よい子わるい子ふつうの子2(仮)

18禁PCゲームをメインに、ラノベや漫画についてもダラダラ話を書きます。長文多いです。

攻略:『姉と俺はナカがいい』

関連リンク
 公式:http://www.heat-soft.com/anenaka/
 2012年6月27日記事:レビュー:『姉と俺はナカがいい』
 批評空間レビュー:ネタバレ無し

◆ルート攻略
・選択肢1
 説得する → 選択肢2へ
 もはや何も言うまい → 選択肢2へ (※実質どちらの選択肢も一緒)

・選択肢2
 姉に付き合う → 選択肢3へ
 なんとかして断ろう…… → 選択肢4へ

・選択肢3
 りこ姉と話そう → 同棲ED
 距離をおく → 奴隷ED

・選択肢4
 セックスしたい → 選択肢5へ
 ………… → 選択肢5へ (※拒否権無し。どちらの選択肢も一緒)

・選択肢5
 2人のほうがいい → 妊娠ED
 3人がいい → 乱交ED

◆EXTRA解放
最初はルートロックがかかっています。解放条件は「全EDを見た後」ではない模様。「乱交ED」と「同棲ED」だけで解放されました。「同棲ED」と「奴隷ED」だとダメ。たぶん、「乱交ED」と翠子メインのEDを1つで解放されるのではないかと思います。が、まあ全ED見た後でやれば問題ないでしょう。

◆シーン数等
シーン数28。うち翠子が22、茜4(3Pっぽいのが1)、3Pが2シーン。CGは差分抜き29枚。softhouse-sealの2000円ゲーがだいたい20シーンあることを考えると(除:『くのいちがイクッ!』)、ややコストパフォーマンスは悪いかもしれません。ただ、シーンの丈は長いし翠子に限ればシチュエーションはかなり豊富なので、一点突破モノというコンセプトから見れば、許容範囲かと思います。

ミドルプライスであることを考えると、選択肢の1と4がハッタリなのはちょっと物足りないでしょうか。せめて、それぞれに別のシーンをつけてほしかったな……。

というくらいで、本日はおしまいです。

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レビュー:『姉と俺はナカがいい』

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タイトル:『姉と俺はナカがいい 』(HEAT-SOFT/2012年6月15日)
原画:七G/シナリオ:DEカモ
公式:http://www.heat-soft.com/anenaka/
批評空間レビュー投稿:済 → ネタバレ無
定価:3800円
評価:C(A~E)


※具体的な内容に踏み込んだ長文感想(内容紹介)は、批評空間さまにて投稿しております。ご関心あれば上記リンクよりご覧下さい。

関連記事
 2012年2月22日:前作『エロゲーしようよっ!』の感想
 2012年6月28日記事:攻略:『姉と俺はナカがいい』

◆評価について
うーん、エロも物語も、「そこそこ」というのが一番しっくりきます。あとはその「そこそこ」さとお値段との相談ですが、お買い得という感じではなかったかな。シーン数は30足らず、キャラはほぼりこ姉一辺倒。コスチュームは比較的多めとはいえ、りこ姉一点突破なら2000円台のロープライスでも可能だったのではないか、という感はあります。では、値段が倍になったぶんの厚みが物語にあったかというと、正直微妙なところ。気まぐれ誘惑系お姉ちゃんが好きとか、七Gさんの絵に惚れたとか、DEカモさんの文章大好きとか、そういうエクストラの動機があれば良いとは思いますが、その場合内容あんまり関係ないか。

◆雑感
狙いが絞り切れていなかったか、詰め込みすぎて分散したという印象です。長文感想で書きましたが、5つか6つか、とにかくいろんなところに力を入れていたぶん、1つのはっきりした特徴を掘り下げるのに力を注ぎ切れていないと言いますか。パケ版付属の小冊子によれば翠子は「小悪魔的な猫系」を、茜は「クール」なキャリアウーマンを目指したということのようですが、その割に翠子は簡単に自分の感情の底をつかませてしまうし、茜はクールというより天然さんに。

