よい子わるい子ふつうの子2(仮)

18禁PCゲームをメインに、ラノベや漫画についてもダラダラ話を書きます。長文多いです。

『獣ノ躾』日記

2012年2月14日、攻略記事とレビューをまとめました。→こちら


先日から散々楽しみ楽しみと書いてきた『獣ノ躾』を、日付が変わってちょっとしてげっちゅ屋さんでDL購入。早速プレーを開始です。少々、攻略的な内容を含みます。自力で攻略しないと……という人はお控え下さい。

めっちゃむずい。

どうなっとるんですか、これは。

とりあえず、普通に調教やっていたらあっという間に資金難でGameOver。色々と試行錯誤をくり返しているうちに、とりあえずアイテム販売で稼げば何とかなることに気づきました。

狙い目は、売値2000と最高額のくせに、素材は貴重な宝石1と金鉱石1で出来ちゃう、「金の指輪」。「素材収集」→「洞窟」で材料を集めることが出来ます。ついでに、銀とかも売っちゃうとお得。

ただ、金鉱石と貴重な宝石は店ランクが「名の知れた店」くらいにならないと効率よく手に入らないというかそもそも採集できません。つまり、調教したケモノ娘たちをささっと娼館で働かせて、さっさと店ランクを上げるのが吉。

店ランクは、あげかたがいろいろありますが、一番安い「スラムで情報をもらう」を連打するのが一番安上がりで、しかも早いと思います。六倍の値段がする「マフィアに献上金を渡す」は、効果が三倍くらいしかないので明らかにパフォーマンス悪い。

身体を売る娘は、序盤は一人に絞り、早く資金を貯める。だいたい200万くらいあれば、店ランクをMAXにできるはず。あげきったら、通常行動で洞窟を掘りまくって、金の指輪量産。これで最終局面まで資金不足でのGameOverにはならずに済みました。

ただ、この方法、ひたすらクリックを連打しないといけないのが凄くしんどい。CTRLキーをおしながらの作業で多少緩和されますが、それでも延々とクリックし続けるのはさすがに骨が折れました。作業ゲーは好きですが、これはちょっと違う。作業は目的(レベルアップやステータス吟味やHシーンのため)の手段として行うものですが、本作の場合、延々クリックをしていると、クリックが自己目的化してきます。「よし、あと50回クリックしたら、ちょっと調教して、次のターンでまた100クリックしよう」みたいに。クリックのためのクリック。クリックの自己実現。これはまさしく、労働ゲーの名が相応しいように思います。え、そんなものいらない? そうですね、私もあんまり必要ないように思います。(などと書いておりますがもしかしたらもっとスマートな方法があるかもしれません。あるなら是非、ご教示ください。)

バランスは個人の感覚次第かと思いますが、客観的に微妙だと思ったのはシステム周り。これが凄く悪い。途中間違ってQロードを押してしまい巻戻ること多数、アイテム製造も、ソートできないどころか作成できたかどうかがわからないという謎の仕様。ゲーム画面のスクリーンショットを撮って、必要な材料一覧をプリントアウトしておいたほうが便利だと思います。レビューを書くときに詳しく説明するつもりですが、分かりにくいうえに不親切で、割とどうしょうもない。製作したアイテムは、売値がついていない奴も一週間で全部売却されているのですが、それに気づくのにも結構かかってしまいました。

調教シーンはそこそこまともにできています。絵はエロいし、テキストも悪くない。ただ、丈が短くて物足りなさは感じます。というかそれまでの苦労にみあってない感じ(笑)。普通のADVでたたみかけるようにこのエロシーンがあれば、結構納得したかもしれません。凄い手間暇かけて辿り着いたお宝がこれではちょっとどうかなーあ、と。

まあそうは思いつつ、エロがあるだけましかなどと考えてしまうあたり、私も調教されてきました。。。もっとも、『くのいちがイク』は突き抜けた駄目っぷりに笑いも起こりましたが、今回は形になっているのに妙にぐちゃぐちゃしていて、かえってストレスがたまるのも事実。

たとえば、店の拡張のための入手経験値が一番高いらしい「非人道的薬の作成」というコマンドがあるのですが、必要な材料「ドーピング薬」を作るのに必要な「強い酒」を手に入れるには、店の拡張をMAXにしなければならないという……。これ、意味ないような気がするのですが、どうなんでしょう。

