タイトル:『瞳の烙淫2 ~絶対不可避の審媚眼~』(WitchFlame/2012年2月24日)
原画:金目鯛ぴんく、たぢまよしかづ/シナリオ:石弓達也 , 髪ノ毛座 , 須々木鮎尾 , charon
公式:http://spielsoft.1000.tv/WitchFlame/hitomi2/main.htm
批評空間レビュー投稿:済 → ネタバレ無
定価:8800円
評価:B(A~E)
2012年2月29日、感想投稿。内容について興味のある方は、上記リンクから拙文をご覧下さい。こちらは主に攻略と、補完的な雑感を扱います。
『瞳の烙印2』おわった、という話をしていたら攻略記事の要望を頂きましたので、掲載。攻略サイトのつもりは無いのですが、なんか攻略を頼りにしてくださる方が(獣の躾以来)増えたような……。攻略記事は賞味期限が早いですし、専門ではないので力の及ぶ限りになりますが、載せておきます。
▼攻略
CG回収は、Hシーンでの選択肢を総当たりしてください。差分が埋まります。
1周目(強制で「野ノ峰扇華を鈴を起点に堕とす」ルートに突入)
分岐条件
(1) 小鷹 初美 との初H後、「初美の携帯を見る」か「放っておく」か。
「放っておく」を選んだ場合
最終的に扇華に捕まるBADエンド。但し、初美と毬にはこちらでしか見られないHシーンあり。
「初美の携帯を見る」を選んだ場合
正規EDルート。
(2) 扇華ルートEDの分岐
正規EDルートに突入後は、「野ノ峰 扇華」と「悠木 さや」の2択でストーリーが進行します。その後、選択次第でルートは3つに分岐。(他キャラのイベントを残していた場合、選択は出ますがEDには関係ありませんでした)
(A)扇華を選び続ける → 「野ノ峰扇華と同棲する」選択、扇華ノーマルED
(B)さやを選び続ける → 「悠木さやを学園内で堕とす」選択で、さやED
(C)さやED直前で寸止めして、最後は扇華 → 「野ノ峰扇華と同棲する」選択、扇華花嫁ED
(3) ハーレムED条件
(A)正規EDルートに入る(「初美の携帯を見る」を選択)
(B)Hの際、全員に中出し/外だしし続ける
(C)「野ノ峰扇華と同棲する」、「悠木さやを学園内で堕とす」の両方が出ている状態で、「悠木さやを学園内で堕とす」を選択。
※「同棲する」を選ぶと、扇華花嫁EDになります。
2周目(プロローグ後、「野ノ峰扇華を最短で堕とす」を選択可能)
→選択肢は特になく、Hシーン連発。そのままEDへ。
▼正規EDルートでのイベント回収チャート例(能力発動モード)
※キャラ名を選択する形式ですが、キャラ名だけだと分かりにくいので、同時に表示されるイベント名で選択肢の表記を統一しました。ゲーム内で名前にカーソルをあわせてください。
※基本的に、キーイベントを踏んでストーリーが進行しても、後から回収できます。ED条件さえ踏まなければ、イベントをとりのがすことは無いと思います。
プロローグと、だいたいこんな感じです。最初にも言った通り、差分はHシーンの選択肢を総当たりしてください。キャラの好みとしては和華奈が凄く好きだったのですが、思ったより出番が少なくて残念です……。
「野ノ峰扇華を鈴を起点に堕とす」
「野ノ峰扇華を最短で堕とす」 → 扇華ラブラブED (1周目選択不可)
※以下、ハーレムEDを目指す場合、中だし/外だしで選択肢を統一。
「???にプールで話しかける」
「???に喫茶店前で話しかける」
「繁華街を寄り道」
→「初美の携帯を見る」
→「放っておく」 ※最終的にBAD。初美、毬のHシーン回収で回る
「ゲームをプレイする」
「???を下駄箱前で待ち伏せ」
「陸前なつみを探る」
「坂崎咲子に毬から連絡させる」
「ゲームをプレイする」
「悠木さやを手伝う」 (イベント名「幼馴染みから肉奴隷へ」が素敵)
「悠木さやを自室に呼び出す」
「和宮和華奈に預言する」
※和華奈、咲子、美園と複数H 自動挿入
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以下、美園、さや、和華奈の三人を堕としきった時点で扇華攻略モードに。他キャラのイベントは後でも回収できますが、この時点で総当たりしておくほうがスッキリします。初美の携帯を見ていない場合、扇華攻略モード突入時にBADエンド。毬と初美のHはここで回収してください。
「学園」→「学園をサボる」
「来橋都を部屋の外に出す」
「学園」→「学園にいつも通りに行く」
「自室」→「自室に陸前なつみを呼び出す」
「学園」→「学園を抜け出す」
「自室」→「自室に八ヶ宿瑠々を呼び出す」
「自室」→「自室に近藤毬を呼び出す」
「近藤毬の誘いに応じる」
「自室」→「自室に八乙女鈴を呼び出す」
「自室」→「自室に八重樫ミリーを呼び出す」
「八重樫ミリーの本心を探る」
※瑠々、都、ミリー、鈴との複数H 自動挿入
※なつみ、愛理(初美)との複数H 自動挿入
※毬、ミリーとの複数H 自動挿入
「学生会室で坂崎咲子を弄ぶ」
「坂崎咲子と二人きりになる」
