よい子わるい子ふつうの子2(仮)

18禁PCゲームをメインに、ラノベや漫画についてもダラダラ話を書きます。長文多いです。

続いたり途切れたりの話

残念なおしらせが飛び込んできました。『失われた未来を求めて』を手がけたTRUMPLEさんがブランド解散ということで。オフィシャルの告知はこちら
活動休止のお知らせ
平素よりのご愛顧誠にありがとうございます。

突然ではございますが、この度美少女ゲームブランドTRUMPLEは、
サポートなど一部の業務を除いて、活動を休止いたします。

2010年に「失われた未来を求めて」を発売した時には、
皆様に多くのご支援を頂き、本当にありがとうございました。
現在でもコミカライズなどは続いており、
メディアでの展開など含めて、これからもゆっくりではありますが
歩き続けていく作品を、変わらずご愛顧頂ければ幸いです。

私たちスタッフ一同は、現在ではゲームを制作していたり、
やってみたかった事を試してみたりと、各々の道を歩んでいます。
それでもどのような形であれ、それぞれが再び皆様の前に
胸を張ってご挨拶できる時が訪れればと思っております。

皆様に頂いたご支援に対して短いご挨拶ではありますが
この記事をもってご挨拶とお礼とさせて頂きます。

2012年7月27日
TRUMPLEスタッフ一同
まだまだ可能性が感じられる作品だっただけに、1作で解散となってしまったのは非常に残念です。スタッフの方はこれからもさまざまなかたちでゲーム製作に関わって行かれるということで、是非応援したいと思います。


一方こちらは嬉しいお知らせ。『無限煉姦』に追加コンテンツが発表されるようです。まだ出そろっていませんが、専用ページもできあがっています。

ツイッターの和泉万夜氏のつぶやきを拝見しますと、書き下ろしで小説を書かれるということ。……まあ「NOVEL」って書いてあるしそのままか。既に内容はできあがっているようですので、発表が待たれます。

『無限煉姦』の小説といえば、先日発売された『Liquid Black Box』に付属していた1000頁の超分厚い雑誌、「成年Liquid」創刊号に3ページほどのショートストーリーが載っていました。「英才教育」というタイトルで、内容はリトルの話。『無限煉姦』はあれで完成した一つの作品ですので、FD的な追加だったらちょっとどうなるか不安だなーという気もしていたのですが、枠を広げるというのではなくて「英才教育」のように既存の世界を掘り下げる形の追加コンテンツになるならとても楽しみですね。

というわけで、本日はこんな感じ。

エロゲーは現在進行形でやりまくってるんで、感想とか攻略はもうちょっとだけお待ちを……。とりあえず『てにおはっ!』と『ステラバン』は終わりました。どっちも期待通りというかバリバリの抜きゲーでした……。いまは『平グモちゃん』にとりかかっております。これは結構長引きそう。

それではまた明日!

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エロゲー買ってきた話(2012年7月末)

というわけで月末金曜日。

本日は朝9時に家を出て、アキバへ向かいました。目指すはソフマップ1号館。

最近気の迷いでアミューズメント館予約にして順番待ちやら何やらで大変な目に遭ってきましたが、今回は全部1号館。合計7タイトルと、まあ比較的落ち着いた感じです。

ソフマップ前に辿り着くと、外周にぐるっと人が並んでいますがいつもほど多くはない。しかし、人は少なくても熱気はむんむん。なんたって、外は死ぬほど暑い。まだ午前中だというのにこの温度。午後になって外で並んだりすることを考えると絶望的な気分になっていたことでしょう。

10時少し前にオープンしまして、幸いにも10時半頃には引換完了。追加で欲しい作品も無かったのであっさり終わりました。オーガストさんの新作、『大図書館の羊飼い』の予約キャンペーンが開始されており、入り口でパンフをゲット(あんまりいらないけど)。ついでに予約。店舗によって予約キャンペーンの内容が違っているようで、ソフマップでは早期予約キャンペーンがICカードステッカーでした。

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どう見てもsuica専用です。私はPASMOなんだけどな……。

トータル4万7千円ほど。5万以内におさまったのは良かったですが、問題はこれきちんと崩しきれるのかという……。とにかく『古色迷宮輪舞曲』が非常に手間と時間をとりそうなので、どのタイミングで崩すか、きちんと計画を練っていかねば。