ひょっとするとですが、ユリアが攻略できないでござる。調教コマンドがLv1のまま、何をやっても発展しません。何か条件があって見付けられていない可能性もあるので何とも言えませんが……。うむぅ、難しすぎます。エンディングも、ハーレムEDみたいなのにしか行かなくて、個別があるのかどうか現状謎。CG、回想的にはありそうなのですが、条件が全く分からない……。かれこれ数時間、試行錯誤でうろうろしています。

2月10日10時30分追記
個別ありました。とりあえず、ひたすらラヴィのみ、フローネのみ調教、日曜は当該キャラとの会話&街に行くを選び続けて、調教コマンドをプランDまで全部埋めると個別に到達(各調教を最低2回ずつくらいやったかな)。他キャラ並行で攻略していた場合、プランDまで調教をこなしても個別は無かったので、他キャラは何もしないなど細か条件があるのかもしれませんが、そこは不明。ともあれ個別にはいけました。スミマセン。ということは、ユリアも調教コマンドがありそうですね。頑張って探します。私のやり方に根本的欠陥があるとしたら、残りは店の拡張時に非人道的薬を作ったりする、などでしょうか(どうやったらできるんだろう)。


あと、ラヴィのプランC、調教度Lv3を選ぶとゲームが停止します。条件次第の不具合なのか分かりませんが。各キャラプランDの詳細内容が表示されなかったりと、(仕様ということはないでしょうから)何か不具合らしきものが多いです。ここまでは事前の予想通りなのでまだ慌てるような段階じゃありません。

とはいえ長い時間遊べて良かった! という感じではなく、とにかく不毛に時間を使っているなあ。パッチが出るんじゃ無かろうかと予想というか期待というか願望というか祈願していますが、攻略の可不可については私の推測。ユリア攻略できた、という方がおられたら是非情報頂けると嬉しいです。

ともあれ、いまのところあんまりお薦めできそうな感じには無く……。絵は結構綺麗なんですけどね。回想でシーンの差分が見られなかったりするのは、折角のエロの良さをスポイルしていていただけません。テキスト、シナリオについては期待しないほうがいいです、とだけ。

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検討:『獣ノ躾 ~本能と理性の狭間で悶えるケモノ~』

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『獣ノ躾 ~本能と理性の狭間で悶えるケモノ~』(Devil-seal/2012年02月10日発売予定)
原画:犬森パピコ/シナリオ:坂元星日、すの~さん
公式:http://softhouse-seal.com/product4/057-kemonono/index.html
定価:2000円


2012年2月14日、攻略記事とレビューをまとめました。→こちら


さて、いよいよあと明日に迫ってきた期待の新作『獣ノ躾』。前回『くのいちがイク』で軽く逝きかけてましたが、懲りずにsealブランドへ特攻予定。今回はDLで買おうかな。

本作はコマンド選択式の調教SLGのようで、低価格で遊べる作品を作ろうというsealの意気込みを感じます。問題は、ここ数回完全に空回りしていることくらいでしょうか。些細なことですね。

ラスボスから逃走してもゲームクリアできる斬新なRPG『学園迷宮エロはぷにんぐ!』、エロシーンが一切無い華麗なFlashアクション『華麗に悩殺 くのいちがイク!』ときて、次は調教SLG……。どんなトラップを仕掛けてくださるのか楽しみではありますが、ADVの延長でいけるぶん、これまでの作品よりはsealさんとの相性はよさそう。残念ながら、システム的には大きな問題は起こらないだろうと予測されます。

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公開されているゲーム画面。パラメーターなど割とちゃんとしてそう。

公式にあがっているゲーム画面も割と普通っぽいし、体験版はありませんがこの分なら大ハズレはしないかな。『ダークロウズ』をはじめ、この手のジャンルには数々の傑作があり、そのレベルを期待するとしんどそうですが、最低限必要なクオリティは確保されていそうな感じがします。

ただもちろん、進行不可のバグ不具合や、とんでもないバランス設定などで私たちを楽しませてくれる可能性はなきにしもあらず。

実際、いささか不安な部分もあり……。たとえば、下の画像。

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どうやら都市MAPのようですが、これのどこが商店街なのか。どう見てもホテルか学校のような巨大施設にしか見えません。右側のスラムも相当どうかと思いますが、とりあえずあんまりディテールにこだわって無さそうなことだけは良くわかります。

また、金銭の収支バランスも、どうなのかなあという感じ。下を見て頂ければ分かるかとおもいますが、アイテムの収支が意味ありません。所持金が、主として10万の単位を境に変動するなら良いのですが、先ほど貼った画像からもわかるように、調教度2にして既に、100万の単位でのやりとりになっています。

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というかこれ、翌週から黒字になるんでしょうか……?