征司くん(主人公)が性的な誘惑を除いて、割と本気で翠子さんを避けているのも、「ラブコメ」や「イチャラブ」としてはどうなのかな、という感じ。お姉ちゃんの冗談とみせかけた本気のアプローチを、結局弟のほうが本気で受け止めきれないという図式は、心と身体の分裂を思わせ、どっちかというと凌辱ゲーとかの悲哀に通じる阻隔感があるのですが、そっちに舵をとりきるわけでもなく。針の穴を通すようなピンポイントの属性がヒットでもしないかぎり、何かもどかしい感じがついてまわる内容だったように思います。

別の言い方をすれば、結局このねーちゃん、どうなったら幸せなのかよくわかんない。いや、一応真情は語られますが、それで見えない部分が多いというか。たとえぼろぼろにされても弟と二人で一緒にいられれば良かったのかと思えば、茜さん巻き込んで三人一緒でも喜んでいるし、それなら最初の状態でも良かったんじゃないの、という。結局エッチしたかっただけ、というならわからないでもないのですが、それだけじゃなさそうな思わせぶりな言動も振りまいているし……ああ、このつかみ所のなさが「猫」なんでしょうか。でもそうだとしたら、このお姉ちゃん好きっていう人はやっぱり、相当限られそう。

前作と比べるとヒロインの数を絞り、シーン数もだいぶ偏らせて一点突破を狙ったコンセプトだったものの、ややピーキーにしすぎたのかも知れません。テキストは結構面白くて笑えたし、絵柄は相変わらず味があって好きなのですが(特に斜め下からの見上げる視線)、個人的には今回は残念賞。次回に期待したいと思います。

というところで、本日はこれまで。また明日、お会いしましょう。

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攻略:『この大空に、翼をひろげて』

関連記事
 2012年4月10日記事:体験版レビューコンテストについて
 2012年4月15日記事:体験版レビュー
 2012年5月29日記事:パッチについて
 2012年6月25日記事:製品版レビュー
 批評空間レビュー:ネタバレ無し

というわけで、『大空翼』の攻略。体験版から共通ルートの内容が多少変更されています。体験版には無かった選択肢が追加され、天音ルートに入る場合はある決定的なイベントが回避されることになります。

選択肢の一覧は以下の通り。

◆選択肢1(部室へ向かう前)
 あげはを待つ
 小鳥と一緒に先に行く

◆選択肢2(夜の食堂にて) ※小鳥ルート攻略後出現
 好きです
 違います

◆選択肢3(海水浴)
 小鳥
 あげは
 誰でもない
 天音先輩

◆選択肢4(今日の当番は)
 小鳥
 あげは
 天音先輩
 俺

◆選択肢5(放課後はどうする) ※天音ルートでは出現せず
 あげはと一緒にいく
 小鳥と一緒に帰る
 亜紗ちゃんのところへいく

◆選択肢6(迫られる決断) ※双子ルート時のみ
 亜紗ちゃんを選ぶ
 どちらも選ばない ※亜紗ルート攻略後選択可能

攻略手順 ※天音は小鳥ルート後解放。依瑠は亜紗ルート後解放。
 小鳥:(1)小鳥と~ (2)違います (3)小鳥 (4)小鳥 (4)小鳥と~
 天音:(1)小鳥と~ (2)好きです (3)天音 (4)天音
 あげは:(1)あげはを~ (2)違います (3)あげは (4)あげは (5)あげはと~
 亜紗:(1)あげは~ (2)違います (3)誰でもない (4)俺 (5)亜紗~ (6)亜紗~
 依瑠:(1)あげは~ (2)違います (3)誰でもない (4)俺 (5)亜紗~ (6)どちらも~

共通パートがだいたい10時間程度(音声、演出を見るか見ないかで多少前後)。事実上、「選択肢5」までが共通です。ちょっと長いうえに、作業感が漂うでしょうか。

その後、個別は一人4~6時間前後。亜紗と依瑠は途中までかぶります。早ければ30時間、ゆっくりやれば40時間くらいかかるかもしれません。1日で1人を終わらせると考えても、ちょっと平日は厳しいかなあ……。

