よい子わるい子ふつうの子2(仮)

18禁PCゲームをメインに、ラノベや漫画についてもダラダラ話を書きます。長文多いです。

デジカメの話

私はわりと「テキトー」に生きるのをモットーにしているのですが、それでも人並みに見栄はあるので、あんまり面倒くさいことはしなくても、「そこそこ」の成果は欲しいなあ、なんて考える典型的俗物です。

で、ちょっと前まではデジカメとか全く興味も関心も無かったのですが、ここ数年一気に値段も下がり、性能も上がりで、写真が流行りだした。ブログをやろうと思ったら、わかりやすい「絵」が求められる場合もあり、その時に携帯のカメラだけではちょっと心許ない。それならコンデジ(コンパクトデジカメ)くらいは持っても良いなと思って写真を撮るようになりました。「1日1撮」をしています、というような話を、以前ブログでしたかもしれません。

さて、そんな感じで始めた写真なので、カメラを真剣に使いこなしている方には怒られるかもしれませんが、そんなに頑張って勉強する気は無い。人に訊ねられればよかったのですが、残念なことに周囲にそこまでカメラに詳しい人はいない。いや、実際にはいるのですが、困ったときにすぐ気軽に聞けるような関係ではない。

そうなると、まあ腕がめきめき上達する~なんてことは考えにくいので、道具で補うのが手っ取り早いかな、と、そんな風に考えました。もともと、写真の質にそこまでこだわるつもりもありません。とりあえず記念に残れば、という程度。なので、私が頑張らなくてもカメラが頑張ってくれる、そんなカメラを捜していたわけです。

で、いろいろ調べたり人に聞いたりした結果、どうもこれが良いのではないか、という結論になったのがキヤノンのPower Shot S90シリーズ。

一説によれば、「居酒屋でもキレイな写真が撮れるカメラ」というコンセプトで作られたというこのシリーズは、どこを見ても「文句なし」という評価を受けていました。お値段は5万円前後という定価ですが、だいたい実売3万。型おちしたものだと、もう少し安く買えることもあります。

で、まあ買ってみたわけですが、これがめちゃめちゃ良い。

思いきりステマしますが、とにかく暗いところだろうがブレようが、逆光だろうが問答無用でそれなりに綺麗な絵が撮れます。しかも、なーんもしなくてもカメラが勝手にやってくれます。凄い。ちょっと値は張りますが、10000円くらいでしょうもないの買うくらいなら、断然コイツをお薦めします。

今時のカメラって全部こんなものなのかと思って、知人友人が使っている他のカメラもためしてみたのですが、ちょっとS90シリーズは別格でした。私が購入したのは二代目のS95。ウハウハで使っていました。ところが半年ほど前、最新型となるS100が発売されたのです。

これ、かなりパワーアップしているという評判だったので凄く欲しくて、でもお金無くて、色々迷い、悩み。そんな中、思わぬ臨時収入があったので、本日とうとう買ってしまいました。現在進行形でいじりまわしております。明日くらいにはちょっと、レビュー的なものを書きたいな……。

それでは、また明日お会いしましょう。

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アニメ:『黒獣~気高き聖女は白濁に染まる~ アリシア×プリム 奉仕国家抗い編

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『黒獣~気高き聖女は白濁に染まる~ アリシア×プリム 奉仕国家抗い編』
レーベル:魔人
発売日:2012年6月29日
紹介ページ:こちら
原作:Liquid 『黒獣 ~気高き聖女は白濁に染まる~』

関連記事: 『黒獣 ~気高き聖女は白濁に染まる~ オリガ×クロエ 黒の城、崩落編』

精液は爆発だ!

というわけで、買ってきました。アニメ版『黒獣』、第2巻。

今回は「黒の城」を乗っ取ったヴォルトたち黒犬傭兵団が、いよいよ「七盾同盟」に牙を剥きます。最初のターゲットは、「1の砦」を護る女騎士・アリシアと、「2の砦」の姫・プリム。アリシアはゲーム版で私の一番好きなキャラでした。

