よい子わるい子ふつうの子2(仮)

18禁PCゲームをメインに、ラノベや漫画についてもダラダラ話を書きます。長文多いです。

レビュー:『催眠遊戯』

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タイトル:『催眠遊戯』(スタッフィング/2012年10月26日)
原画:さより
シナリオ:おくとぱす
公式:『催眠遊戯』 OHP
定価:6800円
評価:B(A~E)
※このホームページでは一部、CROSS OVERの製品の画像素材を加工・引用しています。 これらの素材を他へ転載することを禁じます。(C)CROSS OVER

関連: 批評空間投稿レビュー (ネタバレ有り) ※外部リンク

※具体的な長文感想・内容紹介は、批評空間さまにて投稿しております。



▼評価について
いや~、抜いた抜いた。

同人でMCゲームを多数出していた「#define」さんの商業デビュー作ということで期待していたのですが……マジえろえろです、先生。ミドルプライス、攻略キャラ3人ということでちょっとパワー不足かな? なんて思っていたらとんでもない。アクセル全開です。文句なしのB。Aにならなかった理由は、Hシーンのいわゆる「本番」までがあまりに遠いこと、催眠にかけた後がややあっさりすぎること、主人公である柳のモチベーションがいまいちぱっとしないこと、の3点。

とくに個人的には3番目が大きくて、たとえばこの3人の中の誰かに特別に惚れているとか、そういうストーリーのメリハリを作るフックが欲しかった。美少女たちを思い通りに操りたいっていうのはわかりますけど、それは催眠ゲーの主人公なら誰でもが持つ感情。柳くんのオリジナリティではない。

もちろん一般的な抜きゲーとしてだけならそれでも十分なのですが、A判定(私の中でのトップ候補)に入れるには、そういう全体を貫く芯が欲しかったということです。さすがに、マジックでウケたいっていうのには乗っかりづらい……。

ただHとかの内容的には本当にハイクオリティー。質・量ともに申し分なく、Hのコンセプトもしっかりしている骨太な抜きゲー。2012年10月現在、今年度の抜きゲートップ候補じゃないでしょうか。MC(マインドコントロール)ものがダメとか、そういう人は別ですよ、もちろん。

▼雑感
催眠術師に、俺はなる!

と言いたくなるかはまあさておき、一度は使ってみたいですよね。催眠術。思い通りに他人を動かしてみたい……そんな欲望を叶えてくれるMCものは大好きなので、ものすごく期待しながら本作プレイしました。

特徴的なのは、和姦色が強いことでしょうか。主人公の柳くんはマジシャンだけあって、精神的にショーマンシップが強い。催眠に手を染めるのもそれ故です。誰かに復讐してやるとか、女の子を征服するとか、そういうMC(マインドコントロール)ものにありがちなモチベーションではなく、皆を楽しませること。だから女性陣にも「不快感を与えずに性的な行為に慣らしそう」とします。エロにがっつかず、とにかく徐々にヒロインを催眠調教していきます。なので、いきなりハードルの高いことをやると即バッドエンド。選択肢は単純ですので緊張感はありませんが、フラストレーションはたまります。Hシーンを見ても、これが本番ではないとわかっているからいまいち燃えず。

それだけに、我慢して我慢して、相手を完全に催眠にかけたときには思わずガッツポーズが出ました。ついでに別のものも出たような気がしますが……。

しかも、それまでの蓄積を催眠対象に振り返らせたりしちゃう。ヒロインはもう!発狂寸前までいくわけです。怒りの余り。そうやってヒロインを一時的に正気に戻してものすごく抵抗させたうえで、その相手を圧倒的な催眠で支配するという演出がにくい。落差によって支配感がより強くなるし、何より本気の相手を本気の催眠で仕留めに行くというのが燃えます。描写も一番激しく・エロくなる。見事な展開に唸ってしまいました。さすがは催眠ゲーの大御所(しらんけど)、おくとぱす氏。

私は氏の催眠ゲー、特に『操心術』シリーズ(2004年~)とか『催眠実験』(2009年)、あと『ミナミからの手紙』(2007年)あたりが好きなのですが、『ミナミ~』から思っていることがあって、この人の描くMCって哀しいよなあ、と。

普通MCもの(催眠もの)っていうと「身も心も」催眠で支配しに行きますが、その時無理やり相手を洗脳することにためらいがなかったり、あるいいは途中で催眠を解除して正気の状態でも相手を支配できるようにしたりするものが多い。