シナリオとしては小鳥・天音で完成されているという見方もありますが、やっぱり全員の話が必要だったと思います。ただ、もしこの作品が誰か一人のための物語であったと言うのなら、やはり小鳥の物語でしょう。彼女と碧が出会ったことで、全てが始まったのですから。

予約特典パッチ等無しの状態で、CG差分無し99枚(うち、SD絵19枚)、シーン数17シーン。内訳は以下。
小鳥:4シーン/22枚(うち1枚は風景)
あげは:4シーン/16枚
天音:4シーン/16枚(うち1枚はイスカ)
亜紗:2シーン/12枚(双子は実質2人で1セット)
依瑠:2シーン/9枚
双子:1シーン/2枚
※CG枚数は、SD絵を除外しています。


特典の「Sweet Love Append Disc」の内容は以下。
小鳥: お互いの親公認となった碧と小鳥。ところが小鳥は「倦怠期」が来ていると思いこんで……。ポニテ+ユニフォームのコスプレH! マジ最高です。マチュピチュのように完璧でした(笑)。

あげは
: ソアリング部の今後の活動を考えると、普通に飛べる機体が欲しい。けれど、先立つものがない。そもそも、新入部員が来ない……。そこで発動したのが、あげはの「グライダークイーン作戦」! というわけでコスプレH。しかし、あげは嬢から「あの言葉」が聞けるのは、いつになるのでしょう。

天音
: 天音の恋人に無事おさまった碧。九月の終わり、花火大会に出かけた二人はそのまま盛り上がって物陰へ。浴衣の天音ちゃんいろっぽいです! しかしこの女、いまや完全にエロ担当である。

双子
: トリプルデートに出かけた碧・亜紗・依瑠の3人。メイド喫茶の前を通りかかった碧たちは、メイドさんに目を奪われる。寮に帰った亜紗と依瑠は、実家からメイド服を取り寄せて……。ベタベタな展開ではあるのですが、依瑠ちゃんのキャラ変わりすぎじゃないでしょうか。

という感じでした。間違いなどあればご指摘頂けると幸いです。それでは、本日はこれにて。また明日、お会いしましょう。

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レビュー:『この大空に、翼をひろげて』(製品版)

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タイトル:『この大空に、翼をひろげて』(PULLTOP/2012年5月25日)
原画:八島タカヒロ、基井あゆむ、田口まこと(SD)/シナリオ:紺野アスタ、七烏未奏、奥田港
公式:http://konosora.jp/
批評空間レビュー投稿:済 → ネタバレ無し
定価:8800円
期待:B(A~E)


※具体的な内容に踏み込んだ長文感想(内容紹介)は、批評空間さまにて投稿しております。ご関心あれば上記リンクよりご覧下さい。

関連記事
2012年4月10日記事:体験版レビューコンテストについて
2012年4月15日記事:体験版レビュー
2012年5月29日記事:パッチについて
2012年6月26日記事:攻略手順

◆評価について
Aに限りなく近いB……というか、感覚としてはA評価でも良かったのですが、穴が無いかと言えばあるし、非常に良かった部分だけでそれを補いきれるかというと、その「良かった部分」に絡む穴もあったので難しい。よってBとしました。ただ、まんべんなくBというタイプではなく、一部が突出して良いけどバランス取り損ねてB、という感じなので、プラスの箇所を重視すればここまでの2012年半期でもトップクラスの出来映えだったと思います。

◆雑感
とうとう終わりました、っていうかだいぶ前に終わっていたのですが、なかなか感想をかけなかった『大空翼』。色々思い切って、ようやく完了。体験版から随分長いお付き合いになったなあ。やっぱり感想の全文掲載は重複になるのでやめます(といってまた復活させるかもしれませんが)。お手数ですが上の「批評空間レビュー投稿」リンクをご覧になってくださいということで。