援軍を待ちながら必死の防戦を続けるアリシアですが、砦の内側から城門が爆破され、総崩れ。最後は捕虜となったシスターたちを公開凌辱され、降伏を決意します。

で、あとは牢屋に閉じこめられて犯されるエロアニメの黄金パターン。だいたい15分ほどぶっ通しでレロレロされます。花京院も満足間違いなし! レロレロレロレロ……。

公式の紹介なんかを見ると、前巻のヒロイン、オリガとクロエもまた出てくるかのように見えますが、ぶっちゃけすごく短い1シーンのみ。完全に堕ちきって猿のようにまぐわっている描写が5秒ほど見えて終わりです。あとはちょっと回想程度。なので、期待しないが吉。

プリムに関しても同様で、さも大量にプリムのシーンがあるかのようなスクリーンショットが配置されていますが、実際にはアリシアが凌辱されている合間に数秒のカットが入るのと、あとは最後に挿入シーンがあるだけ。凌辱の内容とか堕ちの過程とかはかっとばされています。

前半10分をシスター達の凌辱に使うくらいだったら、主要キャラに時間を割り振って欲しかったところ。どう考えても配分がおかしい。

ただ、ふんだんに時間を貰えたアリシアは異様に良い出来映えでした。

ヴォルトではなく大臣のベアズリーに犯され続けるのですが(この辺は原作準拠だったと思います)、このベアズリーがなかなかツボを心得たヤツで心憎い。

囚われのアリシアの心を丁寧に踏みにじり、へし折りながら、身体を凌辱していきます。手際もさることながら、極めつけは中盤のこのセリフ。
どんな高貴な女とて、一枚皮を剥けば肉の苦しみと悦びに悶える牝であり、だが、決してそれだけの女に堕することなく、姫としての毅然たる振る舞いを残しておる……儂は、あなた様にそのような高貴な牝になって頂きたいのですよ。ひぇひぇひぇひぇ……。
個人的に、ベアズリーとはとても仲良くなれそうな気がします。

相変わらず射精シーンは大爆発するのでちょっと笑ってしまう。ただ、今回は前回より露骨さが減っていたのと、アリシアの表情が爆発シーン(違)でよく動くので、エロさ的には前より良かったと思います。

問題は、エロ以外の部分。特にストーリーや設定をかなり端折っているのでキャラたちの盛り上がりについていけないのが痛い。また、今回に関してはプリムとアリシアの絡みを見せることも無く、精神的に支え合っていた二人をどう料理するか、という「おいしいところ」をカットされてるのは残念。最後の「うそつき」のインパクトも、過程がバッサリ無いのでインパクト半減でしょう。あと、前作までのキャラ使い捨てなのは、仕方ないとはいえ残念。まあちらっとでも出番があるだけマシなのかな……。

雰囲気をつくる重要な描写が弱いのも欠点です。たとえば、アリシアの気高さとか強さを示すエピソードもあんまり入らない。アリシアのプリムへの想いなんかも、セリフだけで、具体的にどんな強さなのかわからない。ストーリー部分はホントにエロシーンまでのつなぎという感じです。エロシーンの表情とか展開は光るものがあるのに、それを活かすための外堀を埋められていない感じ。エロの雰囲気を盛り上げる内容を考えて配置できていれば……。

てなわけで、正直構成は今ふたつか今みっつくらいという印象。いくらでも見せ場があるし、エロを盛り上げる仕掛けができるのに、マジで勿体ない。

ただ、それでも作画のレベルとエロシーンのレベルは異様に高いと思います。あまりエロアニメを見ないので偉そうなことは言えませんが、私がかつて見てきたエロアニメの中でもトップクラスの出来映え。見なきゃ損とまでは言いませんが、買って損はしないクオリティだと思います。

というわけで、どこまで出るのか知りませんが次も買う。カグヤとクラウディアを仕留めるまでは続けて欲しいな……できれば最終巻まで出て完結してほしい。切に願います。

というわけで本日はこの辺で。また明日、お会いしましょう。

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攻略:『Dolphin Divers』

関連記事:レビュー:『Dolphin Divers』(2012年7月10日)

※2012年7月14日追記
コメントでCARCASSさんからの指摘を受けた部分を訂正・追記しました。詳細なご指摘を頂いたこと、この場を借りてお礼申し上げます。

◆攻略手順
共通ルートは選択肢(7)までですが、選択肢(6)で事実上分岐。(6)までの選択肢は全キャラの好感度をあげておいて、(6)の納涼会でお目当ての娘を選択。(7)へ進んでください。

