よい子わるい子ふつうの子2(仮)

18禁PCゲームをメインに、ラノベや漫画についてもダラダラ話を書きます。長文多いです。

また明日

最近使っている「また明日」というこのブログの結語ですが、読んでくれている友人から「OYOYOくんは「また明日」好きだよね」と言われました。割と昔からお別れの時に使っているのですが、実はちょっと元ネタがあったりします。

テレビ朝日で1997年から2005年まで放送されていた、「あしたまにゃ~な」。「「あした」のための情報をお届けする、あしたまにゃ~な」というキャッチフレーズが印象的な情報番組で、ナレーションは濱田マリさん。人物は一切登場せず、翌日公開される映画や演劇、CDなどの情報を流してくれていました。

OPクレジットのあと、「明日間に合うのは……」というナレーションが流れるとおり、もとの意味は明日にまにあう、ということなのですが、もう一つ。「Hasta mañana」(アスタマニャーナ)というスペイン語(スペ語では文頭Hの音を読みません)。これが、「また明日」(=さようなら)という意味なのです。

私がこの番組(あしたま)を好きだったことと、「また明日」というフレーズが別れの言葉としては結構好きなので、好んで使うようになってしまいました。まあ、本当に毎日更新できるか解らないのでいつまで「また明日」と言えるかが問題なので最初は使っていなかったのですが、自分を追い詰める意味でも使ってみました。更新が途絶えたら、その時は適当に違う言葉にしましょう(笑)。

ブログに、別れの言葉を入れるというのはちょっとおかしいのかもしれません。ただ、以前阿久悠さんの「ぼくのさよなら史」という文章を読んで、なるほどな、と思ったことがあったのです。阿久さんは、現代人が「さようなら」を言わなくなったことを嘆いて、こう言っていました。
なぜ、さよならを言わなくなったのであろうか。なぜ、別れたことに気がつかないような不思議なことになったのであろうか。
私達は、別れてもメールやツイッターで、いつでも繋がっている。いや、繋がっているような錯覚の中にいる。そのことが、「別れ」という人生の本質的な出来事に対する感性を奪っているのだ――。私なりに阿久さんの言葉を解釈すると、そんな感じになりました。そうして、それは何となく解る気がする。いざというとききちんと別れるためにも、日頃から別れというのは、やはり私達にとって何ごとか自覚的な事態であるべきかもしれません。

ところで、「さようなら」と「また明日」は、本当は少し意味が違う。よく言われるように、「さようなら」とは本来「そうであるならば」という接続詞であり、それを別れの言葉として用いる日本は、世界的に見ても割と特殊なのだそうです(たとえば欧米なら、グッバイなど)。「また明日」は、「See you again」や「再見」に近い語ですから、ニュアンスとしては微妙に違うのでしょう(この辺考え出すと面倒なので思考放棄)。ただ、私はその意味では「さようなら」という語があまり好きではない。どうしてかというと、「そうであるならば」と、一旦そこで何かを切ってしまう感じがあるからです。それよりは、また明日、というほうが好みかな、と。

繋がっていると錯覚しているわけではなく、けれど別れてしまったということを押し出すのでもなく、昨日今日と同じように明日もまた繋がりたいという願いを込めて、「また明日」というのは、何となく気持ちが良かったりするのです。完全に個人の趣味ですが。

今日は自分語りになってしまいましたが、これからも皆さんにお付き合いいただけると幸せです。それでは、改めまして、また明日。

このエントリーをはてなブックマークに追加   

レビュー:『彼女(アイドル)はつっこまれるのが好き!』6巻

彼女はつっこまえるのが好き06
サイトーマサト『彼女(アイドル)はつっこまれるのが好き!』6巻
(2012年 電撃文庫 イラスト:魚)

先日購入した『彼女はつっこまれるのが好き!』6巻の感想をちょこっと。さすがにネタバレをするわけにはいきませんので、なるったけ内容を明かさないように、でも感じは伝わるように書きたいと思います。6巻なのでさすがに、既刊は読んでいるという前提で、でも5巻読んでない人がいたら困るのでその辺も配慮しつつ……と、前置きが長くなりました。さっさといきましょう。