画面は開発中のものですからそのままできあがるとは限らないし、さすがにあまりのバランス崩壊は無いと信じたいですが、なんとなく嫌な予感もします。まあ、今回はHシーンがちゃんと搭載されていそうなので、最悪作業になっても大丈夫。犬森パピコ先生のケモノ娘画集を買ったと思えば無問題。

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コマンドがいっぱいある! とおもったら、セーブ、ロード、コンフィグが入ってました……。

そんなこんなで期待と不安が同時に高まり、発売前から価格に見合わないお得感漂う本作。日付が変わるのを楽しみに待ちたいと思います。

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レビュー:『獄城の跪姫リーナ~お前には白濁のドレスがよく似合う~』

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タイトル:『獄城の跪姫リーナ~お前には白濁のドレスがよく似合う~』(Shelf/2012年1月27日)
原画:しt/シナリオ:H、関町台風、柴田@ねこ
公式:http://www.a1c.jp/~shelf/prod/ri/ri_data.html
批評空間レビュー投稿:無
定価:6000円
評価:C(A~E)


▼あらすじ
騎士の国、グランラフィーネス。主人公・オリアスは宮廷魔術師の最高位であるグランマギカに就任した。だが彼の正体は、数十年前グランラフィーネスによって滅ぼされた魔術王国サターニアの王子・サレオスであった。オリアスは文字通り悪魔に魂を売り、王国の主要人物を辱め、国を滅ぼすことを決意する。対象は、仇であるグランフィーネス王に嫁いだかつての恋人・王妃シルヴィアと、その娘で勝ち気な姫騎士リーナ、リーナの妹で内気な王女サラの三人。オリアスによる復讐劇が始まろうとしていた。

▼攻略
攻略はほぼ問題ないと思いますが一応説明。
リーナルート : リーナだけ選び続ける。
サラルート : サラだけ選び続ける。
シルヴィアルート : シルヴィアだけ選び続ける。
ハーレム(?)ルート : それぞれ順番に1回ずつ選択を3ターン。
(例:リーナ→サラ→シルヴィア→リーナ……

と、単純明快。ハーレムといってもHシーンを2つ見て終わりですが。

リーナが15シーンCG17枚(差分無)、サラが14シーン16枚、シルヴィアが14シーン15枚、その他Hが3シーン5枚で、合計46シーン53枚。H以外のシーン・CGは皆無。

1シーン内で別々のキャラが登場するなど絡みも多め。丈も結構長く、シーン中にCGが変わる場合もあり。その他Hではメイン3キャラ以外のキャラのシーン(回想ですが)も用意されており、バラエティ豊富。この価格帯の作品としてはかなりボリューム頑張っています。基本は主人公との1:1ですが、一応触手やスライム、リンカーンもフォロー。お薦めはタイトル通りのリーナさんで、「思っていることと逆のことを言ってしまう魔法」や、「本心を喋る鏡」によって精神をねちっこくせめられるのが良かった。実質嫌がってるのこの娘だけなので、堕ちを楽しむなら彼女押し。ただ、着衣H少なめです。鎧が2、下着1、ドレス4で後はほぼ全裸。サラは逆に全裸が4、5シーンでした。シチュエーションは全キャラ一通り揃っています。一番バランスが良かったのは、幼児化でロリ姿まで披露してくれるシルヴィア様。タイトルキャラなのにリーナはいまいちメインヒロインという感じがしなかったなあ(笑)。

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姫騎士リーナ。着衣Hがエロいのですが、少なくて残念。

▼評価
タイトルからしてもお手軽な抜きゲーかなと思いましたが、ストーリーテリングにかなりの力を注いでいたと思います。前半は、ひたすらオリアスが策謀を巡らせ、ヒロインたちを罠にかけていく様子の描写。Hシーンも、王妃様の自慰と、各ヒロインに一回ずつくらいで、それ以外はひたすら「下準備」によってキャラ描写と設定の掘り下げが行われていました。エロまでの助走が長いタイプ。

ただ、これは少々意外。というのも、体験版ではオープニング後すぐ調教場面だったんですよね。それに加え、そのオープニングのテキストが少々凄かったので、語りにこれほど力を入れてくるとは思っていませんでした。どんなテキストだったかって? ……うーん、まとめるのが難しいので、全文引用。
誇り高き騎士の国、グランラフィーネス王国―。