個別に移行した後は、全ルート選択肢が3つ。サブヒロインとの2択です。それまでの好感度は関係無しに、2つ選んだ方のルートに確定します。

選択肢(7)終了時点で、一定の好感度に達しているキャラがいなかった場合、男の友情を深めるEDに。

選択肢の数の偏りだけで見ても、共通のながさの割に個別が短い、というのはお判り頂けると思います。シーンスキップがあるので繰り返しプレイは比較的楽。

◆選択肢 一覧
※「×」は好感度に変化が無いと思われる選択肢。
※選択肢の場面につけた名前は、OYOYOがかってに付けたものです。
※2012年7月14日追記
※当ブログの攻略は攻略体験からの予想なので、実際のシステムとは異なる場合がございます。ご了承ください。

(1)アクアに興味はある?
人間の方が興味ある → ×
特に無いかな → ○(どっち選んでも一緒の気がするけど私はこっち)

(2)エルナに一言

声をかける → エルナ
声をかけない → ×

(3)月海との勝負

勝負を渋る → ×
素直に勝負を受ける → 月海

(4)雨とみなも

一緒にプールで泳ぐか? → みなも
特に予定はないな → ×

(5)理帆と二人

無言で海に行く → ×
少し話してみる → 理帆

(6)納涼会をどう過ごす?

※2012年7月14日追記
※ここの最初の4択は、分岐のみで好感度は加算されないそうです。
釣り大会に参加する → みなも
 〈釣り大会に参加〉みなもは逞しい?
  本当に逞しいな → ×
  頼もしいと思う → みなも

のんびり過ごす → エルナ
 〈のんびり〉訓練生は仲が良い?
  そう思います → エルナ
  普通です → ×

裏方に徹する → 理帆
 〈裏方〉理帆の早とちり
  気にしなくていいから → ×
  少し残念かも → 理帆


他のことをする → 月海
 〈他のこと〉ドリンクを流し込まれて
  軽く逝きかけたぞ → ×
  さんきゅ → 月海

※最終的に「★ルート判定★」の箇所でどのヒロインの好感度も一定値にならなかった場合、個別ルート突入前に男の友情EDへ。

--------
※みなもの好感度が一番高い場合

(7)みなもと試験勉強

一緒に試験勉強するか? → みなも
頑張れよ → ×

★ルート判定★

みなもルート
(1)優梨の凄惨な笑顔

みなもを追う → みなも
優梨と話す → 優梨

(2)デートの二人

寮に帰ってみなもと一緒にいる → みなも
優梨と散歩に行く → 優梨

(3)おっぱいぷるんぷるん

小さい胸が好き → 聞かないであげて(´;ω;`)
大きい胸が好き → 優梨

--------
※エルナの好感度が一番高い場合

(7)エルナに声をかける

捜したぞ → ×
何かあったのか? → エルナ
※2012年7月14日訂正

★ルート判定★

エルナルート
(1)バディの責任

エルナと話をする → エルナ
紗英に相談しに行く → 紗英

(2)エルナの本当の気持ち

もっとエルナと話をする → エルナ
紗英に本当のことを伝える → 紗英

(3)紗英の実力

それでもバディは、やっぱりエルナだ → エルナ
先生に、興味がわいてきた → 紗英

--------
※月海の好感度が一番高い場合

(7)どっちが速かった?

そんなにないじゃん → ×(胸の話はタブー)
それなら仕方ないか → 月海

★ルート判定★

月海ルート
(1)どっちに話しかける?

乃亜に話しかける → 乃亜
月海に話しかける → 月海

(2)意地を張る月海

乃亜に加勢する → 乃亜
月海の手を引っ張る → 月海

(3)不器用な月海

乃亜に教えてもらおう → 乃亜
俺も手伝うから頑張ろう → 月海

※2012年7月14日追記
乃亜に関しては乃亜の好感度が高くなることはなく、月海の好感度が一定に達するか否かでジャッジされているようです。事実上同じ、と思われるかも知れませんが、システム的には乃亜は消去法で選ばれるヒロインだ、というようなところに注目するかたがおられるかもしれないということで。