でも、おくとぱす作品というのはだいたい、マインドコントロールで「本心」のほうも塗り替えちゃおうとする。肉体の刺激とかももちろん要素としては入れるんですが、純粋に相手の本心をコントロールできるくらいまで催眠を深くかける、というのがコンセプトです。

たとえば、好きな女の子がいて、その娘の「心」を手に入れるために主人公は催眠をかける。でもそうなると、やっぱりどうしても疑問が出てきちゃうんですよね。「あれ? それって全然「心」手に入れてなくない? ただの催眠なんじゃないの?」と。

相手のことを好きだ、手に入れたいという欲望って、そもそも相手がいるから成り立っているわけです。ところが、相手を100%完璧にいうことを聞くかたちで自分の支配下に置いたとしたら、それはもう、かつていた「相手」ではなくて「もう一人の自分」なんじゃないか。操り人形と何が違うのか。

こういう疑問って、単に相手を支配したいというバリバリの凌辱ゲーからは出てきにくくて、相手を手に入れたいというラブ要素がちょっと入ってるからこそ浮かび上がりやすいんだと思います。

相手を手に入れたかったはずなのに、催眠によってその相手を消してしまったのだとしたらそのことはとても哀しいし、また誰かを愛する手段として100%自分を押し付ける催眠のような形でしか愛せないのだとしたらそれもまた哀しいことだし、相手を消してしまったことに気づかずに喜んでいるのはやぱり滑稽で哀しい。

このゲーム、もちろんエロいし、コインマジックやってたはずがなんで催眠なんだよーとか、ネタ的なツッコミもできるし、何より主人公の柳が紳士的というか物腰柔らかく振る舞うので、凌辱ゲーにしては全然悲壮感なくて軽いノリでプレイできるのですが、話を進めていくにつれて上述したような哀しみに襲われました。

そうやってみるとこの作品って、なんか強すぎる力(催眠)に振り回されてしまった柳くんが、彼の本来の目的を完全に見失ってしまっているのに、自分ではその目的を達成したと思い込んで幸せに浸っているのを、「いや、そうじゃないよね……」って外からユーザーが眺める作品になっているのではないかと思います。そういうシニカルさが底を流れている。EDなんかツッコミどころ満載でしょう。

批評空間さんの長文感想ではその辺のことを書いたつもり。うーんでも、こういのってやっぱり、ちょっと変な読みなんでしょうか。私としてはかなり自然にそう感じられる要素が散りばめてあるように見えるのですが(柳の妙なはしゃぎっぷりと、対照的な催眠ヒロインの低いテンションとか)。

そしてそういう暗い部分、「催眠」という行為の明と暗とをどちらもきちんと描いてみせるところに、この作品を際立たせる要素があると私は思う。それでもあなたは、催眠術を使いたいですか? と問いかけられているような……。無邪気に「使いたい!」とも答えづらい。けど、やっぱり使いたくなるような気分にさせられるというのが凄いところです。もちろんそんなものなくてもえろえろで良い作品でしたが、本当にそれだけだったらここまでのめりこまなかったかなあ。

最後にヒロインについていえば、流衣先生がほんとによかった。柳くんへの憎しみの炸裂っぷりとか。3人しかいないので強気で芯のしっかりした性格を軸にして体型で変化をつけたというのは正解だった気がします。特に催眠は抵抗を失わせるのがポイントなので、変におっとり系とかお馬鹿系とか、あんまり抵抗しなさそうなキャラいれても微妙ですからね(それはそれで需要はあるのでしょうが)……。

ともあれ次回が楽しみな作品。楽しく充実した時間を過ごすことができました。スタッフの皆さん、ありがとうございました!

というわけで、今日はこれまで。また明日お会いしましょう。

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体験版レビュー:『大犯盛』

タイトル:『大犯盛 ~痴態を曝け出した人妻たち~』 (SYOKU/2012年11月22日予定)
原画:川合正起
シナリオ:すくわっと@
公式:『大犯盛』 OHP (※リンク先18禁)
定価:4400円
期待度:B (A~F)
※本記事はSYOKUさんのご許可を頂き、体験版の画像を転載させていただいております。

関連:「検討:『大犯盛』」(2012年11月6日)

関連:「レビュー:『大犯盛』」(2012年11月29日)