長年の宿敵であった魔法国家サターニア王国を打ち破り、その屈強な騎士団の威によって今や周辺諸国を従え、覇権を確立しつつある。

そのグランラフィーネスにおいて、間もなく新たな宮廷魔術師が選ばれることになっていた。

他国と同様に宮廷魔術師という役職はあるものの、代々グランラフィーネス王は騎士の出身であり、武を貴ぶ国風の中で魔術師の存在は軽んじられている。

もちろん、魔術を駆使するサターニア軍によって苦しめられた記憶のせいもあるだろう。

そして、その長きにわたる戦争―

第5次にまで及ぶ、ゲッシュランド大戦の200年によって生みだされたのが、対魔術装備アルス・ノヴァだ。

アルス・ノヴァにより戦力の中核である魔術を封じられたサターニアは、グランラフィーネス騎士団の野蛮な武力の前に屈した。

そしてサターニアの国も王家も滅んだ―それはもう、何十年も前の話である

グランラフィーネス王国内においては、その勝利の余韻すら忘却の彼方だ。

しかし、サターニアの敗北を、騎士団に受けた屈辱を、グランラフィーネスへの怨念を……まだ忘れていない者もいる。

イントロのはずなのにぱっと読んでも意味が良くわかりませんでした。私の読解力不足のせいではないはずだ! というわけで、ちょっと整理してみましょう。

①グランラフィーネス王国は誇り高い騎士の国である。
②宿敵魔法国家サターニアを倒し、周辺諸国を従え、覇権を確立しつつある。
③グランラフィーネスで新たな宮廷魔術師が選ばれそう。
④グランラフィーネスでは魔術師の存在は軽んじられている。
⑤騎士を尊ぶ国風だけでなく、魔術王国とドンパチしてた感情的もつれもあって冷遇。
⑥200年もドンパチやってたらしい。
⑦対魔術装備のアルス・ノヴァとかいう兵器を作って勝ったらしい。
⑧グランラフィーネス騎士団は野蛮な奴ららしい。
(あれ、誇り高いんじゃ……?)
⑨いままでの話は何十年も前のことらしい。
(Ω<な、なんだってー!?)
⑩グランラフィーネスでは忘却の彼方だけど、滅ぼされたほうは忘れてない。

情報としてはこうかな? しかし、配置が雑すぎやしませんか?

⑨の情報とか、最初に言って欲しい。②を読んだ限り、ついさっきサターニアを倒して覇権を握ろうとしているのかと思いましたが、どうやらサターニアを倒したのはだいぶ前。その後一気に周辺に勢力を拡げたということのようです。200年ドンパチやらかした後でもそれだけ頑張れる国力に驚きですが、そんな超大国が周りにあったのに何もしなかった周辺諸国も大概。

また、①と⑧で視点が変わっているのもちょっと困る。何となく分かりますが、統一感が無いというか……。事実の記述なら「誇り高い」とか「野蛮な」とか価値判断を挟まないほうが良いし、挟むならどっちかに揃えてほしい。

そして、唐突にでてくる「何十年」という話。だいたい20年くらいだということが作中明らかになりますが、それ、何十年じゃないじゃん! そもそも、200年戦争していた勝利の余韻が、20年そこらでなくなるってどういうことなの、と思わずツッコミを入れたくなります。

他にも、「代々、グランマギカは王族の教師を務めるのが習わしです。」と女王陛下が仰るのですが、「( ゚д゚)ぇっ……?」という感じ。だって、もの凄く魔術師の地位が低いという話をしていたのに、王族の教師になれるってそれ普通に考えたら滅茶苦茶良い待遇ですよ。洗脳やりほうだいですよ? さすがに雑な感じを受けます。

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主人公の元恋人にして現未亡人のシルヴィア。淫乱担当。彼女が一番ヒロインぽかった。

まあそんなこんなで、つっこみどころ満載の体験版だったのでそっち方面ほとんど期待していなかったのですが、意外にも(といっては失礼でしょうか)本編は面白く展開。

オリアスは、「悪魔の力」のお陰でほぼ何でもアリの無敵ング。基本失敗しないので、『凌姫』的な陰謀の連鎖による緊張感ある展開を期待すると微妙。見所は、ヒロインたちの性格が結構細かく描かれるところでしょう。