--------
※理帆の好感度が一番高い場合

(7)ご迷惑でなければお役に立ちたい

むしろ嬉しい → 理帆
迷惑じゃない → ×

★ルート判定★

理帆ルート
(1)理帆とアクア

八潮さんを弟子にしよう → 理帆
アクアはどう思う? → アクア

(2)アクアへの気遣い

八潮さんの判断でいいんじゃないか → 理帆
アクアに聞いた方がいいかもしれない → アクア

(3)理帆が遅い原因

理帆を応援する → 理帆
アクアと理帆を応援する → アクア

◆CG・シーン等
CGは、116枚(SD込、差分なし)
みなも20、エルナ22、理帆19、月海21、優梨6、紗英7、アクア8、乃亜7、その他6

シーン回想は、25シーン。
メインヒロインは4(H3、ED1)
サブヒロインは2(H1、ED1)
その他1(男の友情ED)

ってなところで本日はおしまい。ちょっと見づらいかな……。それでは、また明日お会いしましょう。

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レビュー:『Dolphin Divers』

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タイトル:『Dolophin Divers』(AXL/2012年6月29日)
原画:瀬之本久史/シナリオ:北側寒囲
公式:http://www.axl-soft.jp/products/08/
批評空間レビュー投稿:済 → ネタバレ無し
定価:8800円
評価:B(A~E)

※具体的な内容に踏み込んだ長文感想(内容紹介)は、批評空間さまにて投稿しております。ご関心あれば上記リンクよりご覧下さい。

関連記事:攻略:『Dolphin Divers』(2012年7月11日)


◆評価について
批評空間さんでは68点つけたので、点数的にはCなのですが、こっち(ブログ)は個人的な評価なのでBとしました。テーマ的な部分で大幅減点したのですが、個人的には共感できる部分もあり(単に訴求力が無いだろうということです)、またキャラの掛け合い等で楽しかった部分、サブヒロイン軍団の破壊力を加味すればCってことはないなあ、と。ぶっちゃけ瀬之本久史氏の絵だけでCくらいいっちゃうんですよね!

AXLさんは「すたじおみりす」時代の作品から好きで、ずっとファンを続けています。毎度凄く丁寧に作品を作っておられて、本作もそんな感じ。オフィシャルなんかを見ても、ツイッターの「フォローミー」にちょっとしたネタを仕込んであったり、見る人を楽しませようという気概が心地良い。これからも応援を続ける所存です。

◆雑感
投稿した感想の内容ですが、テーマに関わる部分を序盤に固めたので、その部分だけ引用。
仲間との協力、家族の絆、そして都会を離れた田舎にこそ残る美しき故郷の暖かさ。

本作に通底するこれらのテーマを見て、私は懐かしい気持ちになった。これらは、80年代後半から90年代の初頭にかけて、私たちが教育された理想だったから。

1989年、岩波新書から出版された『豊かさとは何か』は、たちまちベストセラーとなった。バブル景気に沸き、カネとモノが溢れていた日本に、「真の豊かさ」を問うた本だ。高度経済成長期を経て、日本人は確かに豊かになった。けれど、効率主義、熾烈な競争、都市開発などの影で、私たちは大切なものを置き去りにしてしまったのではないか――。モノは満ちているのに、ココロはどこか満たされない。20年前の日本に蔓延した、そんな空虚さを埋めるべく叫ばれた主張の一つが、家族や仲間、そして地域社会との繋がりなどに依拠した「ゆとりある生活」であった。

そうした言説が一定の説得力を持ち得たのは、幸福が「富」という強烈な実体を伴って私たちの前に存在したからだろう。恰も光と影のように、目の前の強烈な具体性が、その対極に位置する抽象的なユートピアをも強く意識させえたのだと思う。

けれど、時代は変わった。恵まれた時代は去り、誰もが無前提に信じられる幸せは具体的な像を失って久しい。経済は停滞し、福祉や年金の問題で世代間の対立が起こり、家庭内暴力で家族のあり方そのものが問われはじめた。かつての理想だった「ゆとり」は、今や冷笑の的となった。

『Dolphin Divers』は、そんな状況下の現代日本で20年前の理想郷を甦らせようとしているかのようだ。本作に描かれる優しく穏やかな世界は、まさに子どもの頃、私が遠く夢見た世界を思い起こさせる。

しかし、かくも停滞した社会に生きる今の私たちが、何の留保も無くこのような世界をに賛同すると思っていたのなら、さすがに見込みが甘い。かつての楽園は、対となるきらびやかな現実の凋落とともにその理想としての地位を逐われ、無邪気にその価値を信じる人は数を減じた。もし今の世の中に楽園を甦らせるなら、それは厳しい現実を経てなお私たちが信じられるような――あるいは信じたいと思えるような――そういう強度が必要だ。残念ながら本作に、その強度は無い。