絶賛ステマを展開中の『大犯盛』。なんと11月22日発売作品の中で予約トップ10にランクインしているそうです! 世間的にも注目作なんですね……と思ったら。



その日8本ぐらいしか、でえへんのやけど・・・。最下位でも トップ10入りや・・・」とのこと。そりゃトップ10間違い無しですわな。ん、でも22日って10本出ないの? げっちゅ屋さん調べだと、『X Change EX』、『彼氏いない歴』、『おとたま』、『ピンポンぱんつ』、『奥さん以下略』、『あっぷりけFD』、『恋キャスFD』、『姉撮』、『女系家族』、『聖隷和歌子』、『大犯盛』、『痴漢のライセンス』、『肉壺JK』、『魔王と踊れ』、『毎日しゃぶっていいですか?』。Mielさんの新作とPortionさんの新作は先行DL版と先行収録があるから除いても、10本超えてるような気がしますが、集計母集団が違うのかな。まあいいいや。

ともあれそんな本作の体験版が公開されていましたので早速ダウンロード。プレイしてみました。ノルちゃん(@NORU_SYOKU)に迫られたらいやとはいえへんのやで……ちゃん。

あ、一応、過去にいろいろお騒がせもさせてきた私の経歴と性格をご存知のかたは、私はあんまり知り合い補正をかけないというかほんとに気に入らないと話題にしないことはご理解いただけると思いますので、ノルちゃん関係なくこの作品には期待しています。そしてまた、製品の内容次第では手のひら返して酷評もありえるんですが……その時はその時考えましょう。

体験版を起動するとOPテーマのInstrumentalとともにタイトルロゴ。早速コンフィグをクリック。

【コンフィグ】
画面はこんな感じ。

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基本的なところは揃っている印象です。ただ、これといったウリも無いかな。「HINT」というのは、後々ヒント機能が実装されるのでしょうか。ウインドウのサイズは、体験版では変更不可。

画面の上部メニューバーには「システム」「クイックセーブ」「クイックロード」「選択肢に戻る」「ボイスリピート」「バックログ」「オート」「スキップ」のショートカット。「選択肢に戻る」があるのはかなりありがたいですね。親切設計です。

マウススクロールでのバックログ閲覧は可能。体験版ではセーブ不可(クイックセーブ&ロードのみ)でしたが、さすがに製品版ではセーブできるようです。できなかったらそれだけでクソゲーですけどね……。

ただちょっと怖いのは、CTRLでの任意スキップ機能が存在しないこと。実はShiftキーですとかいうオチはなく、ボタンを押している間だけスキップというのは現状実装されていないようです。スキップメニューやそのショートカットで代用可能といえばそれまでですが、あれば細かい調整にはすごく便利なので製品版でついてくれることを祈るばかり。

【背景】
低価格ゲームにありがちなやっつけCGではなく、意外とといっては失礼かもしれませんが凝っています。たとえばスーパーのこの背景CG。

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ちょっとチープな感じはあるものの、試食コーナーだの通路の表示だのポップだのと細かいところをかなり描きこんであります。私はこういう細かい演出が好きなので、好感度が上がりました。

【テキスト】
読みにくくもなく、名文ということもなく。説明的になりすぎず状況説明を語ってみたりするあたりはなかなか慣れている感があります。ただ、文章が短くてテンポ良く進むこと、前後関係がとても明瞭でわかりやすいこと、そしてテキストが変な形で次のページにもちこされたりしない(たとえば、「るのだ。」だけ次のページとか)にならないこと。この3点をもって、個人的には「親切な文章」であると言って良いと思います。

Hシーンについては、もう少し喘ぎのパターンがあれば良いかなぁ。あと、悔しがっているのとか嫌がっているのを直接言葉にしてしまうのがちょっと多かったかもしれません。

この手の凌辱ゲーというのは「凌辱されている側の気持ちを想像させる」ことがポイントなので、直接感情を言葉にするとユーザー的にはそれが縛りになって想像の幅が狭まることが多いというのが経験則。少ないシーン、しかもさわりだけだったので本番がどうなるか未知数ですが、どうせなら突き抜けた感じがいいなぁ。

どうせ説明する方向で行くなら、口では強がりつつ心内表現でもっともっとねちっこく心情の推移を説明するか、そうでないならユーザーが「ははーん、こいつ感じちゃってるな。げへげへ」と思えるような描写で責める……そんな方向性を期待したい。……発想がエロ小説ですかね。

【通常会話】
非常に面白いと思ったのが、キャラとのトーク。オーソドックスな立ち絵で会話するパターンもあるのですが、細かい演出が入ります。実際見てもらったほうが早いでしょう。というわけで下の画像を御覧ください。