気が強く、頭もキレるけれど潔癖性で性的な刺激に弱いリーナ。大人しく夢見がちだけれど、思い込みが激しく狂気の片鱗を覗かせるサラ。そして主人公への愛情と罪悪感、娘や夫への愛と義理の間で肉欲をもてあますシルヴィア。きちんとヒロインを描写したおかげで、Hシーンでの反応や堕ちて行く過程に説得力が出ていました。これは、単に描写に分量を割いたからといってできるわけではなく、描写のツボを押さえていたからだと思います。ストーリーとしても、復讐劇という筋が一本通っていたし、動くキャラも多かったので飽きずに読めました。ただHシーンを並べただけの作品と違い、Hシーンが意味づけられて繋がるので、次の場面を見る楽しみもありましたし。

終わりは割と後味が悪いというか、あまりハッピーなものはありません。そのこと自体は不満も無いのですが、どうせこういう展開にするならもうちょっとEDでカタルシスがあれば良かったなと思います。救いのない終わりにするにしても、「ああ、復讐とは空しいものだ」とユーザーに余韻を持たせる。その為にはストーリーで助走をつけないといけないのですが、漫画の打ち切りよろしく、予告もなしにいきなりプツンと終わるので、少しもの足りませんでした。

あと、リーナルートの最後、「たった一人の恨みの怨念が世界を飲み込むように……。」というのは真面目な締めだったのでしょうが、「恨みの怨念」でちょっと笑ってしまいました。くり返しますが、テキスト的には最後まで結構難あり……。展開自体はそんなに悪くもなかったので、それさえ何とかなっていればもうちょっと雰囲気が出たでしょうか。

もちろん本作に関してその辺は、エロゲーとしての魅力を本質的に損なうものではありません。ミドルプライスでは十分過ぎるくらいのクオリティだったと思います。ただ、印象としては「抜きゲーの量が増えた」という印象。2000円の作品を3本買うのとどっちが得? と聞かれたら、はっきりとこちら、とは言えません。もう一歩差別化を図る為に、テキストやストーリーに厚みを付けるという選択肢はあるように思われました。

音楽やCGは結構良かったです。ってか、前作『かぎろひ ~勺景~』の時も思ったことなのですが、やっぱり構成とかテキスト面がちょっと弱いんですよね……。このままテキスト関連を伸ばせば化ける気配はびしびしします。しかし、第2弾と銘打っていた『クオリアフォーダンス』のほうはどうなっているのでしょうか……。

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読み書きに関するメモ(1)

ちょっと考えていたことがまとまりつつあるので、メモがてら、文章の読み書きについて思うことなどを書いていきます。誰かに読んでもらうつもりで書くとモチベーションにもなるし、内容もいろいろまとまってきますし。

ただ、別にアルファブロガーでもアルファツイッタラーでもなく、そもそも普段お前何やってるの的な私の話を読みたい人はいないでしょう。ダレないよう、何シリーズか小分けにするつもりです。あと、一番ありそうな飽きた時にさっさとやめられるように。エロゲーの話してるほうが気楽ですしね!

まあそんなわけで、「メモ」(1)です。さらりと読んで( ´,_ゝ`)プッと嘲笑って頂いて良いのですが、これどうなのとか、ここおかしいとか、こういう本あるぜ、とか、もしかご意見があれば教えて頂けるとうれしいです。

▼英語と情報の流れ
基本的に英語は、情報の流れを大切にします。たとえばこちらなどに詳しいでしょうか。これを、「文末焦点原則」、あるいは「旧情報から新情報の原則」などと呼びます。

中学・高校の英文法では第三文型と第四文型は同じだ、と習いますが、本当に同じなら二通りにわけて書く意味がありません。実際には、「何を問題にしているか」が違うのです。ちょっと、比較してみましょう。
I gave a pen to him.(3文型)
I gave him a pen.(4文型)

それぞれ、「私は彼にペンをあげた」ですが、「文末焦点原則」をあてはめると、3文型のほうは「彼に」が、4文型のほうは「ペンを」が重要だ、ということになるでしょう。それぞれの文章に対応する疑問文を考えてやると、よりハッキリします。
To whom did you give a pen?
What did you give him(to him)?

