よい子わるい子ふつうの子2(仮)

18禁PCゲームをメインに、ラノベや漫画についてもダラダラ話を書きます。長文多いです。

【企画】好きなエロゲを3つ挙げろ リンク集

※本記事は、2017年8月31日まで固定でトップに掲載される、企画記事です。続きを読む

『ゴブリンスレイヤー』の日本語が云々の話。

今回の話は人によっては不快になるかもしれず、また私もあまり誠実ともお行儀が良いともいい難いことをしているとは思うのですが、ご勘弁ください。

先日、ツイッターで@houkaikurakuraさんという方が『ゴブリンスレイヤー』の日本語がおかしい、とおっしゃっていたので、どういうことかうかがおうとリプライしました。

001

すると、上のようなお返事。具体例が伺えなかったのは仕方ないとしても、なぜ『ゴブスレ』の日本語のおかしなところを訊ねたのに「ラノベも立派な書籍」という返答が返ってくるのかちょっと噛み合わない感じがありました。ただ、この点は後で解決します。

ともあれ、日本語の違和感に関する返答はなかったものの、氏が挙げておられる『ゴブスレ』への不満というのはこんな感じでした。

002

救いはない、と言った後ですぐ光はある、ということの意味がわからない、ということでしょうか。「救い」と「光」はほぼ同義(後者は前者の暗喩として使われる)なのに、雑な表現だ、と。ただ、私のおぼろげな記憶ではちょっと違う話だったような……。ここで私は1巻がすぐ手元に見当たらなかったのでなんとなく解釈サンプルみたいな感じで上のようなことを言いました。

すると、「そのとおりでした!」みたいな返答をいただいたのですが、どうも気になったので1巻を発掘してきてぺらぺら読み返し。幸いシチュエーションから場所はすぐに見つかりました。

まず1つ目のほう。実際に本を開いてみるとこの部分はこうです。ちなみに1巻のp.29~p.30。超序盤ですね。

それから眼を背けるように、女神官は、懸命に地母神の名を唱えた。
救いはなかった
だが――……。
「……ぁ……?」
闇の奥に、光があった
押し寄せる黄昏に塗り潰された空の中、誇り高く輝く宵の明星のように。
ぽつんと一点、僅かな、しかし鮮烈な煌めきが、徐々にこちらへと近づいてくる。

うーん、私の出した解釈、レトリカルな意味でかすってはいるかもしれないけど、ちょっと違うんじゃないかなぁ。直接的にはこれ、松明の火ですよね。

ただそうなると、なにが問題なのかよくわかりません。「救いはなかった」から問題なく繋げて読めると思います。あと、「光はあった」じゃなくて「光があった」です。そもそもの引用が違う。そして、「は」と「が」ではだいぶニュアンスが変わってきます。

版で変わっているの可能性もあるかと思った(私のは8刷)ので友人に聞いて確認しましたが、3刷以降は少なくともこの表記のようです。1・2刷は不明。分かる方おられたら是非情報頂けるとうれしいです。

ともあれこの部分、@houkaikurakuraさんがミスタイプしただけかもしれませんけど、引っかかるというのはそもそも文字を追えていなかっただけという可能性が出てきました。あるいはそういう話ですらなくて単に表現が陳腐ということなのでしょうか。

また、後半の点についても一応引用(p.37~38)。

「…………ぉ、ろ、…………て」
「わかった」
次の瞬間、ゴブリンスレイヤーは躊躇なく女魔術師の喉を剣で突いた。
あっと呻いた女魔術師がびくりと跳ね、やがてぶくぶくと血泡を吹き出し、息絶える。
引き抜いた刃を検め、脂で鈍ったのを認めたゴブリンスレイヤーは、舌打ちをして言った。
「苦しませるな」

で、これの喉を突くのがおかしい(脳天か心臓を突け)というお話。正直、これを「酷い」というのはいまひとつわかりません。私がラノベ読みすぎて頭が回っていないだけなんですかね。

たとえばこれが、喉を突いて殺し損ねたとかならまあおかしいでしょう。また、1回しか使えないような貴重なスキルを使って殺した……とかいう話になると行動の合理性に疑問を覚えるレベルですが、これはそういう話ではない。喉を突いてトドメという選択肢があっても不自然ではないかなと。内容的に考えても割と解釈・説明ができるところです。

まず、氏のおっしゃる「心臓とか脳」というのが人体の急所という意味で望ましいのなら、ここの喉を突く行為も急所をやってます。喉笛をかっきったとかではなく剣で突いたのですから、首の骨を貫通している。剣くらの太さがあれば延髄ズドンでしょうから、まあ即死案件でしょう。普通に人体急所を突く行為です。それなら延髄を切ったと書け、とかいうのはさすがに無粋ですよね。想像力でじゅうぶん読めるだけの描写だと思います。むしろ、そこまで書かなきゃ読めないのかとバカにされそうです。