いやーでも今月はどれもホントに楽しみです。『超電激』と『美少女万華鏡』は前作の信頼度があるし、『古色迷宮』は以前にも書いたとおり、どっちにころんでも美味しそう。『TinyDungeon』は2年越しでシリーズ完結だから追いかけてきたファンとして期待が高まるし、『ステラバン』は……まあ、いつも通りのMAIKAさんでしょう(笑)。『平グモちゃん』に関してはライアーさん、しかも戦国が私のツボなのでほとんど心配していません。今回買った中では一番の鉄板かも。

唯一の不安はゆず茶先生をして「アマクラ絵のヌキゲー」(それ以外
には大して魅力を感じない)
と言わしめた『てにおはっ!』でしょうか。私がソフマップで見ていた限り、予約ではなくて箱を持って並んでいる人が一番多かったのは、この『てにおはっ!』だったと思います。早朝出陣組はほとんどが予約している人ですから、現場で見て、追加で欲しくなるパッケージだった、ということではないかと。確かに、このパッケを見ると欲しくなるのは解る気がします。

レシート引換の抽選で、アマクラ先生のサイン色紙があたるイベントがあったのですが、残念ながら私はハズレ。『TinyDungeon』と『電激』も抽選参加してきたけどやっぱ駄目でした。『TD』は結構あたり出てたみたいだったんで、期待したんですが。まあはずれでもクリアファイル貰えたので良しとしておきましょうか。

というわけで月末戦線の報告でした。とりあえず、「びしょまん」か「てにおは」からやろうかな……。体力もつかしらん。

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レビュー:『センゴク』

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宮下英樹『センゴク』
(集英社、2004年~)
 第1部「センゴク」 全15巻
 第2部「センゴク 天正記」 全15巻
 第3部「センゴク 一統記」 続巻
 外伝 「センゴク外伝 桶狭間戦記」 全5巻

アニメ化した影響もあってか、『織田信奈の野望』が私の周りでは大流行しておりまして、昔から細々と布教活動をしてきた身としては、嬉しいような「ニワカどもめ……」と斜めから見たいようなフクザツな気持ちではございますが、まあ姫様にならって「デアルカ」と言っておくのが穏当でしょうか。

さて、「信奈の野望」に限らず最近は戦国ものが色々ブーム。いろいろと面白い作品がたくさんでている中、個人的にイチオシなのは、ヤングマガジンで連載中の宮下英樹『センゴク』。おそらくこれまでほっとんどスポットが当たってこなかったであろう武将、仙石秀久(権兵衛)を主人公にするというウルトラ思い切った漫画です。

本編は現在、甲斐の武田家が滅亡。毛利遠征のところまで来ています。本編もさることながら、『センゴク外伝 桶狭間戦記』が滅茶苦茶面白い。今川義元が足の長い超絶イケメンなのが気になるものの、「大名」とは何かということを全く別のアプローチから問い続けた二人の英雄という構図は斬新で、それぞれの施策や法律を通して描かれる信長と義元(および太原雪斎)像がとても魅力的です。

この漫画は要所要所で、戦国時代の文書を簡単に紹介しながら、「だがこの通説には疑問が残る」と独自の解釈を展開します。某NHKの「その時歴史が~」は、胡散臭い史料を平気で混ぜて(たとえば源平合戦では創作物を事実の中に混ぜたりしていた記憶があります)、さも「これぞ歴史の真実」のような語り方をしますが、それとはまったく逆。「一般的にはこうだっていわれてるけど、でもそれだとここ説明がつかないよね。じゃあ、この史料ってこう読んでみたらどう?」という感じで新説が提示されます。

宮下氏自身はこの手の話に対しては素人だそうですが、考証自体は東大の史料編纂所・本郷和人氏らの協力を得ており(コミックスあとがき)、またきちんと出典も明記されていることからそれなりの信憑性を期待しても良いとは思います。ただ、この漫画の魅力はそこではないだろう、と。

私たちは歴史(あえて曖昧な言い方をします)を見るとき、「信長の狙いはこうだった」とか、「こういう事情で小早川は裏切ったんだ」というような話を好んでします。ただ、それは現代の視点、現代の知識から導いた「説明」であって、できごとそのものではない。『センゴク』という漫画の大きな魅力は、この「説明」を相対化し、私たちを歴史というできごとの中に誘ってくれるところにあるように思います。