ご覧のように、聞きたい内容がかわっているわけです。だから、答え方もかわる。第三文型と第四文型は、違う内容を語っている、というわけです。

この考え方で、いくつかの「面倒な」文法事項が説明できます。たとえば、「文末にitはつけない」という、中学校で習ったよくわからないルール。具体的には「I gave it to him.」はOKでも、「I gave him it.」とは言わない、というやつ。私の頃はこれ、「英語は口述言語だから、文末のitは音が良くないので避ける」と説明されていました。当時は「ふーん、そんなものか」と思っていたし、あながち完全にウソでもない。けれど、実際には「it」で終わる文なんて腐るほどあるし、それが何故構わないのか、説明してはくれません。仕方なく、「四文型の文末にitは来ない」と覚えていたのですが、「文末焦点原則」に従えば、なぜ「it」が来ないか、はっきりとわかりますね。「it」は文の書き手と読み手の間で既に共通理解があることがらだからです。

「it」という既知の事柄について、改めて問う必要はありません。指示代名詞「it」を強調することはまったく無意味であり、したがって「it」は文末に置かない、というわけです。

同じ考えで、「There is 構文」の謎も解けます。There is 構文を用いるとき、「There is the pen.」のように「the」を用いてはならない、というルールがあります。これも、英文法ではロクに説明されないのですが、実は「文末焦点原則」が裏で糸を引いています。

ご存知のとおり、There is 構文というのは「一文型」です。There というのは実は意味のない語で、There is a pen. と言ったとき、主語は「a pen」、動詞は「is」となります。ここからおわかりかもしれませんが、実はThere is 構文というのは、A pen is.(ペンがある)という存在文を倒置したものなのです。

A pen is. を倒置すると、is a pen. になる。けれどこれでは文に見えない。仕方がないからThere という意味のない語を頭にひっつけて、文に見える体裁を整えた、というわけ。ではなぜ倒置をしたかというと、もうおわかりですね。「文末焦点原則」に従って、a pen を強調するためです。

A pen is.だと、「penが飛んでいるのでも折れているのでもなく、存在している」という「存在」が強調されます。これに対し、「There is a pen.」は、「何かがある。それはハンカチでも携帯でもなく、penだ」という具合に、何があるか分かっていないときに用いられる文なわけです。ところが「the pen」というのなら、話者と聞き手との間で、何があるか既に理解が成立していることになります(the だから)。知ってるなら、わざわざ聞かれることもないし、強調する必要もありませんね。ですから、There is 構文には原則、the が使えないのです。

▼パラグラフ・リーディング
こうした「文末焦点原則」は、1文のみならず、1パラグラフ、また1つの文章全体においても、基本的には適用されます。この英文の性質を利用したのが、「パラグラフ・リーディング」という考え方です。

パラリーは比較的メジャーな読解方法として各所でとりあげられていますし、本もたくさんでていますので専門的な技術としてマスターしたい方はそちらをご覧に(入門書としては、受験参考書などが最適だと思います。たとえば「超パラグラフリーディング」や「英語長文読解の王道 パラグラフリーディングのストラテジー」など)なってください。

もの凄くざっくり説明すると、「論理的な英語の文章に対して、文章全体の第一パラグラフと最終パラグラフの全文を読み、他のパラグラフに関しては第一文と最終文だけ読むことで文章全体の意味を大ざっぱに把握する」というテクニックです(いまさら言うまでもないかも知れませんが、「文」と「文章」は違うタームとして使い分けています)。速読技術として有名になったのは、受験産業、特に東大入試の「パラグラフ整序」と、それを改変する形で2000年のセンター試験以降出題されるようになったパラグラフ系の問題のお陰でしょうか。もちろんそれ以前から存在した技術ですが、今ほど一般化していなかったと思います。少なくとも私が受験生の時はほとんど聞かなかったですね。

さて、日本では「リーディング」の名の通り読解の技術として伝わっています。しかし英米圏ではこれが同時に書きのテクニックである、ということが重要です。どういうことかというと、今述べたような読み方をして、十分に内容が伝わるような文章でなければならない、ということです。つまり、私の記事みたいなのは完全に失格(笑)。パラグラフ・リーディングによって英語の論説文が読めると言うことは、そのように書かれているわけで、日本語の起承転結のようなスタイルとして確立しているということです。

ただ、どうもこの辺の意識が、日本のパラグラフ・リーディングには抜けている。書き手が文章全体を構築したということは、各パラグラフの間に有機的な連関があるはずです。少なくとも、「なぜ筆者がそれぞれのパラグラフを、このような順番で並べたか」ということを考えなければ、文章は完成しません。つまり、読み飛ばしたパラグラフの内容も、第一文と最終文から要約し、文章全体の中でどういう役割を果たしているか(例示なのか、展開なのか、反論の提示なのかetc)を確定し、文章構造を浮かび上がらせることこそ、パラグラフ・リーディングの真骨頂であるはずです。それなのに、受験のパラリーは本当に技術だけになってしまい、ひとつずつのセンテンス、パラグラフを読んで終わり。それぞれの連関について触れることがほとんどありません。これでは宝の持ち腐れというか読めるものも読めるはずがないと言いますか……。