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こんな具合に、主人公である亨くんの目線がカットインで入ってくる。かなりの頻度で入っていて、体験版の限りでは立ち絵が表示されている時間よりカットインが入る時間のほうが多かったくらい。キャラクターの表情をクローズアップで見られるだけでなく、主人公の思考を視覚的にトレースできるので結構わくわくでした。テキストで「エロい尻だ」と出るだけでなくて、その時にお尻のカットインが入るわけです。そりゃ、盛り上がりますよ。ちょっとごちゃごちゃする場面もあるものの、総じてナイス演出だと思います。ちょくちょく挟んでくる作品はありますが、ここまでカットインを有効に使ってる作品は、私の知る限り初めてかもしれない。

【お触りモード】
もうひとつ驚いたのが、ゲームシステム。ただの読み物系ADVかと思っていたら、なんとびっくり痴漢ゲームみたいなコマンド選択式ゲームがついていました。マジか……。

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ノルちゃんの呟きによれば、どうやらここでの選択肢の組み合わせでルート分岐が発生する模様。「やらし~シーンに、選択肢がでるちゃん。それの組みあわせで、フラグが・・・体験版では、その辺りを消しとるから、わからんけど、組み合わせで本編だとバットエンドルートフラグがたったりちゃん。」だそうです。

いろいろためしてみるとわかりますが、いわゆる「お触り」に対して感じる反応をする時と、頑強に抵抗する時があります。たぶんこれで成功/失敗のフラグ判定が発生して、Hの結果が変わるということなんでしょうね。『最終痴漢電車』とか『痴漢者トーマス』ほどの凝った要素は無いにしても、単調になる心配は無さそうです。ちょっとしたゲーム要素の入れ方とかが、なんとなくトルピードさんっぽい。

抜きゲーなのにめんどくさい、という人もいるかもしれませんが、実際に自分が動くことで相手を手篭めにできるシステムは好きなので、これは嬉しい誤算。本番が楽しみです。

ただ、肝心のエロシーンがCGでガンガンHするタイプじゃなくて、なんというかこの絵のままコトに及ぶので、そこはちょっと残念。ミッション成功後にはちゃんと性交のCGがほしいなー……なんつって。まあ実際、お触りを綺麗に見せる構図と本番を綺麗に見せる構図は違うはず。実際さっき挙げたような作品群をプレイすると、本番はCGが切り替わっているのがわかると思います。体験版では入らなかっただけなのかもしれず、それだと的外れな反応になるのですが、このままだとすればエロゲーとして頑張って欲しかったところ。

【キャラクター】
エロい。以上。

え、ダメですか。うーん。しかし何といえば良いんだ(笑)。亨くん(主人公)、最初は「みんな人妻ばかりと言うのが少々おもしろみには欠ける」とかのたまっていますが、積極的に主人公がエロいポイントを見出していくので全然心配いりません。ぶっちゃけ設定ほど年齢あるようには見えないので、ババ専の人のほうがかえって苦労するかもしれないくらい。

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ちなみにこのCG、突っ込みどころが結構多くて、まず時計に針がない。そして、「6」の数字だけが反対になってる。いや、そういうデザインの時計なのかもしれませんけど、だとすればものすごい斬新ですね……。あと、この手の背景のポスターって自社作品とか姉妹ブランドの作品ポスターを貼るのがスタンダードだと思いますが、風景ポスターなのが妙にリアルです。

体験版を通してお気に入りキャラは変わらず。やっぱり唯花さんええわ……。製品版でも本命でいきます。なお前回の記事でスルーしたこずえ嬢は、ヤンデレとは縁もゆかりもなさそうなはっちゃけロリキャラでした。作中でも「ロリ担当」とか言われてましたしね。しかし、20歳でロリ扱いとは本職の人が聞いたらプッツンしそうな発言です。

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ロリというより文字通り幼い感じはします。特に周りの平均年齢が高いし。

そして、注目の乃々果嬢。問題はこいつです。まあわかっちゃいたけど「わるい子」でした。

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主人公の悪事? を知って逆にそれに乗っかろうという鬼畜少女。ノルちゃん曰く、まだまだこんなの序の口だそうですよ! 空いた口が塞がらないというか、下の口をナニで塞がないと大変というか、あんまり上手いこと言えませんでしたが、なんかそんな感じです。

とにかく今後が一番楽しみなキャラ! 主人公との手綱の握り合いになりそう。

あと、声優さんは割りと良い感じでした。ただ、本気絶叫のシーンがあんまりなかったので蕩けはじめた時がどうなるかは未知数。卑語はいまのところそんなに多くないというか、乃々果ちゃんの一人エッチ以外、ほとんどなかったように記憶しています。