主人公・武たちと戦う抵抗勢力にそれなりの力強さがあれば、話は違ったかもしれない。しかし、エルナや理帆のルートで登場する「大人」たちは余りにも小悪党じみているし、月海に至っては戦いすら避けられてしまう。これでは私たちにとって、困難な現実から目を背けて逃げ込んだ、単なるご都合主義の物語としか映らないだろう。そして現代人の多くは、もはやそのようなご都合主義を無批判に受け容れられるほどおめでたくはないのだ。
(引用了)

これが「バブリー」(裏バブリー)な作品だというと、シナリオの北側寒囲氏は否定なさるかもしれません。けれどライターの方の意図はどうあれ、出来上がったのは良くも悪くも「無邪気」な(おめでたい)学園天国だったように思います。

誤解の無いように言っておくと、こういう仲間・故郷・家族みたいなテーマで、そこへの信頼を語るというのは全然悪くないテーマだと思っています。ただ、見せ方の問題というか。たとえばいま、某いじめ問題を間近に見て、崩壊する学級を経て育ってきた19、20歳の若者がこの作品の武たちをすんなり受け容れられるかというと、それは無理の気がする。武たちが訴えたい理念はそれとして、その理念にどう説得力を付与するかという部分がナイーブ(原語の意味で)というか。

別の言い方をすれば、私はこれを見て「ああ、昔あったユートピアだ」と切なくも懐かしい気持ちになれた。そういう内容として意味あるものに思えた。ただ、それって今の世代にとってはどうなんだろうな、と。ピンと来るんでしょうか。単に底抜けに明るい、おめでたい話に見えるだけなのではないか……。その辺の受け取り方は、多分に時代的な違いを意識してしまうんですね。宗田理ワールドとかも似たようなところがあるかもしれない。あれはまだ、教師=権力と戦うという今でも通用しそうな構成をしていますが。

「今の若い世代は恵まれている……」なんてセリフ、最近はほとんど聞かなくなりましたが、本作で描かれているような「楽園」は、その「恵まれた世代」の裏側に潜んでいた、実体無き虚構だったのではないか、というのは長文感想で述べたとおり。今の私たちがその虚構を信じるには、ハリボテでもいいので何か実体的なものを持たせてやる必要があるのかもしれません。

ちなみに長文感想のほうでは、AXLのゆかり教育(青山ゆかりさん万歳的な)と、「ゆとり」を裏で微妙にかけたつもりだったんですが、多分誰も気にしないのでスルーしてください。

それはともかく、今回はサブヒロインが凄く魅力的。メイン食ってたんじゃないか疑惑。

日常の言動がことごとくツボを押さえている完璧超人、紗英先生。萌えるお掃除用アンドロイド、アクア。そして黒の淑女、優梨さん。乃愛ちゃん(ロリ担当)はまあ、うん……頑張るのだ!

メインヒロインのルートから派生して、2つ3つのイベントだけでそのままゴール直行という短い内容ながら、下手によそ見をしないぶん内容はすっきりまとまっているし、何より余計なことを考えずにそのヒロインとの関係に話が収束していくので、下手をするとメインヒロインたちよりキャラの掘り下げには成功していた感があります。アクアが飲料缶に嫉妬する(無機物にキスするなんて!)イベントは、本作随一の名イベントでした。あの何気ないひと言に、アクアのアクアらしさと愛情が詰まってる。最高です。

掛け合いのレベルが歴代AXLでもトップクラスじゃないか、というのも書きました。個人的な好みでは、『チュートリアルサマー』と『恋楯』に並ぶかなという感じ。ただバリエーションは良いとして、龍正のがっつきネタから「どんびきだよ~」「最低ね」に繋がる路面凍結コンボが余りにも多かった気はします。ちょっと便利に使われすぎて、龍正くん可哀想(´;ω;`)。「チュー夏」の数馬先生(つるぺたぷにー!)より酷いかもしれない……。

そんなこんなで世間的には酷評もあるようですが、もうちょっとで大化けしそうな気配がぷんぷん漂ってくる作品。『かしましコミュニケーション』のときは、こりゃあ護衛モノ以外はちょっとヤバいのかなと思っていたのですが(すみません)、これなら安心。ただ、このままではやっぱり頭打ち感もあるので、どこかでブレイクスルーが起きることを秘かに期待したい。一番しんどいのはクリエイターの方々だと知りつつ、私は無責任なことを放言して遠くから応援するしかできないのですが、次も楽しみにしています!