実は感想をもう書かないでおこうかなーとか思っていたのですが、pomさん(@pokpokpolk)とお話をさせていただく機会があり、そこでもうちょっと色々考えてみよう、と。どうして感想を書くのをためらっていたかというと、どうしても一部キャラの「空」への動機であるとか、碧への「好き」という気持ちのでどころであるとかが、わからなかったからです。情けないことに。

特に、あげは・亜紗・依瑠の3人。小鳥と天音は、直接好きになったのが何時とか、どうしてとか書いてはいませんが、一応きちんとそう読める場面があるので楽でした。ただ、先の3人はどうも「いつのまにか」好きでしたを強調する余り、ホントにきっかけがわからない。あげはの場合、最初から好きだったのだ、ということかもしれませんが、でも生まれたときから好きなわけはないですし、「幼なじみだから」というのは理由のようでやっぱり理由になっていません。それなら、達也(あんちゃん)や柾次を好きになる可能性もあったわけじゃないですか。それでも碧じゃなきゃダメだ、というのがこの作品が繰り返し言っていたこと(「あのガレージとグライダーは、もう俺たちにとって特別なんだ」)なので、そこがありません、というのでは納得できない。あげはにとって碧が特別なのは、どうしてなのか。亜紗にとって碧はどこで特別になったのか。そんなことを考えてプレイを繰り返していました。

そもそもレビューにそのことを書くかはさておき、自分なりにこの娘のことある程度見えた! という感じがしないとなかなかレビューは書けないので、あげはや双子の「好き」の形が見えないというのは、なかなかしんどかったのです。いや、全然わかんなかった、というのも書けますが、この作品はそれじゃ勿体ないかな、と。結局疑問はなんとか解決してレビューを書いたつもりですが、うまくいっているかどうかはわかりません。「自分を見つける」という話から「自分を創る」という言い方にスライドさせたのは、「自分」なんてもともと存在するものではなくて、仲間や目標との関わりのなかで創り出されていくものだ、という、そんなメッセージをこの作品に読み取りたかったからなのですが、果たしてそこまでのことを言っているかどうか。むしろ依瑠の物語からは逆の印象も受けたので、ちょっとぼかして書きました。

なお、結構不満もあり。とはいえ致命的と思われるような部分はありません。全体としては予想通りか、それよりちょっとだけ下のラインに無事着陸したかな、という感じです。説明的な感想を書いているので説得力はないかも知れませんが、本当に心の赴くままに楽しんで、共感できるところがあればそこから物語に深入りしていけば良いという、正統派のエロゲーだったと思います。社会性とかを求めるとどうかはさておき、エンターテインメント作品として、しっかりまとまっています。

声優さんの演技もよくて、久々に何度もセリフを聞き直しました。特に小鳥は、良いセリフが多かったなあ……。

それにしても、ほたるはアレですね。絶対幸せになれないタイプ。この娘はきっと、誰かを本気で好きになっている相手しか好きになれない娘。あげはルートの最後の方で、そんな風に思いました。実に不憫……。

好きなキャラはあげは、良いと思ったルートは小鳥ルート。

あげはちゃんすきだー! だー! だー! だー!

攻略関連は後日。それではまた明日、お会いしましょう。

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レビュー:『ビブリア古書堂の事件手帖3 ~栞子さんと消えない絆~』

ビブリア古書堂3巻
三上延『ビブリア古書堂の事件手帖3 ~栞子さんと消えない絆~』

(メディアワークス文庫、2012年6月21日)

最近楽しみにしている小説の一つ、『ビブリア古書堂の事件手帖』シリーズ。最新の3巻が発売されていたので、早速購入しました。角川のコミック・エースから漫画版も発売されていて、こちらはまだ読んでいないのですが、大ヒットからのメディア展開が始まり、アニメ化も近いのではないかと勝手に期待しています。

ご存じない方の為に少しだけどんな話なのか、説明するところから入らせてください。

メインの「語り手」は、登場人物の1人でもある五浦大輔(ごうらだいすけ)。スポーツマンで本に興味はあるのだけれど、なぜか体質で本が読めないという男。そしてこの物語の中心となるのは、「ビブリア古書堂」の女主人・篠川栞子(しのかわしおりこ)。若くて美しく、「本」に関する異様なまでの知識を誇り、しかし人見知りで接客には全く向いていない彼女と大輔が出会うところから全てが始まります。