私は卑語に対するこだわりがそこまでないのでアレですが、「んほおおお゛お゛~。おま○こイグウゥゥ~!」みたいなのを期待するとハズれる可能性もあり。もうちょっとリアル志向なのかしら。アヘ顔もいまのところなし。ただ、OHPには百合美さんのアヘっぽい画像もあがっていたので、多少は入ってくるのかもしれません。

【体験版構成】
序盤の導入部分をプレイできます。基本はキャラ紹介どまり。各キャラにHシーンが1つずつ(乃々果のみ2つ)あり。ただし、百合美おかーさんはストーリー的に出番がだいぶ後なのか、ストーリーパート終了後に別枠で1つシーンが挟まっていました。

時間はだいたい1時間~2時間で終わると思います。かなり短い。ファイルサイズも400Mほどですし、そんな大ボリュームの体験版ではありません。気になっている人はスキップしながらでもざっと確認してみると良いのではないでしょか。

【総合感想】
かなり予想外な内容が盛り込まれていました。良い意味で予想を裏切られたかな。低価格であることを考えると個別があるのかとか、各キャラのHシーンの内容がどのくらいのボリュームになるのかなど懸案要素はありますが、現状結構良い感じで実用性もありそう、ストーリー的な魅力も乃々果を中心に牽引力がある、と悪くない手応え。

ちょっとHシーンが淡白すぎるのと1シーンが短すぎるのでHシーンの迫力がどうなるのかが、最大の注目でしょう。それ次第では製品版での評価がガクッと落ちる可能性はあります。

あとは、コンセプトがいまいちわからなかったこともちょっと怖いかな。背徳感プレイでいくなら、息子とか旦那とか引っ張りだすほうがいいんでしょうけど、あんまりそんな感じもしないんですよね。主人公も「自分のAVに出演してもらう」ためにエロに手を染めていて、人妻を自分のモノにしようとか、そういうモチベーションで動いている感じではない。亨くんが(というよりこの作品が)どういう人妻シチュエーションこそ最高にエロいと考えているのか、体験版からではよくわかりませんでした。

実際「エロい素人企画モノAVを作る」というモチベーションは、理解るようでゴールが見えない。いささか抽象的です。各キャラによって「魅力を最大限に活かせるエロさ」を追求するにしても、やっぱり切り口というのはあると思うのです。

孕ませとか寝取られとか触手とか、良い抜きゲーには何か具体的な基幹コンセプトが見えているもの。ちょっと亨くんでは頼りないかもしれず……。その辺で、「ママに酷いことしたい」というもっすごい具体的なビジョンを持った乃々果の存在がどこまでストーリーを引っ張ってくれるかが見もの。

というわけで、今回は久々の体験版レビューでした。発売日を楽しみに待てそう! うん、予約しておいて良かったです。最後に、唯花さんに向けた亨くんの一言を引用して私の気持ちを代弁していただきましょう(せっかくの名言ですが、文末に「い」が抜けてる気もする……まあ細かいことは気にしない!)。

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それでは本日はこのへんで。また明日お会いしましょう。

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良識

アメリカ大統領にオバマが再選された話題で世間はもちきり……ということもないか。まあそういう大きな動きとは何の関係もなく、今日は「良識」に関する昔の思い出話をひとつ。

私は大学院のときに教員免許を取得しまして、その時の思い出です。といっても本当にもうだいぶ昔、まだ教員の免許更新制度ができる前の話。そのくらい前のことだと思って聞いて下さい。

教員免許をとるには、「介護等体験」というのに行かなくてはなりません。Wikipedia先生によれば、「義務教育諸学校の教員免許状を教育職員免許法5条別表第1で授与を受けるにあたっては、社会福祉施設や特別支援学校などにおいて、文部科学大臣が定める期間(7日間)、介護等の体験を行わなければならない。その目的は、人の心の痛みのわかる教員、各人の価値観の相違を認められる心を持った教員の実現に資することにある」とのこと。

四面疎化さん(@simen_soka)にもご指摘いただいた内容ですが、続く記載によれば「田中眞紀子議員らが提出した議員立法により、根拠法の法案が提出され、平成10年4月1日より教員免許取得者に義務化された制度」だそうで、話題の渦中にある現文部科学大臣が提案した内容であると知ると色々思うところも出てきます。……が、それはさておき。

こんなもん、何の意味があるのか、という批判をツイッターで拝見しまして、まあ確かに、特別養護老人ホームや特別支援学校に、たかだか数日通った程度でその実態を分かった気になるな、と言われればその通りでしょう。しかし、私にはこういう「体験」がまったくの無意味であるとも思われない。その理由は、私自身の《経験》によります。