というわけで、本日はこの辺で。攻略関連は後日。

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アクセス数とニュースサイトさんの話

◆外部リンク(本文中で採り上げさせていただいたサイト様)
関連:駄文にゅうす 様
関連:リサーチバンク ブログに関する調査 様
関連:ルーチンワーク徒然草 様
関連:まじこい4ever 様

当ブログにいらしてくださるお客様は、ユニークで大体一日に300~400前後。ただこのところ急にアクセス数が倍、下手をすると5倍とかになって驚くことがあります。私は特にアクセス解析等のちゃんとしたサービスをつけていない(何か手続きしたような気もしますが、使い道思いつかないしアクセス数以外のことを考えるのが面倒だったので解析とか放置)ので詳しくは解りませんが、ブログにデフォでついている解析によると、「駄文にゅうす」さんに記事を拾って頂いた時に、アクセス数が伸びている。

駄文にゅうすさんから直接来られる方もさることながら、駄文にゅうすさんをソースにしてニュースを拾っておられるニュースサイトさんが非常に多いようで、各種ニュースサイトさんの一次ソースとしての側面も大きそうです。しかしそう考えると、何もない状態から駄文にゅうすさんがうちのサイトにいらっしゃったというそのことが、そもそも凄いリサーチ力なのですが(できたばっかりで、しかも別に話題になったわけでもないのに)、ともあれ採り上げて頂けるというのはありがたいことです。

うちのアクセス数が上がるパターンにはもう一つ、「ハイキャン砲(ルビ:キャノン)」というのがございまして、ツイッターのhighcampusさん(@highcampus)が拾って下さった記事が、erogeNewsさん(@erogeNews )のところに飛んで、そこから広がるというもの。一度とんでもないことになって、カウンター壊れたかと思ってブログ設定いじり回したことがありました。

 ミ ζ゚<ハイキャンフライ
※勝手にネタにしてすみません。m(_ _)m ご覧になっておられたら怖いので先にフライング土下座しておきます。御無礼をお許しください。


ちなみにhighcampusさんは「まじこい4ever」さんのような情報発信型のファンブログの運営者で、そもそもご自身も発信基地になっておられたりします。うーむ。こういう、広汎な視野で色々な情報を集め、整理して発信するというのは凄いですね。私には無理。本物の臭いがします。私が魔法使い(色んな意味で)なら、さしづめ賢者。更新微妙にとまっておられるけどこっちにリンクしても大丈夫だったかしら……記事内容的にメインブログのほうではないのでご容赦いただくということで。

highcampusさんに限らず、ツイッター等でお付き合いある方が記事にコメントがてら紹介してくださったり(コメントを頂けるだけでも光栄です。別に序でにURLも呟いてネ☆ とかいう話ではないので念のため)というパターンがあり、そういうのがやはり、とても嬉しいです。ありがとうございます。これは、コメントくれくれという催促ですので念のため。

……話をもどしまして、驚くほどアクセスが増える場合、当ブログについては、大手ニュースサイトさんやツイッターの情報系アカウントさんなどの中継地点を経由することで、アクセス数が増加している、ということは明らか。

さて、私にとってアクセス数というのは、上がれば嬉しいしやる気はでるけれど、別に無くてもブログを続けることに変わりはないので、単純にご褒美という感じです。重要度は低くもないけれど、高くもない。それよりはコメントとか、ツイッターで記事に関するやりとりを頂く方が重要と言えば重要で、そのためのきっかけとしてのアクセス数、という感じはあります。

しかし、アフィリエイトなどでアクセス数を稼ぐことが急務、というような場合、やはりアクセス競争の中に身を置かねばなりません。そして、そのような「競争」の観点からウェブにおけるアクセス(リンク)の実態を捉えた興味深いネットワークの研究があります。アメリカの物理学者バラバシの研究です。