また、「脂で鈍ったのを認めた」云々から、ゴブリンスレイヤーが武器の傷みを気にしているのもわかります。この前後で何度か、ゴブスレが使う武器に関する描写があります。「刃毀れした短剣をゴブリンの腰布で拭いベルトに手挟んで……」(p.37)、「ゴブリンスレイヤーは血脂で鈍った剣をゴブリンに埋めたまま、抜こうとはしなかった。代わりに剣士の持っていたものと交換し、閉所では長過ぎる刃渡りへ舌打ちをする」(p.44)など。完全に消耗品として剣を扱っていること、強度がそれほどではないこと等々を読み取るのはそう難しくない。

そうなると、心臓はともかく脳は頭蓋骨に守られているので現実的ではありません。心臓にしても、胸骨にぶち当たると困るし肋骨の継ぎ目などを確認しないといけないので、素早く一突きにはしづらい。ここで、「喉を突く」という行為に意味を求めるなら、確実であること、武器へのダメージが少ないこと、そして早いこと、というのがポイントだと思われます。

いや不自然だ、ということならその理由を踏み込んで聞いてみたかった。たとえば、「お腹が空いて死にそう……」と言っている登場人物がうどんを食べに入って、「いや、空腹の人間がうどんはおかしい。肉食べろよ」みたいなツッコミなわけじゃないですか。これがドライフラワー買ったとかだったら「おいおい」ってなりますけど、うどんでも一応お腹はある程度満ちるし、胃袋の負担とか考えるとうどんのほうが適切な理由も(書かれてはいないけれど)ある。同じように、慈悲の一撃を加える先が喉というのは、十分許容範囲内じゃないかなぁ……。

ちなみに、もしこのあたりで日本語がおかしい、という話なら私は乗っかったと思います。少し前にある「喉が血泡でゴボリと鳴って、唇が震えながら、音とも声ともつかぬ、微かな言葉を呟く」(p.37)という一文は、「喉が鳴る」と「唇が呟く」という2文に読めます。「唇を震わせながら~~呟く」ならすんなりいくのですが、「唇が~~呟く」は比喩としてもちょっと違和感がある。日本語としての不自然さを感じる、みたいな話なら(意味があるかどうかはともかくとして)議論はできました。

脱線しました。話を戻しましょう。

武器のことを考えるなら、女魔術師を殺す必要はない。行動が矛盾している! と言われるかもしれません。ポイントはこっちだったのでしょうか? でもそこがミソで、ゴブスレさんは武器が傷むリスクを負ってでも彼女を楽にしてあげたわけです。「苦しませるな」という発言でその意図は十分でしょう。殺すのに「早さ」を求めたのも、少しでも苦しみを長引かせないためだと思います。

冷淡で合理的な選択をしているように見えて、きちんと彼なりの思いやりがある。ここはそういう機微があらわれているシーンであって、決して「ゴブリンスレイヤーの冷酷さみたいなの」がメインに押し出されているところではないと思います。作中の女神官はともかく、読み手である私たちにはそれが垣間見えるような書き方になっている。

……というような話をできればと思っていたのですが、「ラノベを深く語りたいと思ってない」というコメントでバッサリ切られてしまいまして、話はここまで。その割に、熱心に語っておられるこのアンバランスさはいったい……。ただの遠回しな対話拒否かな?


003

相互フォローだった(確かハチナイ絡みでフォローしていただいた記憶があります)のでしばらく呟きが見えており、こういう発言をしておられました。

006

このあたりで、最初『ゴブスレ』の日本語のおかしなところを訊ねたのに「ラノベも立派な書籍」という主語が一致しない返答が返ってきた理由がわかったような気がしました。

私の発言「おお、どんなところでしょう?」には主語がない。私は文脈上『ゴブスレ』の話をしているつもりだったんですが、氏は「ラノベはラノベを読まない人にバカにされるんだぞ」のほうに私が食いついたと思われたのではないかな、と思うわけです。

そのズレが生じたのは、氏の意識が『ゴブスレ』をとっかかりにして「ラノベはダメだ」と宣言すること、あるいは「ラノベと違って「普通の小説」は良い」と言うことにあったことに起因しそう。だとしたら、具体的な話してくださいと言われても面白くないですよね。