私の「介護等体験」は都内のある特別支援学校(特別養護老人ホームのほうもありましたが、そちらの話はしません)。他にも色々な学校の学生が来ていました。文系から理系まで、顔ぶれもさまざま。私自身教育学部ではありませんし、「なんでそこの学部の人が?」というようなメンバーもいました。

ただ、私の意識として少なくとも教員免許をとろうかという者ならばもっているべきあたりまえの良識というのは、どの学生にもあるだろうと――たとえば子どもをいきなりぶん殴ったりしないとか――は思っていた。ところが、そのような予想はその数日で木端微塵に打ち砕かれることになります。

まず面喰ったのが初日。校門をくぐってしばらくすると、同じ実習生と思しき女の子二人組が大声で話しをしながら歩いていました。そのうち片方が、こう言ったのです。

「私、障碍者の子どもってほんとダメなのよね」と。

他にも何か言っていましたが、とにかくまあ驚いた。もう片方も、たしなめるでもなく相槌をうっており、正直なんじゃそりゃ状態。口に出さないと我慢できないようなレベルなら来るなよ。多分学部生だし若気のいたりかとも思いつつ、我ながらオッサンくさいことに、その場で駆け寄ってちょっと注意しました。当然ウザがられていたと思います。以降一切話しませんでしたし。

私も別に聖人君子ぶるつもりはありませんから、心の中でどう考えていようがそれは個人の自由だという意見には同意します。しかし、こともあろうに特別支援学校の門をくぐり、しかもこれから実習に参加させてもらおうという段になって言い出すとは何事か。学生や、学校の職員の方が聞いたらどんな気持ちになるか考えないのでしょうか。

また、スーツで来るようにと書いてあるのに余裕の私服登校(もちろん中では運動着に着替えます)だったり、中で履く運動靴をもってくるようにと書いてあるのにスリッパだったり。ただでも人手が不足しがちな職員さんたちに余計な手間をとらせるとらせる。無理を言って世話になっている身分であるということが頭から抜け落ちているわけです。注意書きでこれだけは守って下さいねというプリントが施設側から配布されていたはずなのに……。

最も驚いたのは、実習の最終日。学生全員が集まり、学校の職員の方にお礼を言いつつ実習期間を振り返るという場で、ある男子学生がこういう感想を言ったのです。「もっとひどいのかと思っていたけど、言葉が通じる分動物よりはましでした」(※一言一句同じではないと思いますが、「言葉が通じる」、「動物よりまし」というくだりは確かです)と。

それを聞いた職員の方は大変なショックを受けておられました。その場は紛糾。私を含め集まっていた学生たちも、今の発言はありえない、と彼に注意をした。

心無い発言というとそれまでですが、やはりあまりにも良識に欠けている。自分の時が異例の事態だったと信じたいですが、もしかするとそうではないのかもしれません。そして、これが特殊事例でないのだとすれば、由々しき事態でしょう。

正直、職員の方が、こいつは問題ありだと思ったら単位を出さない――少なくとももう1クール別の施設でのやりなおしを命じるとか、もしくは来年出なおすとか、そういう処置があっても良いような気がします。

そんな経緯もあって、私は「介護等体験」はありじゃないかと思う。個人なら滅多に出来ないような貴重な体験をさせていただけるというような効用論だけではありません。もっと端的に、教育者として明らかに相応しくない学生をフィルタリングする役割を担いうるんじゃないかと。それならなにも「介護等体験」でなくても良いのかもしれませんけど。

私には、特別支援学級の生徒さんたちがどのような存在であるかなどを、偉そうに語るだけの経験も知識もありません。それを言ってしまうとかえって失礼にあたると思う。でも、これから「介護等体験」で特別支援学校などにに向かう方は「行かされる」のではなく貴重な経験をさせてもらえるのだという意識を持ち、職員の方が労力と時間をかけてやりくりしてくださっていることに感謝しましょう、ということくらいは言える。そして、その程度のこともわからないようなら教員免許なんて持たないほうが、世間にとっても本人にとっても良いことなんじゃないかなと思うんですけど、どんなもんでしょうね。

……と、エロゲーで凌辱だの痴漢だの言ってる人間が言っても説得力がありませんか`,、('∀`) '`,、。

ごもっともでございます。 OTL

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検討:『大犯盛』

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タイトル:『大犯盛 ~痴態を曝け出した人妻たち~』 (SYOKU/2012年11月22日予定)
原画:川合正起
シナリオ:すくわっと@
公式:『大犯盛』 OHP (※リンク先18禁)
定価:4400円
※本記事の画像はSYOKUさんにお断りのうえ、OHP掲載の素材を転載させていただいております。

