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ブランド: APRICOT
定価: ¥6,800 (税込¥7,344)
発売日: 2014/09/26
ジャンル: 俺TUEEEで異世界の巨乳を堪能するADV
原画: TOMA
シナリオ: 髪ノ毛座、石弓達也
OHP:イセカイラヴァーズ!
修正パッチ配布中。

▼批評空間投稿レビュー(72点): 「イセカイラヴァーズ!」の感想

 《ブログ用評価 S~D》 (S=非常に良い A=良い B=普通 C=やや難あり D=む~り~)
絵: A (TOMA絵補正。ムチムチしてエロい。ただ、口が妙に三角形になったりで違和感を感じることもあり)
話: B (細かいツッコミを始めると粗が目立つが、展開は面白いしキャラはうまく描けている)
演: C (BGMや画面効果がついているだけ)
H: A (シチュエーションも面白く、種類も豊富。各シーンのコンセプトも明快)
他: C (操作性なども含め「最低ライン」は突破しているが、それ以上の工夫が無いのが不満)
総合: B+ (萌え+エロ路線として高いレベルでまとまっていて楽しめたが、これぞという推しがない)

ストーリー(げっちゅ屋さんより)
異世界ファンタジーを近代兵器で攻略!
 
ファンタジー物語が嫌いな上杉勇 (うえすぎ いさむ) は、寝食を忘れて没頭していたFPSゲームで世界ランキング一位になる。その報酬であるゲームアイテム “赤紙” を入手し、拾集に応じた途端、世界が暗転して気がつくと見たこともない世界が目の前に広がっていた。上杉勇は異世界に飛ばされてしまったのだ。そこには、剣士・リーン、魔法使い・カチュア、エルフ・アイーダという、いかにもファンタジーな面々がいた。カチュアの秘儀によって世界を救う勇者の召喚を試みたところ、まるで戦力になりそうもないイサムが現れたということだ。

モンスターに襲われ混乱しながらも、まるでファンタジーゲームのようだと思うイサム。カチュアがイサムと一緒に召喚した武器の中からハンドガンを見付け、自分がいた世界のファンタジーゲームの知識でモンスターの急所を貫き、追い払うことに成功。英雄扱いでチヤホヤされて、いい気になってしまったイサムはモンスター退治を頼まれ、リーンたちと旅をすることになってしまう。しかし、この世界なら自分はお話の中の英雄や勇者のようになれるかもしれない! などと、夢想してしまうイサムだった。



【攻略】攻略ヒロインは3人。全員を攻略+Hシーンの選択肢総当りでCG・回想100%。
※なお、下記攻略は確実な再現を約束するものではありません。誤りなどあればご指摘ください。

▼リーナ 
《選択肢1》
騎士を助ける

《選択肢2》
リーナの胸

《選択肢3》
リーナの胸

《選択肢4》
リーナ

《選択肢5》
リーナの意見を聞く

《選択肢6》(※セーブ&ロードで総当り
パイズリを勉強させる
フェラチオを勉強させる

《選択肢7》(※セーブ&ロードで総当り
リーナに挿れる
魔王に挿れる

▼カチュア
 《選択肢1》
魔法使いを助ける
 
《選択肢2》
カチュアの胸

《選択肢3》
カチュアの胸

《選択肢4》
カチュア

《選択肢5》
カチュアの意見を聞く

《選択肢6》(※セーブ&ロードで総当り
フェラチオをされる
パイズリをされる

《選択肢7》(※セーブ&ロードで総当り
後背位をする
騎乗位をする

 
▼アイーダ
《選択肢1》
騎士を助ける

《選択肢2》
アイーダの胸

《選択肢3》
アイーダの胸

《選択肢4》
アイーダ

《選択肢5》
アイーダの意見を聞く

《選択肢6》(※セーブ&ロードで総当り
フェラチオをしてもらう
パイズリをしてもらう

《選択肢7》(※セーブ&ロードで総当り
胸を攻める
さらにキスをする



APRICOTさんお得意のミドルプライス抜きゲー。今回はファンタジーが舞台! というわけで、TOMA好き&ファンタジー好きの私は1も2も無く購入を決定。

ヒロインは、戦士(騎士)タイプのリーナ、魔法使いのカチュア、エルフの弓使いアイーダ。サブヒロインで魔王。全員巨乳です。CG差分抜き58枚、シーン数26(リーナ8(魔王との3Pあり)、カチュア10、アイーダ7、魔王1)。