「ラノベはバカにされるんだぞ」っていうのは、バカにされてほしくないという言い方にも聞こえますしそもそもラノベを読んでるわけだから、別にラノベ自体が嫌いとかじゃなくて、ジャンルに対して何か不満なり問題意識なりがあるんでしょうかね。そのへんはわかりません。自分で「偏見」って言っておられるところかな。

あとは、ちょっと強い言い方をすれば、内容を読んでからおかしいと思っているのではなくて、おかしいと思うために読んでいる感じも。自分にとっては面白くない。「普通の小説」に比べて重みを感じない。そいう気持ちでスタートして、他の好意的な・整合的な解釈の可能性を切っている印象です。

その辺、噛み合わなかった原因とか直接言えよと言われるかもしれませんが、思いついた頃にはブロックされちゃってまして。

005

まあウザかったんでしょう。すみません。

記事の冒頭に書いた「誠実ともお行儀が良いともいい難い」というのはこの部分で、ブロックされてるのにログアウトして氏の発言を拾っちゃったこと。嫌がってる/対話しないと言ってる人の発言録を見に行っちゃったわけですからね……。

一応ブロックの時点でもうかかわらないつもりではいたのですが、一連の流れをTogetterにまとめられた方がおられて私の発言もちょっと入っちゃっていたので、念のため書いておいたほうが良いかなと。そこでとりあげられている氏の発言内容については、私に向けられたものではないし見られたくもないだろうからノータッチです。

宣言しておきたいのは、私は上の通り『ゴブリンスレイヤー』の具体的な描写について質問・解釈しただけであって、ラノベと「普通の小説」のどっちが偉いとか好きだみたいな話はしていないということです。そもそも、「普通の小説」の定義もよく判っていませんし。

つまり、おそらく私とのやりとりの間からほぼ一貫して「ラノベと普通の小説」という問題意識でおられた@houkaikurakuraさんに対して、私は『ゴブスレ』の具体的で詳細な読みの話で通しているので、@houkaikurakuraさん向けの話を私のところに持ってこられても困ります。どっちのほうが優れているかみたいな話にはあまり興味がありません。

んで、ラノベ全般は知りませんけど、個人的に『ゴブスレ』はそれなりにちゃんと想像力を働かせて読めるだけの余白を持った小説なので、ちゃんと読んで掘り下げるような話ができたら楽しいだろうなぁとは思っています。

QNK

急に飲み会が来たので……。

今日は早く帰ってグラブルのイベント最終日頑張るつもりだったのに無理になりそう。きっつー。

涙の更新です。

矛盾?

神社巡りを思い立ってお出かけした帰りに、駅の広告見て、うーん……? と思った案件。

Cygames

ゲームのことだけ考えてないじゃん!!

というツッコミは無粋でしょうか、サイゲ先生。

レビュー:『領地貴族』

ryouti

ブランド: ソフトハウスキャラ
定価: ¥8,800 (税込¥9,504)
発売日: 2017/08/25
ジャンル: 領地経営SLG
原画: 佐々木珠流
シナリオ: 内藤騎之介
OHP: 領地貴族

▼批評空間投稿レビュー(60点): OYOYOの『領地貴族』レビュー ※ネタバレ有

《ブログ用評価 S~D》 (S=非常に良い A=良い B=普通 C=やや難あり D=む~り~)
絵: B (安定・安心のキャラ絵。今回はHシーンの表情が良かった)
話: C (メリもハリもヤマもオチもあんまりない)
演: B (演出に注目するような場所がほぼない。SDキャラはよく動いていた)
H: B  (良いシーンもあるが、ヒロインごとの落差が大きい。あと陵辱寄りが少ない)
他: C  (ゲーム性の部分で厳しい。すぐ飽きる)
総合: C  (丁寧に作ってあるとは思うが、キャラに求めていたゲームではなかった)



攻略の話がちょこっとだけあるので続きは以下で。

続きを読む
《自己紹介》

エロゲーマーです。「ErogameScape -エロゲー批評空間-」様でレビューを投稿中。新着レビューのページは以下。
 ▼OYOYOの新着レビュー

ご意見、ご感想があればメールフォームからお寄せ下さい。面白かったよ! という時は、彼女に拍手してくれると喜びます。


記事検索
応援バナー(1)
あけいろ怪奇譚
バナー(3)
AXL新作第12弾「恋する乙女と守護の楯~薔薇の聖母~」 2016年2月26日発売予定!
発売中応援作品
メールフォーム
Twitter
応援バナー(2)
Lose新作『まいてつ』応援中!


AXL新作第12弾「恋する乙女と守護の楯~薔薇の聖母~」 2016年2月26日発売予定!

情熱FX大陸