関連:「レビュー:『大犯盛』」(2012年11月29日)



本日は今月22日発売予定の『大犯盛』のお話。

SYOKUさんといえば、とんでもないダークな触手ゲー『触祭の都』でそっち界隈では一気に有名になったブランドさん。ネーミング的にも初作品の流れから言っても触手一本槍で押すのかと思っていたら、あに図らんや、今回は人妻ものでした。


……Σ(゚Д゚;≡;゚д゚)えっ、なんで?

ともかくどういう経緯でそうなったのかはよくわかりませんが、触手じゃなくて人妻ものです。

『おれつま!』とか割りと人妻ものにハマってる感がありますね、私。別にそこまで属性ビンビンというわけではありません。雑食なのでなんでも行けるというだけで、私のメインは 触手 ピュアラブです。……いや、マジマジ。ホントですよー。

ただ、たまにこうズキューンと来るやつってありまして、今回は完璧にそのパターン。うーん。エロい……。原画の川合氏は最近だと『泡に魅入られた人妻』とか。JKとか人妻ものでの起用が多いのはご本人の特性なのか、ブランドのカラーゆえなのか。シナリオのすくわっと@氏は『淫!辱!ピンクレンジャー!!』でお世話になりましたm(_ _)m。というか、このお二人は既に『CALCITE』とか『嫁の妹との淫愛』で組んでおられるんですね。そっち系のベテランということで安心できそう。

さてストーリーは、自称ドキュメンタリー監督・本当は企画系AV監督の主人公が郊外のスーパーに潜入して大暴れ……という感じみたい。適度にテキトーなところがそれこそ企画ものっぽくて良いです(笑)。

さて、ヒロインを見渡すと……。

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これぞ奥様っていう感じの佐倉柚美嬢。いかにも流されやすそうな顔してます。28歳らしい。くわえたエプロンがエロすぎる。まあこの手のゲームには彼女みたいな清楚系が絶対必要ですよね。ちなみにパケ絵で彼女が持っている野菜はゴーヤだそうですが、残念ながら本編ではキュウリどまりで、ゴーヤの出番は無いということ。野菜、好きなんでしょうか。

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39歳の BBA 女盛り、唯花さん。泣きボクロが良いです。やっぱ人妻は泣きボクロやで……。なんか妙に高そうなプライドと、あっさり篭絡されちゃう様子が容易に想像できるチョロそうな感じが最高にそそります。可愛い。属性も、「強気」「受身」「変態」ってなってるし……これはキタでしょ。現段階では私のイチオシ。しかし乳でかいな。

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20歳幼な妻。びっくり処女のこずえ嬢。中の人的にはまたかよ!? ってツッコミ入ってました。ただう~ん、ごめんなさい。ノーコメントで。別にこの子に恨みがあるとかじゃありません。ただ、緑髪でメガネというのは地雷原であるというのがOYOYO家代々の家訓。表情とか割りとカワイイ系っぽいのに、どうしても魂に刻まれた恐怖の記憶が邪魔をしてしまうのです。

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主人公の幼馴染にして潜入するスーパーの店長、百合美さん。こんな年齢高い幼馴染は初体験なので土器がムネムネします。ババ……妙齢で強気というところまでは唯花さんと似ていますが、こっちはあんまりチョロそうな感じはしません。かなり手強そう。弱みに付け込んで攻め込んでいく感じになるのでしょうか。ひーひー言わせたいですね(*ノω・*)。柚美おねいさんが人妻ものの王道だとしたら、こっちのおかーさんは凌辱ものの王道になりそうな気がします。唯花さんの対抗馬。

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さて、問題のJK。唯一の(多分)非人妻にして、どうやら物語のキーパーソンっぽい乃々果嬢。この娘だけは「嬢」とつけても何の違和感もない。百合美さんの娘。何歳の設定なんだろう……。もちろん成人女性なのはわかってますよ? 小悪魔的というか、噂ではいろいろ酷いらしいですが、一番の若手でフットワークも軽そうということで活躍に期待しています。

という5人のヒロイン。うーん。ローかミドルか微妙なラインですが、この価格帯でヒロイン5人って割りと多い気がします。一人ひとりのエロが薄くなければ良いのですが、そこは蓋を開けてのお楽しみで。