「桜美園を喫茶店に連れて行く」
「自室」→「自室に桜美園を呼び出す」
「自室」→「自室に和宮和華奈を呼び出す」
「学園」→「学園をいつも通りに過ごす」
※扇華のHイベント 自動挿入
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「悠木さやの誘いに応じる」
「自室」→「自室に悠木さやを呼び出す」
「自室」→「自室に野ノ峰扇華を呼び出す」
※さや、扇華との複数H 自動挿入
「野ノ峰扇華を教室で待ち伏せする」
「野ノ峰扇華をデートに誘う」
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(最終フェイズ)
※ここでイベントをこなしきると、扇華かさやのEDにいきます
「学生会室で野ノ峰扇華を弄ぶ」
「野ノ峰扇華の痴態を見たい」
※扇華、美園との複数H 自動挿入
※扇華、和華奈との複数H 自動挿入
「野ノ峰扇華と普通でないセックスをする」 (扇華ED準備完了)
→「野ノ峰扇華と同棲する」 …… 扇華ノーマルED
「悠木さやを積極的にする」 (さやED準備完了)
※さや、咲子との複数H 自動挿入
※さや、なつみとの複数H 自動挿入
→「野ノ峰扇華と同棲する」 …… 扇華花嫁ED
→「悠木さやを学園内で堕とす」 …… ハーレムED(全中/全外で2パターン)
※さや、扇華との複数H 自動挿入
※さや、毬、扇華との複数H 自動挿入
さやEDを見たい場合、扇華のイベントをすすめずにさやを攻略でいけます。最後にさやの中だしを寸止めしただけだとダメ。ハーレム妊娠EDにいってしまいました。
基本的にHするキャラの名前を選ぶだけ。Hシーンが連続で続く作品と思って貰えればOKです。ストーリー、そこそこ面白くなりそうだったのですが、大きく発展はしませんでした。残念といえば残念ですが、抜きゲーとしては正しいのかもしれません。
シーン数は、扇華が12、さやが8。その他ヒロインは3ずつ。複数Hが17。主人公以外の男キャラは一切出てきません。リンカーンとか好きな人には物足りないかも知れませんが、堕ち系ハーレムが好きな人にはスマッシュじゃないでしょうか。複数絡みのHが割と濃い目で、ヒロイン同士が競い合ったりするのが良かったです。
▼雑感
ソフトハウスキャラの主人公みたいに、凌辱はするけど他の男には渡さない、というタイプでした。割と私の好みです。ヒロインが主人公に心底惚れるわけではない、というのは全然違うところですが。ともあれ、肉体的にも精神的にも「壊す」系の凌辱とは違い、ややソフトな感じ。
Hシーン自体は結構質・量ともに充実。ただ、さすがに脇役の個別シーンが3つというのは少なすぎでしょうか。基本的にHシーンを連続で選びながらストーリーが進行するタイプなので、Hシーンが少ない=描写が少ないということになります。キャラの背景がきちんと定まらないままHだけが重なるので、いまひとつ燃えない部分がありました。やっぱり凌辱ゲーこそ、キャラの背景をきちんと描いて欲しいですね。そうしないと「堕ちた」ときの区別がきちんと分かりませんから……。
前作はわりとサイコサスペンス要素が強く、読ませる系の話だったと記憶しています。今作もそのノリかな、とプロローグが終わった段階では考えていたのですが、そこから怒濤のエロラッシュで、前作とは全然違う方向でした。主人公の能力が何だったのかとか、ヒロインとの心理的な駆け引きとか、一切無し。ハーレムルートまで全イベントをこなすと、50シーンのエロ(プロローグ含めれば51かな)が連鎖するという開き直った抜きゲーっぷり。こちらもそういうものだと割り切って、細かいツッコミとかは一切放棄しました。その意味では、かなり満足度高い。
惜しむらくは、主人公の厨二っぷりをもうちょっと発展させられたのではないかというところと、扇華がなびくときの描写をもうちょっと細かくしてもよかった(結局、キャラ描写の丁寧さという意味では同じになるでしょうか)というあたり。扇華を追い込んでいくプロセスと、さやが壊れていくプロセスの描写が非常に丁寧なだけに、他キャラの投げっぷりがかえって目立ってしまった印象です。
ちなみにキャラ的に気に入っているのは、和華奈。ツンデレというか、最初晃一のことを毛嫌いしているのに快楽でぽきーんと折れて、淫乱の素質開花しちゃったというのがかわいくて良かった。態度がくるっとかわって、扇華への忠誠も何もかも放り出して淫行に耽る、という豹変ぶりがなんかツボにはまっちゃった感じでした。実は単に、金髪ツインテールなのが気に入っただけかもしれませんけど……。
いわゆるMC(マインドコントロール)系だと、『操心術』シリーズという大物がいるので、よっぽどのを出さないと超えられないかなという感じがあるのですが、本作みたいに設定的な部分を完全プッチして、全部「能力がスゴイから」で済ませ、ご都合エロまっしぐらというのはある意味潔くてアリですね。しかし、それならなぜナンバリングタイトルにしたのか……。そこだけ、よくわかりませんでした。