かつて森鴎外は、「歴史其儘と歴史離れ」という小論を書き、次のように述べていました。
わたくしは史料を調べて見て、其中に窺はれる「自然」を尊重する念を発した。そしてそれを猥に変更するのが厭になつた。これが一つである。わたくしは又現存の人が自家の生活をありの儘に書くのを見て、現在がありの儘に書いて好いなら、過去も書いて好い筈だと思つた。これが二つである。
 わたくしのあの類の作品が、他の物と違ふ点は、巧拙は別として種々あらうが、其中核は右に陳べた点にあると、わたくしは思ふ。
鴎外の言う「歴史其儘」が何であるかということは、それはそれとして大きな問題ですが、少なくとも「説明」とは異なっているのは確かでしょう。近代の学問を経て、私たちは容易に現実のいろいろなことを「説明」できるようになりました。林檎が木から落ちるのは万有引力であり、雷は静電気であり、地震は地殻変動によって生じるのであり……と。けれど、そのことは実際に生じたできごと「其儘」ではない。阪神淡路大震災のメカニズムをどれだけつぶさに究明し、マグニチュードと死傷者数を正確に並べてみせたところで、それはあの災害の総体ではない。私のDNAをどれだけ解析し、綿密なデータを重ねたところで、そのデータの束が私自身であるということはない。

勿論、「其儘」を取り出すことなど可能なのか、ということは改めて問われねばなりません。しかし、私たちの悪い癖は、「説明」ができたらそのできごとの全てを理解できたような気になってしまうというところでしょう。言葉にならない感情も、言葉にすると何かわかったような気になって安心してしまう。ことがらの「説明」も同様です。「説明」がはあることがらの切り取りであり、それによってそのことがらが見えやすくなるのは確かであるにせよ、それは同時にあることがらのもつ奥行きを説明によって消してしまうことでもある。

たぶん、私が『センゴク』という作品に感じる面白さというのは、鮮やかな「説明」に起因するものではありません。むしろその逆で、ある鮮やかな「説明」が見落としていたもの、切りとばしてしまった余白や深みを拾ってきて、それを見せてくれる。そのことによって、「もっとこんな解釈もあるんじゃないか」という思いを抱かせてくれる。津本陽や隆慶一郎の小説がそうであるように、私たちには容易に理解できないもの、あることがらの「説明」からはみ出していく部分を描き出しているところに、この作品の魅力があるように思います。

馬場美濃守(信春)が長篠の戦いで何を思って敵の鉄砲隊の中に飛び込んでいったか。武田勝頼が見据えていたものは何だったか。吉川経家がどうして鳥取城に籠城し、自害にこだわったか。そういう部分を「説明」ではない「物語」として描いている。現在から切り取ったできごとを無造作に提示するのではなくて、当時に寄りそいながら、抑制された描写の中にあるできごとの奥行きを浮かび上がらせている。「わかった!」という気にさせて満足を与えてくれるのではなくて、「もっと知りたい」という気にさせてくれる、そういうタイプの漫画です。

そんなわけで、本日は『センゴク』のお話でした。この流れだと、明日まっ先にプレイするのは『平蜘蛛ちゃん』(※リンク先18禁)かな! 抱いて爆死!

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夏のマモノ(7月エロゲー戦線)