結論から言うと、本巻ではストーリーはあまり進展しません。前回トラブルの種となった「事件」の張本人であり、まどかを「お姉さま」と呼ぶくせ、妙に突っかかる中学生声優木立陽菜乃とまどかがひたすら絡む会。良人とまどかの進展……を期待していると、わりと肩すかし。しぐれさんもほとんど出てきませんし、流星さんにいたっては完全謹慎状態。いわゆる停滞巻というやつです。

ただ、それじゃあ捨て巻かというとそんなことは無さそう。まどかパパの秘められた過去が伏線的に顔を覗かせるし、陽菜乃は今後も何かと絡んで来そう。何より、最後にはとんでもない大事件が待ち受けて次巻へ続く、ということになっていました。ただ、その事件自体は全く明かされていないので、すっとばして7巻を読んでも特に問題はなさそう。今後の陽菜乃の出番や、源太さんの過去はどの程度本編に絡むかわからないので、この巻の位置づけは正直、続刊が出てから振り返るしかない。だから、「そんなことは無さそう」という自信のない言い方になりました。

一応、陽菜乃とのやりとりの中でまどかの声優業に対する考えが語られたりはしますが、良人の見せ場も(まどかに対しては)少ないし、現状、陽菜乃と良人が接近して恋の鞘当て……のような気配も無し。レギュラーキャラの出番も少ないと来れば、いささか盛り上がりには欠ける部分があります。そのぶん、まどかの高い理想やしっかりした考えが、同じ声優業の後輩との対比によってきちんと描かれている……とも言えるのですが、それは既刊でも充分になされてきた範囲。

結局、今のところは陽菜乃というキャラの紹介と、次回への橋渡し的役目を果たした巻という評価しかしようがありません。別に面白くなかったということはないのですが、ちょっとパンチは弱かったと思います。

とまあ、今回はそんなところで。それでは、また明日。

このエントリーをはてなブックマークに追加   

レビュー:『お姉さまは保健医「弟が好きすぎて、泣き叫ぶほどいじめたくなっちゃうの」』

1dc1f08e.jpg

タイトル:『お姉さまは保健医』(ARMADILLO/2012年2月24日)
原画:光星/シナリオ:前山信頼
公式:http://marigold.1000.tv/armadillo/hoken/index.html
批評空間レビュー投稿:済 → ネタバレ無
定価:8800円
評価:C(A~E)


詳しい感想は批評空間さまに投稿していますので、よろしければそちらも併せてご覧になって下さい。こちらは、簡単な紹介と補足的な感想になります。

▼雑感
主人公・夏目つかさは極度のシスコン。実姉である夏目桜子と、スキンシップ過多な二人暮らしをしています。春から通うはずだった男子校に向かう途中、拉致されたつかさは、なぜかそのまま女装させられ、桜子や、幼なじみの若竹朱音の通う女子校に入学することに……。

というわけで、無理矢理感全開でスタートする本作。タイトルはどう見てもM系属性向け。一応女装潜入、ショタ、実姉、といった多用なニーズへのレスポンスが期待されますが、はっきり言ってほとんど関係ありません。桜子ルートを除いてヒロイン以外のキャラがほとんど出てこないうえに、つかさはほとんど保健室登校状態なので、潜入ものの「いつバレるか」という緊張感などは皆無。桜子とのただれた関係も、最初からただれきっていて誰一人抵抗感を感じていない+指摘する外部の目も無いので、背徳感ゼロ。辛うじてショタ、女装属性には対応してますが、メインに押し出されている感じもありません。肝心のM属性についても、せいぜいが受け専門程度。痛みや恥辱で「いじめる」という感じではなく、快感を与えて「いじる」のが関の山。時には主人公が攻めにまわることもあり、なんだかなあ、という感じです。

マイナス面ばかり言いましたが、個々のパーツのレベルは高め。テキストはテンポ良く楽しめるし、小ネタが豊富。ストーリーもちゃんと起承転結しています。絵も、多少崩れますがこのレベルなら及第点でしょうし、なによりもこのタイプの絵柄を苦手という人は少ないでしょう。どれも平均よりちょっとうえでまとまっている感じ。