ただ、ここから分かることがひとつ。私も受験産業で仕事をしていたから痛感するのですが、とにかく今の受験生の大半は、文章を「全体として」読むというのが苦手なんですね。ひとつひとつのパートをきちんと理解することができても、それが前の部分とどう絡まるのか、あるいは絡まっていないのか。明らかにそれと分かる部分は掴むことができても、少し隠れているとそれが分からなくなる。

これは論説の話ですが、小説などのほうが如実に「全体像の掴みそこね」はハッキリあらわれるでしょうか。登場人物が漏らした最初のほうの一言や、何気なく書かれている家族構成などが後半の帰結にどう絡んでくるのかということが、全然掴めない。それぞれの場面の、ひとつずつの言葉の意味などはきちんと把握できているのですが、大きな繋がりに目がいかず、狭い範囲でしか内容を理解しない。そういうパターンが非常に多いように思います。

少しパラリー本筋の話から外れましたが、ともあれそのような事情もあって、「全体として有機的なまとまりをもった文章」というのは、実はいまひとつ理解されなかったりします。今は特に、私立大学はおろか国公立大学ですら、理系にいく場合「国語」の受験が必要ない、ということが多い(最難関と言われる医学部ですら、二次試験で国語を課している大学ほとんどありません)。つまり日本で高等教育を受けている学生ですら、ろくすっぽ文章読解の訓練を受けていない、なんて笑えない状況でもあるわけです。

もちろん、かくいう私も十分にそれができているとは言い難い状況なのですが、積極的に文章を書きたい、読みたい、と思っている人というのは意外と少なく、多くの「一般読者」はパーツを精密に読めても、全体まではあまり気にしない。そういう意識というのは少し、持っておいても良いのかなと思います。

▼分かりやすい文章を書くために
ここでようやく「書く」時の話になるのですが、「一般読者」に対する場合、書き手の心得としてはたとえば以下のようなものが挙げられるかと思います。
(1) 前文や後文を参照しなくても意味が分かりやすい文を書く。
(2) テーマが簡単に分かるように書く。
(3) 最初か最後に、文章全体の論理の流れを可視化して示す。
(4) 指示内容が出てきたら、いちいち具体的に指摘する。

やっちゃいがちなのが、「これ」「それ」「あれ」のような指示語を連発して、「まあわかるだろ」的な感じでどんどん進めるパターン。だいたい誤解されます。指示語連発はそもそも、読み手の意識と関係なくやめた方が良いといわれますけれどね。

ともあれ、書くときは「読み手」をある程度想定したほうが良い、と言われますが、それが具体的にどういうことなのか、「文章全体の関連」という切り口から追い掛けてみました。ここで述べたのはあくまでひとつの見方で、もっと色々な切り方はあると思いますが、わかりやすさ、つたわりやすさを追求するなら、ちょっと意識してもいいのかな、と思います。

もっとも読む側としては、書き手のそういう親切に頼ってばかりもいられないわけで、面白い話、ためになる話を読もうと思ったらリテラシーを身につけていく必要がある。その時には、文章を関連性の中で見るという意識を持つ。パラリーなんかで練習してみるのも良いかもしれません。

そういう意識は無くても、英語論文などを読む際には割と役に立つスキルですから、これから大学、大学院へ進もうという人、ビジネスシーンで英語を良く読む人などは、身につけると便利だとは思います。

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紹介:エルフの女騎士「くっ・・・人間どもに捕まってしまった・・・」

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元スレ
エルフの女騎士「くっ・・・人間どもに捕まってしまった・・・」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1328040611/
※画像はイメージです。

転載的なものはどうかと思いつつ、あまりに良かったのでご紹介。原文から文字の変更などは加えておりませんが、一部強調や色の変更などをつけて編集しています。創作部分以外のレスも面白かったです。興味があるかたは、既に各種まとめ系サイトさんなどで紹介されています。とはいえそれもやはり抜粋ですので、是非に元スレをご覧になってください。ここでは逆にレス類を削って、ストーリーだけを引っ張り出しました。