その人が探している「本」や、読んでいる「本」。そして「本」の状態などから、栞子は人の素性や生活、更には過去や心の内まで、さまざまなことを古書店に居ながらにして「推理」します。そして時には見通した全てを利用して、人の行動までも操ってみせる。その様子はシャーロック・ホームズにも、全てを見通す神にも、あるいは隠された秘密を暴く悪魔にも見える。そんな栞子に五浦は、恐れを抱きながらも惹かれて行く。

物語は基本、探偵モノの体裁。ビブリア古書堂を訪れる珍客たちからもたらされる、「本」にまつわる風変わりな依頼(ある本を探して欲しい等)を栞子が持ち前の推理力で解決していく、というもの。その中で、話題となった「本」に関するさまざまなエピソードや、登場人物たちの人間関係が語られます。以前に大ヒットした『文学少女』シリーズと似ているかもしれません。ただし『文学少女』がどちらかといえば書籍の「味わい」や作家のドラマに比重を置いていたのに対し、『ビブリア』は書籍のあらすじや状態(初版かどうか、どの出版社から出たか等)といった客観的なデータが物語に深く関わってきます。『ビブリア』の登場人物たちは内容について感想は漏らすけれど、過度な読み込みはしない。扱うのは、あくまでデータ。そのあたりに、書籍好きでありながら「冷徹な」人間である栞子の特性と、古書店という設定が見事に反映されているようにも思われます。

また、この手のストーリーにありがちな「キャラクター使い捨て」ではなく、過去の物語で関わった人たちが次々に話に関わるのが特徴的。3巻を迎えて、世界がぐっと奥行きを増したように思われます。そのぶん、途中から入ろうとするとハードルはあがったかもしれませんが。

というわけで3巻ですが、今巻採り上げられるのは『たんぽぽ娘』(集英社文庫)、ある児童書(これは作品のタイトル自体が謎で始まるので、ネタバレを避けるために述べません)、『春と修羅』(關根書店)。裏テーマとして『王様のみみはロバのみみ』(ポプラ社)です。(こうやって書誌情報(出版社)が書いてあるあたり、上で述べた「データ」云々の雰囲気がお判り頂けるのではないでしょうか)

第二話を除き、前巻から話題になっていた失踪中の栞子の母、千恵子(ちえこ)の影が見え隠れ。二話は以前に登場した坂口夫婦(『論理学入門』の話)が再登場するので、時間があれば前二冊を読みなおしてからのほうが良いかもしれません。私はすっかり忘れていたので途中まで時々必要なところを見返しながら読み進めていたのですが、結局読み直してしまいました……。

事件の内容は相変わらず「本」絡みのちょっとしたことから、その人の私生活・感情に立ち入っていくタイプ。個人的には事件の構成としても第二話が一番好きでした。なんかこう、胸が熱くなった。こういう人情話、ベタだけど好きなんですよね。伏線とかの技巧的に良かったのは多分『春と修羅』ですけど、こういう「巧さ」なら他の本でも味わえそうなので、やっぱり第二話が好きです。

千恵子の失踪の謎、父親と千恵子の関係、栞子の千恵子に対する複雑な感情……と、なんとなくこの作品で扱われる中心的な問題が形をとりはじめた感じがあります。千恵子との現状の問題が片づいたとしても、きっと最後まで何らかの影を落とすのでしょう。そういう意味では、3巻にしてひとつの山場に近づいたニオイがします。

全体的にお涙頂戴というわけでもなし、明るい笑いがあるわけでもなし、鎌倉の閑静な古本屋らしく淡々と話が進んでいきます。それを物足りないと感じるか、趣深いと感じるかは人それぞれでしょうが、2時間ほどの落ち着いた読書をするにはとても向いているシリーズ。今回も満足のクオリティでした。

……『偽りのドラグーン』も続いていたらなぁ!!(心の叫び)

というわけで、本日はこれまで。また明日、お会いしましょう。

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