バラバシは次のように言います。
実のところ、われわれはどんな基準でリンクするサイトを決めているのだろうか? ランダム・ネットワーク・モデルによれば、われわれはただランダムにリンクを張ることになる。しかし少しでも現実を見れば、そうではないことはすぐにわかるだろう。たとえばニュースサイトにリンクしているウェブページはいくらでもある。Googleで"news"を検索すると、一億九百万件ヒットした。Yahoo!のディレクトリサービスは八千件のオンライン新聞を選び出す。では、人はどういう基準でその中から一つを選ぶのだろうか? (中略) 長年『ニューヨーク・タイムズ』を講読している人ならnytimes.comを選ぶだろうし、CNN.comやMSNBC.comを選ぶ人もいるだろう。しかし重要なのは、われわれがリンクしたがるウェブページは平凡なノードではないことだ。それはハブなのである。有名であればあるほど、より多くのリンクを獲得する。より多くのリンクを獲得すれば、ウェブ上でそのサイトを見つけることはますます容易になり、そのサイトはさらに有名になり、やがてわれわれは無意識のうちに、知っているノードにリンクするようになる。知っているノードとは、ウェブ上で多数のリンクを獲得しているノードにほかならない。要するに、われわれはハブを選び取っているのである。(バラバシ/青木薫訳『新ネットワーク思考~世界のしくみを読み解く~』、NHK出版、2002年、p.124-125)

バラバシは、それまでにあった「ランダムネットワーク」理論、すなわち「ウェブ上の全てのノードは一定で、しかも対等である」という仮説を否定し、多数のノードを集める特殊なノード、すなわち「ハブ」の存在を主張しました。今回で言えば駄文にゅうすさんや、ErogeNewsさんが「ハブ」ということになるでしょう。

彼によれば、「ハブの存在は、サイバースペースは平等だというユートピア的幻想への最強の反証」です。すなわち、「ハブは非常に目立ち、ウェブ上のどこにいてもすぐ見つかる」一方で、「ハブに比べれば、それ以外のノードは見えないに等しい」。ウェブでの発言が届く可能性は決して平等ではなく、きちんと貧富の差が生じているわけです。そして、多くのリンクを獲得した「金持ち」のノードは、そのリンクを活用してますます巨大なハブへと変化を遂げていきます。
新しいノードがリンク先を選ぶときには、すでに多くのリンクをもつノードを優先的に選ぶから、古いノードのなかでもリンクの多いものが選ばれる確率が高く、若いノードやリンクの少ないノードよりも成長が速い。ノードが次々に付け加わり、そのつどリンクの多いノードを選択してゆくと、古いノードのなかには多くのリンクを獲得して集団から突出するものが出てくる。そういうノードがハブになるのである。こうして優先的選択は、「金持ちはもっと金持ちに」という現象を引き起こす。(バラバシ前掲書、p.129)

「金持ちはもっと金持ちに」というバラバシのこの言葉は、ネットワーク社会のある側面を見事に切り取ったものと言えます。つまり、一般のノードは限られたリソース(閲覧の機会)を、ハブとなったノードに奪われ、ハブとなったノードはそうして得たリソースで成長していく。こうして、いわばリンク資本主義の世界となったウェブで、私たちは発言権を維持するために、リンク獲得競争(アクセス数獲得競争)に追われるわけです。バラバシによればこのような法則は、機械的な自然法則なのだそうですが、その辺の細かい話は措きましょう。
※ただ、バラバシの研究の真価はまさにここにあり、「複雑なネットワークにも法則はある」(p.106)ことを示し得たということ、そしてその法則というのは「ハブ」を中継してうまれる「ベキ法則」(ベキ乗の「ベキ」)である、ということのようです。これによって、ネットワークの複雑なリンク構造は、「無秩序から秩序」へと変化し、「自己組織化」という数学的基礎のうえにたった物理学上の問題として扱うことができるのだ、と。

発言を誰かに聞いて貰う/見て貰うための場であるウェブが、いつの間にかリンク獲得競争の競技場になっていた――そんな「手段の目的化」の是非はともかくとして、現実に私たちはリンク資本主義(アクセス資本主義)のウェブ空間の中にいます。そしてたしかに、ハブ云々を抜きにしても、ウェブ世界で明らかな「不平等」が生じていることは実感できる。

「リサーチバンク」さんの「ブログに関する調査」によれば(調査期間2010年9月17日から9月24日)、ブログの1日の平均アクセス数は、80%が50以下(わからないも含む)。アクセス数500を超えるブログは1.7%とのこと。1日に何万アクセスも稼いでいるブロガーは、本当に一握りということになります。一応、引用。
調査サマリー
■ブログの開設期間は、「1~2年」17.8%、「2~3年」16.9%と1~3年が多い。
■1日の平均アクセス数は、80%が50以下(わからないも含む)という結果に。
 これに対しアクセス数500を超えるブログは1.7%。
■半数以上のブロガーは週に1回以上、更新をしている。アクセス数が500を超えるブロガーは52%がほぼ毎日更新をしている。
■ブログを書く目的は「自分の日記、備忘録として」が最も多く63.5%。
■ブロガーのTwitterの利用率は3割を超える。ブログ更新などをつぶやいて告知することに利用する人も多い。

