい環境に慣れてきた頃でしょうか。ただ、この辺で確認しておきたいのが、各種の手続き関係。年度初めというのはとかく忙しいので、取り紛れてすごすうちに、ふと「やろうと思っていた」ことを忘れてしまって後からさあ大変……ということが多いものです。

私は比較的ズボラなたちでして、積極的な先送り政策の果てにしょっちゅう「締切オーバー」を味わったりもするので偉そうなことは申し上げられないのですが、それでもひとつ、絶対に気をつけたほうが良い、というお話をしておこうかなと。

お金が直接絡む手続きについては、後回しにしない。

これです。これ、超大事。他の手続きは良いとして、お金が絡むものについてはなるべく早く、そしてちょっとでも時間が空いたら、そのチャンスに済ませる。そういう心構えを大事にしたほうが良いと、私は思います。

これは私の知人の話で――と言うと、にわかに、「お前の話だろ」という感が高まりますが、本当に知人の話でして、昨年、お金がらみでとんでもない目にあった人がいました。

彼は大学院を留年したのですが、奨学金をもらっていて、ほうっておくと返還手続きが始まってしまう(いまは口座から自動引落で変換のシステムになっている)。そこで、本来は在学手続きなるものをとって、しばらく変換の猶予を(学生時代で授業料払いつつ変換は厳しいから)求めるものなのですが、どうしたことかその手続をすっかり忘れていたそうで、自動的に変換が始まってしまった。

そのことに気づいたのが7月頃だったそうで、そこから大学の事務に在学手続き受理を願い出たそうですが結局受け入れてもらえず、一年間奨学金変換をし続けるハメになったと。そのせいで授業料が維持できずバイトに明け暮れて、結局後期から休学することになった、という話でした。

詳しい事情は本人からの体験談なのでどこまで事実かわかりませんし(実際、事務に在学届けを受理してくれるよう、本当に頼んだのかどうか。割と諦めが早い性格なので、頼んでいないのかなーと思っていたりも)、またあんまりそのまんま書くと誰のことかバレる可能性もあるので一部「改変」しているのですが、まあとにかく、返済絡みでトラブったがために一年棒に振ったという酷い話です。

他にも、クレジットカードの決済で引き落とし口座に十分な額が残っておらず、延滞扱いになってブラックリストに載ったとかもよく聞きます。これも結構挽回が大変ですよね。

世知辛い話ではあるんですが、とにかくお金関係のことについてだけは、どれだけ面倒でもしんどくても余裕があると思っても、早め早めに対処しておくのが賢明だと思います。突然事故に遭って手続きを忘れてしまい、そのまま取返しのつかないことになったりするかもしれませんし……。

いや、そんなの金に限らず緊急性高い手続きは全般的にそうだろと言われればその通りなのですが、上記の例のように、お金がらみのことは直接その後の生活に響く可能性が非常に高いということです。ほかは、案外なんとかなったり、別の方法でリカバリーできたりもするのですが。

ともかく、ゆめゆめ油断めされるな、ということで。

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