先日発売された、『THE IDOLM@STER CINDERELLA MASTER』シリーズ(シンデレラガールズのキャラクターソングCD)。自宅警備系アイドルといういまだかつてない斬新なコンセプトで売り出し中の人気アイドル、ロリニートこと双葉杏(ふたば・あんず)ちゃんのキャラソンがあまりにも凄いという噂を聞いて、早速私も買いに行ってきました。700円ならまあいいかな、という感じで。

杏
ソーシャルゲームやってないから、シリアルナンバーの使い道が……。これを機にやろうかしら。

で、早速聞いてみました。感想。これは酷い。(褒めてます)

歌のありとあらゆるところが、どう考えてもネタ。電波な曲は多々ありますが、歌詞で縦読みさせたり、ドラえもんのモノマネを入れたり、CD内で録音テープ流して口パク(カエダーマ大作戦)とかやっちゃうの、世界中探してもこれくらいじゃないでしょうか。も嫌ッスわ、はげしく。

そのくせ、テンポがよくちゃんといい歌になっちゃってるのがまた何ともいわく言い難い気持ちにさせてくれます。電波ソングというのはただ電波であれば良いというものではなく、中毒性を高められるように曲として出来が良いのも必要条件と言われますが、これ、充分その条件を満たしてると思います。

シンデレラガールズを全然知らなくて、完全ニワカの私が大騒ぎするのもどうかと思いますが、とりあえずこのCD1曲聞けば杏さまがどんなキャラか一発でわかるのがとても良いCDだと思います。トラック2のドラマも良かったですけど。どんな仕事もお断りのアイドルとか新しすぎる……。

完全なネタキャラのように見えますが、アイマスのヒロインたちって「演技していない」設定をストレートにだしてくるキャラですから、こういうタイプと相性が良いのかも知れないなと思いました。何というか、アイドルであることと人間(キャラ)であることがそのまま繋がっていて、アイドルである彼女たちを好きになる、というコンセプトなので、普通の生活がそのままアイドル活動として成立するという。美希と違って杏の日常には明らかにキラキラしたアイドルらしい部分なんて無いわけですが、それがアイドル性になるのって結構おもしろいなぁ、と。

ついでに、イラスト的に気に入った三村かな子嬢のCDも購入しました。こっちはまだ聞いていませんが、ショートケーキ持っていることと、「ショコラ・ティアラ」という歌のタイトルから察するに、お菓子系のドリーミー少女なのでしょうか。まあ楽しみにしてます。

こちらの記事(「アニメ!アニメ!」4月19日)によれば、4/17付の「オリコン・デイリーシングルランキング」でシンデレラガールズの5枚のCDが同時にランクインしたとのこと。700円というお値段も良かったのだと思いますが、本来4月18日発売のものなので、17日は先行発売。それで上位に食い込むのだから、凄い人気ですね。15000枚前後で5位とかに食い込めるようになったオリコンに一抹の寂しさを感るところなのかもしれませんが。

でもこの勢いなら今後もどんどんシリーズ化されるでしょうし、ファンならずとも注目したいところ。ソーシャルゲームやってなくても楽しめる企画が増えてくれると嬉しいな。

というわけで本日はこれまで。また明日。

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