ただ、投稿感想にはそのことをメインで書きましたが、まとまってはいるけれど繋がってはいないのがネック。どれもパーツとしてしっかりしているのに、この絵やテキストじゃなければ伝わらない魅力というのが感じられません。何かひとつ、セールスポイントを設定してそれにあわせて全体をコントロールしてあれば、こういうちぐはぐ感はでないのですが、その「中心」が無い。

また、単体で飛び抜けて魅力的、という要素もありません。人気絵師さんやライターさんを起用しているわけでもなく、また名前を背負っていなくても押し切れるだけのパワーも無し。あくまで無難に、平均以上のラインの要素をあつめてセットにした、という印象でした。

シーン数も水増し(選択肢の分岐がそれぞれ別シーンとして登録される)などがあり、ちょっとボリューム少なめ。特に抜きゲーとして見た場合は、Hシーンの間があきすぎることが多く、中盤以降の中だるみに繋がっていました。選択肢が多めで、攻略が面倒なのも玉に瑕でしょうか。しかもあんまりよくわからない選択肢が多いし……。

パーツのデキはいいし、もうちょっとコンセプトを明確にしていたら面白かったと思うのですが。うーん、ちょっと残念です。バランスの良さを加味してC評価としましたが、印象点としてはDくらい。エロにもストーリーにも的を絞りきれず、ふわふわした感じになってしまった作品でした。

それでは、今日はこの辺で。また明日。

このエントリーをはてなブックマークに追加   

Shadeさんがアリス辞めちゃった話

もうご存知の方も多いと思いますが、私にとっては一大ニュースだったので、書いておきます。

アリスソフトで長い間音楽を創ってこられたShade氏が、退社されたという報が飛び込んできました。それぞれ、一部引用いたします。

Shadeさん氏ツイッター発言(2012年3月12日 18:50)
アリスソフトを退職いたしました。長らくお世話になりました。
アリスソフトBlog(3月12日更新)
で……今度は寂しい話題です。
当社サウンドを引っ張ってきたShadeさんが、
体調的な理由もあり、アリスソフトを退社致しました。
ご挨拶を、ということで文章を預かりましたので
掲載させていただきます。
体調的なことだそうですし、私が18になる前から第一線で活躍されておられたわけで、仕方がないことなのかとは思いつつ、やはり非常に残念です。

Shadeさんの曲で特に印象に残っているのは、『夜が来る!』と『アトラク=ナクア』のBGM。他もたくさんあるのですが、この2作品の音楽は私の中で別格でした。

私にとっては10代後半から20代前半の、いわゆる青春時代を共に過ごしたエロゲーブランドがアリスソフトさんで、その当時のメインスタッフがいま、次々と一線を退かれている様子を見ると、しみじみ時代を感じます。もちろん、それは悪いことではなく、これから先また新しい時代が築かれることに期待しているのですが……。

祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。月日は百代の過客にして、行き交う年もまた旅人なり。学生時代古典でやったときにはピンとこなかった「無常」観とやらが、いまになってしみじみと解る気がします。こうやって、段々と知っているブランドも姿を変えて行く。メーカー・ブランドという形が残ることが重要なのか、それともその中味が大切なのか。魂は引き継がれるのか、そんな色々なことを考えます。アイドルや役者さんなら一代で終わるのが前提ですが、企業や国のような組織というのは、人が変わっても外側は続いていきますから、どうしても少し、複雑になってしまいますね。エロゲーブランドにおける、継承の問題。

とはいえ、これからフリーになるということですから、もしかすると氏の楽曲を耳にする機会はそれほど減らないのかもしれません。先程来くり返しているように、アリスソフトさんにも新たな風が吹き込んで来るのでしょう。