今月も月末金曜日が近づいてきました。

余りにも注目作品が多いので、1日早いですが検討とかしてみようかな、ということで本日はそんな話。

まず、げっちゅ屋さん調べですが、再販・廉価版等でないのは以下の31作品。

・ CHAOSなカラダ&おさな妻妊婦の痴情 
・ Cell works Collection Vol.1 
・ Faint Tone
・ Monsters Survive ~負ければモンスターに生殖される~
・ Tiny Dungeon~BRAVE or SLAVE~ 
・ atled -everlasting song-
・ いたずらっ娘 ~うちの娘にかぎって~ 
・ お兄ちゃん、私みたいなまな板貧乳の妹に足コキされて感じちゃうんだ。変態だね。ド変態★ 
・ すぽコン!~SPORTS WEAR-COMPLEX~ 
・ つぼい君のスイッチ! 
・ てにおはっ! ~女の子だってホントはえっちだよ?~
・ ボクのママン捜し ~ママをたずねたら…8人の巨乳妻でした~
・ ヨメ充! 
・ 宇宙刑事ステラバン 
・ 軍人狩り~虜囚将校イライザ、鋼鉄の意思は白濁に染まる~ 
・ 古色迷宮輪舞曲 ~HISTOIRE DE DESTIN~
・ 紅神楽 -くれないかぐら-
・ 三極姫2 ~天地大乱・乱世に煌く新たな覇龍~
・ 時をかける処女 ~破瓜永久連鎖~ 
・ 時計仕掛けのレイライン -黄昏時の境界線-
・ 受胎島 「どうしてアンタみたいなブサ男に種付けされなきゃいけないのよ?!」
・ 終わる世界とバースデイ 
・ 触り放題!ハメ放題!公然恥辱のライセンス~携帯一つで無法モード!生意気ギャルをキモオヤジのテクでアッヘアヘにしてやるよ!~
・ 神楽箱・弐 
・ 創世奇譚アエリアル
・ 第2回妹選抜☆総選挙 ~366人目の妹いちゃラブ後日談~ 
・ 超電激ストライカー 
・ 美少女万華鏡 -忘れな草と永遠の少女- 
・ 平グモちゃん-戦国下剋上物語 -
・ 魔物っ娘ふぁんたじ~ 
・ 妹辱 

DLの独占販売なども含めると多少前後がありますが、まあ概ねこんな感じです。Mielさんの作品はブランド名書かなくても一発で判るのが良いですね(笑)。50音順で並べてみたら「妹辱」が最後に来たということは、「いもじょく」じゃなくて「まいじょく」なのね……とかどうでも良い発見をしました。

それはさておき、GW前のような大きな目玉こそ無いものの、オールスター戦を見るかのような豪華な顔ぶれがズラリ。エロゲーでは無かったので省きましたが、『Rewrite Harvest festa!』もスタンバイ。

色々迷いに迷って私が予約したのは『Tiny Dungeon』(騙されてる感もありますが、続きものなので……)、『てにおはっ!』、『宇宙刑事ステラバン』、『古色迷宮輪舞曲』、『超電激ストライカー』、『美少女万華鏡』、『平グモちゃん』。割とメジャーなラインを幾つかはずしてしまったのですが、こればっかりはしょうがない。10本以上になると真面目にもって帰るのが億劫になるので、当日現場で買ってしまうソフトを考えるとこの辺が限界。『Faint Tone』と『アエリアル』、『終わるバ』は購入ラインに入らなかったものの、良い意味で注目しています。

『Tiny Dungeon』は、シリーズがとうとう完結。げっちゅ屋さんの紹介文を見ると、こんなことが書いてあります。

シリーズはついにクライマックス! 全4部作がここに完結!!

『~BLESS of DRAGON~』 からは始まり、2年越しでついに物語の終局を迎える 『Tiny Dungeon』。
それまでに築いた絆を束ね、幸せな結末を掴み取るための最後の扉。
誰もが笑顔でいられる、そんな輝かしい未来は訪れるのか……?


「からは始まり」は誤字だろ、修正してやる! というのを言いたいのもさることながらですね。

シリーズの始まりは『~BLACK and WHITE~』です。『~BLESS of DRAGON~』は2作目。

書いた人、やってないの丸バレというか、いくらなんでも酷い……。たぶん今年の1月に『B&W』の通常版が出ているので勘違いしたのだと思いますが、『B&W』が2010年6月。『BoD』は2010年12月です。ちゃんとプレイしていれば、あの衝撃的なスタートとヒロインが誰だったかは忘れようがないわけでして。まあいちいち全部の作品やってる人を書き手に回せないから仕方がないのでしょうけど。

分割商法だ騙し討ちだと酷いことを言われているし、私も全く同意なのですが、しかしそれを認めた上でこのシリーズ、凄く面白いんですよね……。他のゲームでハズレひくくらいなら、こっちで良いかと思ってしまう。そのうち色々追加されたフルセットパックが出ることも期待しているのですが、売上的には無理かも知れません。でも、とりあえず懸念だったシリーズ完結まで走ってくれたことには感謝。

あと、以前書いた『古色迷宮輪舞曲』。古き良きADVを新しくしたというか、ダイジョーブ博士の改造を受ける前みたいなドキドキ感があってたまりません。明日とか眠れないかも知れない……。