1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/01(水) 05:10:11.78 ID:gjJ6KJiJ0
エルフの女騎士「好きにしろ!」

兵士「条約があるのであなたに危害は加えません」

エルフの女騎士「そんな決まりごとをお前らが守るとは思えんな・・・くそっ・・・私は人間ごときに・・・」

兵士「いえ、条約は厳守致しますから安心してください」

エルフの女騎士「私の体を自由にしても心までは自由にできんぞ!」

兵士「食事は口に合いましたか?エルフの料理を真似してみたのですが」

エルフの女騎士「貴様!まさかあの食事に薬を・・・どおりで体が火照ってくるわけだ・・・卑怯者め!」

兵士(誰だよこいつ捕まえてきた奴は・・・)


16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/01(水) 05:18:43.80 ID:gjJ6KJiJ0
エルフの女騎士「くっ・・・鎖が腕に食い込む・・・」

兵士「きついですか?付け直しましょうか」

ガチャッ

エルフの女騎士「やはり本性を現したな人間め!そんな事言って私に近づいて体をもてあそぶつもりだろ!」

兵士「いえ、ですから条約がありますので・・・」

エルフの女騎士「それに先ほどの食事に含ませた薬のせいで私の体が・・・んっ・・・もうダメだ・・・」

兵士「薬なんて入ってませんよ」

エルフの女騎士「そんな戯言を誰が信じるか、私の体の火照りが何よりの証拠・・・」

兵士「体調が悪いから手錠は外しましょう」

カチャリッ

エルフの女騎士「くくくやはりな、薬のせいで私の体が自由に動かないとわかっているから手錠を外したな、それに私の体をもて遊ぶのには邪魔だだからな」

兵士「おーい、次の当番早めに代わってくれ!」



22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/01(水) 05:25:43.96 ID:gjJ6KJiJ0
エルフの女騎士「はぁ・・・かっ体が・・・」

兵士「ならベッドに横になってください」

エルフの女騎士「ベッドがあるのか?」

兵士「はい、ここは騎士用の牢獄ですからベッドがあるんですよ」

エルフの女騎士「やはりな、最初から私の体をもてあそぶために前もってベッドを用意していたのだな・・・」

兵士「いえ、ですから騎士用の牢獄ですから」

エルフの女騎士「黙れ!薬の左様で抵抗できない私をベッドで犯すつもりだろ!」

兵士「先ほども言いましたが薬は入ってませんって」

エルフの女騎士「人間ごときに・・・くっ・・・」スタスタ

兵士「あっベッドまで自分で歩けるんですね」


26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/01(水) 05:36:23.55 ID:gjJ6KJiJ0
エルフの女騎士「かっ体が動かん!」

兵士「おはようございます」

エルフの女騎士「貴様、私に何をした!目が覚めると体がうごかんぞ!」

兵士「今日はお互いに喜ばしい報告があります。あなたの国が身代金を払ったのであなたは釈放されます」

エルフの女騎士「え・・・」

兵士「鎧やお持ちしていた道具や馬はお返ししますが、剣や槍などは国境まではお預かりしますがよろしいですね?」

エルフの女騎士「あ・・・ああ」

兵士「鎧はお持ちしましたが、身に着ける手伝いは必要ですか?」

エルフの女騎士「いやいい・・・エルフの鎧は1人できれるんだ・・・」

兵士「おや、体が何かされてたのでは?」

エルフの女騎士「もうそれはいいんだ・・・」

兵士「それでは後ほどお迎えにあがりますので」

エルフ「ああ・・・」



というわけで第一部完。この後のレスが、
28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/02/01(水) 05:37:29.03 ID:g9OUfeUu0
パンツが戻ってきた

30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/02/01(水) 05:38:18.32 ID:ibcJUlmDO
おいィ?お前ら最後の一行聞こえたか?

35 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/02/01(水) 05:43:00.29 ID:Krj9Y1mN0
>>30
俺のログには何も無いな

などとブロントさん的な盛り上がりをみせ、有志の方が引き継いでリレー形式で物語が創られていきます。エルフの声には脳内で好きな声優さんをあてると吉。エロゲ脳のOYOYO的にはサトウユキさんかなと思っていたのですが、後半の展開から考えてちょっと違う感じ。

以下は長くなるので、さすがにこのまま続けるのは止めておきます。興味のある方は、左下にある「続きを読む」からご覧ください。直接記事に飛んだ方は、そのまま続きが表示されます。


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