Shade氏の一層の活躍と健康を祈り、またアリスさんの新しい姿を見られることを楽しみにしたいと思います。

それでは、また明日。

このエントリーをはてなブックマークに追加   

電撃文庫の新刊購入

電撃文庫3月の新刊、購入しました。といっても、今月は3冊のみ。

竹宮ゆゆこ/駒都えーじ『ゴールデンタイム』4巻
岩田洋季/涼香『花×華』5巻
サイトーマサト/魚『彼女はつっこまれるのが好き!』6巻

どれも楽しい作品ですが、起承転結の「転」にあたる巻になりそうな感じが漂っています。いや、『彼女は~』はそうでもないのか……とにかく、楽しみにしています。

今月は『ココロコネクト』の新刊も出ていたし、他にもいくつか読みたいのが出ますが、全体では10冊以内に収まりそう。そのうち、ぽつぽつと感想など書くかもしれません。

ちなみにいま、電撃で一番楽しみにしているのは『烙印の紋章』なのですが、もうすぐ終わりそうな感じがぷんぷんと……。もう10巻だから続いたほうかもしれませんが、最初の風呂敷がすごく大きかったし、使い切ってないキャラがたくさんいるから是非続いて欲しいなあ。『偽りのドラグーン』の(事実は知りませんが)余りにも見事な「俺たちの戦いはこれからだ」的な「畳み方」を見てしまった後では、不安にもなってしまいます。

ともあれ、今月はラノベのほうでファンタジー系が全くないので、『VENUS BLOOD FRONTIER』で補充しようと思っていたのですが、まさかの延期! どうしようかなあ……。逆にこういう機会に、本屋さんをぐるっとまわって面白そうな本を物色したいなあと思っています。

思春期を、ネットの無い状態で迎えたせいでしょうか、Amazonなどで「お薦め本」を探したり、サイトさんを巡ったりというのは確かに便利だし私もよくやるのですが、一番楽しいのは、「こんな感じの本を読む!」と決めて、本屋さんで本を物色している時だったりします。

私は「絶対面白いもの」を読みたいだけでなく、そうやって自分にとって面白そうなもの、自分が読みたい物語がどんなものなのかを探すというプロセスも、本を読むという行為の一貫であると考えています。

だからでしょうか、タイトルを見て、カバーを見て、後書きを読んで、吟味する。それがとても楽しい。「こんな感じの本」というイメージ(たとえば今回なら、「ファンタジー」)と決めていても、その中味というのは、意外と固まっていません。勇者が大活躍する話が良いのか、孤独に旅をする話が良いのか、ドロドロした宮廷政争ものがいいのか、戦記ものが良いのか……。そういう決まっていない細かい部分を、実際に本を眺めながら、ちょっとずつ形にしていくのは、私にとって、時間をかけるに値する行為なのです。私にはあまり縁がないのですが、ウィンドウショッピングを楽しむというのも、案外こんな気持ちなのでしょうか。

ただ、品揃えが良くてもアニメイトでは本を保護するために、ビニルカバーがかかっていますが、あれだと後書きを見たりすることができないんですよね。そこで、行き先はジュンク堂とか三省堂とか紀伊国屋とか、書泉とか。その辺の本屋さんにでかけて、何時間も本棚を行ったり来たりする。昔はいつでもとれた、そういう贅沢な時間を、久々にどこかでとってみようかな、などと思いました。

というわけで、本日はこの辺で。それでは、また明日。

このエントリーをはてなブックマークに追加   

《自己紹介》

エロゲーマーです。「ErogameScape -エロゲー批評空間-」様でレビューを投稿中。新着レビューのページは以下。
 ▼OYOYOの新着レビュー

ご意見、ご感想があればメールフォームからお寄せ下さい。面白かったよ! という時は、彼女に拍手してくれると喜びます。


記事検索
応援バナー(1)
あけいろ怪奇譚
バナー(3)
AXL新作第12弾「恋する乙女と守護の楯~薔薇の聖母~」 2016年2月26日発売予定!
発売中応援作品
メールフォーム
Twitter
応援バナー(2)
Lose新作『まいてつ』応援中!


AXL新作第12弾「恋する乙女と守護の楯~薔薇の聖母~」 2016年2月26日発売予定!

情熱FX大陸