その他5本については大ハズレは無いだろうし、まあ心配するのは財布の中身だけで済みそう。というわけで、本日は月末戦線の検討でした。

それでは、無事週末を乗り切るべく、英気を養いたいと思います。

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レビュー:『ひとりぼっちの地球侵略』

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小川麻衣子『ひとりぼっちの地球侵略』
(小学館、2012年7月17日)

(あらすじ)
高校に進学した男子学生・広瀬岬一(ひろせ・こういち)。入学式へ向かう彼の前に、奇妙なお面の女子生徒・大鳥希(おおとり・のぞみ)があらわれる。

――「お前の命を、もらいに来た」

彼女はそう告げると、突然岬一に襲いかかる。逃げる岬一、追う希。希は常人離れした身体能力であっという間に岬一を追い詰め押し倒す。しかし、その手が心臓に触れた瞬間、彼女は岬一を殺すことをやめてしまった。

翌日再会した希は、自分が宇宙人であることを告白し、岬一の身体に関するある秘密を明かす。そして彼女は言う。

「二人で一緒にこの星を征服しましょう!」

こうして、二人の地球侵略がはじまるのだった。

『ゲッサン』で連載中の漫画、『ひとりぼっちの地球侵略』。作者は、『とある飛空士の追憶』コミカライズを手がけた小川麻衣子氏。内容はほぼノーチェックだったので、タイトルと表紙に惹かれて購入したのですが、これが大当たり。

オルベリオという星からやってきた希は、「一人で生きて、一人で闘って、自分の星のために全力を尽くす」少女。ある事情によって生まれたときから一人、「死ぬまで一人で」闘うはずだった彼女が、はじめて岬一という「仲間」と出会います。

二人は目的は違うものの、他の宇宙人を倒すということで共闘を約束し、地球を侵略に来た宇宙人との戦いに挑みます。バトル描写はいまのところほぼ無いに等しい状態だし今後もあまり期待はしませんが、描写を見ている限りグロもいけそうな方かもしれません。よくわかんないけど。

岬一にとっては何気ない一言だった「仲間」という言葉は、彼女にとっては全く別の意味と重みを持っていて、その差の描写が面白い。彼女の過去や岬一との出逢いにはまだまだ謎がありそうで、その辺をどう扱うかで今後の評価は大きく変わるにせよ、一巻時点(1~4話)ではもの凄く良い感じ。傑作の匂いが漂っています。

絵柄はかなり可愛らしい感じで、線がしっかりしていて見やすく綺麗。背景の描き込みなどは少なめ。とはいえ人物の表情や身体の動きは丁寧で、読み応えがあります。今のところ女の子は希ちゃんくらいしか出てきていませんが、かわええのう……。普段無愛想なのに、時々無防備に笑ったり泣いたりするのが凄く心に残ります。この娘の表情がこれからどんどん豊かになっていくことを想像すると、胸が高鳴る。

先読みをすれば、こういう異なる存在との交流は「ドラえもん」のリルル(鉄人兵団)をはじめ、一方の離脱に伴う別れによって想いが結晶化されることが多いんですよね。昔はその切なさに惹かれていた部分がありましたが、最近はそれが必ずしも有効な手だとは私は思わなくなりました。視点が片方に偏りやすい短編なら効果的でも、ずっと二人の関係を積み重ねる中・長期連載の作品になった場合、一方に視点を固定しての別離は、かえって逆効果という気もする。

本作もこの二人は最後に別れるのは既定路線という感じがするのですが、その際は是非双方の視点を描いて欲しい。でもそれ以上に、願わくは彼らに幸せな未来を、と思わずにはいられません。まあ、楽しみが減るので余り先のことは考えないようにしよう……。

私が大騒ぎしているのを聞きつけた友人が一言、「ということは、俺には面白くないな」と呟いており、何だこの野郎無礼な奴だ実に怪しからん読みもせずに判断するなど言語道断四の五の言わずにマァ読んで見給え、と言いたくなったのですが、確かにちょっとモヤッとした感じが全体に漂っておりまして、彼にはあわないかもしれないなと考えて思いとどまりました。

そんなわけでまだ始まったばかりの本作ですが、これから先を楽しみにしていきます。

では、また明日お会いしましょう。

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エロゲーマーです。「ErogameScape -エロゲー批評空間-」様でレビューを投稿中。新着レビューのページは以下。
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