けれど、そのような「不平等」の中でも、50%以上の人が2年以上はブログを続けているというデータも、同時に読み取ることができます。これは、どういうことでしょうか。

勿論、その間搾取され続けていると考えることもできるでしょう。だから、2年でやめてしまうのだ。本当に「大富豪」になっていたら、やめようともおもわないし、やめられないのだ、と。

しかし、もっと単純に、「別にリンク獲得競争に参加していない(するつもりもない)」ということではないかという気もします。つまり、リンク資本主義とは別のロジックで動いている。そういう小さなブロックが、ウェブ世界にはたくさん存在する。「リンク持ち」が単なる「お金持ち」と根本的に違うのは、お金は無いと生きていけませんが、リンクはそんなに無くても生きていける。たとえばごくわずか、4、5人の間のコミュニティでも、自足的な生活ができるというところ。

リンクサイトをはじめとする「リンク金持ち」は、なるほど資本主義社会の搾取する側かもしれません。けれど別のロジックで動いている場所では、違う役割を持ちうるのではないか。たとえば、そういう別の世界の間を架橋する役割も担っている、などと考えることはできないでしょうか。少なくとも私自身は、リンクを頂いたことで直接来訪くださる新たな出逢いにも恵まれましたし。

なんか段々言いたいことがまとまらなくなってきた(笑)。まあ、ネットワーク社会でハブの果たしている役割というのは、これまでにも色々言われてきていますが、改めて考えてみるのも良いのかな、という感じでひとつ。私の友人がこの辺のことについて色々書いていて、バラバシの著作はそれがきっかけで読んだのですが、結構面白いです。訳者の方が後書きで、「のっぺらぼうだったネットワークが、すっきりした目鼻立ちをもった概念として立ち現れてくる」(p.325)と自信満々なのも頷ける。数学苦手なので何言ってるかサッパリわからないところもありましたが……(計算式をみると眩暈がする)。

バラバシ自身はこの後、なぜネットワークでは新参者で「金持ち」ではなかったGoogleが一気にシェアを獲得できたか、という方向へ舵を切り、ウェブのリンク獲得競争で勝ち抜く為の理論やメソッドに言及していきます。こっちのほうが記事としては需要あったかもしれませんね(笑)。

あと、これはおべんちゃらではなく、駄文にゅうすさんのような「一行ニュース」の形式、私は結構好きだったりします。特に何か文章が書いてあるわけではないのですが、どういうところからどんな記事を拾ってきて、どう並べるか、というところにきちんと意図があって配置されているように思う。ただ興味のあるものを並べただけのように見えても、そこにぱっと見えない意図が潜んでいて、それを想像しながら記事を読んでいくのって、何か面白くないですか?

他に定期的に拝読しているのは、ツイッターでお世話になってるバニッシュさんの「ルーチンワーク徒然草」さんとか。主にエロゲーのネタが転がっているので、個人的には大変助かっています。ありがとうございます。

ちなみに別に言わなくても良いことですが、今回はぺたぺたリンクを貼り付けて、一時的にハブのマネゴトをやってみようかと思っていたのです。結局面倒になって挫折しました。ネタをピック・選別するだけでも大変で……。やっぱりそのあたりで個性ってでるし、やったこともない私が言うのはおこがましいですが、一行ニュースの形式って面白い表現の気がする。

というわけで、相変わらずまとまらない話になってしまいましたが、本日はこの辺で。また明日、お会いしましょう。

追記:今回特に引用したわけではない、言及しただけの各種サイト様に勝手にリンクをはらせていただいています。ご覧になっているかはともかく、もしかご迷惑・問題等がございましたらリンクは撤去いたしますので、お手数ですが連絡を頂ければと思います。昔みたいにリンクフリーがどうのこうのというのが無くなったのはいいのですが、リンクしましたーとか報告したほうが良いのかしないほうが良いのか良くわからない旧石器時代の人間なので……。

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