2014年8月29日、Sweet lightさんから発売された『ひまわり!!』に奇妙な「謎」が持ち上がっています。

 といっても、内容に関する話ではなくて動作環境の話。ただこれ、結構面倒な感じで。また、複数の相があるんですが1つだけが特化して広まってる感じがあるのでちょっと相対化を図る意味でピックアップしてみました。

まず、この手の話の定番・OHPの表記。

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2014.08.30時点のOHPスペック表記

OS
Windows日本語版 VISTA/7/8
 
CPU
Core2Duo以上(必須)/3.0 Ghz以上(4コア以上推奨)
 
メモリー
2GB以上(必須)/8GB以上(推奨)
 
HDD空き容量
未定

※Windows95/98/Me及びWindows2000Server、WindowsXP MediaCenterEdition、64bit版Windows、Windows8RTでの動作は保証外

「おや?」と思った方もおられるでしょうか。そう、「8G以上のメモリ」が推奨されているにもかかわらず、「64bitOS」の動作が保証外なんですね……。32bitOSでは原則、4G以上のメモリは無意味なので、これはどういうことやねん、と首をひねったかたも多いようで、ツイッターではあるユーザーさんのこの疑問が爆拡散しておりました。

ところがこのスペック記載、パッケージ裏のものとは異なっています。 

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製品版のパッケージ裏。

OS
Windows日本語版 VISTA/7/8
 
メモリー
2GB以上(必須)/8GB以上(推奨) 
 
HDD空き容量
7.5GB以上(推奨)
 
※Windows8RTでの動作は保証外 

ご覧いただければ分かる通り、HDD空き容量に関する記載が追加されました。また、「動作保証外」の注意書きに関しては、「Windows8RT」のみ保証外という書き方に変更されています。

この前までの「Windows95/98/Me及びWindows2000Server、WindowsXP MediaCenterEdition」を保証外とする、というのは、確かに不要です。なぜなら、対応OSとして記載されているのが「VISTA/7/8」なのですから、そもそもXP以前のバージョンのOSについて、あえて言及する意味はありません。

そう考えると、パッケージ裏の動作環境について特筆すべき変更点は「64bit版Windows」に動作保証がついた、というところになるでしょう。

HDDの容量が確定されている点から鑑みても、OHPの動作環境は古く、パッケージの動作環境のほうが新しいものである……これで説明がつくのではないか、と考えておりました。

ところが、そのことをツイッターで呟いた直後、ゆず茶先生からツッコミが入ります。

曰く、「ヘルプファイルを見るとさらなる謎が!」とのこと。どらどら(エモーション!)? と思ってヘルプファイル(ゲームインストール後にスタートメニューから閲覧可能)を見てみると……。

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ヘルプマニュアルVer1.0のスペック表記。

OS
Windows日本語版Xp/Vista/7/8 (XPの64bitは非対応)

HDD空き容量
7.5GB以上(推奨)

※Windows95/98/Me及びWindows2000Server、Windows2000 WindowsXP MediaCenterEdition、64bit版Windows Windows8RTでの動作は保証しておりません。

なんと動作環境にXPが加わっています。そして、64bit版OSはやっぱり動作保証外、と。うーん。これはどういうことなんでしょう。しかも、HDD空き容量は7.5GBと指定がついていますので、OHPより後に作られたものであると想像されます。つまり、時間的な前後関係でOHPの記載が間違えているだけで、後から変更されたのではないか……という想定は、必ずしも妥当なものとは言えなくなりました。

ただ、ここでXPが対応OSに入るというのは何か不自然です。そもそもサポートが終了しているOSで、多くのアプリケーションソフトで、すでにサポート外扱いとなりつつあるOSなのですから。また、このヘルプマニュアルはそもそも購入者が見るものですので、必要スペックを見て購入するかどうかを決める、というプロセスにとってはあまり必要ないといえばその通りでしょう。大事なのはどちらかといえば、購入前に閲覧可能な公開情報のほうです。

そういえばDMMでも販売していたな、ということでDMMを見に行ってみると……。

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2014.08.30時点のDMMでのスペック表記

細かいスペックについての記載はありませんでしたが、WindowsXPが対応OSとして記載されています。こうなると、XPが対応OSなのかどうなのかも、結構大きな問題になってくるでしょう。

とりあえず簡単にまとめると、ここまで確認した限りでは以下のような違いがあるということです。

(1)OHP   :XPダメ、64bitOS保証外、推奨メモリ8GB
(2)パケ裏   :XPダメ、64bitOS可(保証外との記載なし)、推奨メモリ8GB
(3)ヘルプ  :XP可、64bitOS保証外、推奨メモリ8GB
(4)DMM   :XP可、64bitOS保証については記載なし、推奨メモリ8GB 

細かいことを気にして揚げ足をとっているように思われるかもしれませんが、たとえばDMMには「※体験版が正常に動作しても、対応OS以外は動作保証外となります。」という文言があります。 いざ購入してみても、XPで動作しなかった場合にサポートが受けられるのか否か、というのは検討に際して結構大きな問題でしょう。私自身は複数のマシンを持ち、しかも1台は自作なので必要スペックは目安程度で、サポート条件としての側面はあまり気にしなくなりましたが、昔メーカーPC1台でやっていた頃は、非常に気にしていました。

というわけで、 この件に関してはlightさんに問い合わせました。公式に発表があるか、あるいは返答がいただけたら追記のようなかたちでお知らせできればと思っています。個人的には、(2)のパケ裏が一番最新のものに近いのではないかと思うのですが、果たして。

なお、私の環境下ではXPマシン、64bitのWindows7マシンともに『ひまわり!!』は正常動作しております。