人妻凌辱ものにふさわしいむちっとしたグラフィックの期待値もさることながら、見た感じヤリ捨て御免でもなくストーリーに沿って堕としていく感じのようなので、そのあたりも楽しみです。やはりきちんとしたストーリーとキャラクターがあってこその抜きゲーですから。

白状すると、全然買うつもりなくOHPを開いて……この記事の最初に貼った画像を見た時にピンと来ました。目隠しのセンスが半端ない……! いやまあ、半ば本気です。

HP全般が、人妻ものの背徳感を理解しつつ、さらっと遊び心を盛り込んである。粋です。柚美さんがゴーヤ握ってるのもそうですし(笑)。単にエロいだけの作品なら探せばわんさか出てきますが、エロくてしかもニヤリと粋な感じを楽しめそうということになるとなかなか無い。そういう良いバランスを期待できそうな作品だと思ったので見切り発車で予約してきました。あとロープライスですしね。フルだったらためらったかもしれない。

予約特典はソフマップさんなのでデジタルコンテンツ集。しかしぶっちゃけコムロードさんの唯花さんテレカにしとけばよかったと激しく後悔しています。バニーガールの格好らしいですよ。くっそくっそ。唯花さんのファンを標榜しておきながら、こんなところでミスるとはなんたる失態。後悔あとをたたずヽ(`Д´)ノ。

まあ時既に遅いし、コムロードさんで予約したことないので今更変更もめんどくさいからこのままいきますが、これから予約の方はコムロードさんイチオシしておきます。どうでも良いけどOHPみた感じ公式通販(ECオーダー)は特典無いんでしょうか……

OPはFunczion SOUNDSのMaricaさんの歌う「Sweet Desire」。カッコイイ曲、カッコイイ声、カッコイイ歌詞……しかしおねーさん、これ人妻凌辱ものなんだけど、大丈夫でしょうか。まあ鬼畜ゲーの曲ってカッコイイの多いですからね、なにげに。「IMMORAL」とか。


「Sweet Desire」のPV。どえらいスタイリッシュ。

なお、現在11月26日までの限定で「発売前ボイスコメント」が公開されています。皆さんタイトル読み上げるのが大変そうだ……。四ノ宮ひなさんのコメントの声かわりっぷりとか、いろいろおもしろいコメント集でした。TinkerBellさんあたりだとゲームクリア後の特典になってる感じの。ゲーム関係なく聞いても楽しめると思います。

体験版は近日公開っぽい。買うのは確定ですが、せっかくなのでぱんつ待機してます!

というわけで本日はこれまで。ゲームが大繁盛……もとい大あたりすることを祈りつつ。それでは、また明日。

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好きなエロゲーOPを思い出す

ツイッターで少し前、エロゲーのOPムービーの話でわいわいしました。

その時私は、「私が好きなOPは、これから作品がはじまるという勢いをつけてくれるものだ」(厳密にはこんな言葉ではありませんでしたが)みたいなことを言った。言ったはいいけど、では具体的にどんなOPが好きなんだろう……と自分自身気になってきまして、試みにちょっと私が好きなOPをピックアップ。リストを作成してみました。予め念を押しておきますが、ゲーム自体や歌ではなくて、あくまでもムービーの好みです(もちろん歌もその中の要素には含まれますが)。

んでその作業に思わず熱が入ってしまい、リストからベスト10形式で並べてみた(同点が出てきて12個になっていますがそこはご愛嬌)。今回はそれをネタにしてみようかというお話。もちろん、私も過去の作品を全部やっているわけではありませんし、プレイしていても思い出してない良いOPがたくさんあるので、あまり厳密には考えないでいただけるとありがたいです。

ぶっちゃけ、「この作品が入ってないとはけしからん!」とは言わないでくださいね、という予防線です。

ただあんまりフリーダムに選ぶとものすごい偏りができそうだったので「1つ選んだブランドからは2つ目を選ばない」というローカルルールを設定しました。(そのへんでも厳密なベスト10でないことはご理解頂ければ幸いです)

因みにランキングはこんな感じ。
10位:『PRISM ARK』、『夜が来る!』、『いただきじゃんがりあん R』
9位:『CARNIVAL』
8位:『塵骸魔京』
7位:『Pia キャロットへようこそ!!3』
6位:『AYAKASHI』
5位:『さよらなエトランジュ』 
4位:『あると』 
3位:『Zwei Worter』 
2位:『群青の空を越えて』 
1位:『魔界天使ジブリール4』

画像がウルトラ重たいので、コメントや内容の紹介は以下、「続きを読む」からご覧下さい。

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