基本的に、細かいツッコミをし始めるとキリがないタイプのシナリオです。たとえば、「死なない」加護もちでどんな怪我でもすぐ治るヒロインが、なぜか全身鎧でガチガチに身を固めていたり(鎧いらないだろ……)、おっぱい信仰の定義がブレブレだったり、主人公の武器召喚の条件がシナリオによって変わったり……。ただまあこの辺は、そもそもがネトゲーをしていたら異世界に召喚されるという、「なろう」小説などで流行っている異世界俺TUEEのテンプレ設定で始まっているので、あまり凝るつもりはないのでしょう。「そんなもんなんだ」という一言で流す度量が求められます。

ただ、それでも気になったのは以下の3点。

 (1)主人公が「元の世界」に全く帰ろうという態度をあまり見せない
 (2)異世界と現代日本の文化の差を強調する割に、「餅は餅屋」のような慣用表現を異世界人が使う
 (3)リーナさん、鎧いっぱい持ってるなら、まず控えの鎧のほうから召喚素材にしようよ!

要するに、(1)心理描写の問題、(2)世界観の問題、(3)構成・推敲の問題、みたいな話になります。(1)に関しては「ないものねだり」じゃないかと言われればその通りかもしれません。ただ、異世界にかっ飛ばされた主人公が当然遭遇するであろうさまざまな悩みや疑問が描かれないことで、「この主人公はこんなヤツ!」というイメージが掴みにくいというのがありました。

ヒロインとの恋愛も同じで、「こういうできごとがあったから好きになった」という設定の「説明」はできているんですが、具体的な心の機微みたいな部分で少し物足りなさを覚えます。

(2)は、「異世界」というのが単にドラゴンが飛んできて魔法が飛び交う、というだけになっているという話。たとえば『ゼロの使い魔』を読まれた方ならお分かりになると思うのですが、あの作品では「ハルキゲニア」という具体的な世界の息遣いが伝わってくるじゃないですか。でも、『イセカイラヴァーズ』の「異世界」は、一般的抽象的な異世界にすぎない。

「外国」に行ったという話を聞いたら、そこがアメリカかトルコかチリか……みたいなところが気になりません? そういう、異世界の具体性みたいなものがあれば、私としてはもっと面白かったしワクワクできたと思います。いまのままだと、設定は単なる飾り以外のものではないので。

(3)はそのままです。ご都合主義・なあなあで済ますにも限度はあるぞということで……。

最初に微妙だったところを挙げてきましたが、私の全体としての評価は結構高めです。理由は、まずエロが良い。これは大事なことですのでもう一度言いますが、エロが良い。私がTOMAさんの絵を好きだというのもありますが、CGだけでもヌけちゃうくらい良いです。お胸へのフェティシズム的こだわりもバッチリ。ただ、欲を言えば凌辱系シチュがもうちょっと欲しかった(アイーダのスライム姦のみ)。

あと、結構Hシーンなしの共通ルートのボリュームがあり、後半にHシーンが集中しているので、抜きゲーにしてはちょっと我慢が長く感じるかもしれません。

評価が高いもうひとつの理由は、ストーリー。意外としっかりしているというか、三者三様できちんと盛り上がるストーリーが用意されていました。特にアイーダルートは、彼女の故郷であるエルフの森にいくのですが、思った以上のシリアス展開。排他的なエルフの中で反感をものともせず堂々と振る舞い敵を退ける主人公の成長やカッコイイところが見られたり、意地っ張りの彼女が少しずつ打ち解けてくる様子が丁寧に描かれていたりして出色のできばえ。共通ではアイーダそんなに好きではなかったんですが、一気にベストヒロインになってしまいました。できれば後日談も読みたいなあ。

異世界の勇者として、パーティーメンバーのチョロい娘さんたちをだまくらかして美味しくいただいちゃう……みたいな話を期待していたら、主人公が割と真面目に戦闘参加するし一番活躍するので、予想とはちょっと違いましたが、それなりに楽しめました。お値段的な部分を考えてもわりとオススメできる作品です。